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お友達数150人を超せるか、ダンパー数に挑戦した人の物語

 

先日(2/12)、「無価値から価値を放つメトカルフェの法則からダンパー数の手前まで」なる自分らしからぬ?エントリーをして、

ダンパー数に続きがあるかの如くの表記なので、ダンパー数に関して。

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お友達数150人を上限とするダンパー数とは?

ダンパー数とは、「霊長類はだいたい150人前後の人間関係が限度」とするもので、例として・・

  • 中小企業の場合、従業員150人程度が限界で、これ以上社員が増えると、社長は従業員一人一人の面倒を見れなくなり、企業がこれ以上成長するには優秀な中間管理職が必要となる。
  • 戦争ドラマの中(バンド・オブ・ブラザース)で、優秀な現場指揮官であった中隊長が大隊長になった途端、書類仕事に忙殺される様子が描写されていた。
  • 軍艦でも、艦艇の乗組員は150人程度。この程度であれば、艦長は水兵たちの仕事を把握。
  • 古代ローマ軍では、「100人隊長」が現場指揮官であった事が強さの秘訣であったとされている。

上記は「非番のエンジニア」さんのご記載を引用させて頂きました。項目の締めでは、SNSで友人が何百人いても、本当の知り合いは200人程度の記載がみられます。

 

Facebook友達全員にメッセージを送ろうとの試みの結末

で、リンク先の「WIRED」を辿ると、Facebookで2,000人のお友達を有するコラムの主人公(リック・ラックス)が、ダンパー数理論を覆そうと

2,000人超のお友達全員にメッセージを送る試みにチャレンジした様子が記されています。

なお、本コラムでのダンパー数の定義は・・「安定した関係を維持できる個体数の認知的上限は平均約150人(100-230人)とするもの」

で、ラックスさんの試みはAからアルファベット順に始めたそうですが、Aの中で既に多くの「お友達」の記憶が無かった事に加え、

メッセージを受け取った多くが困惑の反応(返信しないお友達に、あなたは誰?との反応を示したお友達)を示したとの事。

B、Cに移行した時には、亡くなっている方や身内に不幸があった事実に気付かされ、やがて、J に到達した時点で挫折を迎える結果に。その時点のアプローチ数は、1,000人程度であったそうな。

結果、ラックスさんの試みはダンパー数を裏付けるものになったと告白。

「社会的ネットワークの拡大に努めても、多くは交友関係の維持にとどまり、この場合の上限は200人を切る」との見立て。

 

何となく始め、覚え、慣れていくSNS

WIREDのコラムでは、本当の「お友達」は少ないとの結論で、この指摘は、誰しも異論無きと思います。

確かに我を振り返っても、「お友達」から返事が来ない事は、SNS外でよりSNS(主に、Facebook)での可能性が高いように思いますし、

オンラインからオフラインへの移行の機会を模索しても、オンラインを超えられない場合も少なくないように実感しています。

SNSをやっていなくても、何となく連絡を取り合っている関係(=身近に感じる)というのはあるわけで

SNSの世界にログインして交遊関係維持に努めている自分は否定出来ませんが、今回のダンパー数に関する学びを通じて、

今一度、とかく数に翻弄される(お友達・・、いいね!・・)SNSの世界から、交友関係に心を通わせる有り様、

自分の軟着陸の地点を模索してみる契機になりました。

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無価値から価値を放つメトカルフェの法則からダンパー数の手前まで

 

日曜日付け(平成26年2月9日)のメールマガジン「平成進化論」に出ていた「メトカーフの法則(Metcalfe’s law)」に刺さるモノを感じたので、その辺りのアレコレを。

 

メトカルフェの法則とは

通信網に関する法則だそうで、日本では一般的に「メトカルフェの法則」として定着しているそうな。

内容の方は(著者の鮒谷周史さんのwikipediaからの引用)・・

「通信網の価値は利用者数の二乗に比例する。
また、通信網の価格は利用者数に比例する。」
例えば、通信網に対し現在の3倍の費用をかけると(利用者を3倍にすると) その通信網の価値は9倍になるという考え方。

 

