シカゴ・ベアーズ、ニューヨークで逃げ切り2連勝:NFL 2014シーズン第3週

北米のアメリカンフットボール・リーグNFL 第3週。大概、日曜日に開催される中、注目の試合は1試合だけ月曜に全国ネットで放映されるマンデーナイト・フットボール。

対戦相手は New York Jets/ニューヨーク・ジェッツ。なぜ、この試合が?!というところもありぃの、そこはアメリカ最大都市ニューヨークと第三の都市シカゴに本拠地を置くチームの対決という要因も影響しているであろうと。

ニューヨークを本拠地とするチームはNFLに2チームあり、ジェッツともう1チームがNew York Giants/ニューヨーク・ジャイアンツ。

ジェッツの個人的な印象は、読賣ジャイアンツと東京ヤクルトスワローズ、マンチェスター・ユナイテッドとマンチェスターシティでいうところの後者・・

全国区というよりローカル性を感じるチームで、例えばスワローズのような家族的なチームというよりは、絶えずチームがゴタゴタを抱えているスキャンダラスなイメージ。

阪神タイガースであったり、そういった側面を持つチームに熱狂的ファンが付きやすいですが、それはジェッツしかり。

予断を許さぬニューヨーク・ジェッツ戦

肝心の試合の方は全くどっちかが勝つのか予想つかず。ベアーズの方はケガ人が続出しているし、ゲームはニューヨーク(適地)開催だし。

相手のジェッツは中位のチーム力と思いますが、本拠地開催の地の利であったり、戦力が噛み合えば恐いなという印象。

ただ、ベアーズとはカンファレンスが異なる(日本のプロ野球でいうセ・リーグとパ・リーグの違い)事もあり、詳細分からず。

幸先良い滑り出し

不気味な感じを抱いての試合入りでしたが、出だしは立て続けにベアーズが得点を重ね14−0の滑り出しも

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地道に稼いだ得点で主導権を渡さず

徐々にジェッツも巻き返して来て、ハーフタイムを迎えた頃には17-14の予感通りの接戦。ふぅー

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ターンオーバー(攻撃権奪取)で至福の瞬間

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後半に入ると、タッチダウン(7点)で突き放すも、小刻み(3点x2)に食い下がられ後半は一進一退の展開。

そんな試合展開も終始リードを保ち続け、「このまま、いってくれー」の祈るような気持ちも

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前週にはMVPを獲得した流れを相手に渡さぬ大型新人 #23 Kyle Fuller.-

そうは問屋ならぬジェッツが卸してくれず、最後の最後までハラハラドキドキ。

残り2分を切り、ゴールライン付近まで攻め込まれたものの、最後はゴールゾーン既(すんで)の所で凌いで、今季3試合目で2勝目。

ロード連戦を終え、シカゴへ帰還

開幕戦でやられた時は、どうなる事かと思いましたが、持ち直してくれて28日、3週間振りのシカゴに戻る事に。

来週が16試合の中でチームのプライドを賭ける意味で一番重要な試合となる事もあり、段々、感じ良くなってきました ^o^/

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最後、あわや同点に追いつかれるかのシビれる場面を凌いで2連勝.-

今枝昌宏さんがビジネスモデルを網羅的に紹介してくれる1冊:『ビジネスモデルの教科書』中間記

『ビジネスモデルの教科書』を読み始めて、半分くらいのところまできたので、中途での振り返り。

『ビジネスの教科書』の目的

冒頭「はじめに」に、本書の目的との記載があり

” 読者に経営戦略を策定する能力を策定する能力やセンスを高めていただくことにあります。”

” 「誰に」「何を」売るのかという顧客と提供価値の選択だけでなく、戦略を支える経営資源や使い方などの仕組みを包括した「ビジネスモデル」に注目します。

というのも、強い戦略があればビジネスで成功するというわけではないからです。その戦略を支える仕組みも含めて事業体として強いビジネスが成功するのであり、

ビジネスモデルが理解出来ていないと、競合の狙いや強みも理解できないからです。” (1%/百分率は紙の本でいうところのページ数に相当/以下同様)

以前、戦略に関する本(『「戦略」大全』)を読み

>> マックス・マキューンが『戦略大全』が誘(いざな)う、人生に戦略を <<

>> マックス・マキューンが放つ「戦略」の世界は 24の戦略原則 に 28の戦略ツールキット:『「戦略」大全』読了 <<

戦略が網羅された感の内容に読み応えを感じましたが、

本書で感じた事も世の中にどのようなビジネスモデルが存在して、どの企業で、どのような意図で採用されたが明瞭である事。

「ビジネスモデル」って、いくつある?

