板倉雄一郎さんに学んだ起業に再起に人生と

先日、登録した覚えのないメールマガジンから、かつて『社長失格』を執筆された板倉雄一郎さんの講演会がある事を知り、参加。

(メルマガを)解除しなかった甲斐、でしょうかな・・。

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キーワードから呼び出される「昔」

講演中『社長失格』の刊行が1998年であったとの事で、15年程度が時間の流れとなり

本に書かれていた内容はすっかり忘れているものの、(本が)面白かった事は記憶されており、

それが唯一の拠りどころであったものの、終わってみて、その直感は正しかったと実感。また、板倉さんの気さくな人柄も大変印象的でした。

板倉さんが体感された、上手く行っていない時の禁じ手

下記、講演の告知で用いられた資料の一つで、

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この凸凹が講演を興味深くしているわけですが・・ 板倉さんが、それをユーモアを交えて話されるため

予定時間の1時間を30分オーバーする講演時間が「あっ」という間に。

その中で、板倉さんが得られた人生感は・・

上手く行っている時には果敢に攻め、動くべきであるものの、逆に不調を感じる時は無理に動こうとせず、そのタイミングでは自分自身を顧みたり、安定を図る事が賢明であるとの事。

失敗を糧にしたV字ターン

講演は、かのビル・ゲイツも事業買収に興味を示した板倉さんが創業された企業の破綻劇に

その模様を描いた『社長失格』が導いた再起の足がかりに。

想定を超えて売れまくった得られた印税から続々と舞い込む断り切れないくらいの講演依頼。

そこで得られた資金をもとに株式投資で資本を膨らませ、平行して投資を研究。そこで得られた学びをセミナーという形で伝授し、板倉メソッド?でかなりの成功者を輩出したとの事。

車欲しさからの起業

起業を志されたのは、TOYOTAのソアラ欲しさにゲームソフト会社を立ち上げられ、

同僚の方と開発したソフトを売り込み行った先で、いきなり目的を達成。

聞けば小学生時代からお金を稼いでおられたそうで、当初は1回5、6千円といった規模から、それが高校生の頃には15万規模に拡大するなど、

天性というのか、ビジネス、お金を稼ぐという事に関しての嗅覚とスキルを強く感じました。

この事はセミナー後、行なわれた名刺交換会で、板倉さんが向かい合った方々の事業内容を聞いて

次々とコメント(当たるよ、こうやってみたら etc)や見解を示され、その切り替えの早さでも卓越した感じが有り有りと。

また、学びを得ようとして本屋で書物を手に取る人は多いであろうが、各自それぞれが持っている経験(過去)が、その人の最大の強みになるとの指摘もありました。

起業に懲りて、新たな事業形態で再々起

現在の板倉さんは従業員を雇う事無く(給与の支払い無し)、パートナーという形で10数名の方と事業(会社2.0)を展開されているとの事。

この形態のメリットとして、板倉さんの分析では通常の雇用形態を締結している会社の場合、事業に取り組んでいる人(会社員)が心底上手くいくと思っていないため

本来、上手くはずの事業であっても、そうなっていない場合が大半と推測され、

会社2.0(成功報酬型)で繋がっているパートナー制度であれば、事業に取り組む真剣度が違うため、得られる結果に大きな差が生まれると分析。

実際、勤務されている方々のモチベーションも高い水準で、ベンチャーキャピタルからの出資依頼も引きも切らない状況とか。

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転んでも、すぐに起き上がる見事さ

機会を見つけて、講演会、交流会といった類い足を運ぶ事が多いですが、南原竜樹社長@マネーの虎と同じく板倉さんに共通するのは

一旦、地に落ちても再起を遂げる逞しさ。キャリアを閉ざしかねない事も、一つの経験として乗り越えるその姿に、自分が惹かれている事を強く実感した今回の場でありました。

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