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江本孟紀さんが斬り込んだ、名将 原辰徳監督の凄み :『監督 原辰徳研究』読了

野球解説者 江本孟紀さんが

” この「名将の器」に気付かなかった面々へ “

と表紙に踊るサブタイトルがほんのり刺激的な

監督 原辰徳研究 この「名将の器」に気付かなかった面々へ』を読了。

書店に立ち寄った際、サイン本販売に遭遇し「!」と反応し、

サイン本販売に即応し入手-

触手が動いていた経緯。

イメージを覆す 原辰徳 > 野村克也

本書は、

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上念司さんが紐解いた「失われた30年」その実態:『経済で読み解く日本史 <平成時代>』読了

先週末、サイン会に参加した

<< 2020年8月9日投稿:画像は記事にリンク >> 上念司さんのサインを貰いにブックスタマ小作店に行ってきた:『経済で読み解く日本史 平成編』サイン会 参加記

経済評論家上念司さんの『経済で読み解く日本史  <平成時代> 』を読了。

タイトルに「経済」が冠され、全302ページに及ぶボリュームから当初1週間程度の読書期間を想定していたものの、書かれている文章の読み易さから3日間で最終ページまで到達。

要点を端的明瞭に

読み易さというのは、

” 実は、平成になって変わったのは日本の構造ではなく、日銀の金融政策だったのです。そして、それに追い撃ちをかけたのが大蔵省の総量規制でした。

変わったのは社会の「構造」なのではなくて、経済政策なのです。敢えて言えば経済政策の変更によって経済環境が大きく変わった。

あの時代に生きた人が誰一人「構造」の変化に気付かなかった理由はまさにここにあります。”(p123)

或いは

” 郵政民営化の本当の理由は簡単です。あのまま続けたら郵貯は破綻し多額の国民負担が発生する可能性が高かった。それだけです。”(p135)

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40°の声も聞かれる暑さ訪れる中、積み上がりし積読13冊 2/2 スポーツ、文芸/ビジネス書etc編

前々回アップロードした ⬇︎

<< 2020年8月11日投稿:画像は記事にリンク >> 40°の声も聞かれる暑さ訪れる中、積み上がりし積読13冊 1/2 スポーツ、プロレス/格闘技編

現在の積読状況の続き(後編)。

お馴染みの著者に、サインきっかけに

百田尚樹さん関連で3冊、上念司さんで2冊、

l to r:(上段)石戸諭『ルポ 百田尚樹現象 〜愛国ポピュリズムの現在地〜』, 百田尚樹、江崎道朗『危うい国・日本』, 酉島伝法『オクトローグ』, (中段)百田尚樹『カエルの楽園2020』, 草刈正雄『人生に必要な知恵はすべてホンから学んだ』, 上念司『誰も書けなかった日本経済損失』, (下段)佐高信, テリー伊藤『お笑い創価学会 信じる者は救われない – 池田大作って、そんなにエライ?』, 上念司『経済で読み解く日本史 <平成時代>』

後はサイン本入手機会に反応しての入手に、サイン用に仕込んでの計8冊。

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長谷川晶一さんが迫った三沢光晴選手の最期の瞬間とそれから:『2009年6月13日からの三沢光晴』読了

ノンフィクションライター長谷川晶一さんが、プロレスラー三沢光晴選手の最期の瞬間、その前後に迫った『2009年6月13日からの三沢光晴』を読了。

(2020年)6月に入手出来た一枚の写真⬇︎がきっかけとなり、

川田利明さん直筆メッセージ入り写真

その後、間もなく読んだジャンボ鶴田選手の生涯を辿った『永遠の最強王者 ジャンボ鶴田』にある

<< 2020年7月22日投稿:画像は記事にリンク >> 小佐野景浩さんが紐解いた鶴田友美/ジャンボ鶴田が辿った軌跡:『永遠の最強王者 ジャンボ鶴田』読了

“「鶴田を本気で怒らせた三沢はひょっとしたら・・」 “(p445)

の一文に、より(三沢光晴選手への)興味を掻き立てられ、満を持しての読書。

超人の強靭さと周りを包み込む心の温かさと

本文は、三沢光晴選手が、試合中に亡くなった当日の二〇〇九年六月一三日、深夜二時から始まり、

一部、時間の逆戻りはあるものの、最期の瞬間までその日どのような経過が辿られたのか、

異変が起こってからの状況、死亡が宣告されてからのこと・・

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40°の声も聞かれる暑さ訪れる中、積み上がりし積読13冊 1/2 スポーツ、プロレス/格闘技編

300〜500ページに及ぶ重量級が並んだ(2020年)6月末からの6冊を

<< 2020年6月27日投稿:画像は記事にリンク >> 梅雨真っ只中に揃いし重量感富む積読6冊

吉田豪さんの『星座の書評』で締め括り、

<< 2020年8月10日投稿:画像は記事にリンク >> 吉田豪さんがプロレス、格闘技系本に下した鉄槌と評価:『書評の星座 吉田豪の格闘技系本メッタ斬り 2005-2019』読了

背後に積み重なった13冊 ^〜^;

一遍に取り上げる量を超過したので、

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吉田豪さんがプロレス、格闘技系本に下した鉄槌と評価:『書評の星座 吉田豪の格闘技系本メッタ斬り 2005-2019』読了

プロ書評家 吉田豪さんの書評集『書評の星座』を読了。

先月(2020年7月)末に読み始め記⬇︎ をアップロードしてから

<< 2020年7月30日投稿:画像は記事にリンク >> 吉田豪さんがプロレス、格闘技系本に下した鉄槌と評価:『書評の星座 吉田豪の格闘技系本メッタ斬り 2005-2019』読み始め

程なく「(悪い意味ではなく)読んでも読んでも終わらないなぁ」といったボリューム感に圧倒されながらも、

“「あの試合はね、当初の契約段階では、ベイダーが『ダウンする』(最終的に負ける)ことに決まっていた。”(p285)

なる、その昔、真冬(12月)の神宮球場まで観に行った高田延彦対スーパーベイダー戦の舞台裏の言及が興味深く感じた『覚悟の言葉 ー 悩める奴らでてこいや!』(の回)に、

実際、自分が読んでいた ⬇︎

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吉田豪さんがプロレス、格闘技系本に下した鉄槌と評価:『書評の星座 吉田豪の格闘技系本メッタ斬り 2005-2019』読み始め

プロ書評家、プロインタビュアー、コラムニストなどの肩書きで独自の領域を築かれている吉田豪さんの『書評の星座  吉田豪の格闘技系本メッタ斬り 2005-2019』を読み始めてから、1から147まで項目立てされているうちの40まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

春頃、吉田豪さんがラジオ番組に出演されているYouTube(音声のみ)を再生して以来、立て続けに選択していた時期があって、内容の独自性、興味引かれる感じから「サイン本があれば本を買ってみよう」と思っていて

巡ってきたサイン本入手機.-

若干のラグを経てサイン本に遭遇し ➡︎ 入手。

トンデモ本から掘出し物まで

本書は、

” 2005年から始まった『ゴング格闘技』の書評連載をまとめたものだ。”(p3)

というもので、実に481ページに及ぶカテゴリー(格闘技・プロレス)内での様々出版された書評のみをひたすら読み込んでいくといういまだかつてない経験で、ペースはスローながら着実に進んできました。

読み始めて2日目で印象に残ったのは、ろくずっぽ事実確認されていないトンデモ本に、UWFの暴露本の多さに、

頻繁に登場する前田日明さんの(良くも悪くも?)一貫した姿勢が際立っていたり、須藤元気さんの振れ幅の大きさであったり・・。

取り上げられている本の殆ど承知していなかった中、

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門田隆将さんが糾した裁判官の正義:『裁判官が日本を滅ぼす』読了

門田隆将さんの『裁判官が日本を滅ぼす』の全431ページを読了。

中間記⬇︎後、

<< 2020年7月26日投稿:画像は記事にリンク >> 門田隆将さんが糾した裁判官の正義:『裁判官が日本を滅ぼす』中間記

読み進めた第八章から第十四章は、個別の事例(ときに類似事例を含む)をもとに主として禁じ得ない違和感、国民感情との乖離について言及され、

終章となる第十五章では、そもそもどういう人たちが裁判官に任官し

” 裁判官は、年齢が若く、成績が抜群で、しかも従順な人間を主にピックアップしていきますね。成績上位者は、裁判官になることが多い。”(p372)

そこから

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