グレートバリアリーフ、3万年で5回の死滅危機脱す 研究 ①
” オーストラリア東海岸沖にある世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)は過去3万年で5回にわたり消滅寸前の危機から回復したとする研究結果が28日、発表された。
グレートバリアリーフは現在、海水の温度と酸性度が上昇する中で深刻なストレスにさらされている。
今回の研究結果はグレートバリアリーフがこれまで考えられていたより大きな回復力を持つ可能性があることを示唆している一方で、
今日ほど猛烈な脅威に直面したことはこれまでに一度もなかった可能性が高いと、研究チームは指摘している。
英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscience)に掲載された論文の共同執筆者で、豪シドニー大学(University of Sydney)のジョディ・ウェブスター(Jody Webster)氏は
「現存する多くのストレスと近い将来に生じると予測されるストレスによって引き起こされる変化のペースに耐えて生き抜く能力が、現在の状態のグレートバリアリーフにあるかどうかについては重大な懸念を抱いている」と話す。
グレートバリアリーフはこれまで環境の変化に対処するために、海水位が上昇傾向にあるか下降傾向にあるかによって海の方か陸の方へ海底を移動してきたことが、今回の研究で分かった。
研究チームは海底16か所で掘削した岩石コアから得られた化石データに基づき、グレートバリアリーフが年に20~150センチ移動できたことを明らかにした。
環境的な難題の集中砲火を浴びている現在の状況に耐えるには、この速度では不十分かもしれない。
グレートバリアリーフが「これほどのペースで進行するSST(海面水温)と海水酸性度の変化に直面したことは恐らくないだろう」と、ウェブスター氏はAFPの取材に語った。
変化のペースは「現在、そして将来の予測においても以前よりはるかに速い」という。”(出典:AFPBB News)
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世界で最も裕福な国 トップ29(#20オーストラリア)
” 国際通貨基金(IMF)が4月に公表したデータによると、世界 で最も裕福な国にとって、その面積の大きさは必ずしも富を意味しないようだ。
IMFは年に2度、世界の国々の経済力に関する膨大なデータを公表していて、1人あたりの購買力平価(PPP)ベースのGDP(国内総生産)によって、世界の国・地域をランク付けしている。
ランキングの上位10の国・地域は全て、アメリカや中国、ドイツといった純粋にGDPで世界をリードする国に比べ、面積も小さく、人口も少ない。
1人あたりの購買力平価ベースのGDPが4万5000ドル(約500万円)以上の国・地域は以下のとおり。”(出典:BUSINESS INSIDER JAPAN)
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環球時報、対豪関係に言及
” 中国の共産党機関紙・人民日報系の環球時報は、23日付の論説記事で、最近のオーストラリアの反中国的な姿勢に不満を示すため、同国との関係を縮小すべきだとの見解を示した。
これには輸入の削減やターンブル豪首相の訪中の延期が含まれる。
ターンブル政権は昨年末、外国人による政治献金を禁じるなど外国人の政治介入を制限する法案を提出し、中国政府がこれを反中国的な対応とみなしたことで、両国の関係が悪化した。
中国の王毅国務委員兼外相は今週、ビショップ豪外相と会談し、冷え込んだ両国の関係を正常化するにはオーストラリア側が「色眼鏡」を外す必要があると指摘した。
環球時報は、中国がオーストラリアとの関係を速やかに改善させるよりも、当面は苦しませるべきだと指摘。
「中豪関係を破棄する必要はない。しばらくの間、関係の進展を遅らせればよい」とし、例として「ターンブル首相は今年訪中する必要はない。数年後に訪問すればよい」とした。
豪メディアによると、ターンブル首相は両国関係改善のため年内の訪中を計画している。
また環球時報は「経済・通商部門以外の中国閣僚はオーストラリアとの交流を延期することが可能だ」と指摘した。
このほか、中国が輸入する鉄鉱石、ワイン、牛肉などについて、オーストラリア産でなく米国産に切り替えるべきだと訴えた。”(出典:REUTERS)
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クイーンズランド州の人口、予想より4年早く500万人突破
” QLD(註:クイーンズランド)州の人口は予想より4年早く500万人に達する見通しだ。
パラシェイ州首相は、「15日に生まれる赤ちゃんが500万人目の州民になる」と州議会で述べた。
QLD州の人口が400万人に達したのは13年前。人口500万人達成は2022年と予想されていた。
また、2040年に600万人に達すると予想されるが、年およそ8万人増加している現状を踏まえ、こちらも10年早まると考えられる。
同州の人口1.7%増は、全国平均(1.4%増)よりも高い。
海外からの移民や自然な人口増が主な要因とされる一方、クイーンズランド大学のエリン・チャールズ・エドワーズ人口統計学者は、シドニーやメルボルンの住宅高騰も理由の一つと指摘する。
エドワーズ博士は「QLD州は人口増に対応しているがの、州南西部で公共交通機関を増やす必要がある」と警告する。
連邦政府は先週発表した新年度予算案のなかで、ブリスベンのメトロ建設計画に3憶ドルを計上している。”(出典:Jams. TV)
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レベルズ、メルボルンでサンウルブズを返り討ちにす
