神田昌典さんに学ぶ、自分の過去、経験の価値に気づきビジネスを通じて社会貢献を実現する時代:『稼ぐ言葉の法則』刊行記念講演会 参加記

先週末は、新宿の紀伊國屋ホールで開催された経営コンサルタントの神田昌典さんの講演会に参加。

神田昌典さんの講演は1月以来で、その時は年始恒例の全国縦断の2022講演会でしたが

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<< 2016年1月30日投稿:画像は記事にリンク >> 神田昌典さんに学ぶ、すぐそこに来ている未来と2016年:2022講演会『2016年、これから稼ぐ方法はこう変わる』参加記

今回は、先日刊行され早々にベストセラーとなった『稼ぐ言葉の法則』刊行記念で開催されたもの。

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約400席の会場は売切御礼.-
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満員御礼の札が掲げられた紀伊國屋ホールのエントランスを抜けると〜
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開演15分前の紀伊國屋ホール内へ.-
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最前列中央の迫力を体感出来ました

講演中、神田昌典さんが「本の内容の通りに講演したのは初めて」と言われた通り、先日読了した本の内容をおさらいする機会に加え、

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<< 2016年2月18日投稿:画像は記事にリンク >> 神田昌典さんに学ぶ、自分の未来を切り拓く世界をぶっとばす力:『稼ぐ言葉の法則「新・PASONAの法則」と売れる公式41』読了

読むと聞くとでは同じ内容でも頭への入り方が異なってくる感じもあり、新たな理解を得られる機会にもなりました。

仕事は最高の自己表現の手段である

講演時間75分で、次いで30分弱の質疑応答の時間が設けられるという二部構成。講演では・・

本に綴られている内容及び公式は、神田昌典さんが経営コンサルタントとして独立されるまでにアメリカの専門書から学んだ内容に、

独立後、年間約2,000件もの相談に回答する中で得られたご経験に基づいたものであること。

その内容を会得した(平秀信さんほかの)セミナー受講者なり、(勝間和代さんほかの)読者が実践されて、世に数多の成功者が輩出され、今日の神田昌典さんの影響力があるわけですが、

講演では、本に記載されている言葉の使い方(ex.100年前から人が反応する言葉は変わらない)に組み立て方(ex.情報の配列が価値となる)も注力されながら、印象的であったのは、ビジネスの本質について言及された部分。

この部分は回りくどいとして編集段階でカット(但し、特典としてダウンロード可能)されてしまったそうな。

それはコピーライティングに売れるべく公式は存在するものの、表現されている内容にその人の経験が伴っていないと、顧客の内面に深く入り込んでいくことは出来ない(=売れない)。

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神田昌典さんが定義する「稼ぐ」ことの本質。講演中のスライドから

アイディアは自分自身が体験したことを通じてしか、生まれてこない。

ビジネスとは最高の自己表現の手段で、顧客の悩み、痛みを深く理解していくプロセスを通じて、自分の過去、経験に遡っていき、その価値を発見していくことになる。

(殆どの人は商品知識/愛情が足りない。自分の過去、経験と向き合っていない又は一致していない。)

つまり、仕事を通じて自分自身に出逢い、仕事を通じて自分自身を魅了的にしていくことになる。

お金に困っているとすれば最高のギフト。お金がないことをきっかけとして、自分の価値に気づく旅に出られることを意味する。

昔は物がなく、生計を立てるために仕事を選べる余地は少なかったが、今は物に溢れ、仕事を選ぶ自由も得られる時代になった。

自分の価値に気づき、インターネット等を通じて世界に自分自身(の価値)を発信することが出来る「天国」とも言える時代に我々は生きている。

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「未来」は己の過去、経験が示してくれる

上記の内容を整理すると、人がビジネスを通じて行われるべきプロセスは、決して新しいスキルの習得ではなく

対象とする顧客の悩み、痛みを理解する過程で、自分自身の過去、経験を堀り下げていくことで、その過程で自分自身の本当の価値に気づくことになる。

価値には親、先祖から引き継いだリソース等も含まれるが、ビジネスで表現されるべきことは、既に自分自身の内側にあるということ。

インターナショナル・モチベーターの池松耕次さんは、その人の闇が深ければ深いほど、その人の経験が他の人の財産(同じ悩みを抱えている人は世の中にたくさんいる)になるといったことをおっしゃられていたことを思い出し、

人によって表現は違いますが、誰しも気づくべき、ビジネスを通じて社会貢献に通じる源は「自分自身の内側である」とのメッセージに、良質のセミナーで得られる軽い高揚感を得られる講演会でした。

まだ、本を読まれていない方は、今回記載の概要を読書を通じて得られるものと思います。

 


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