今まで読んだところの「ビジネスモデル」は・・

#01 地域ドミナント

#02 クリームスキミング

#03 特定市場の支配

#04 グルーバル化

#05 顧客ライフマネジメント

#06 顧客の購買代理

#07 プラットフォーム

#08 ソリューション

#09 同質化

#10 アンバンドリング

#11 デファクトスタンダード

#12 ブルーオーシャン

#13 レーザーブレード

#14 フリー

とこのような。目次で確認すると、更に17で計31のビジネスモデルが紹介されています。

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「グローバル化」と一口に言うけれども・・

例えば「グローバル化」について、人口減少局面を迎えた日本市場から成長が見込める海外市場で事業拡大を狙う程度の事は、一般的に説明出来る事と思いますが

本書での紹介のされ方は・・

” トヨタ自動車、スズキ、コマツ、パナソニック、日立建機、エースコック、他 ” (20%)

で、採用されているビジネスモデルで

上記の表現は

” グローバル化とは、現在の日本国内における提供価値(製品・サービス)を海外、特に新興国において提供・販売し、

それと並行してビジネスシステムをグローバルに最適配置するビジネスモデルです。

先進国においては人口が伸びず、多くの産業でプロダクトライフサイクルの後半の停滞を経験する一方、

新興国では所得の上昇とともに市場が形成され、成長が始まっています。

そのため、日本など先進国における強みを新興国に移植して売上を増加させ、継続的な成長を目指します。

また、規模を達成し、業務活動や経営資源などのビジネスシステムをグローバルで最適配置する結果、

会社全体として有利な費用構造を持てるようになり、世界市場における競争力を維持・強化できます。”

と見事に表面的な事から背景まで見事に言語化。また、背景については・・

” グローバル化の前提となる環境側の要因は、主に2つあります。

1つ目の要因は先進国での市場形成の終焉と成長の始まりです。この市場の地理的な歪みを捉え、自社も新興国に拡大しないと成長ができなくなってしまうのです。

もう1つの要因は、国境という今まで市場を隔てていた境界の消滅です。従来国境が企業がのビジネスシステムを分断する界面として機能していたものが、

通信や物流、関税障壁の撤廃によって境界としての役割を果たさなくなり、グローバルで意味のある規模を達成し機能を最適配置しないと、これを達成した企業に敗れてしまうのです。” (21%)

とグローバル化を強いられる時代的背景などからも切り込まれ、重層的理解を手助けしてくれます。

本では更に

” 競合がグローバル市場において自社に先がけてシェアを確立してしまうと後発的にグローバル化しにくくなり、

その結果グローバル最適のビジネスシステムを作り上げられず、結果的に敗退することになります。

したがって、グローバル化は多くの企業にとって成長機会であるだけではなく、待ったなしで取り組むべき防衛策でもあるのです。” (21%)

等の深い分析が成されていますが、本書の価値はビジネスモデルが導入例と共に網羅的に紹介されているところですね。

Editor’s Note

電子書籍、タイトルも充実していて、だいぶ扱いに慣れて来た感じも今回の本は横書き。

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キー・センテンスにぴったりにラインを引こうとすると、しばし難儀。これも慣れでしょうかな・・

Ginger Baker’s JAZZ FUSIONを観にCotton Clubへ行ってきた

 

7月以来のCotton Clubへ。GINGER BAKER’s JAZZ FUSION。Ginger Bakerの名を耳すると、多くの人が想起するのは Eric Claptonと結成していたCREAMですかね。

CREAM “Sunshine Of Your Love”

方や自分は Gary Moore、Jack Bruceと組んだバンドというより、プロジェクト色の強かったBBMの”Where In The World”という1曲に魅了され

BBM “Where In The World”

その曲で叩いているロック史に名を刻む伝説のドラマーが来るならと、楽しみに丸の内まで出掛けてきました。

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Cotton Clubで楽しみなアーティストとの交流、ではあったけれども・・

といっても、今回は公演に記載されている通り、演奏されるジャンルはJazz/Fusion.-

GINGER BAKER’s JAZZ FUSION show promotion video

Cotton Clubと言えば、公演終了後にサイン会が楽しみで、しっかり、BBMのシングル ” Where In The World ” も仕込んで行きましたが・・

場内に入るなり、物販売場に並ぶGinger Bakerの直筆サイン入りTシャツ、LP、CDにフォトブック。

思わずスタッフの方に「サイン入りグッズが出ているって事は、サイン会無しですか?」と質問すれば、「そうなんですよー」と、、

サイン会の後、上手い事いけば写真も撮れたのになと。

但し、会場に来ないと買えない直筆サイン入りCDを購入して、ちょっと得した気分に。

単なるサインというより、色使いも意識された感じはジャケットデザインと合わせアートのセンスも伝わってきました。

滲み出るショウマンシップ

今回は無料招待枠で来れ「ラッキー」と思ってましたが、ホールに入るなり「やっぱりそうだよな」と、開演1時間前ながら、かなりの客入りで、センターゾーンには立ち入れずサイドのカウンター席へ。

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会場で購入したGinger Baker直筆サイン入りの “A Drummer’s Tale”と、サインを入れて貰おうと思っていたBBM “Where In The World”(Single)

