「Baseball:野球」カテゴリーアーカイブ

内海哲也さんがジャイアンツとライオンズのプロ19年間で貫いた矜持:『プライド 史上4人目、連続最多勝左腕のマウンド人生』読了

讀賣ジャイアンツ及び埼玉西武ライオンズで活躍、ファンに愛された内海哲也さんの『プライド  史上4人目、連続最多勝左腕のマウンド人生』を読了。

サイン本販売機会に

サイン本販売機を捉え入手の半生記.-

反応して入手していた著書。

本書は

” プロ野球選手としてすごした19年間の現役生活が終わり、ファーム投手コーチとして第2の野球人生が始まりました。野球人としての節目を迎えた今、若手選手たちに何を伝えられるかを整理し直す意味を含めて、これまでのキャリアを振り返ってみたいと思います。”(p13)

という人生の切り替わりの時期に差し掛かった内海哲也さんが、(2023年)7月に上梓された半生記。

書かれてあることは、

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(阪神タイガース他で爪痕)糸井嘉男さんのキャラに存分に惹き込まれてきた:糸井嘉男さんトークショー!!サイン本お渡し&ツーショット撮影 参加記

阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝を決めた翌週、昨年まで6シーズンに及び背番号7を背負った

(2023年)7月の五十嵐亮太さんイベント以来のメディアドゥ セミナールーム

ラブすぽ(さん)の糸井嘉男さんトークショー!!サイン本お渡し&ツーショット撮影へ。

画面を通じての印象が筋骨隆々、さぞ大きな身体を想像していましたが、実際目の当たりにしての印象は・・

万雷の拍手に迎えられ糸井嘉男さん登場〜

想像を超えるまでには至らずとも、野球選手の中でも(上背に胸板など)恵まれたスケール感であったように。

イベント全体120分のうち大雑把にトークショー90分&撮影会30分という割り振りでしたが、想像を超えてきたのは

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ダイエー/福岡ソフトバンクホークスで黄金期を築いた三冠王 松中信彦さんを眼前にし迫力と真摯さを感じてきた

いまだシルバーウィークなる呼称が定着しているのか?ながら、2023年(同期間)の初日、7月の

川藤幸三さん以来で奈良市の野球居酒屋B-CRAZY(さん)へ。

今回の目当ては、ダイエー〜福岡ソフトバンクホークスの黄金期を築いた松中信彦さん。

最初はホークスファンではなく、むしろホークスには日本シリーズで煮え湯を飲まされた立場に乗り気ではなかったところ

<< 2023年8月3日投稿:画像は記事にリンク >> 阪急ブレーブスで三冠王など時代を築いたブーマーさんを間近で感じてきた:ブーマーさんファンミーティング IN TOKYO 参加記

先月のブーマーさん↑に続いて、NPBで8名しかいない三冠王を目の当たりに出来る貴重な機会であるものと方針転換。

発売直後に捌けた60枚のうちの1枚の確保すると、

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栗山英樹前監督が記した書を通じ学び遂げたWBC制覇への軌跡:『栗山ノート2 世界一への軌跡』読了

侍ジャパン栗山英樹前監督の『栗山ノート2  世界一への軌跡』を(阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝を決めた日に)読了。

二週前に読み終えた『栗山ノート』は ↓

<< 2023年9月5日投稿:画像は記事にリンク >> 栗山英樹前監督が記した書を通じ遂げた成長の軌跡:『栗山ノート』読了

北海道日本ハムファイターズ監督在任中に書き上げられたものでしたが、本書は

“侍ジャパンがWBCで優勝したことには、たくさんの意味があると思います。そのなかのひとつに、「これまでの学びを伝える」というものが含まれている、と理解しました。

私を励まし、勇気づけ、奮い立たせ、支えてくれた言葉をもう一度まとめて後世に伝えることは、侍ジャパンの監督を任された私の使命なのだろう、と。”(p7)

と冒頭の「はじめに」に記されている通り、侍ジャパン監督としての舞台裏が、書から引用された言葉を交え振り返られた構成。

“「起こる事項に幸不幸はなく、それをどう捉えてどう生かすかによって、幸不幸が生まれる」と言われます。私は『易経』に収められている「窮すれば、すなわち変ず、変ずれば、すなわち通ず」の心境でした。手を加えられないことはあったけれど、それが変化をもたらし、おのずと道が開けてくる、と。”(p46)

