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廣瀬俊朗『相談される力』出版記念オンラインイベント〜トシさんと語ろう 相談しよう TOSHI’S DIALOGUE〜視聴記

土曜夜、アーカイブ配信で元ラグビー日本代表 廣瀬俊朗さん登壇の 廣瀬俊朗『相談される力』出版記念オンラインイベント〜トシさんと語ろう 相談しよう TOSHI’S DIALOGUE〜 を視聴。

イベント告知でのサイン本が決め手となり、購入していた経緯。

事前に、ライブ配信時に寄せられた質問へ回答していく形で主に進行された本イベントでは、

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鈴木敏文セブン&アイ・ホールディングス元代表取締役会長に学ぶ商売の本質:『商売の原点』読了

鈴木敏文セブン&アイ・ホールディングス元取締役会長が、セブン・イレブン会長、イトーヨーカ堂会長時代に上梓された『商売の原点』を読了。

本書が出版された背景を緒方知行さんの「編者解説」から抜粋すると

” 周知のように、セブン – イレブンを創業し、リーダーとして育て上げてきたのは鈴木敏文氏である。その鈴木の発案で、創業まもないころに開始されたのが、セブン – イレブン本部で毎週一回行われる「FC会議」である。この会議はすでに一三〇〇回以上を数えている。

・・中略・・

この会議に鈴木氏は可能なかぎり顔を出し、全員を前に話をするのだが、その会議の速記録は問題不出のものとして保存されている。じつは、数万ページにもおよぶその速記録をもとに単行本を講談社から発刊するという条件で、速記録のすべてに目を通すことを編者は鈴木氏から快諾いただいたのである。

・・中略・・

着手から四年。本当に長い道のりであった。結局、この企画は『商売の原点』と『商売の創造』という二編に分け、同時発売されることになった。”(p202-p205)

と、(2022年)3月に読んだ ↓

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『商売の創造』と対をなす一冊。

箱入りで販売された愛蔵版で入手していた2冊

常に心得るべき原点、そして絶えざる・・

本編では

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元阪神タイガース赤星憲広さんが記したセンターを守る矜持:『中堅手論』読了

阪神タイガース 赤星憲広さんの『中堅手論』を読了。

本書を知った当初は、ポジションに特化されたかのテーマから反応しなかったものの

有れば買おうと思って入店し、狙い通りの展開から・・

「サイン本出ているみたいだしな」とじんわり盛り上がり、行ってみるかと入荷してそうな店舗を訪れ、狙い通り在庫を見つけ購入していた経緯。

9年間でゴールデングラブ賞6回を誇った守備力

現役時代の赤星憲広選手というと、何より走力=盗塁王のイメージ強かったですが、

” 手前味噌になって恐縮だが、僕は「盗塁王」獲得5度より、「ゴールデングラブ賞」受賞6度のほうが多い。”(p127)

というキャリアで、しかも

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長谷川晶一さんが迫った中野ブロードウェイが放ってきた引力と進行中の危機:『中野ブロードウェイ物語』読了

ノンフィクションライター 長谷川晶一さんの『中野ブロードウェイ物語』を読了。

最初、「こんな本出るのかなぁ」といった受け止めでいたところ次第に「この本を読まずして・・」といった心情に切り替わり、

いち早くサイン本が出た伊野尾書店で残り2冊となっていたところを捕獲

週末サイン本を買い求めに出かけ入手していた経緯。

中野ブロードウェイ 360°

” 30代を迎える頃、漠然とした思いが頭をかすめることになる。(いつか、中野ブロードウェイに住みたいな・・・)

・・中略・・

30代も半ばとなったある日のこと、いつものように中野ブロードウェイを訪れると、「オープンルーム」と書かれた看板が目に飛び込んできた。

・・中略・・

そして、自分でも驚くべきことに、その場で仮押さえをしてもらい、「すぐに買います」と話をまとめてしまったのである。ローンの算段など何も考えていなかった ー 。”(p14-15)