結果的にGinger Bakerがステージへ行くのに背中越しを通ってくれたり、ドラムセット近くであったため間近でプレーを見れたり、格好のポジションを確保出来た事に。

歩く姿から健康状態は良くない様子で、本人もMCで「これくらいが精一杯」だと、1時間に満たない公演時間に詫びが入っていましたが

現役75歳。本人から漂う風格に、喋る姿も万全そうにないながら曲間毎にMCをして、” I’m 75 years old sick man ” , ” We want money “といった英国人らしいブラックがかったジョークに

最後はアンコールに応えてくれコール&レスポンスと。往年と比べると演奏力はショウマンシップに溢れていました。

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終演後のステージ。Drums, Percussion, Bass,Saxophoneの4人編成。

リヴィング・レジェンド of Rock’n Roll史

春先に自分の目にしたビジネスカテゴリーの本で、ジンジャー・ベイカーの生き方について語られていた一節があり

>> 週末の解放感で感じたいポール・アーデンが広げてくれる思考の幅 <<

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『PLAY JOB』p76-77

今回、公演を見る一因になったと思っていますが、一人のレジェンドと称されるミュージシャンがドラムと戯れるかの姿が印象的な公演でした。

神田昌典さんが教えてくれた「起業の本質」:神田昌典ビスネスプロトタイピング講座 その参

 

連日、表参道に行って、神田昌典さんの「ビジネスプロトタイピング講座」に参加。

>> 近藤太香巳さんが教えてくれた今、小さな事で活躍している事の大切さ:神田昌典ビスネスプロトタイピング講座 その弐 <<

今までの2回は2時間+α(懇親会等)でしたが、今回は11:00〜18:00過ぎまでの長丁場。

神田さんの講演は「いまのビジネスは世界を挑発するモデルをつくれ!」と題され、最も楽しみな日でありました。

自ずと家を出る時間が早まり、開場時刻を若干過ぎた頃にACTION CENTERに到着すれば、神田さんが板書に没頭されている最中。

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最前列で空いた場所を目指せば、神田さん目と目が合い、自然な流れ挨拶を済ませ、着席。

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Ustream配信も行なわれたのでACTION CENTER内には複数のカメラが

考えるより、動き出す事

前日の近藤太香巳社長の「情報が多いと動けなる」の引用から始まり

プールで泳ぎ方を覚える際、いくら泳ぎの手順を覚えても水の中に入って泳いでみない事にははじまらないのは、起業についても一緒だと。

ここから話しは一気に、神田さんの学生時代にワープして、上智大学の頃「社会に出て何をすれば良いのか」分からない状態で、

外国に行かせてくれるとの理由から、半年間、図書館にこもって外務省試験の勉強をして、3年生の時に合格。

但し、入省後に外交の役割を論文で求められ、「意義なし」と回答して不合格とされたり、通訳の試験は話しにならない点数で不合格にされたり等、

一見、上智大学→外務省と輝かしいキャリアと思っていましたが、モラトリアム世代と称された将来、何をやっていいのか分からない状況での苦悩が聞け、イメージとのギャップがありました。

知識との出逢い、人からの教え

もともと外国に行かせてくれるとの動機で入省していた事と、周りで上級職で合格された方の仕事を見ていて

長く勤務される意思はなく、アメリカでMBAを取るなどして、民間の世界へ。

役人上がりで、営業等の経験はないことから転職に苦戦したり、早々にリストラの危機に直面したり。

海外の家電メーカーで苦労して販売した冷蔵庫の利益と、ふと事務所に飛び込んで来た無料で配られるとの携帯電話のキックバックの値段が同程度である事や

出張中に視界に飛び込んで来たダイレクトマーケティング、マインドマップ、フォトリーディングとの出会いに衝撃があり

「自分の人生を築く出逢いは、一瞬のように築かれる事」を認識。

その中でも、ダイレクトマーケティングの自分から営業を仕掛けるスタイルではなく、(自分の)商品が欲しいと思わせる人を集める手法、視点の切り替えは大きな出会いとなる事に。

そこで得られた知識を、勤務先にバレない形で小予算で実験を開始。1台も売れないなどの試みがあったものの、失敗の度に新しい出会いがあった。

知識との出会いを学びに止めず、実践に移されたところに、神田昌典ブランドの始まりが垣間見えました。

この段階で神田さんが学ばれた事に、「知識を見付ける前に動き出す」、インド人同僚からの「(理屈はいいんだ)キャッシュフローを作れ」との教えが胸に刻まれた。

具体的には今日の1万円を翌日10,100円にする感覚。キャッシュが入っても、ロゴを作ったり、名刺を作ったりする事にお金を回してはいけない。

起業とは、少しでも自分の器にお金が入ってくる場所、仕組みを作る事。

「粗利 x リピート」の絶対性

ここから、ビジネスの本質への切れ込みがあり、

「粗利 x リピート」の公式がとても大事で、殆どの起業家が失敗するのは粗利が低過ぎる。多くの人は仕入れると粗利を30%程度するが、最低でも60〜70%、本来は80〜90%は欲しい。

・粗利はどれ位取れるか?

