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2021年最後の積読!年末年始を並走する 2021年11月購入積読4冊

先週末、読了した『テスカポリトカ』で

<< 2021年12月16日投稿:画像は記事にリンク >> 世界観に興味刺激され一挙に並んだ佐藤究さん代表作 2021年10月購入積読4冊

上掲の佐藤究さん本は一旦小休止として、同時進行で積み上がりし、

時計回り(左上から):藤波辰爾『藤波辰爾自伝 プロレス50年、旅の途中で』、ラフェエル『ラファエル式無敵のメンタル 心を鍛えれば人生は思いのまま!』、内田也哉子『新装版 ペーパームービ』、橋下徹『最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術』

2021年11月購入分積読4冊。

少なくとも月間7、8冊、多いと10冊前後購入していた月の印象が強いことから、4冊とは「随分少ないなぁ」という感覚に。

今回は古書も含まれますが、全て購入の決め手は(毎度ながら)サイン。ジャンルもプロレスラー、YouTuber、タレント(副業を含む)とお馴染みな具合で、

重量級で『藤波辰爾自伝 プロレス50年、旅の途中で』は400ページ超ではあるものの、全体的には「ハイペースで行けるかなぁ」と、年内にこのうち3冊は読了に至れる見込み。

標高低くして迎えたい年始

12月購入分も今のところ3冊にとどまっており、なるべく2021年に買った本は年内に読み終え、積読の山を低くした状態ですっきりしたいところ。

まずは4冊の中で内容的に最も興味持っていて既に中間地点まで到達した中央下『最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術』から〜

佐藤究さんが描いた果てしなく深淵なる闇:『テスカポリトカ』読了

前々回に、読み始め記 ↓

<< 2021年12月18日投稿:画像は記事にリンク >> 佐藤究さんが描いた果てしなく深淵なる闇:『テスカポリトカ』読み始め

をアップロードしていた佐藤究さんの『テスカポリトカ』を読了。

リアリティ滲み出る巧みな描写

早々に、(移動しながら等の)ながら読みでは対峙出来ぬであろう重層的且つ一筋縄では読み解けぬであろう設定に気づき、

週末のまとまった時間を本書の読み進め(300ページ+)にあてた次第でしたが、結論としては一回で記述を読解出来るところまでに至らずも、

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佐藤究さんが描いた果てしなく深淵なる闇:『テスカポリトカ』読み始め

第165回直木賞受賞作 佐藤究さんの『テスカポリトカ』を読み始めて

 I 顔と心臓

 II 麻薬密売人と医師

 III   斷頭台

 IV 夜と風

 暦にない日

と分かれているうち「I  顔と心臓」を読み終え、「II  麻薬密売人と医師」の前半に差し掛かっている(〜p190)ので、そこまでのおさらい。

読み始めの経緯は ↓

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で触れていますが、立ち上がり

” 十七歳のメキシコ人少女の冒険。

牛肉を運ぶトラックの荷台にまぎれこみ、毛布にくるまって木陰で眠り、知らない州の知らないバスに乗り、ひたすら南下する。やせこけた老人が乗る牛車よりもさらにのろまな農家のトラクターを呼び止めて、むりやり乗せてもらったこともあった。

相手がどんなにやさしげな笑顔を見せてこようと、信用しない。”(p014)

という生き残りを賭けた冒険の末、日本に辿り着き、そこから彼女軸に話しが推移していくのかと思いきや 続きを読む 佐藤究さんが描いた果てしなく深淵なる闇:『テスカポリトカ』読み始め

世界観に興味刺激され一挙に並んだ佐藤究さん代表作 2021年10月購入積読4冊

(2021)12月を折り返そうかというタイミングで、11月後半に積み上がっていた7冊を読み終え、

<< 2021年11月21日投稿:画像は記事にリンク >> 読了ペース加速中、重量級を含めコラム中心に 2021年10月購入積読7冊

新たに目の前に揃いし

時計回り:『QJKJQ』『Ank:a mirroring ape』『テスカポリトカ』『サージウスの死神』著者:佐藤究

小説家 佐藤究さん作品で4冊。

次第に親しむようになったフィクション

従来、ノンフィクション等、リアリティ重視で小説とは距離を置いていた(=得意でなかった)ものの

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筒井康隆先生が描いた九篇の混沌:『東海道戦争』読了

筒井康隆先生の『東海道戦争』を読了。

サイン本入手機会に

たくさん購入出来た筒井康隆先生サイン本、2021年はこれで最後!?

即反応して入手していた一冊。

本書は、

 東海道戦争

 いじめないで

 しゃっくり

 群猫

 チューリップ・チューリップ

 うるさがた

 お紺昇天

 やぶれかぶれのオロ氏

 堕地獄仏法

の九篇を収録した短篇集。

“「東海道戦争?」

「ええ、東京と大阪の戦争だから、そう呼ぶのがいちばん適当でしょう」

「何ですって、じゃあ、さっきから敵だ敵だといっていたのは、東京のことなんですか?」”(p21)

というタイトルに掲げられた「東海道戦争」に、

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ダン・ウーレットが紡いだロン・カーターを介したジャズ史:『「最高の音」を探して ロン・カーターのジャズと人生』読了

週中に、中間記↓

<< 2021年12月9日投稿:画像は記事にリンク >> ダン・ウーレットが紡いだロン・カーターを介したジャズ史:『「最高の音」を探して ロン・カーターのジャズと人生』中間記

をアップロードしていた『「最高の音」を探して ロン・カーターのジャズと人生』を読了。

本書は、

” ロンが歴史上でもっとも数多くのレコーディングを行なったジャズ・ベーシストであることは間違いないが、それどころか楽器に関わらず、最多のセッション経験を持つサイドマンである可能性もあるのだ。”(p263)

という圧巻のキャリアを誇るRon Carter:ロン・カーターに音楽業界で多数の著作を残してきたDan Ouellette :ダン・ウーレットが肉迫し完成した著書。

日本独自でも濃密に築かれたキャリア

ロン・カーターといえば、先月(2021年11月)

出典:MUSIC LIFE CLUB(画像は記事にリンク)

外国人叙勲の旭日小綬章を受勲されたことが一般紙等でも報じられましたが、

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ダン・ウーレットが紡いだロン・カーターを介したジャズ史:『「最高の音」を探して ロン・カーターのジャズと人生』中間記

ジャズ界が誇るベーシスト Ron Carter:ロン・カーターにフォーカスされた『「最高の音」を探して  ロン・カーターのジャズと人生』を読み始めて

プレリュード

パートI アーリー・イヤーズ

パートII マイルス・イヤーズ

パートIII リーダーとして

パートIV フリーランス・イヤーズ

パートV コンテンポラリー・ロン

パートVI ベースという楽器の技巧と科学

パートVII 付録

等(別途「解説とインタビュー」ほか)とパート分けされているうち「パートIII  リーダーとして」を読み終え、「パートIV   フリーランス・イヤーズ」に突入(〜p.251)したので、そこまでのおさらい。

実は、その名を長く知るミュージシャン

ロン・カーターは幼少の頃、(たしか)TVコマーシャルでその存在を知って、一度、10年になるかもしれないですが、Cotton Clubでも観ていて、

本書のサイン本販売を知り、

Twitter情報から反応してサイン本間に合ったは良いが、(本の)厚さが・・

即反応していた次第。

但し、いざ手に取ると550ページ超のボリューム ^〜^;A  ここまでのものを読み込む覚悟は出来ておらず、読み始めるまでプレッシャーを感じていて、

実際、このクラスになると幼少期であるとか、無名時代の部分で冗長に感じがち。

本書でもその部分ありましたが、

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押井守監督が綴ったゆるいB級映画伝:『押井守の映像日記 ネットしたらやっていた』読了

映画監督 押井守監督の『押井守の映像日記  ネットしたらやっていた』を読了。

週末のTwitterを徘徊中、サイン本入荷情報で本書を知り、

出典:芳林堂高田馬場店Twitter(画像はTweetにリンク)

押井守監督について頭に入っているようないないような状態であったため

ダメもとで書店を訪れ無事サイン本確保

「攻殻機動隊」などキャリアをWebで辿って「買ってみよう」と手元に本書を引き寄せていた経緯。

ゆっる〜いB級映画鑑賞記

最初、映画監督の日常的なエッセイ集と思いきや

” この連載は映画批評なんぞではなく、何の資料も調べずに曖昧な記憶だけで書くことが主旨なので資料的価値も限りなくゼロに近いシロモノです。”(p17)

と紹介され、原則はB級と称される映画や短編について、鑑賞時に感じられたことが記憶を辿って記載されているというもの。

本書で取り上げられている作品の悉くを視聴していなかったことから、本文で筋を追われても・・という面は否定出来ずも、

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