オーストラリア ライフスタイル & ビジネス研究所:保守連合(自由党、国民党)、連邦議会で過半数を失う

保守連合(自由党、国民党)、連邦議会で過半数を失う

” オーストラリアで20日、ターンブル前首相の政界引退に伴う下院の補欠選挙が行われ、無所属候補が与党・自由党の候補を破り当選を確実にした。

豪メディアが一斉に報じた。保守連合(自由党と国民党)は定数150の下院で75議席と過半を割り込む。

8月に就任したモリソン首相に大きな痛手となり、2019年5月までにある総選挙に向けて厳しい政権運営を強いられる。

与党の敗北で、下院は過半を制する勢力がない「ハングパーラメント(宙づり議会)」となる。

ただ複数の無所属議員が保守連合への支持を表明しており、今後も保守連合が政権運営を担う見通しだ。与党は上院でも過半の議席を持っていない。

シドニー東部、ウェントワースの補選には自由党から前イスラエル大使のデーブ・シャルマ氏、無所属で医師のケリン・フェルプス氏ら16人が出馬、フェルプス氏が当選を決めた。

同選挙区は長く自由党の牙城だったが、ターンブル氏を退陣に追い込んだ同党内紛への有権者の失望は強く、シャルマ氏は苦戦を強いられた。

選挙戦が終盤となった16日には、モリソン氏がイスラエルの豪大使館のエルサレム移転を検討すると表明。

最大野党・労働党は同選挙区に1割以上いるユダヤ系住民取り込みのためだと批判を展開していた。

シドニー大学のスチュワート・ジャクソン講師(豪州政治)は「今後、与党は法案ごとに無所属議員と交渉する必要が出て政権は不安定化する」と指摘する。”(出典:日本経済新聞

政治勢力が拮抗し、常に政権交代が起こり得る状況は、与野党に緊張感を与え、プラス面の影響も読み取れルものの

昨今の政治状況はなし崩し的とも感じられ、総選挙は2019年5月までにとのことですが、綱渡り的状況が継続してしまうのはロスが大きいように感じられます。

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上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2018年10月21日分の掲載記事です。

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