・リピートするのか?

この二つの問い掛けは、とても大切。これを踏まえ1,000人の顧客がいれば、大概のビジネスは回るとの事。

起業家を感じ、感覚を馴染ませる

また、起業をする上で大事な事は、実際に起業をしている人と一緒にいる事。

神田さん流の表現では、起業してヘラヘラしている人を回りにおいて、セルフイメージを上げる。(笑)こんな事でも起業出来るんだといった感覚。

例えば観光バスの中古車販売のサイトを作ったりなど、手段は様々。

起業のために上る「3つのハシゴ」、起業の本質

起業には3つのプロセスがあり、まず「生活」するため。次に「地域」のため、そして「上場」。

地域、上場は社会性を帯びますが「上場」に関してはメリット、デメリットが様々存在するため、選択的となる。

ステージも「EGO(欲)」「SOUL(内面の充実)」「SELF(自分自身)」と3つに分かれ、男性は「EGO」から入る事が多く、女性は「SOUL」、40代から入る事が多い。

ここに今回のポイントがあって、始められるなら「SELF」から。

この事が分かっていれば、楽。その他、起業に関するインフラ的な機能は、無料(若しくはそれに近い状態)で備わっている。

人を集めようとすれば、分単位で優秀な人材を探すサービスは提供されているし

お金を集めると、それに見合う人が集まって来る。

その上でダークサイドに落ちない信用を身につけている事が大事。

起業とは、つまり自分自身が何者であるかを見付け出す事。

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約140分を経ての板書

真横で神田さんを体感

と、このような内容で神田さんのパートで2時間20分程度。午後は神田さんの全能思考ことフューチャーマッピングで

ライヴ講義参加者24名で共通したビジネスモデルを作ろうとの試み。実際、自分が発言した内容が板書されると俄然、当事者意識が高まりました。

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約240分を経て形作られたFuture Mapping

で、この後、懇親会。約20名の参加者に神田さんが含まれ、左横のポジションをがっちりキープ(笑)

「多くの人はお金は努力しないと稼げないと思い込んでいるが、神田さん曰くお金は想像の産物に過ぎない」と。

であるとか、神田さんが捉える中国でのビジネスの仕方(/日本国内で稼ぐ事は至難な時代)など、この場で3時間。

自分の日常を切り離す、感覚を書き換えていくには絶好の場であったと言えますが、(神田さん/成功者の真横で3時間)よく頑張りました(笑)

いつもはどんなに疲れても、ブログ書く気力は残っているものですが、金曜、土曜は帰宅するなり、寝落ちしてしまう感じで、自分にとって、雲の上の世界を間近で体感する尊き2日間の通過点でありました。

 

近藤太香巳さんが教えてくれた今、小さな事で活躍している事の大切さ:神田昌典ビスネスプロトタイピング講座 その弐

 

神田昌典さんが、最初で最後、起業家育成を手掛けるプログラムの「ビジネスプロトタイピング講座」の第2回講座に参加。

今回は、株式会社ネクシィーズの近藤太香巳社長の登壇。近藤社長の講演は4月のセミナーズ・フェスタ以来、2度目。

近藤社長の最も人数を集めて行なった講演がセミナーズフェスタでの約6,000名で、最小が今回の30名程度。

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この距離感で体感した近藤社長の情熱

ビジネスプロトタイピング講座の初回は・・

>> 藤原和博さんが教えてくれた「それぞれ一人一人」の時代の「稼ぎ方」:神田昌典ビスネスプロトタイピング講座 その壱 <<

2,000名規模のオンラインでのUstream受講者が居たものの、今回は非公開。

「無料で聴講出来ますよ」と情報を流して自分としては冷や汗ものの、史上最年少で上場を果たした起業家の話しを体感出来る稀少な機会。

今と大きく異なる時代背景

近藤社長が起業したのは若干19歳。当時はべンチャー、アントレプレナーといった言葉はなく、

「この若造に何が出来る」と門前払いされるのが常であったそうな。

良かったのは、情報が無かった時代なので考えながら動いた事。

近藤社長が起業志望者向けに講演される機会は多いものの、経営者になる人が少ないのは、今の時代、情報に溢れていて考え過ぎて行動出来ていないと。

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経団連を超える経営者交流会 “Passion Leaders”を主催。会費月額1万円