といった(本書らしい)引用された言葉もさることながら

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能見篤史さんが振り返った転機によって紡がれた野球人生、そして阪神タイガース:『#みんな大好き 能見さんの美学 ポーカーフェイスの内側すべて明かします』読了

阪神タイガース及びオリックス・バファローズで活躍された能見篤史さんの『#みんな大好き 能見さんの美学 ポーカーフェイスの内側すべて明かします』を読了。

サイン本販売情報に即反応して

東京ではレアな機会であったサイン本販売情報に即反応して1冊確保.-

入手していた著書。

エリートではない環境からタイガースのエースへ

本書は、能見篤史さんが自身の球史を振り返る過程で

” 人生はちょっとしたことで変わる。それが僕の実感です。

会社勤めの人、専業主婦の人、アルバイト生活の人、今は働いていない人、学生さん・・・それぞれの立場で、その人にしか分からない苦悩があると思います。

この本の中に、みなさんのヒントになることが何か一つでもありますように、そう願ってやみません。”(p5)

との思いから上梓されたもので、

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辻発彦 埼玉西武ライオンズ前監督が振り返ったプロとして貫いたこと:『つじのじつ話 自分らしく、あるがままの監督論』読了

埼玉西武ライオンズ辻発彦前監督の『つじのじつ話  自分らしく、あるがままの監督論』を読了。

「出るかな」と狙っていた店舗イベント後のサイン本販売情報に

出典:三省堂書店有楽町店 X(画像は Post にリンク)

即反応し、入手していた著書。

本書は、

” 本のタイトルも説明しましょう。『つじのじつ話』は、漢字を使えば『辻の実話』です。「僕の本当の姿、思いを書いています」という意味を込めてですが、同時に、上から読んでも下から読んでも『つじのじつ』という遊びも入れています。

奇をてらった内容ではありません。僕が現役選手、コーチ、監督、評論家、そして一人の男として、感じたこと、考えていたことをそのまま書いています。”(初めに)

との前提になっていますが、サブタイトルに「あるがままの監督論」とある通り、

 第1章 つじのスタイル

 第2章 つじのコーチング

 第3章 つじのライオンズ監督時代

 第4章 つじの鎧

 第5章 つじの監督前

 最終章 つじのこれから

と章立てされいて、全85話あるうち18話は監督在任中のお話しで力点置かれているように。

低迷期からリーグ連覇へ

埼玉西武ライオンズというと、個人的にシーズンオフFAの供給源といった印象ありますが、

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栗山英樹前監督が記した書を通じ遂げた成長の軌跡:『栗山ノート』読了

栗山英樹 北海道日本ハムファイターズ前監督の『栗山ノート』を読了。

別本目当てに書店を立ち寄った際、本書サイン本を見つけ、

『#みんな大好き能見さんの美学』サイン本目当てに訪れた際に遭遇出来た2冊

購入に繋がっていた経緯。

栗山英樹前監督というと、WBC侍ジャパンを率いての優勝で再び注目を集めることになりましたが、本書は

“この原稿を書いている時点で、19年のレギュラーシーズンは残り10試合と少しです。”(p225)

北海道日本ハムファイターズ監督在任中に上梓された著書。その元になっているのは

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工藤公康さんを一流投手に導いた虎の巻:『プロフェッショナル投手育成メソッド 一流選手へ導く” 投球メカニズムとトレーニング “』読了

NPBで投手として224勝、監督としてチームを5度日本一に導いた工藤公康さんの『プロフェッショナル投手育成メソッド 一流選手へ導く ” 投球メカニズムとトレーニング “』を読了。

内容は一先ずとして、サイン本の稀少性に反応して購入.-

当初、サイン本の稀少性に反応して、読むことまでは想定していなかったものの、とりあえずとチラ見してみたところ・・

(主たるテーマである投手育成の関心はないながら)興味深い記述もみられ「読んでみようかな」と方針転換。

本書は

 第1章 投手に必要な3つの柱

 第2章 ピッチングにおける運動連鎖

 第3章 技術習得のためのトレーニングピラミッド

  第4章 投手に走る意味はどこにあるのか?

 第5章 オフシーズンとシーズン中のコンディショニング

 第6章  試合で勝つための投球術

 第7章 医科学をどのように生かすか

と章立てされ、

” とにかく、投げる。投げて覚える。反復練習でなければ、身に付かない技術が必ずある。

なぜなら、反復することでしか、脳から筋肉への神経回路を作ることはできないからだ。”(p30)

という(練習の合理性/強化目的が明確化された上で)大前提から

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