街歩きの視点を変えるだけでビジネスは始められる:「ザ・スタート」読み始め

 

数日前に書いた「型を破る人」の時代 と共に書店に立ち寄った際に気になった 「ザ・スタート」が送られてきたので、こちらも平行して読み始め。

本来、kindle版で欲しかったところ紙版のみで、それならとポイントの付く通販を選択しましたが、このところ消費税増税に伴い郵便が激増しているとかで、ようやくといったところ。

アイデアを実行・・ 起業・・ 早期引退までの劇的10年弱

電車の中でページをめくっていった感じ、やっぱり立ち読みした時の期待感に応えてくれる内容で、

小資本(=数万円、数十万円⇒1億円、10億円)から短期間(10年足らず)でミリオネアの座に上り詰めた5人の起業家(4名は第一線を退くアーリーリタイアメントを経てシンガポール在住とか)の共著で

誰しも・・

一度でもアイデアの出し方を実感することができれば、その経験が脳の中に回路を作り、あとから何度もプレイバックできるようになる。

さらに何度も再生していくうちに回路は太くなり、情報処理力も増していく。いくらでも応用することができるようになる。(p4)

great-business-ideas-vector

街歩きのススメ

で、肝心のアイデアの探し方は・・

なにもしなくても、勝手にネタが見つかる方法は確かに存在している(p21)として、それは「街を散歩すること

そこで視点を振り向ける先は・・

ファッションビルや駅の広告、電車の中吊り広告は、電通や博報堂といった年間の売り上げが1兆円を超えるような世界最大級の代理店が、コピー1行1000万円とも言われるトップクリエイターに依頼して作った作品(p22)

そこから、

今の日本でどんなものが売られようとしているのか、どのくらい存在しているのか、メディア露出にどれくらいのコストを払ってもいいと考えているのか

を考える事で、

今後のトレンド傾向、消費傾向が推測することができます。今流行っているものは何か?社会問題視されるものは何か?雑誌(=新聞が建前のメディアであるのに対して、雑誌は本音のメディアと定義)の中吊り広告ほど時代の空気感を端的に映す鏡は、ほかにないだろう。(p22-23)

本の記述によると、

毎週のように新企画を提出しなければならない書籍編集者の多くは、テレビ番組の「噂の!東京マガジン」の1コーナー、「今週の中吊り大賞」を視聴するのが日曜午後の習慣なのだという。そこからインスパイアされた企画がもとでベストセラーが生まれることも多々あるそうである。(p25)

また、広告以外でも、街を散歩している時に通りかかったお店について・・

今、続いている店には潰れない理由がそれなりにある、ということなんです。その理由、つまりそのビジネスモデルを探ることは、自分のビジネスにも絶対役に立ちます。(p33)

或いは・・

ラーメン屋さんの行列を見つけたとします。そしたら、「なぜこの人たちはこの店のラーメンを並んでまで食べたいのか」とか、「どんな経緯でこのラーメン屋さんを知ったのか、何度目の来店なのか」とかを考えます。(p38)

要は日々の習慣を得る事で、アイデアは散在している

等々、本ではこれらの題材から、如何にアイデアに繋げていくかが説明(ラーメンさんで700円使ったら、使っただけ学ばなきゃいけない ・・中略・・ 投資にする、ということは、受け取った情報を価値に高めていく、ということ。/p40)されており、

特別な才能であったり、特別な事を要する事無く、日常生活の中で、意識を切り替えたり、視点をずらす事で、ビジネスに繋がるアイデアが溢れているとの指摘で、

まだ3分の1程度ですが、結構、目を見開かされました。

 


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