メジャーリーグ・ベースボールが取り組む、MLB新時代への布石

久しくスポーツ関連投稿が無かったので、先日、新聞(6月7日/朝日新聞)で興味を持った記事から。

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朝日新聞 2015.6.7

MLBが抱く懸念

アメリカのケーブルTV局 ESPNが、昨年実施した人気調査によると

1. NFL(プロフットボール)

2. MLB  (メジャーリーグ・ベースボール)

但し、これを12〜17歳(対象1,500人)という年齢層に限定すると、

1. NFL

2. NBA(プロバスケットボール)

3. 大学アメリカンフットボール

4. 大学バスケットボール

5. MLB

6. MLS(メジャーリーグ・サッカー)

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4大スポーツとされる北米でプロリーグが結成されているバスケット、ベースボール、フットボール、アイスホッケー

と、なる。記事はMLBのファンへの取り組みについて書かれたもので、ファン層の高齢化を問題視。

どの程度の進行であるかというと、昨季のテレビ視聴者の平均年齢が57歳。NBAの場合、40歳という具合。

MLBの分析では、他競技との競合、少子化による競技人口の減少、ビデオゲームなど娯楽の多様化を指摘。

史上最高収入に奢らず

対策として試合のスピードアップを図り、子供たちを飽きさせないように工夫。

その効果から試合時間は8〜9分短縮しているそうな。

個別では Boston Red Sox:ボストン・レッドソックスの場合、こども専用ファンクラブの入会金を無料にしたり、チケット価格を下げたり。

なお、MLBの昨季の総収入は約90億ドル(約1兆1千億円)と史上最高を記録したとみられる中、マンフレッド・コミッショナーは・・

” 若い世代を魅了する効果的な道を探し続けなければならない。”

と、国民的娯楽として生き残りを図るべく、機構全体で取り組んでいるとの内容。

MLBが取り組む若年層の開拓

フィールド・オブ・ドリーマー

日本でもプロサッカー・リーグのJリーグが立ち上がった際など、プロ野球人気の翳りが指摘され、

その後、ストライキなどもあり、それらの影響から離れていって戻ってこなかったファンも少なからず居たであろうと。

それでもインターネットを通じて知るスポーツセクションの中心にプロ野球は鎮座しつづけ、

海外の話題はインターネット、スマートフォン・アプリの普及、それと欠く事の出来ない要因として

日本人選手が門戸を叩いている影響は大きいと思います。

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私的一押しのトロント・ブルージェイズ川崎宗則選手。スポーツニュースで「カワサキ」の名前が聞こえると、つい反応していまいます ^~^

私個人ではWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の熱狂が思い起こされますが

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前回は負けちゃったけど、日本人である事に誇りを感じる機会にもなったWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)

日本でもアメリカでも、ファンサービスの注力により、選手とファンの距離がより近付いていく事になれば、

アメリカでのメジャーリーグ・ベースボール、日本人とプロ野球の関係は

新時代が織り成すワクワク感を提供してくれるものと予感しながら読めた記事でありました。

 


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