クリストファー・ノーラン監督が描く現実と夢が交錯する世界:『インセプション』鑑賞記

 

予定無き夜は、『インセプション』をレンタルしてきて視聴。

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別パッケージには「こんな面白い作品は久々」といったような評価が掲載され、期待度⤴️

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視聴の動機は、先日受講の神田昌典さんの『ストーリー思考』刊行記念の講演会で本作の話題が出たのと、

>> 神田昌典 講演会 フューチャーマッピング[日本発の新・目標達成法]に行ってきた <<

先月観た『インターステラー』からクリストファー・ノーラン監督に興味を持ち始めたため。『ダークナイト』(シリーズ)も監督してたのか、とか。

>> クリストファー・ノーラン監督が壮大なる宇宙空間を舞台に描いた家族の絆:『インターステラー』鑑賞記 <<

2010年公開作ながらレンタル店にストックされていた7〜8本は、全て「貸出中」・・

ではあったものの、カウンターに照会し、実は返却されていたのだけれど、陳列棚に戻されていないのが1本ある事が判明し、辛うじて借り出しを受けられた次第。もしや、神田さん効果?!

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本編で一番印象的であったカット

 

夢か、現実か。潜在意識を巡る攻防

『インターステラー』の鑑賞時に感じた難解さは、本作でもあって、夢見ている状態、内容を共有し

潜在意識に入り込んで、意図した記憶を植え付ける設定を理解するのに集中力を要する事に

更に、夢の中の夢など重層的に状況が進行し、また、時間の進み方も階層によって異なるという(笑)・・

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視覚的錯覚を用いたシーン
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無重力が展開されるシーン

『インセプション』予告編

映像特典によると、クリストファー・ノーランは・・

” 約10年前からこの作品の構想を練っていて、目覚めている時の世界と夢の世界の関係を映画で表現したいとずっと思っていたんだ。

夢の中では想像力によって、すべてが創られていくことに魅力を覚えて、映画製作者にとって理想的な世界だ。”

と、思い入れの強く作品であった事が上記コメントから読み取れます。

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思い込みが引き起こす、混乱

1回で全てを飲み込むスマートさが欲しいものの「この世界観がばっちりハマる人にはたまらないだろうなぁ」と。

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色使いの巧みさも印象的

自分は回数重ねて都度、発見を見出していくタイプ(←但し、映画でこの鑑賞法は殆どしていない)になるのでしょうが

作品に対する(理解出来たなりの)満足感に加え、クリストファー・ノーラン監督が描く世界観に対する興味は深まって、約150分の上映時間に引き込まれていました。

 


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