オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ネッド・ケリー ④

下記の記事は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」10月28日付の記事を転記したものです。

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ネッド・ケリー ④

” 警察はメルボルンから特別列車で増援隊を送り込んだ。そして1880年6月、警察隊との最後の銃撃戦が繰り広げられた。銃撃戦の末、一味はネッドを除いて射殺された。

ネッドも足を撃たれ警察に捕まった。同年10月メルボルンでの裁判でネッドは、警察の絶え間ない干渉と圧力のため犯罪に追い込まれたと主張し、貧しい人びとの支持を得た。

しかしながら、裁判では新米の裁判官が、ネッドの自己防衛という重要な点に関して陪審員を誤誘導するなどのミスを犯し、それが不利に働き、結局ネッドは殺人罪で絞首刑を言い渡された。

そして刑の執行は、その年の11月11日に決定した。刑の執行前、減刑嘆願署に3万2,000人以上が署名し、総督に提出された。しかし、裁判所の決定を覆すことはできず、刑は予定どおり実行された。

ネッド・ケリー、弱冠26歳のときであった。ネッド・ケリーのこの短い劇的な生涯は、その後小説、音楽、舞台、映画、ラジオ、テレビなどの格好のテーマになった。

彼の死後約130年たった今日でも、ネッド・ケリーはオーストラリア民衆のヒーローとして愛されている。無法者ながら民衆の共感を呼んだ彼は、赤城の山に立てこもった国定忠治やネズミ小僧を思い出させる。”(出典『豪州読本』No.575、585)

この話しを引用したのは、オーストラリア人に権力に対しての抵抗感であったり、判官びいきといった気質が根付いており、そのルーツにネッド・ケリーの生き様が世代を超えて語り継がれているとの現実があることから。

今、amazonで調べたところ、本でその生涯を振り返ることは出来ないようですが、先日、紹介したヒース・レジャー主演の「 ケリー・ザ・ギャング」は本一冊程度の値段(1,470円)で鑑賞出来るようです。

私は未聴ながら、オーストラリア人を理解するための一本と言えそうです。

 


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