MNEMIC(ネミック)に魅了されているインダストリアルな日々

だいたい似たような嗜好を持つ音楽(ロック)好き同士で語らうと、こちらでも登場回数の多い VAN HALEN とか、

最近では STEEL PANTHER であるとか、だいたいその辺りのギター中心のアメリカン(ハード)ロックが、

私の音楽のストライクゾーンのど真ん中、という立ち位置で音楽談義に花咲くことが多いです。

それながら、時として誰しも音楽的な振れ幅の中で、突如、若しくは何らかのキッカケから

脳内で特定の曲が繰り返し流されたり、懐かしの曲が思い出されるなどの状況に心当たりがあるものと思います。

マイブームといった表現があり、そのように言えるなら、この1週間、私に来ているのがMNEMIC(読み:ネミック)がブーム。

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MNEMIC : shot taken from “I’ve Been You” (PV)

< MNEMIC:バンド名はラテン語で Memory の意。また、” MAINLY NEUROTIC ENERGY MODIFYING INSTANT CREATON “(和訳 – 瞬時の創造性を修正する主たる神経症的なエネルギー)>  

と、バンド名を記載しても多くの方にとっては「?」と思われるであろう、知る人ぞ知るデンマーク産のミュージシャン5人組み。

演奏している音楽のジャンルは、広義ではヘヴィ・メタル。

フューチャー・フュージョン・メタルとか、人それぞれ呼称はあるようで、

実際、聴いてみると従来の音楽の枠組みに捉われない、オリジナリティがあり、様々形容されている背景があるのだと思います。

ヘヴィ・メタル、ハードロックに馴染みのある方々にとっては、タイトルに用いた「インダストリアル」が落ち着きどころかと。

” In The Nothingness Black ” 

【一言コメント】ザクザクとした縦ノリが心地良く、コーラスパートになると爽やかさも感じられたり、緩急にヤられます。

購入時から10年の時を経て・・

私がバンドを知ることになったのは、ふらっと立ち寄った近所のレコード店で、店内BGMとしてかけられており

店員だか店のディスプレイだかを頼りに、2ndアルバムで代表作の “THE AUDIO INJECTED SOUL ” を即買いしたという出会いから。

” Door 2.12 “

【一言コメント】MNEMICらしい疾走感溢れるナンバー。PVで描かれている世界観も印象的で近未来映画の挿入歌でもいけそう。

因みに「こういう時に便利だなぁ」と思ったのが、iTunes.-

楽曲ダウンロードの前には、レコード(CD)店、中古盤屋も物色しましたが・・

タワーレコードに最新作「MNEMESIS」(下方にアルバムのリンク有)が、1枚在庫されていた以外は、総じて扱いなし。

「そりゃ、そうだよな。何の必然性もない今、このタイミングで日本でMNEMIC聴いているなんて自分だけかも」と。

新宿、渋谷以外に訪れることなく、iPhoneの検索でラクに安価で音源を入手することが出来ました。

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超硬質サウンド、絶叫ヴォーカルに緩急巧みな世界観

但し、鼓膜に響いてくるのは、コンクリートブロックを投げつけられるかの超硬質のサウンドで、多くの方にとっては拒絶の対象となるような、、。

このバンドが一筋縄でいかないのは、曲の中で緩急(コントラスト)が鮮やかで

メインのヴォーカルは、絶叫メインながら他のメンバーが入るコーラスパートになると爽やかさも感じられたりといった。

” I’ve Been You “

【一言コメント】豪速球も力強いが、一歩引いたミドルテンポでも独自の世界観を創り出せるのもMNEMICの奥深さ。

北欧発、テクニカル集団が創り上げた唯一無二

何より、個性的なサウンドを支えているのはメンバーそれぞれ(メンバーチェンジも頻発している模様)の確かな力量で

唯一無二の世界観を創り上げています。因みに、購入作のライナーノーツをみると

” 世界で初めて3次元ステレオ方式でレコーディングされたことも音響関係者の間で話題になったようだ。”

とあり、その世界観、表現しようとしている音に関するこだわりには、並々ならぬ思いが感じ取れます。

” Deathbox “

【一言コメント】私の思い入れはさほどながらライヴで最後に演奏されるなどMNEMICの代表曲。ザクザクとギター切れてます。

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MNENIC オフィシャルサイト(画像はサイトにリンク)

最新作のリリース2012年で、現在の状況がどうなのか?。オフィシャルサイトがあるにはありますが

詳細な情報の記載がなく、MNEMICと私の付き合いは時間差に終わってしまう可能性はあるものの

一時、盛り上がった熱の記憶を今回の一文に記録として留めたいと思います。


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