川崎宗則選手が「トロントで最も愛されている日本人」になったコミュニケーション術:『川崎宗則の「ムネリン英会話」』AZURE 2015夏号 記事から

雑誌を読む習慣がなく、自分で買う事は年間で、ほぼない事ですが、

クレジットカード会社の機関誌など、登録していると自動的に送付されてくるものがあり、

そのうちの一つがANA(全日本空輸株式会社)発行しているプレミアムメンバー限定誌との「ANA  AZURE」

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ANA AZURE 2015夏号

自分の意思で手元に引き寄せたものでなくとも、実際に「ある」と、整理整頓する前に何となく中身をチェックしたくなるもので

今回もパラパラっとめくっていると・・

こちらでも時折取り上げている Toronto Blue Jays:トロント・ブルージェイズ 川崎宗則選手の記事を発見!

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トロントで川崎宗則が愛されたワケ

「ムネリン英会話 5つの秘訣」と題されたもので、サブタイトルが「考えるな、表現しろ!」、とらしさ溢れるもので(笑)

記事の導入部は

” 英語が流暢というわけでもないのに、通訳もいない。

にもかかわらず「トロントで最も愛されている日本人」と評される、トロント・ブルージェイズの川崎宗則選手。

なぜ地元ファンの心をつかむのか、「ムネリン英会話」の秘密に迫る。”

というもの。

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で、気になる「5つの秘訣」の方は・・

1. 「アバウトでいいからとにかく話す」

” 川崎は、英語でのコミュニケーションにおいて大切なこととして、「多少アバウトな英語でもいい。

きちんと英語を話そうと構えた瞬間に壁ができる」と語っている(NHKラジオ第二「スポーツニュースで英会話2014」より)

川崎の使う英語は実にシンプル。「Thank you very much!」「I’ll be back」「My English isn’t good now」。

いずれも中学生でもわかるフレーズだ。知っている単語や言い回しをとにかく使って、恐れずに話す。

正しい英語でも、小さな声では「What?」と聞き返されてしまう。

自信を持って、大きな声で話すのが基本だ。”

2. 「英会話本を使う」

” 川崎は英会話本を使うことをためらわない。MLBの生トーク番組に参加したときは

英会話本片手に「It’s not over yet!(まだ終わっちゃいないぜ!)」「What’s your point?(何が言いたいんだ?)」

「Like what(例えば?)」などと読み上げ、司会者の爆笑を誘った。

ちなみに冒頭のインタビューで使っていたメモは、奥さんと一緒に英会話教室に行き、奥さんにまとめてもらったもの。

教室ではヒーローインタビューの練習ばかりしていたという。”

3.「ボディランゲージ」

” 川崎がマイナー降格した際、トロントの地元紙が「川崎が恋しい13の理由」の1つとして「軽やかなダンス」を挙げた。

実際、インタビュー中や移動中の機内、試合中でもイニングの合間に踊ったりする。

それを見て周囲はふき出し、「That dance has a name?(そのダンスに名前はあるのかい)」と聞き、

川崎が「カ・ミ・ナ・リ」などと答えてまた笑いが巻き起こる。

・・中略・・

常に明るく、「ノリ」を楽しむ姿勢がチームメイトから愛される理由の1つだ。”

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4.「助けを求める」

川崎は、インタビュー中などで困ったとき、「I don’t need translator!Because I have you!(通訳はいらない!俺にはお前らがいるじゃねえか)」と言ってチームメイトに助けを求める。

この「you」に大げさなアクションをつけて大声で言えば、「よし、俺が通訳になってやる」と助けてくれるという(日本語のできない通訳だが)。

あとは素直に「ヘルプミー」と言うこと。

そうすれば、「ミーティングでわからないことがあっても、隣の奴がゆっくり話してくれたり、絵に描いたりしてくれた」(前出、NHKラジオ)という。”

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5.「日本語で話す」

” チームに負けが込んでいたある日、選手みんなが集まってミーティングが開かれた。

「ムネもしゃべれよ」とふられた川崎は、日本語で「お前ら、メジャーリーガーなんだから、もっと頑張ってやれ」

「俺たち、眠りながら負けてる。起きろ〜っ」などと話し、最後に「I love you!」で締めた。

川崎は試合中の声出しもほぼ日本語で叫ぶ。

最初は英語で話していても、いつの間にか日本語になっているらしい。

「英語がわからなければ日本語で話したっていいじゃないかな。大事なのは気持ち。日本語でも気持ちで伝わる。」”

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グローバルな時代の川崎スタイル

という5つに整理された内容。

川崎選手が発揮できる技術だけで勝負していれば、ここまでの(北米での)年数、注目度を浴びる事はなかったと思います。

チームスポーツは、それだけではない。

アスリートに限らず、ビジネスの世界でも、これからも多くの人たちが国境という枠を飛び越えて活躍の場を求める際、

この川崎スタイルから学べる事「確実にあるでしょう!」なんて、口元に笑みを浮かべながら記事を読んでいました。

しっかし、この性格羨ましいなぁ〜 ^^


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