自分自身に価値無き場合の選択

で、「平成進化論」では・・ 「自分自身には何の価値がなくとも様々な人とつながることによって、

自分を取り巻くつながりの価値が増大することになります。

こうして、多くの方々の力を借りながら、自分一人では提供できない価値を次々と提供することができるようになるのです。」

と、鮒谷さんの解釈が綴られており「コレ(この考え方)いいなぁ」と。

Network with leader

 

答えは、きっと近くにある

要は、「餅は餅屋」という言葉にある通り、それぞれの分野には専門家で居て、それらを組み合わせられる事が出来れば

ゴールに近付けるという事。その事も立派な才能と思いますが、自分はオーケストラの指揮者を想起しました。

「え”っ!?」 って反応したくなるような事で、自分に依頼や相談が来たりといった場合、先方も八方手を尽くした挙句という事も考えられ

「出来ません」「分かりません」と一言発する前に、身近なお餅屋さんを探してみる心掛け、大切そうです。

 

人脈維持のボトルネックとは?

他方、各自を取り巻くお餅屋さんについても考えてみました・・

瀧本哲史さんの「君に友だちはいらない」では、かのアメリカの石油王 ジョン・ロックフェラーは、「ブラックブック」と称される黒表紙の手帳を持ち歩いていて、

実に1万数千人に上る人脈リストから数人の秘書を駆使して、人脈を有効活用していたそうな。(p117)

 

もっとも瀧本さんは『人脈維持のボトルネックは情報処理能力ではなく、その人の持っているパワーそのものである(p117)』として

『人脈の多さを自慢する人は、つきあって有意義な人だけでなく、自分の足を引っ張ったり、迷惑をもたらす人や、さらには反社会的な勢力ともつながってしまうことがあるのだ。』 と警鐘を鳴らしています。

『モノや知識も、たくさん持ちすぎると、それを自分がコントロールしていると思っていながら、逆にそれらに縛られてしまうことがある。』

『ときどきは自分の持つ「モノ」や「知識」を手放したほうがいい。』

『持っているものが多いこと」が貴いのではなく「必要なものが少ない」のが貴いのである。仲間についても同じだ。

仲間の数を増やすのではなく、少数の仲間の質を追求することが、肝要となるのだ。』と項目が締め括られています。

 

真に貴きなりは・・

何より依頼される、相談されるポジションに自分が居る事は、それぞれの人の人脈から選ばれた得難き存在といえそうです。

その得難さに対しては、是が非でも「価値」として、お応えしたいものですね。

 

因みに、一般的な友達の目安としてダンパー数なるものから150人だ、と指摘している本(下記/未読)やコラムがネット上で散見されますね。

友達≒人脈? の視点は必要になりますが・・。

 

以上、151番目の男より、、じゃなかった(汗

読まれた方の150番目以内に入れますよう努力させて頂く所存でございます (笑)m(___)m

今日は短く書くつもりが、、 長文のお付き合い有難うございました。

世の中、パターンで出来ている

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ジャック・バウアー「24」に次ぐ、キーファーサザーランドのドラマ主演作

ゆっくり起きた朝は、家族に「これ買ってくれ」とねだった海外ドラマのTOUCH/タッチの視聴から。第1話は何かを購入したかレンタルの折に無料でDVDを貰ってきて、それを気に入って依頼、

9月頃からであったと思いますが、今月に入ってようやく先日発売と。世の中的には「24」シリーズのジャック・バウアー役が熱かったキーファー・サザーランドの次の主役ぶりに注目が集まっているようですね。

世の中をパターンで読み解く 海外ドラマ

世の中のあらゆる事はパターンに基づいて、本ドラマでは数列がキーとなって、謎が解き明かされていくストーリーで、今日見た第2話では、悪事を良い行いに改めた瞬間、

人生の流れが変わるなど、わざとらしくない感じで上手く演出されており、期待に応えてくれた感じ。自分に起こる事象も全て意味付けられているとの解釈も興味深いです。

心動かす文章を書くにもパターンがある

夜は日課と化している神田アカデミー。今は、神田昌典さん流の「本の執筆・出版する」項目。世に広まっている文章講座に止まらず、

脳のメカニズムに着目され・・ 「適切な質問をすれば、適切な答えが得られないことは、(1秒間に1,000万ビット以上の情報を24時間、365日処理し続ける)脳の構造上、不可能。」であるとして、

