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辻発彦 埼玉西武ライオンズ前監督が振り返ったプロとして貫いたこと:『つじのじつ話 自分らしく、あるがままの監督論』読了

埼玉西武ライオンズ辻発彦前監督の『つじのじつ話  自分らしく、あるがままの監督論』を読了。

「出るかな」と狙っていた店舗イベント後のサイン本販売情報に

出典:三省堂書店有楽町店 X(画像は Post にリンク)

即反応し、入手していた著書。

本書は、

” 本のタイトルも説明しましょう。『つじのじつ話』は、漢字を使えば『辻の実話』です。「僕の本当の姿、思いを書いています」という意味を込めてですが、同時に、上から読んでも下から読んでも『つじのじつ』という遊びも入れています。

奇をてらった内容ではありません。僕が現役選手、コーチ、監督、評論家、そして一人の男として、感じたこと、考えていたことをそのまま書いています。”(初めに)

との前提になっていますが、サブタイトルに「あるがままの監督論」とある通り、

 第1章 つじのスタイル

 第2章 つじのコーチング

 第3章 つじのライオンズ監督時代

 第4章 つじの鎧

 第5章 つじの監督前

 最終章 つじのこれから

と章立てされいて、全85話あるうち18話は監督在任中のお話しで力点置かれているように。

低迷期からリーグ連覇へ

埼玉西武ライオンズというと、個人的にシーズンオフFAの供給源といった印象ありますが、

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栗山英樹前監督が記した書を通じ遂げた成長の軌跡:『栗山ノート』読了

栗山英樹 北海道日本ハムファイターズ前監督の『栗山ノート』を読了。

別本目当てに書店を立ち寄った際、本書サイン本を見つけ、

『#みんな大好き能見さんの美学』サイン本目当てに訪れた際に遭遇出来た2冊

購入に繋がっていた経緯。

栗山英樹前監督というと、WBC侍ジャパンを率いての優勝で再び注目を集めることになりましたが、本書は

“この原稿を書いている時点で、19年のレギュラーシーズンは残り10試合と少しです。”(p225)

北海道日本ハムファイターズ監督在任中に上梓された著書。その元になっているのは

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:Boomers、スロベニアに屈しFIBAバスケットボールワールドカップ2023敗退

Boomers、スロベニアに屈しFIBAバスケットボールワールドカップ2023敗退

” 9月1日、「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」2次ラウンド・グループKの初戦が行われ、オーストラリア代表(FIBAランキング3位)がスロベニア代表(同7位)と対戦した。

第1クォーターで18-28の10点ビハインドを負ったオーストラリア。第2クォーターからはパティ・ミルズ(アトランタ・ホークス)やジョシュ・ギディー(オクラホマシティ・サンダー)らを中心に盛り返していくが、スロベニアの巧みな連携を止めることはかなわず、最終スコア80-91で惜敗した。

スロベニア戦を終えて、戦績を2勝2敗としたオーストラリアは2次ラウンド敗退が確定。試合後の記者会見に出席したギディーは、82-85で勝利を逃した1次ラウンドのドイツ代表(同11位)戦を最初に振り返った。

「ドイツのような良いチームを相手にスロースタートでは逆転することは難しいし、ビハインドを背負い続けることになる」。

「これでトーナメントは終了、という事実にがっかりしているのは明らかです。これ以上、上位に進めないのはとても残念です」

また、日本代表(同36位)との一戦では24得点16リバウンドのダブルダブルで存在感を見せていた主力フォワードのゼイビア・クックスが、ファウルトラブルに追い込まれる場面も。だがそれ以上に、ギディーはポイントガードとしてコントロールの足りない部分があったと語った。

「後半では、彼(クックス)を重要な時間に出場させることができた。ファウルトラブルが試合に大きな影響を与えることはなかったと思う。ほかにコントロールできたことはたくさんあったし、もっとうまくやる必要があったよ」

ワールドカップ初出場ながら先発ガードを務め、ここまでの4試合で1試合平均20.5得点5.8リバウンド6.5アシストと、オールラウンドなプレーで母国をけん引しているギディー。スロベニア戦では25得点8リバウンド4アシストをマークし、相手エースのルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)に対抗した。

オーストラリアは来年のパリオリンピック出場を確定させており、ギディーは再びメダルを目指す舞台に臨む。今大会でつかんだ手ごたえや経験をもとに、若き司令塔はオーストラリアを上位に導くことが期待される。”(出典: BASKETBALL KING via Yahoo! JAPAN)