” スーパーラグビー(Super Rugby 2018)は25日、第15節が行われ、サンウルブズ(Sunwolves)は13-40でメルボルン・レベルズ(Melbourne Rebels、オーストラリア)に敗れ、連勝は2で止まった。
先週、香港で行われたストーマーズ(Stormers、南アフリカ)戦から14人を入れ替えたサンウルブズだったが、
ワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)に選ばれているレベルズのマリカ・コロイベテ(Marika Koroibete)にハットトリックを許すなど、計6トライを奪われた。
勝ったレベルズは、オーストラリア・カンファレンスで首位に立つNSWワラタス(NSW Waratahs、オーストラリア)との勝ち点差を1に詰めている。”(出典:AFPBB News)
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保安情報機構ダンカン・ルイス長官、中国の介入に警鐘
” オーストラリア情報機関のトップは24日夜、首都キャンベラの議会で開かれた公聴会で、外国からの介入とスパイ行為が国益に「壊滅的な悪影響」を与えかねない、「前代未聞」のレベルに達しているとして、改めて警鐘を鳴らした。
オーストラリア保安情報機構のダンカン・ルイス長官は、特定の国を名指しすることはしなかったものの、同国では国内政治への中国の介入に対する懸念が強まっている。
「外国の情報活動の現在の規模は…前代未聞だ」と述べたルイス長官は、外国人の当事者らが標的にしているのは、オーストラリアの同盟・提携関係や外交・経済・軍事問題における立場といった、特別な機密情報だと明かした。
また、エネルギー・鉱物資源・科学・技術革新に関する情報も関心の対象となっているという。
その上でルイス氏は、「スパイや介入、妨害行為や、悪意ある内通者による活動は、国益に壊滅的な悪影響を与えかねない」と警告。
「わが国の主権、わが国の安全、わが国の繁栄を損なう恐れがある…今日、冷戦期以上に外国の情報当局者が入っており、わが国を攻撃する手段もさらに多く持っているというのが厳然たる事実だ」と指摘した。”(出典:AFPBB News)
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ウェスタン・フォース「ワールドシリーズラグビー」を主催
” パナソニック ワイルドナイツは5月24日、ウェスタン・フォース(オーストラリア)が主催するワールドシリーズラグビーに参加すると発表した。
本大会は、スーパーラグビー再編により同リーグから外されたフォースが、鉄鉱業の大富豪であるアンドリュー・フォレスト氏の支援を受けて今年新設し、
オーストラリア、ニュージーランド、フィジー、トンガ、サモア、香港、そして日本から招待した7チームとフォースが対戦するというもの。
5月4日のフィジー・ウォリアーズ戦で開幕し、テストマッチ期間でスーパーラグビーが一時中断する6月にはレベルズ、クルセイダーズとも対戦。
ワイルドナイツは最終日となる8月17日に、パースのnibスタジアムで歴史的な一戦をおこなう。
パナソニック ワイルドナイツのロビー・ディーンズ監督は、「2018年のワールドシリーズラグビーに参加できることを非常に嬉しく思います。
我々は、国内での誇れる歴史をもち、そして本年は、パナソニック株式会社としての創業100周年を迎えます。
今回の大会参加は我々の新章をスタートするにあたり、素晴らしい機会となると思います」とコメントした。”(出典:RUGBY REPUBLIC)
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チャドストーン・ショッピングセンター、世界5位内に入る売上を記録
” ビクトリア州メルボルンのチャドストーン・ショッピングセンターの過去1年間の売り上げが20億豪ドル(約1,656億円)と、前年比4億豪ドル増加し、中東や米国の有名ショッピングセンターに続き、世界でも5本の指に入ることが分かった。
売り上げの約40%はファッションと食品部門で、のべ1,700万人が同ショッピングセンターで外食をしていたと見積もられている。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。
同ショッピングセンターは、30年前の郊外の商店街から10年ごとに売り上げを倍増させ、ホテルや会議場、映画館、高級レストランを持つ国際的なファッションの中心地・観光地へと進化してきたという。
同ショッピングセンターのゼネラルマネジャーのフィオナ・マッケンジー氏によると、新式のデザインやイベントなどで活力を増進させることが、発展に寄与しているという。
最近は、6億6,000万豪ドルの開発が完了。250室のホテルや新しいフードコート、広場のリニューアル、クリスマスに向けた高級ブランド店の増加などに拠出された。
南半球最大の敷地面積には550件以上のテナントが入居し、年間のべ2,300万人以上の買い物客が集まっているという。
また、同ショッピングセンターはメルボルン中心地から南東に17キロ離れているが、観光地としても機能しており、同州フィリップ島のペンギンパレードへの観光の際に訪れる客も多いという。
同センターは、1983年に富豪のジョン・ガンデル氏が3,700万豪ドルで購入した。”(出典:NNA ASIA)
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「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる