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Testosteroneさんが誘(いざな)う、考えなくても確実に幸せに近づく日常:『幸福の達人 科学的に自分を幸せにする行動リスト50』読了記 2/2

前回アップロードした↓

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Testosteroneさんの『幸福の達人 科学的に自分を幸せにする行動リスト50』読了記の後編。

後半は、

 第4章  人間関係に投資する

 第5章  健康を死守する

 第6章  自尊心を育てる

という章立てで、

” 人間、生きていればどうしても許せないこともある。だが、過去の恨みを根に持っていると先に進めない。

相手が反省しているとかしていないとか、納得がいくか行かないとか細かいことを考えず、自分のために他人を許そう。

許すからといって言って必ずしも和解する必要はないし、関係を再構築しなければいけないというわけじゃない。

相手を恨んだり、相手の不幸を願ったりするのをやめて、ただシンプルに忘れる、その人があなたの心に占めているスペースを取り戻す、という行為も立派な「許し」であると言える。

・・中略・・

人を許すという行為は相手のためではなく、自分を解放するための選択であるからにして、どうか、許すという選択肢を常に頭の片隅に置いておいてほしい。”(p134)

つい陥りがちな状況から解放していく心の在りように、

” スマートフォンアプリの加速度計を使い、1万人以上を対象に身体活動と幸福の関係について調査した研究では、身体的に活動的な人ほどより幸福であり、普段よりも活動的に過ごした日のほうが、生活満足度が高くなる、という結果が出たという。

ところで、「身体的活動」というのは、必ずしもランニングや筋トレといった本格的な運動である必要はないらしい。家事や仕事といった運動以外の身体活動も幸福に関連することが示唆された、と研究者が指摘していることにも留意しておこう。

家事や外回り営業なんかも、立派な運動なのだ。

・・中略・・

ちなみに俺が最もおすすめしたいのは朝散歩だ。起床後1時間以内を目安に朝日を浴びながら15〜30分程度お散歩をすると、幸せホルモン「セロトニン」が分泌され、体内時計が整い、日中はハッピーかつシャキッと過ごせて、夜は睡眠の質が上がる。”(p161)

という軽度のエクササイズの薦めに、近年、本のタイトルでも散見されるようになった睡眠について

” おすすめしたい考え方がある。1日を24時間ではなく、睡眠に費やす7時間を差し引いた17時間と考えるのだ。

1日が24時間もあると考えるから時間配分が複雑になり、睡眠時間が犠牲になる。そもそも睡眠時間の7時間はないものと考えて、17時間の枠内で時間配分をしよう。

睡眠は幸福度のみならず、集中力や記憶力といった脳のパフォーマンスも引き上げてくれるので、短い時間の中でもより充実した人生が送れることを約束しよう。”(p165)

と思考の転換(24時間→17時間)が示されていて、腹落ちさせられました。

読了記前編で、著者Testosteroneさんから「いいね」頂けました。感謝🙏 *Twitterの通知画面をスクリーンショット

読後の小さな変化から

本書の締めの「おわりに」で、

” 良い本とは行動を変えてくれる本である “

とあり、行動に落とし込んでいくための TO DOリストが巻末に掲載されています。

書かれてあることを反芻し頭に入れていきながら、まず5分間の瞑想に、1日を17時間で考えるマインドセットあたりから日常に変化を起こすべく試みを始動させたく思いました。

Testosteroneさんが誘(いざな)う、考えなくても確実に幸せに近づく日常:『幸福の達人 科学的に自分を幸せにする行動リスト50』読了記 1/2

日本の「筋トレ不足」を憂い、筋トレと正しい栄養学の知識を日本に普及させることをライフワークとされているTestosteroneさんの『幸福の達人  科学的に自分を幸せにする行動リスト50』を読了。

Twitterでフォローしておらずとも、しばし ↓のような

出典:TestosteroneさんTwitter(画像はTweetにリンク)

ぐ〜っと腹落ちさせられるつぶやき何回か目撃し、著書に持った経緯。留めておきたいことが数あり、2回に分けた読了記の前半。

本書は

 第1章  脳のクセを攻略する

 第2章  ポジティブな面に注目する

 第3章  利他の心を持つ

 第4章  人間関係に投資する

 第5章  健康を死守する

 第6章  自尊心を育てる

と章立てされ、本編に至る前の「はじめに」で

” 科学が発展する以前、幸福というボンヤリしたものを扱うのはもっぱら哲学や宗教の仕事であったが、近年、この分野にも科学のメスが入り始め、科学的知見が蓄積されてきた。

科学されているということは再現性があるということである。なんたるグッドニュース! 幸せになりたい放題だぜ!”

という前提から、今回は第3章までで印象的な部分を転記すると

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谷川俊太郎さんと内田也哉子さんのひとりっ子トークに心をふわっとさせられた:『人生相談  谷川俊太郎対談集』刊行記念イベント 谷川俊太郎 x 内田也哉子 <ひとりっ子の相談> 参加記

(2022年)9月を迎え連夜でイベントへ。2夜目はガラッと趣向がかわり久々に代官山T-SITEを往訪、

代官山T-SITEでのイベントは2020年12月の神野大地選手x瀬古俊彦さん以来

人生相談  谷川俊太郎対談集』刊行記念イベント 谷川俊太郎 x 内田也哉子 <ひとりっ子の相談> と題されたトークイベントへ。

昨年(2021年)著書を読んでいた ↓

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内田也哉子さんが登壇されることで興味を持ち、限定15名様との来店参加に残席僅かの状況から滑り込む形で参加叶ったもの。

人生相談切り口に、90代と40代で交わされるひとりっ子トーク

会場に来て知りましたが、谷川俊太郎さんはオンライン参加で、

内田也哉子さんとモニター越しでトークが進んでいく中、お二人の共通点であるひとりっ子ということに関して

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アントニオ猪木さんが齢四十七にして振り返った体験に裏打ちされた半生記:『最後に勝つ負け方を知っておけ。』読了

アントニオ猪木さんの『最後に勝つ負け方を知っておけ。』を読了。

本書を、冒頭の棚橋弘至選手による「文庫化に寄せて ー 負けてなおマウントを取るアントニオ猪木の恐ろしさ!」から拾うと

” この本、もともとは猪木さんが47歳の時に書いたものらしいですね。”(p9)

という1990年9月に出版された著書が、2022年6月に文庫化された経緯。

色紙を書かれている動画を視聴していて

動かない手で一生懸命書きました。最後に勝つ負け方を知っておけ。青春出版社 アントニオ猪木

本書刊行を記念したものであったのかと反応し購入。

出版当時、アントニオ猪木さんは

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廣瀬俊朗さんがキャプテンを託された経験を通じまとめた相談し合える人間関係の築き方:『相談される力』読了

ラグビー日本代表キャプテン廣瀬俊朗さんの『相談される力』を読了。

先週開催された ↓

<< 2022年5月29日投稿:画像は記事にリンク >> 廣瀬俊朗『相談される力』出版記念オンラインイベント〜トシさんと語ろう 相談しよう TOSHI’S DIALOGUE〜視聴記

オンラインイベントの対象書籍として入手していた一冊。

頼りにされる者の心得

本書は、

” 40年間生きてきて、様々な立場を経験することができました。とくに30年間ラグビーをプレーしてきた中で多くのことを学ぶことができました。キャプテンに任命されることが多かったので “(p3)

との経歴を辿ってきた廣瀬俊朗さんが、

” 私のこれからの人生においてもやりたいことをやるという自己実現ではないもう一つの社会貢献として、たくさんの相談に乗っていきたいと考えています。

そんななかでふと、相談されるにはどうしたら良いのか、と考えました。まずは自分自身の在り方が大事だと思いました。

どんな人であれば、相談したくなるのか。この役職の人に相談しようではなく、廣瀬俊朗に相談しようと思ってもらえることが大事だと思っています。

そうあるために大事なことは、聞くこと、自分なりの視点で勝手に判断しないこと、相手が持っているものを引き出すこと、自分がご機嫌でいることなど色々なことが出てきました。”(p7)

といった思考の中から出版されるに至った本書。

キャプテンを通じて得られた知恵

本編では55項目に分かれ

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廣瀬俊朗『相談される力』出版記念オンラインイベント〜トシさんと語ろう 相談しよう TOSHI’S DIALOGUE〜視聴記

土曜夜、アーカイブ配信で元ラグビー日本代表 廣瀬俊朗さん登壇の 廣瀬俊朗『相談される力』出版記念オンラインイベント〜トシさんと語ろう 相談しよう TOSHI’S DIALOGUE〜 を視聴。

イベント告知でのサイン本が決め手となり、購入していた経緯。

事前に、ライブ配信時に寄せられた質問へ回答していく形で主に進行された本イベントでは、

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鈴木敏文セブン&アイ・ホールディングス元代表取締役会長に学ぶ商売の本質:『商売の原点』読了

鈴木敏文セブン&アイ・ホールディングス元取締役会長が、セブン・イレブン会長、イトーヨーカ堂会長時代に上梓された『商売の原点』を読了。

本書が出版された背景を緒方知行さんの「編者解説」から抜粋すると

” 周知のように、セブン – イレブンを創業し、リーダーとして育て上げてきたのは鈴木敏文氏である。その鈴木の発案で、創業まもないころに開始されたのが、セブン – イレブン本部で毎週一回行われる「FC会議」である。この会議はすでに一三〇〇回以上を数えている。

・・中略・・

この会議に鈴木氏は可能なかぎり顔を出し、全員を前に話をするのだが、その会議の速記録は問題不出のものとして保存されている。じつは、数万ページにもおよぶその速記録をもとに単行本を講談社から発刊するという条件で、速記録のすべてに目を通すことを編者は鈴木氏から快諾いただいたのである。

・・中略・・

着手から四年。本当に長い道のりであった。結局、この企画は『商売の原点』と『商売の創造』という二編に分け、同時発売されることになった。”(p202-p205)

と、(2022年)3月に読んだ ↓

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『商売の創造』と対をなす一冊。

箱入りで販売された愛蔵版で入手していた2冊

常に心得るべき原点、そして絶えざる・・

本編では

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元阪神タイガース赤星憲広さんが記したセンターを守る矜持:『中堅手論』読了

阪神タイガース 赤星憲広さんの『中堅手論』を読了。

本書を知った当初は、ポジションに特化されたかのテーマから反応しなかったものの

有れば買おうと思って入店し、狙い通りの展開から・・

「サイン本出ているみたいだしな」とじんわり盛り上がり、行ってみるかと入荷してそうな店舗を訪れ、狙い通り在庫を見つけ購入していた経緯。

9年間でゴールデングラブ賞6回を誇った守備力

現役時代の赤星憲広選手というと、何より走力=盗塁王のイメージ強かったですが、

” 手前味噌になって恐縮だが、僕は「盗塁王」獲得5度より、「ゴールデングラブ賞」受賞6度のほうが多い。”(p127)

というキャリアで、しかも

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