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川淵三郎さんが振り返ったJリーグ、そして日本のスポーツ界に賭けた思い:『キャプテン! 日本のスポーツ界を変えた男の全仕事』読了

先週末に、読み始め記をアップロードした

<< 2023年8月27日投稿:画像は記事にリンク >> 川淵三郎さんが振り返ったJリーグ、そして日本のスポーツ界に賭けた思い:『キャプテン! 日本のスポーツ界を変えた男の全仕事』読み始め

日本トップリーグ連携機構会長 川淵三郎さんの『キャプテン! 日本のスポーツ界を変えた男の全仕事』を読了。

その(読み始め)後、読み進めた

 第3章 日本でもっとも注目される集団・日本代表を作る

 第4章 「キャプテン」として臨んだ協会改革

 第5章 2つ目のプロリーグを誕生させ、2度目のチェアマンに

 第6章 見えないキャプテンマークと生きる

 エピローグ  スポーツを愛する一人として

 芝のグラウンドがスポーツの未来を拓く

 日本スポーツ界と川淵三郎の歩み

には、

” Jリーグはゼロから立ち上げたので、長い時間かけて準備をしていました。新しい考え方を皆さんに早く、深く理解してもらおうと、入念な準備を元に、理論武装で臨もうと考えました。読売新聞の渡辺恒雄主筆をはじめ、 Jリーグに向けられた様々な疑問、反発、不満に、ただ反論するのではなく、むしろPRの絶好機として自分たちの理念を徹底的に説明する。そういう戦略を取りました。

しかしバスケは、2005年のbjリーグ設立以降、10年近く混乱したまま解決の糸口され探れない。女子代表をリオ五輪予選に出場させるためにはどうしても15年6月までに制裁を解除しなければならず、残る時間は4ヵ月しかなった。”(p206)

と混迷を深め絶望的状況に陥っていた国内バスケットボール界にFIBA(国際バスケットボール連盟 当時)パトリック・バウマン事務総長から直に依頼を受け、

” この仕事をできるのは自分しかいない “(p205)

と立ち上がり、

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラビーズ、フランスに敗れラグビーワールドカップ2023へ

ワラビーズ、フランスに敗れラグビーワールドカップ2023へ

” ラグビーテストマッチが26日、仏パリ郊外のスタッド・ド・フランス(Stade de France)で行われ、フランスが41-17でオーストラリアに快勝。しかしファビアン・ガルティエ(Fabien Galthie)ヘッドコーチ(HC)は、「もう1段レベルを上げる」必要があると話した。

W杯(Rugby World Cup 2023)の開催国で、優勝候補でもあるフランスは、ダミアン・ペノー(Damian Penaud)が後半に2トライを決めるなどしてオーストラリアを終始寄せつけず、W杯へ向けた前哨戦を白星で終えた。

それでもガルティエHCは「これは前哨戦で、成長させてくれた」と話しつつ、「ここからは切り替えて、大会モードに入らなくてはならない。あらゆる部分でもう1段レベルを上げる必要がある」と続けた。

フランスは9月8日のW杯開幕戦で、優勝3回を誇るニュージーランドを迎え撃つ。オーストラリアは翌日にジョージアと対戦する。”(出典:AFPBB News via Yahoo! JAPAN

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川淵三郎さんが振り返ったJリーグ、そして日本のスポーツ界に賭けた思い:『キャプテン! 日本のスポーツ界を変えた男の全仕事』読み始め

日本トップリーグ連携機構会長 川淵三郎さんの『キャプテン! 日本のスポーツ界を変えた男の全仕事』を読み始めて

「キャプテン」とは?