超一流と一流を分ける僅かな心掛け

近藤社長が定義する仕事は想像と工夫だとして、以下のレベルに分類される。

三流・・・期待されない人

二流・・・期待されても出来なかった人

一流・・・期待に応えた人

超一流・・・期待を上回った人

一流と超一流の間はミリの差だとして、なり方は難しくない。

例えば文章を読むにしても熟読に熟読を重ね、句読点の打ち方であったり、図表への挿入であったり、目の前のものをピカピカに磨き上げる人が超一流。

近藤社長は社会に出て、上記、時代背景もあり、超一流を目指さないと相手してもらえなかった。

とにかく大事な事は、毎日、これがベストか?これがベストか?と問い続け、今、出来る事の最善を尽くす事。

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近藤太香巳の処世術

近藤社長は創業から上場に至るまで、その間には上場取消などの辛酸を舐めながらも

華麗なビジネスキャリアを築かれていますが、その分、人脈も多方面に広がり

その中で、お聞き出来た処世術に好きな人、大切な人には徹底的にゴマをすれというもの。

例えば石原元東京都知事から突然のヨットの誘いを受け、二つ返事で快諾。二人でクルージングに出た際、

急な誘いで、いろいろ事情/用事があったであろうにもかかわらず、何も言わずに駆けつけてくれた事に、「だからお前は信用出来る」と褒められたりといったエピソードが紹介され

ご自身の経験で、好きな人と関係を深めていって仕事などで上手くいったケースは数知れぬも、逆に「嫌だな」と思いながら打算的に付き合った結果、上手くいった事は一度もなかったとの振り返り。

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未来は分からない。大切なのは「今」。

普段からマイナスの事は言わない心掛けをしているものの、思わず口からこぼれてしまった時には「うそうそ」と言って即座に取消し、運が逃げないように配慮。

嫌な事があったら作文する事を習慣にして、5行も書いているうちに思考が前向きなものに変わっていくようになる。

未来の事は分からないし、どうでも良い。大事なのは、今。今、小さな事で活躍している事が、これからの大きな事につながる。

暇な人ほど悩んでいるとして、一生懸命頑張り続けていると人間力は勝手についてきて、頑張る事で夢はどんどん膨らんでいく。

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常にアンテナを立て、考える習慣

企画という事に関して話しがあり、無から有を生み出す発明を想像しがちであるが、自分(近藤社長)はコレとコレを組み合わせたら面白い事を見付ける発見家である。

街中でいろいろなコピーを見て、それが生まれた背景を想像したり、自分が政治家だったら、どういう風に喋るかといった事を常に考えている。

逆境は力に

創業の地、香川県高松市から東京に進出したもののビジネスパートナーに騙され、大阪から上京した父親に里帰りを勧められるものの

東京で再起を誓い、渋谷駅で涙ながらに別れた父親に大声で叫んだ事で、覚悟が芽生えた。

ITバブルが弾け、上場取消、世の中が騒然となり、銀行が総撤退の動きを見せ、一気に倒産の危機に直面するも

社員が取ってくれたファイティング・ポーズに鼓舞され、SBIの現北尾会長に融資を申し出たところ15分で30億円の支援を得る。これは後に300億円にして還元したとの事。

孫正義が拡げてくれた器

後に孫正義さんと事業を共にする事があり、近藤社長が目一杯の見込み値を告げたところ「一桁足りない」と返され、それは途方もない数字であったそうで・・ 孫さんのスケールを実感。

後に、孫さんの求めていた数値を達成することになり、頑張れば頑張るほど凄い人に出逢える縁に恵まれ、こういった人たちが背伸びさせてくれる事を実感。

裏返すと、こういった出逢いに恵まれないと自分の枠は広がらない。

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リーダーとして背負った宿命

ピンチとチャンスは常に隣り合わせ、ピンチの時は社員にその状況を共有する事が大事だが、必ず解決策を提示する事が大事。

そしてリーダーは奇跡を起こす。

その裏側では、今でも月に5〜10日は誘眠剤の力を借りないと寝れない日があるそうな。

小さな凄い事の積み重ねが大河に

講演は、近藤社長が指摘されていた通り、4月に耳にしていた内容と骨子は一緒でしたが間近で聴いて伝わる人間性に思い。

よく「試練は乗り越えられる人のために与えられる」といったことが言われますが、近藤社長流に表現すると「人は絶望を希望に変えられる」。

これでも、まだ自分の能力30〜40%しか発揮出来ていないと振り返られ、何よりの自慢は社員との関係。

毎年、ご自身の誕生日は盛大に祝ってもられるとの事。昨年は社員から集められたお金で、数百万円のジェットスキーがプレゼントされたとの事。

別の場所で聞いた話しでは、東証一部上場の社長ながら、社員一人一人に誕生日のメールを欠かさないとか。

帰り際、一旦退場しかけ、聴講者一人一人と握手にしに戻ってきた姿に

起業後の実績は超一流の領域ですが、裏側には精緻な気配りが行き届いての事を実感させられました。

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講演の場、表参道のACTION CENTER

 

田原総一朗さんが起業家から引き出す「正解のない時代」の考え方:『起業のリアル』読了

田原総一朗さんの『起業のリアル』を読了。

>> 田原総一朗さんがLINEやスタートトゥデイから起業家の成功に迫る対談集:『起業のリアル』中間記 <<

後半に登場する起業家は

リブセンス 村上社長 // テラモーターズ 徳重社長 // innovation 岡崎社長 // リビング・イン・ピース 慎代表 // ティーチ・フォー・ジャパン 松田代表 // ベレフェクト 太田代表 // ディー・エヌ・エー 守安社長 // サイバーエージェント 藤田社長 // 特別対談:堀江貴文

