「book」カテゴリーアーカイブ

森繁和さんが振り返った中日ドラゴンズでの14年間:『回想』読了

森繁和さんが、NPBでの現役選手引退後、コーチ、監督、シニアディレクター(一部、評論家時代を含む)として中日ドラゴンズの日々を振り返った『回想』を読了。

(2025年)9月下旬に開催された

<< 2025年10月1日投稿:画像は記事にリンク >> 森繁和さんの生々しい中日ドラゴンズ話しに引き込まれた:森繁和さん 永松欣也さん『回想』発売記念イベント 参加記録

発売記念イベントで入手していた著書。

本書は、

” 落合さんに誘われて、「ちょっと名古屋の方に行くよ」なんてカミさんに言って出てきた名古屋での生活が、こんなにも長くなるとは正直思ってもいなかった。

中日での14年間は良いときも悪いときもあったけれど、名古屋の皆さんは変わらずに暖かった。”(p285)

という14年間に焦点を当てられた著書。既述の発売記念イベントで

>「書けることと書けないことがあり、書けることは相手方に迷> 惑のかからない範囲で書きました」

といった発言を森繁和さんが仰られていましたが、実際本を読み始めると

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年末へ向けどさっと買い込めた 2025年9、10月購入積読8冊

(2025年)9月下旬積み上がっていた

<< 2025年9月24日投稿:画像は記事にリンク >> 秋到来、暑さ真っ只中に揃えし 2025年8月購入積読5冊

8月購入積読5冊のうち高田文夫先生本『月刊 Takada その2』は、情報量(320p)の濃密さから一旦保留として、他4冊は読み終えたことから新たに積み上がりし

l to r:(上段)江本孟紀『ベンチには年寄りを入れなさい』, 森繁和『回想 ドラゴンズでの14年間のすべてを知る男』, 丸山昇一『生きている松田優作』, 門田隆将『大統領に告ぐ 硫黄島からルーズベルトに与ふる書』(下段)いとうせいこう みうらじゅん『見仏記 三十三年後の約束』, 鬼越トマホーク『鬼越トマホークの弱者のビジネス喧嘩術』, 盛山晋太郎『しばけるもんならしばきたい』, 筒井康隆『筒井康隆自伝』

9、10月購入積読8冊に移行。

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王谷晶さんが描いた暴力至上の女用心棒と会長一人娘の逃避行の結末:『ババヤガの夜』読了

「何かサイン本出てるかな〜」ふらっ〜と立ち寄った書店で

作品への興味刺激された帯及び売り出しの面での迫力。

> 日本人作家初!世界最高峰のミステリー文学賞 英国推理作家 > 協会主催 ダガー賞受賞作 2025 翻訳部門 訳:サム・ベット

と記された帯から作品に興味を持った王谷晶さんの『ババヤガの夜』を週初め(2025/11/3)読了。

ジャンルがミステリーで、あまり数を読めていないカテゴリーながら読書中のワクワク度の高さから気になる分野で興味惹かれたのも購入に至った一因。

ストーリーは、暴力沙汰から組員に拉致され、会長の一人娘の用心棒を強いられた血の気の多い女性を主人公(新道依子)を軸に展開。当初、育った環境の違いから相容れぬ関係もとある出来事から距離を狭め、陥った追っ手から逃れる事態を経て迎える結末・・

裏表紙には

> 血が逆流するような描写と大胆な仕掛けで魅せる不世出のシス> ター・バイオレンスアクション

とあり、そういった生々しい描写に、購入時に少々気になった

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石井玄さんに学ぶイベントの裏側、答えより、前進。の心得:『正解のない道の進み方』読了

株式会社玄石代表取締役、ラジオディレクター、イベントプロデューサー 石井玄さんの『正解のない道の進み方』を読了。

夏場(8月上旬)の昼食時「何か出てるかなぁ」と立ち寄った書店で、本書のタイトルに好奇心を刺激され、「サイン本あれば欲しいなぁ」と思うようになっていった折、

レアにサイン本入手機会到来。

流れ良くサイン本を見つけ、購入に動いていた経緯。

本を読み進めていった中ごろ、石井玄さんに関して

” 3回くらい会うとその印象は「すごく正直で敵が多そうだな」に変わりました。”(p132)

という(脚本家・構成作家)オークラさんの人物評があり、実際前半は

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宮本慎也さんが示した新しい野球の楽しみ方:『プロ視点の野球観戦術 戦略、攻撃、守備の新常識』読了

野球解説者、アマチュアでは指導者としても活躍されている宮本慎也さんの『プロ視点の野球観戦術 戦略、攻撃、守備の新常識』読了。

書店に立ち寄った際、

(おそらく)入荷間もないタイミングでサイン本の平積みに遭遇

サイン本を見つけ、即反応していた経緯。

本書は、宮本慎也さんの

” これまで疑問に思っていた日本の野球事情を環境の変化と照らし合わせ、メジャーとどう違うのかを考えました。これまでの「常識」を疑い、新しい視点で野球を観る ー その試みの集大成として、本書『プロ視点の野球観戦術 ー 戦略、攻撃、守備の新常識』を執筆しました。私なりに考えた野球の『新常識』を紹介してみたいと思います。”(はじめに)

との思いから上梓に至った著書で、

  第1章  勝利への新常識

 第2章  戦略の新常識

 第3章  攻撃野球の新常識

 第4章  打撃の新常識

 第5章  守備の新常識

の章立てに沿って新常識が次々と示されていきます。

どのような内容かというと、

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伊東潤さんが描いた戦艦大和が背負った哀しき宿命:『鋼鉄の城塞 ヤマトブジシンスイス』読了

作家  伊東潤さんの『鋼鉄の城塞 ヤマトブジシンスイス』を昨日読了。遡ること2年半ほど前、(建替え前の)八重洲ブックセンターで開催されたイベント時の結びで、

<< 2023年3月18日投稿:画像は記事にリンク >> 伊東潤さんが描いた徳川家康の悲願と豊臣秀頼の生きざま:『家康と淀殿 一睡の夢』読了

「これから戦艦大和について取り掛かる」といった内々でのお話しを覚えていて、注目していた作品。

本書は、

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秋到来、暑さ真っ只中に揃えし 2025年8月購入積読5冊

約ひと月前に積み上がっていた

<< 2025年8月21日投稿:画像は記事にリンク >> 夏の後半からアディショナルな頃合いを並走 2025年6、7月購入積読3冊

2025年6、7月購入積読3冊を読み切り、新たに積み上がりし

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栗田シメイさんが迫った理不尽に決起した住民の闘いの軌跡:『[ルポ]秀和幡ヶ谷レジデンス』読了

ノンフィクションライター 栗田シメイさんが、マンション自治を取り戻すべく立ち上がった住民たちの1,200日に及んだ闘争を描いた『[ルポ] 秀和幡ヶ谷レジデンス』を一昨日読了。

YouTubeにアクセスしていた際、

【渋谷の北朝鮮と呼ばれたマンション】人気ヴィンテージマンション「秀和幡ヶ谷レジデンス」に起こったとんでもないトラブルとは?

推奨で上がってきた動画を視聴し内容に興味を持ち、書店で本書を見かけ(サイン無しでも)購入に至っていた経緯。

「渋谷の北朝鮮」とは強烈にして一度聞けば忘れ得ぬコピーですが、用いられることになった背景は

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