 はじめに

 特別対談 川淵三郎 x 栗山英樹[2023WBC日本代表監督]W杯とWBCが見せたシン・スポーツの力

 第1章 日本初のプロサッカーリーグの夜明け

 第2章 スポーツ界、日本社会を変えたJリーグの革命

 第3章 日本でもっとも注目される集団・日本代表を作る

 第4章 「キャプテン」として臨んだ協会改革

 第5章 2つ目のプロリーグを誕生させ、2度目のチェアマンに

 第6章 見えないキャプテンマークと生きる

 エピローグ  スポーツを愛する一人として

 芝のグラウンドがスポーツの未来を拓く

 日本スポーツ界と川淵三郎の歩み

と章立てされているうち、「第2章 スポーツ界、日本社会を変えたJリーグの革命」まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

川淵三郎さんと思いを支え応えた人たち

全339ページ(別途「年表 日本スポーツ界と川淵三郎の歩み」)中113ページまでになりますが、印象に残ったところでは、

” 川淵  もっとも大きい成果は、スポーツを企業だけではなく、地域の財産にできる仕組みが日本中に定着したことでしょうか。”(p35)

と対談相手の栗山英樹前監督から

” Jリーグの30年を振り返って如何ですか?”(p035)

との問いに回答され、本書及び川淵三郎さんの業績の肝となる(=日本スポーツ界を変えた)であろうやり取り(の断片)に、

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工藤公康さんを一流投手に導いた虎の巻:『プロフェッショナル投手育成メソッド 一流選手へ導く” 投球メカニズムとトレーニング “』読了

NPBで投手として224勝、監督としてチームを5度日本一に導いた工藤公康さんの『プロフェッショナル投手育成メソッド 一流選手へ導く ” 投球メカニズムとトレーニング “』を読了。

内容は一先ずとして、サイン本の稀少性に反応して購入.-

当初、サイン本の稀少性に反応して、読むことまでは想定していなかったものの、とりあえずとチラ見してみたところ・・

(主たるテーマである投手育成の関心はないながら)興味深い記述もみられ「読んでみようかな」と方針転換。

本書は

 第1章 投手に必要な3つの柱

 第2章 ピッチングにおける運動連鎖

 第3章 技術習得のためのトレーニングピラミッド

  第4章 投手に走る意味はどこにあるのか?

 第5章 オフシーズンとシーズン中のコンディショニング

 第6章  試合で勝つための投球術

 第7章 医科学をどのように生かすか

と章立てされ、

” とにかく、投げる。投げて覚える。反復練習でなければ、身に付かない技術が必ずある。

なぜなら、反復することでしか、脳から筋肉への神経回路を作ることはできないからだ。”(p30)

という(練習の合理性/強化目的が明確化された上で)大前提から

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三笘薫少年をプロサッカー選手に導いたブレない考え方:『VISION 夢を叶える逆算思考』読了

サッカー日本代表でファンの期待を背負い、本場英国プレミアリーグ Brighton & Hove Albion: ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC所属の三笘薫選手の『VISION 夢を叶える逆算思考』を読了。

本書は、

” 本書では、僕のサッカー選手としての歩みを振り返りつつ、普通のサッカー少年だった僕が、その時々で自分の目標や理想像に向かって自身をアップデートしていった考え方や練習法、フィジカル、メンタル、食事、教育法、言葉、海外挑戦などすべてについて書いている。 “(p6)

という前提に沿って上梓された著書。

 第1章 サッカーとの出会い 〜三笘薫を作った少年時代の「ドリブル基礎練習法」「三笘家の教育」「食事」〜

 第2章 川崎フロンターレ「ジュニア」・「ユース」 〜プロを目指すための「利き足練習法」「目標シート」「1試合に集中するメンタル」〜

 第3章 筑波大学 〜「プロに行かずに実現した肉体改造法」「三笘ドリブルという武器と型」「世界に最速でいくための伸ばし方」〜

 第4章 Jリーグ 川崎フロンターレ 〜「得点力を伸ばした頭を使うコンビネーションの考え」「もう一つの武器・アウトサイドパス」「強者のメンタリティ」〜

 第5章 日本代表 〜「ワールドカップ激闘の裏」と「個のボールを握るサッカー」、三笘の1ミリを生んだ「ゲームを読む力」、多くの人に伝えたい「あきらめない力」〜 

 第6章 ベルギーリーグ ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ 〜 “世界基準”のサッカーに勝つ「エゴの活かし方」「上昇志向メンタル」「背負うドリブル技術」〜

 第7章 プレミアリーグ ブライトン 〜「ゴールの軸と新しい型」「ドリブル」「自由自在のプレー比率」〜

 第8章 僕を作るメソッド 〜「逆算思考法」「フィジカル・トレーニング法」「食事メニュー」「メンタル」「睡眠」「走り」〜

という章立てで構成。目次の入力だけでも相応の文字数 ^〜^;A

本を手にした時に感じた厚み(=約310ページ)に、開けば19行x46文字(最大)というボリュームで

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