という経緯から中野ブロードウェイの住人となった長谷川晶一さんによって書き進められていった本書は、

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黒沢咲プロがリアルに描いた麻雀プロ半生記:『渚のリーチ』読了

日本プロ麻雀連盟プロ雀士 黒沢咲プロの『渚のリーチ』読了。

麻雀は遠く昔、役を覚えられず落ちこぼれたものの・・ 近年 Mリーグ発足後の盛り上がりに、

本書サイン本が飛ぶように売れていく様に、「大丈夫かなぁ、、」の思いはありながらも、

再度巡ってきたサイン本購入機を捕まえ↙️

一度スルーしたサイン本購入機 再び  出典:三省堂書店有楽町店 Twitter

購入。

リアルさ滲むストーリー

読み始め早々、記載が「(妙に)リアルだなぁ」と思い、半生を小説仕立てにしたものと判断し読み進めていましたが、実際、

” えええっ、麻雀プロが自分をモデルにした小説を書く!?”(p201)

” 麻雀は「小説より奇なり」な展開が頻発するため対局内容をゼロからつくりにくい」という矢島さんの意図を受け、物語に登場する対局はすべて私が過去に実際に打ったものを用いた。”(p203/註:矢島さん=編集者)

という出版企画時の初期設定に、

” なかなか思うように進まないこともあり、橘さんに多大なるお力を借りながら、一年、二年と時間をかけてつくっていった。しかし、そのおかげで、次々に起きたリアルなドラマを小説にたくさん盛り込むことができたのは、結果的にラッキーだったかもしれない。”(p203/橘さん=作家 橘ももさん)

といった「あとがき」での振り返りに、「やっぱりぃ」と思わせられたのと同時に、

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小泉今日子さんがエッセイで振り返った半生:『黄色いマンション 黒い猫』読了

小泉今日子さんが

” 不思議な原宿の町を観察しようと雑誌の連載を始めた。「原宿百景」と題した連載は、原宿に所縁のある人との対談と、私のエッセイで構成されていた。私は原宿を歩きながら、過去や、未来や、自分の心の中を旅した。”(p9)

という著書『黄色いマンション 黒い猫』を読了。

先月(2022年4月)開催されたオンラインイベント↓の

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対象書籍として入手していた一冊。

個人的なこと、社会を揺るがせたあのこと etc

上掲「はじめに」の一文からてっきり原宿界隈を深堀されたエッセイ集かと思いきや

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稲葉篤紀 前侍ジャパン監督が振り返った東京オリンピック金メダルまでの軌跡:『活かして勝つ 金メダルをつかむチーム作り』読了

稲葉篤紀 侍ジャパン監督の『活かして勝つ 金メダルをつかむチーム作り』を読了。

別のサイン本を物色しに書店に立ち寄った際、

僅少となっていたサイン本に反応

本サイン本を見つけ、購入していた経緯。

本書は

 第一章 代表監督就任から五輪まで

 第二章 決戦へ

 第三章 出会った監督たち

 第四章 侍ジャパンの関係者に聞く

 第五章 <対談> 監督という役割  井上康生

という章立てで、(本記事の)タイトルはオリンピックに寄せましたが、実際は稲葉篤紀さんの幼少期から現役選手時のエピソードも掲載されています。

金メダルへの礎、そして分岐点・・

主たるトピックである東京オリンピックについては

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伊東潤さんが描いた安政から明治を懸命に生きた女性の生きざま:『潮待ちの宿』読了

作家 伊東潤さんの『潮待ちの宿』を読了。

先月(2022年4月)、サイン本販売情報に反応して

出典:八重洲ブックセンター Twitter(画像はTweetにリンク)

入手していた一冊。

明治を生きた女性の・・

出だし

” 父はめったに感情を面に出さない男だったが、最後に振り向いた時、これまで見たことのないほど辛そうな顔で、志鶴を見つめていたのをよく覚えている。

それが何を意味するのか、その時には分からなかったが、夕方になっても父が戻ってこないことで、志鶴はその理由を覚った。”(p10)

の一文に、重たさを覚悟させられたものの

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