といった目次立て。

正解のない時代の課題設定

この中で印象的であったのは、田原さんとティーチ・フォー・ジャパン松田代表のやり取りで

田原:いまの学校の一番の欠陥は、正解のある問題の解き方した教えないことですよ。見えない社会で必要なのは、むしろ正解のない問題に対応する力、

もっといえば問題そのものを見つける力です。そういう意味では課題解決より課題設定でしょう。

松田:おっしゃる通りで、私も課題解決と同時に課題を発見していく力は必要だと考えています。

田原:これは日本の昔からの課題ですよ。僕は日本の教育について、宮沢喜一や橋本龍太郎といった歴代首相と議論したことがある。

そのとき彼らがいっていたのは、国際会議で欧米の大臣は積極的に発言するけど、それと比べて日本の総理や財務大臣は発言が少ないということ。

なぜ発言しないのかというと、間違いを恐れているからです。日本の教育は正解のある問題ばかり解かせてきたから、口をつぐんでしまうのです。そのあたりはどう思う?

松田:日本とアメリカの両方で高等教育を受けたので、その差は肌で感じています。日本だと、教室は理論を教えてもらうところですよね。

一方、アメリカでは毎週、授業を受ける前に五00ページ分くらいの論文の束を渡されて、理論を頭に叩き込んでこいといわれます。

授業は理論を使って議論する場所。それぞれが自分の意見をぶつけ合うということが非常に重視されていました。(71%/百分率は紙の本でいうところのページ数に相当/以下同様)

この主張は前回の引用と同様、またしても先週受講した藤原和博さんの主張と一致する内容です。

>> 藤原和博さんが教えてくれた「それぞれ一人一人」の時代の「稼ぎ方」:神田昌典ビスネスプロトタイピング講座 その壱 <<

藤原さんの論旨は、” 正解をいち早く言い当てる力 ” が、学校教育で今も昔も重視されているが、今の時代は

情報編集力 : 自分の考えを他人と触れさせ、修正していく力、「正解主義」→「修正主義」が求められているとおっしゃってました。

この部分、徳重社長も類する事に言及されており

” 向こう(アメリカ)では頭のいい人ほどクレイジーで、大きなことをぶちあげるんです。一方、日本は頭のいい人ほどロジカルで、大きなことをいわない。だから優秀な人がベンチャーに流れてこない。” (53%)

頭の中が「正解」を追い求めていたり、そこに縛られている限り、本来、備わっている力を引き出す事は導けない事を意味するのかもしれません。

Questions and Answers signpost

ポスト・ホリエモン時代の感覚

その他では・・

村上社長:” 不便や問題を解決するのがビジネスの基本です。” (48%)

慎代表:” 努力は根底に自分を愛せる心がないとできないと思います。” (66%)

” 相手から感謝されるかどうかを気にしていたら、自分が正しいと思ったことができなくなる。

誰も評価してくれなくても、自分がやりたいと思ったことや、いいと思ったことをとことんやる。そう心がけています。” (68%)

田原: “巨万の富を得られる力を持ちながら、それを社会のために使うというのは、いまの若い世代を象徴する働き方の一つだと思う。” (69%)

といったところに刺さりが。

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従来型日本企業からポスト・ホリエモン型へ

本の最後では田原さんが「あとがき」で、(従来型の)日本企業が如何に競争力を失ったかについて分析がなされていて

” 僕(田原)は要因が二つあると思う。一つは、よく言われているように、競争相手が増えたということだ。かつては価格の安さと品質の良さがメイド・イン・ジャパンの売りだったが、

韓国や台湾、中国といった国々が品質の良いものを日本企業より安い価格でつくるようになった。

もう一つ、日本的経営が負の要因になったことも大きいだろう。日本的経営は、終身雇用、年功序列で、社員の面倒を一生見ていく。

マルクスは労働者を商品でなく人間として扱うべきと説いたが、日本企業は社員を家族として面倒を見た。

大企業になると、企業年金にとどまらず、社宅や保養所まで、本当に手厚い福利厚生があった。企業が家族的な経営をしてきた背景は二つある。

一つは、高度成長で企業に余裕があったこと。もう一つは、労働組合への対抗だ。

日本の労働組合は、戦前は共産党系が、戦後は社会党系が強かった。そのため企業は、社会主義や共産主義の組合が理想とする社会より、

資本主義社会のほうが豊かで安心できることを社員に示す必要があった。

つまり企業は、労働組合に社員を奪われまいとして福利厚生に力を入れたわけだ。

これは非常にうまくいった。家族的経営のおかげで社員は愛社精神を持ち、多少の無理もいとわず会社のために働いた。だから日本企業は世界で勝つことができた。

ところが、冷戦が終わって、潮目が変わった。共産主義・社会主義国が瓦解すると、労働組合もイデオロギー的基盤を失って弱体かした。

そうなると、企業は労働組合とはりあう必要がなくなり、株主の利益を増やすことばかり考えるようになる。

社員は代替可能な部品に過ぎず、賃金はできるだけ安いほうがいいと経営者が考えるようになったのも、おそらくこのころからだ。

冷戦の終結によって、企業が日本的経営によって社員をつなぎとめる必然性が薄れ、それまで隠れていた資本主義の本質がむきだしになっていったのだ。” (97-98%)