要は「何を書けばいいんだろう?」といった曖昧な質問を脳に投げかけている限り、曖昧な回答に導かれた、曖昧な文章に止まってしまう。

自身が望むべき状況を得られる最適な質問を脳に投げかける事で、文章力の無い人にでも「その人だからこその内容が書ける」

文章の究極のパターンとは・・

良い文章を書くコツとしては、「文章は情報を伝えるものではなく、感情を伝えるものだ」という点。確かに、良い文章は読後感から(感情にヒットして)行動に結びつくもの、だと思います。旅行記然り、映画評然り、書評然り・・。

世の中の事象は、一定の規則性(パターン)に基づいている

「TOUCH/タッチ」の設定から引用していますが、数あるスポーツの必勝法にしても、ハリウッド映画のヒット作の筋立てにしろ、一定の規則性を抑えれば

望むべく結果を呼び込みやすい。上手く行った(勝った、ヒットした etc)の裏側をあぶり出すと、規則性(パターン)が見えるであろうとの本日の学び。

 

「作家になろうぜ」のどうやって?

作家デビュー?ありでしょ!を試される172ページ

現在、am 1:39。休み前で、良かったなぁ・・と。

朝、電車に乗って程なくして、プロブロガー立花岳志さん絶賛されていた本「印税で1億円を稼ぐ」を読了。

私を含む一般の人にとっては「本を出版する」事に聳え立つ壁のようなものを感じますが、本著では段階を追って著者として歩んでいく道のりが、実体験に基づいて綴られており、

見知らぬ世界に目を開かせられたような感覚を。ブログを書く方も、もっぱら読む方だという方も、「読む」という行為は恐らく日常的な行為と思います。

作家になるには処女作が全て

その人しか書けない事に市場性(商業性)があって、本の場合、150~200ページ程度筆を走らす事が出来れば、単発的に本を出せて

そこでノウハウを会得して、ファンの期待に応える質をキープ出来れば何となく職業としての「書き手」も成り立ちそうかなと。素人考えでは、そのレベルですが・・

『処女作は、好きなことではなく得意なことを書く。』との指摘から、『処女作で増刷がかかると、2冊目以降が出しやすくなる。処女作がからきし売れないと、もう声はかけてもらえない。』(p47)

この処女作は売れなければならない点は、立花岳志さんも直にお会いしている場で出版における最重要点として思いを込めておっしゃられており、本では『1冊目に、一点の曇りもなく自分のすべてを注ごう。』とあり

何をおいても最初の打席でヒットを飛ばせないと、出版界(業界)で「売れない人」とのレッテルを貼られてしまうようで、「向こう側」へ」くには必ず通過せねばならない関所のようです。

1%に感じる思い

本著では作家になる心掛けとして・・

楽をして稼ぎたい人は、最も向いていない。そこそこ有名な著者でも1冊書き上げて100万円前後、たいていは数十万円振り込まれておしまい。

出版を募る一般募集が行なっている出版社は意外に多いとの事で・・

一般募集から出版に至るまでの確率は ”1%前後” ・・中略・・これを読んで「たったの1%!?」とショックを受けた人は、出版は向いていない。「1%も可能性があるの?」と興奮した人は、出版に向いている。

売らんがためには・・

『読者にとって、麻薬的存在になる覚悟があるだろうか。』 著者の千田琢哉さんが在籍されたとの経営コンサルタントの世界では中毒性のある人間的魅力を備えていたのが共通項だったそうで、

