オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:メルボルンで物議を醸すスカート姿の信号

メルボルンで物議を醸すスカート姿の信号

 ” オーストラリア南東部の都市メルボルンで、国際女性デーの8日に合わせて歩行者信号10台のデザインが刷新され、スカート姿の「女性」の信号が登場した。

ところがこれに対して時代に逆行するといった批判が相次いでいる。

スカート姿の信号は、両性の平等を目指す取り組みの一環として設置された。

推進団体はツイッターに掲載した声明で「両性の不平等が社会に浸透している実例として、信号では男性のシンボルのみが使われている」と指摘。

「この象徴的格差が、女性は男性と同等ではないという社会の中の無意識の偏見を生じさせている」とした。

しかしソーシャルメディアには、ズボンは男性でスカートは女性と決めつけること自体が差別的で、時代に逆行するといった意見が寄せられている。

フェイスブックのあるユーザーは、今回の平等論理の行きつく先に疑問を投げ掛け、

それなら「障害者の社会を象徴する車椅子の信号も必要だし、太り気味の人たちの大柄の姿も、妊婦やボディービルダーも必要になる」「摂食障害の人を表す痩せた姿も、髪がある姿とない姿も要る」と皮肉った。

メルボルンのロバート・ドイル市長は地元テレビ局の取材に答えて、信号の変更にかかったコストに苦言を呈し、「冷笑の的になる公算の方が大きい」と話している。

今回の取り組みを推進した非営利の市民団体「コミッティー・フォー・メルボルン」のフェイスブックには、「こんなくだらないことに税金を無駄使いしなくても、頭のいい人ならもっとましな時間の使い方があるはず」といった意見が書き込まれた。

性別を新しくした信号は、実験的に1年にわたって設置される。同団体ではいずれ市内の歩行者信号の半分をこのデザインに入れ替えたい意向。”(出典:CNN

あちらを立てれば、こちらが立たず・・ といった正解のない問題で、皆を満足させることが困難であるように捉えていますが

一部の人で決めてしまうことをせず、数種に絞ったデザイン案の中からあとは公募で決めるという手順が落としどころですかね・・

オーストラリア ライフスタイル & ビジネス 研究所

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上記は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所」の2017年3月10日掲載分の記事です。
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