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時代に感覚を馴染ませてくれる一冊

この本では新しい企業体の担い手、最後で衰退の一途を辿る従来型の企業体について言及され

それを読めば時代は移ろい、進んだ時計の針が元に戻る事はないであろう事は容易に想像出来るわけで

読み手の頭の中の時代認識を再認識させ、上手に時代の感覚を取り込んでいる人たちの共通点などに光があてられ

ご自身は自伝(下記)等で生涯を振り返る限り、ディレクターとの立場を強く自認されているようですが、ジャーナリスト田原総一郎の真骨頂が伝わってくる一冊でありました。

SILVER GINGER 5 ほかシルバーウィーク期間中、シルバーに絡めて3曲

 

とタイトルに書いてみたは良いが、シルバーウィークって、まだ存在していて且つ一般的呼称なんでしょうかな。

自分の周囲では若干名、この期間中に長期休暇を取得している人がいて、密かに定着していると思っているのですが、さて。

それでは本編・・

 

まず、The WiLDHEARTSのGinger(現 GiNGER WiLDHEART)が、Silver Ginger 5として発表したアルバム”Black Leather Mojo”から。

” Divine Infection “

この名称、本作で1回限りで、プロジェクト名に思い入れがあるのか、やっつけであったのか(笑)

サウンドの方は、そんな疑念を吹き飛ばしてしまうくらい Gingerのソングライティングのセンス溢れるさすがのクオリティです。

>>  GINGER WILDHEARTで来日中のGINGERと果たせた3年越しの思い <<

 

続いて、Guitaristの名前がSilver。

” My Good Reputation “

この曲が収録されているアルバム(HARDCORE SUPERSTAR)のツアー終了から、やがてメンタルな面で脱退してしまう事に。

メンバーチェンジによりバンドの代表曲である” We Don’t Celebrate Sundays “のライヴでのアレンジが変わってしまった、なんて事もありSilver在籍時が懐かしくあったり。

何より、ブラックアルバムと称される”HARDCORE SUPERSTAR “の完成度の高さに圧倒されます。

 

最後はU2の名盤 “Rattle And Hum”から。

” Silver And Gold “

自分がU2と深く関わっていく事(アメリカにライヴを観に行ったり)になった思い出深いアルバムながら

この曲自体に全く思い入れはなく、「 Silver/シルバー の入った曲名?」と脳内でサーチをかけ浮かび上がってくるあたり

何が頭の中に入っているのか、自分でも不思議なところです(笑)

U2といえば、iTunesのアカウント向けにニュー・アルバムの” Songs of Innocence”が先着5億人に無料配信の話題に驚かされました。

自分の場合、DL(ダウンロード)したところで安心してしまい、まだ聴き込めてないですが・・

U2のアルバムがタダなら、他のアーティストの値段が俎上に載せられる面有り

音楽業界がどのように変わっていきますやら。METALLICAも比較的、この手に手法に熱心な印象から、ビジネスの在り様が大きく変わっていく契機になっていきそうな。

田原総一朗さんがLINEやスタートトゥデイから起業家の成功に迫る対談集:『起業のリアル』中間記

 

田原総一朗さんの『起業のリアル』を読み始め、半分あたりのところまで。

ポスト・ホリエモンの起業家に共通する点とは?

ジャーナリスト田原総一朗さんと若手起業家の対談集。登場する起業家は田原さんが定義する「ポスト・ホリエモン」と称する堀江貴文さんの後の世代で

” おとなたちを挑発するような荒々しさはない。乱暴な言葉遣いはしないし、物腰もやわらかだ。

また堀江の時代の起業家は、いきなり自分で会社をつくってベンチャービジネスをやった。一方、ポスト・ホリエモン世代は、まず企業に就職する。

その会社で一生を終えようと考えているわけではない。サラリーマンをしているあいだにビジネスのノウハウや生きるための知恵を身につけ、そのうえで独立して事業を起こす。じつに堅実だ。” (1%/百分率は紙の本でいうところのページ数に相当/以下同様)

と分析。また

” ROE(株主資本利益率)よりソーシャルインパクトを重視していることも、ポスト・ホリエモン世代の特徴だ。彼らは自分が儲けることより、新しい事業で社会を変えることに喜びを見出しているという。” (1%)

近年の起業家の傾向が異なってきている点を指摘。本の前半に登場する起業家は

LINE 森川社長 //  スタートトゥデイ 前澤社長 // チームラボ代表 猪子代表 // ユーグレナ 出雲社長 // フローレンス 駒崎代表 // マザーハウス 山口社長 // e-エデュケーション 税所代表 // ライフネット 岩瀬社長

以下、個人で刺さりのあった箇所から引用すると・・

 

「とにかくシンプルに、ユーザーが求めるものをつくり続けるだけ」by  LINE 森川亮社長

LINE は、主としてスマートフォンでスタンプ等を使いコミュニケーションを取るものとして爆発的に人気を博しているアプリ。

” 商品開発には二つの方向があります。一つはグーグルさんのように、人が欲しがるのかわからないけど、エンジニアがおもしろがってつくったものをとにかく世に出して、その中で当たったものをビジネス化していくやり方。

もう一つはアップルさんのように、人が求めるものを突き詰めて考えて、一個に絞り出すやり方です。” (4%)

LINE創業の背景・・

” 水のようなサービスをつくりたかったのです。水って要らない人がいないですよね。スマホにおける水は、コミュニケーションです。その分野でトップになろうと試行錯誤しているうちに生まれたのがLINEでした。” (5%)

興味深いのは、同社で・・

” 会議も仕様書も、事業計画もない。”

という実態。厳密には事業計画はあるそうですが、

” 計画があると、つくり手は計画通りやろうとします。たとえば三ヵ月の計画が二ヵ月でできたら、もうちょっと何かやろうという話しになるし、

逆に本当はもっとかかりそうだったら、何か削ってしまおうとしてしまう。でも、それはユーザーにとって無意味なこと。

一番大事なものはいいものを早く出すことなので、つくり手もそれに集中してもらったほうがいいですよね。” (6%)

同社の隆盛は・・

” 結果的に収益が出たというところ ” (6%)

だそうで、

” とにかくシンプルに、ユーザーが求めるものをつくり続けるだけです。” (7%)

keep-it-simple

 

田原さんが、森川社長との対談を終え・・

” 「企業が収益化を考えると、ユーザーはそれに気づいて離れていく。だからいま(LINE社は)広告はやっていない」と言う。

こうした姿勢がユーザーを惹きつけ、結果的に収益の増大につながっている。儲けようとしないほうが、かえって儲かる。それがいまのビジネスのトレンドなのだろう。” (8%)

と総括。多くの方が独自性を感じる経営スタイルと思いますが、結果が出ているだけに、新しい経営の在り様となるかもしれないですね。

YourDecisionCanChangeReality

その中でもユーザー目線、スピード重視は特徴的です。

因みに、同社の収益は

” ゲームやスタンプといったコンテンツの売り上げが大きいです。” との事。(7%)

 

「僕の幸せの大部分は、人の幸せが占めています。」by スタートトゥデイ前澤友作社長

スタートトゥデイ(日本最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営)の前澤社長は・・

” 「争うのは嫌い」” (9%)

との肌感覚から

” うち(スタートトゥデイ)の基本給とボーナスは、全従業員一律。成果報酬にして、仲間同士で競い合うより、楽しく働けますから。・・中略・・

いまは、競争するより協調したほうが、「経済合理性」がある。競争によって刺激されなくても、みんなお客様にとって便利なもの、新しいものを自発的に生み出すマインドになっている気がします。」” (13%)

前澤社長の哲学は

” 僕の幸せの大部分は、人の幸せが占めています。じゃあ、どうやってまわりの従業員やスタッフ、その先のお客様や取引先、株主のを楽しませたり驚かせたりすることができるのか。

それを考えてやってきたら結果的に儲かっていたという感覚 ” (13%)

収益に目的とせず、結果的に収益が出たとの経緯は、LINEの森川社長と共通した流れですね。

因みに同社では

” 一二の五月から、九時出社で午後三時に終わる「六時間労働制」を始めました。仕事は短時間で集中して終わらせて、もっとよそで学んだり、遊んだほうがいい。” (11%)

との経営判断。「よく遊ぶが良い」との指摘は、先週、講義を受講した藤原和博さんからのメッセージと一致します。

>> 藤原和博さんが教えてくれた「それぞれ一人一人」の時代の「稼ぎ方」:神田昌典ビスネスプロトタイピング講座 その壱 <<

 

ブレる事なく、我が道を行き、思いを遂げている時代の先導者たち

この他、事業規模の違いはあれども、それぞれも思いをビジネスで体現された方々の体験談、時代を視る目、経営感覚について語られていますが

共通して感じられた事は、他者に惑わされない視点、感覚。必ずしも利益追求ではない点。自然体である点など。

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特に、貢献や感謝される事の重要性に重きを置かれている方が多い印象。

世代の違いもあり、価値観を異にする田原総一朗さんが、まっさらな感じで斬り込む感じが、読者の立場と近く、感情を共有しやすい仕上がりとなっています。

 

 

「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる