高田明さん(ジャパネットたかた創業者)の講演会に行き、「今を生きる」ことの大事さを実感してきた:高田明さん『夢持ち続け日々精進』講演会 拝聴記

夜、ジャパネットたかた創業者で前社長  高田明さんの講演会へ。

出典:WizBizホームページ(画像は詳細ページにリンク)

実は先日記事にした往復葉書を使った応募、

<< 2017年3月17日投稿:画像は記事にリンク >> 往復葉書にファックスに、今も健在だけどちょっと面倒な通信手段

高田明さんの講演会で、この時はあえなく抽選に外れてしまい、行く気満々であったところハシゴが外れてしまい

「どこかで(拝聴の)チャンスないかなぁ」と検索して・・かかってきたのが今回の講演。

早々に満員となる人気ぶりで、自分が入手出来たのは追加募集20席に滑り込んでのもの。

クールにユーモアを交え伝わってくる高田明さんのお人柄

出遅れて開演10分前の到着でしたが、会場に着けば人の相応の熱気。

開演直前、立錐の余地のない会場内。

200名はいたであろうと思いますが、講演者の紹介に続いて登壇された高田明さん、

「二年半前に金利、手数料負担から解放された高田です」とユーモアを交えての滑り出し。

ご自身もお話しされていて、これは先日読了した高田明さんの自著にも

” 初めてお会いする方には、「いつもと違いますね」って驚かれたりします。私は答えるんですよ。

「あのテンションでずっと生活していたら、私はこの歳まで生きていません」って。”(p137-138)

と、特に序盤は低音の効いた声で、TVショッピングから受ける印象とのギャップが大きかったですが、

聴講者と一体化するにつれ、一般的にイメージされる高田明さんに近づいていった気がします(笑)

<< 2017年6月8日投稿:画像は記事にリンク >> ジャパネットたかた創業者 高田明さんに学ぶ「今を生きる」ことで絶対に拓ける人生:『伝えることから始めよう』読了

「今を生きる」ことに徹した生きざま

お話しの内容は本で書かれてあることも多く、大事な点を復習する意味でも事前に本を読んでおいて良かったですが、

家業を(ご兄弟とともに)継いだ時点で年商3,000万円規模の地方都市(長崎県平戸市)のカメラ店から

独立を経て、直近のジャパネットの売上高1,800億円にまで成長させたのは、

野心や長期計画があったわけではなく「今を生きる」ことに徹してきたことに過ぎないと。(但し、つもりではダメ)

未来を考えるのではなく、過去に生きるのでもなく、今出来ることを一所懸命やり続けた結果、

直面した課題を一つ一つクリアし、段階を経て今に至ったと。但し、事業規模拡大は想定されていたものの関心はなく、

あくまでも自社が販売される商品を通じて、お客さまの人生を豊かにすることが基軸となっており、

講演の中では「ミッション」「不易流行」といった言葉を用いて変えてはいけないことの大切さを説かれていました。

開演直前の入場ながら席は2列目センターの絶好のポジションに空きを見つけられした。*講演中の撮影は禁止

その中で印象的であったのは、鹿児島にお住いのお客さまが小児ガンを患ってしまったお子さまのために

ジャパネットたかたでカメラを購入され、お子さまが生き甲斐を見出され、やがてガンを克服したというお話しは

今日のジャパネットたかたの姿をよく表しているエピソードであったように思います。

そのような哲学から高田明さんご自身、成功したという感覚は全くないそうで、

ジャパネットたかたの経営をご子息に託された後は、一切関係を断ち切り、著書で

” 笑われるかもしれませんが、66歳で社長を辞めて、真っ先に頭に浮かんだのは、ギネスの長寿記録にチャレンジしてみようということでした。

ギネスブックに認定された男性の世界最高齢記録は116歳です。

「あと50年生きる」と言ったのは、66歳からギネス記録の116歳まであと50年あったからです”(p255)

と語られている通り、その長短にかかわらず生涯を全うすべく、地域創生やV・ファーレン長崎(J2長崎)社長就任など、

出典:産経ニュース(画像は記事にリンク)

新たなステージでのご活躍に邁進されている日々を伝える言葉に力が感じられました。

貫く「今を生きる」ことの尊さ

講演は90分ちょっと。高田明さんのお人柄が滲み出る「もっと聴いていたい」というエンディングでした。

講演の後半で引用が多発しておられた世阿弥の「我見」「離見」のお話しなど

講演後、会場を後にするタイミングが重なり頂戴できたサイン

本を一読した状況では理解が曖昧であったので、再度手に取ってみようと思った次第。

写真撮影も快諾頂けました ^^

また、一番力強いメッセージとして伝わってきた「今を生きる」、一昔前に映画でも一世風靡した考えですが、

改めてその大切に自覚させられました。

 


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