「書ける」事に加えて、文字から滲み出てくる人間性も大きなファクターですね。自分も著者のプロフィールを見て、購入の動機に繋げる事が多いです。

自分を進化させる修行僧のような1年間

千田さんは、保険会社からコンサルティング会社に転職された経歴を持つそうですが、『保険会社の1週間は、コンサルティング会社では半日だった。』

具体的には・・

『夜中の1時にミーティングを開いているのに、じゃあ明日の朝までにまとめておいて」と平気で言われる』

『こうした精神的にも時間的にも圧縮された状態でこそ新しい自分の才能を見つけられたし、大きく飛躍できたという実感がある。』

『1年間限定の修行僧のように生き抜いてみると、その先には一生モノの宝物が待っているのだ。』との一文が項目の締め括り。

同程度、それ以上の環境も少なくないと思いますが、まずは他人が興味抱く経験を経て、読み手を惹き付ける素材を生み出せる事につながるのでしょう。

日常に潜むスペシャル

何も特別と感じなくとも、立場が変われば興味深く受け止められる事も色んな所に転がっていると思いますが

「本を書こう」との思いを以て日々を過ごしていると、見ゆる世界も一変しそうで、「印税で1億円を稼ぐ」を読んで感じた事は、普段、自分で自分の置き場をどこに意識している事かなと。

と、夜中 2:57まで考えて頭を働かせてみました(笑)

野村監督が説く、人間が辿る成長の3段階

読みて学ぶ

帰りの電車&帰宅後の読書で、野村監督本の「人生に打ち勝つ野村のボヤキ」を読了。今年2冊目、いいペースかな。

野村克也が歩んだ、ホップ、ステップ、ジャンプ

本の後半でも、野村監督に期待する含蓄のある言葉が散りばめられていましたが、『人間は、「突然の成功」の瞬間を求めて努力する』との指摘から・・

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野村監督が説く、人間が試される3段階

間近で、ぼやかれた翌月

昨年12月で間近で、プロ野球界の現役と監督で傑出した成績を残された野村監督こと野村克也さんの講演を聞く機会に恵まれましたが、その際、一緒だった友人に貸して貰った野村本を今朝から読み始め。

無視は人を育てる、?

野球を題材としながら人生観に通じる大局的な見解が導かれていて、今日読んだ中で印象に残ったところでは・・

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給料は未来を約束してくれない by 本田直行さん

思考をやわらかくする昨日、今日

「あらら、もう」といった感じで、昨日買ったばかりの「思考をやわらかくする授業」を読了。見開きで61章に端的にメッセージがまとめられており、読みやすく。

今日読んだところでは・・

Lesson52 減らす、持たない、捨てる、あきらめる、こだわる、つきあわない、嫌われる。一見、ネガティブな言葉かもしれないが、そうやって生きることも許される時代になった。

もちろん覚悟はいるし、それなりに傷も負う。でも今までの価値観と逆行したことで、ハッピーになれた人はどんどん増えている。(p144-145)

Lesson53 給料は未来を約束してくれない。約束してくれるのは身についた力だけだ。(p146-147)

といったところ。

are you ハッピーエンダー !?

根底で自分の行きつく先を望むべきとこで信じ切れるか、信じ切れないか。

決断すべく局面は、不意に訪れたり、無意識のうちに行なっていたり。日々の自分に対する思いを養っておく事、大事ですね。

 2013年の締め本

って事で、今年最後になるかラス前か、次は「考えなしの行動」。先日、読了した「ない世界」で「あとがきの代わりのブックガイド」で紹介されていて今日を持った一冊。洋書の翻訳版となりますが、どのような脳内飛行に誘(いざな)ってもらえますやら・・

瀧本哲史さん講演

行きたいと思えば、考える

整理券は入手したものの「行けっかなぁ~」と長く案じていた瀧本哲史さんの講演会&サイン会に無事参加。

無料イベントにつき、30分程度の講演かと思いきや優に1時間を上回る尺で、お得感満点の催しでした。

瀧本-1209

本は4冊読んでといった履歴ですが、ご本人を目の前にしたのは初めて。

早口で話しが進んでいく様子が印象的でしたが、新刊の「君に友だちはいらない」の発売イベンントで、同著の学びを深くするべくのお話し・・

ナマの迫力

「仕事は3年で変える」

「ネットワークは創れない。出来上がるものだ」

エンジェル投資家として、投資を行う三箇条として・・

10年後に「マーケットがある事」「メンバーが揃っている事」「頑張り続けられている事」と説明されており、

本の内容に合わせると2つめ(メンバー)なんでしょうが、瀧本さんを目の前にプレゼンされ、ブレず、

自分の主張を通される方(瀧本さんの揺さぶりに惑わされない)と、結局パートナーシップを築かれているとの事。

人は所を得てこそ

やはり、人と上を行くには好きな事に打ち込む事ですねぇ。