2017年7月/2018年6月期の成長率予測2.5%に引き下げ
” オーストラリア政府は18日に発表した経済・財政見通しで、2017年7月~18年6月の実質国内総生産(GDP)成長率を17年5月時点から0.25ポイント引き下げ、2.5%とした。
モリソン財務相は記者会見で「賃金上昇率や消費が伸び悩んでいる」と述べた。
16年7月~17年6月の実質GDP成長率は2%だった。足元では住宅ブームやサービス業がけん引し、雇用が順調に拡大している。
ただ、賃金の伸びが鈍いのが懸念材料。政府は17年7月~18年6月の賃金上昇率見通しを5月時点から0.25ポイント引き下げ、2.25%とした。
18年7月~19年6月の成長率見通しは従来通り3%としている。モリソン氏は「中国や日本など、豪州の主要な貿易相手国で経済が予想より好調だ」と指摘した。
20年7月~21年6月に、08年の世界金融危機以来となる財政黒字化を達成する見通しは維持した。
今年度の税収が予想を上回る見通しとなり、予想される黒字幅を5月時点の75億豪ドルから102億豪ドルに拡大した。
モリソン氏は現在30%の大企業向け法人税を引き下げる意向を改めて表明した。
記者会見に同席したコールマン金融相は、米国や欧州で相次ぐ法人税下げの流れに「豪州が取り残される」と懸念を示した。
与党の保守連合政権は法人税の引き下げを目指しているが、最大野党の労働党が反対している。”(出典:日本経済新聞)
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カンタス航空 日本就航70周年
” カンタス航空(QFA/QF)は12月18日、日本就航70周年を迎えた。初便はシドニーから27時間以上をかけ、山口・防府へ到着した。
初便は1947年12月18日、シドニーからダーウィンとマニラを経由し、27時間21分をかけ、防府に到着。6人の乗客と1200ポンドの郵便物を運んだ。
防府には当時、オーストラリアの在日空軍基地があった。その後3年間は、在日の豪空軍向けに郵便物や乗客を、防府と岩国に輸送。
1948年には羽田に就航し、1950年には日本への民間旅客輸送を開始した。
定期便開設は1952年1月17日で、シドニー-羽田線を週2往復運航した。
カンタスの日豪路線は現在4路線で、シドニー-羽田線とブリスベン-成田線、メルボルン-成田線のほか、12月14日からはシドニー-関西線を19年ぶりに再開。
このほかに同社が出資するLCC、ジェットスター航空(JST/JQ)のケアンズ-成田線、ゴールドコースト-成田線、ケアンズ-関西線の3路線がある。”(出典:Aviation Wire)
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西オーストラリア州キンバリー地域で撮影された圧巻なまでの雷雲
” オーストラリアのキンバリー地域で撮影された、雷雲が話題になっています。
キンバリー地域はオーストラリアの中でも暑く、気候は熱帯モンスーン気候に属する地域。
11月から4月までの雨季に降水量の9割が集中し、強い雨や風を伴う熱帯低気圧もよく発生します。
そんな大自然の息吹が強く感じられる場所で、撮影された雷雲がこちらです。
Mega storm over the Kimberley West Aust 2017 wet season
激しく光る稲妻に、刻々と形を変える黒い雷雲。躍動感あふれる映像に、コメントが寄せられました。
・ただ、ただすごい!大自然の怖さを感じます。
・この後、ラスボスが登場しそうな雰囲気ですね。
・この雷雲の中にラピュタがありそう!
美しくも恐ろしい大自然。その力強さには、畏敬の念すら抱いてしまいます。”(出典:grape)
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就業者6万人増で女性労働参加率が過去最高を記録
” オーストラリア統計局が14日発表した11月の雇用統計で女性の労働参加率が60.2%と過去最高を記録した。
同月の就業者は前月比6万1,600人増加。雇用市場が拡大する中でサービス分野を中心に女性の社会参画が進んでいる。
労働参加率は生産年齢人口のうち、働いているか、職を探している人の割合を示す。11月の労働参加率は全体で65.5%と2011年9月以来の高水準となった。
就業者は過去1年あまり増加傾向が続くが、求職者も増えたため失業率は前月横ばいの5.4%だった。
オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のシニアエコノミスト、フェリシティ・エメット氏は「高齢化社会の進展で介護や医療などの分野で求人が増えている」と指摘する。
こうした産業は「ピンクカラー」と呼ばれ、女性を多く雇用する傾向がある。
女性の社会進出に伴い、託児サービスの需要も高まり、保育士らの求人が増えている。
豪経済は7~9月の実質GDPが前期比0.6%増となり、景気後退の定義とされる「2四半期連続のマイナス成長」を経験していない期間が105四半期と世界最長を記録している。”(出典:日本経済新聞)
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「オセアニア最新経済動向セミナー」参加記 ⑤
JETROこと日本貿易振興機構で開催された「オセアニア最新経済動向セミナー」のおさらい編の第5回。
オーストラリアと聞くと、コアラ、カンガルーやオペラハウスといった観光旅行で訴求出来る固有の要素以外で
どうしても物価の高さが、広く共通理解に近い次元で浸透しつつあることと思います。
当日、配布された資料で物価水準が
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「オセアニア最新経済動向セミナー」参加記 ④
日本貿易振興機構(JETRO)で開催された「オセアニア最新経済動向セミナー」参加のおさらい編の4回目。
話しは、生活面での内容にも及び、
<< 2017年10月27日投稿分:画像は投稿にリンク >> 住宅価格、年平均8.1%で上昇
こちらでもしばしば(↑など)取り上げている住宅価格の高騰がトピックとして取り上げられ、
配布されたレジュメ(住宅価格)
「非常に高騰しており、オーストラリア国内に居住している人たちも手が出しづらい状況」と説明。
また、公共料金に関するもので電気料金が例示され、
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「オセアニア最新経済動向セミナー」参加記 ③
日本貿易振興機構(JETRO)で開催された「オセアニア最新経済動向セミナー」のおさらい編その3。
やはりというか、特徴として取り上げられたのは物価や給与水準が、日系企業他の負担、或いは参入障壁になっているとの指摘。
配布されたレジュメ(オーストラリア経済のポイント③〜所得水準の高さ①一人当たりGDP)
一方で、消費者に富裕層割合が高いこ点も取り上げられ、レジュメの記載を以下に引用すると・・
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「オセアニア最新経済動向セミナー」参加記 ②
JETROこと日本貿易振興機構で開催されたオセアニア最新経済動向セミナーですが、
配布されたレジュメ28ページ(スライド約50枚)に及び
本日お話しする内容(配布されたレジュメから)
語られた内容は(画像の)↑通り。
ポイントの一つは、様々なシナリオがあるものの人口増加が見込まれている成長市場であること。
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「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる