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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:日本の歴史に興味津々のオーストラリア人、東京で行きたかった場所とは

日本の歴史に興味津々のオーストラリア人、東京で行きたかった場所とは

” 自分たちの国にはない歴史や文化に惹かれ、日本を訪れる外国人観光客。自然の風景や建築物などの実物を間近に見ると、感動もひとしおのようです。

初めて日本へ遊びに来たという、オーストラリア人三姉妹の次女は、どうしても行きたかった場所があったといいます。その場所や理由を聞きました。

日本滞在は約2週間半 最後に訪れた東京の浅草

家族旅行で初めて訪日した三姉妹、長女のケイトさん、次女のロージーさん、三女のエリーザさん。かわいらしい着物姿で観光を楽しんでいました。

「東京、大阪、京都、軽井沢にも行ってきて、明日、帰るの」と、ケイトさんはちょっと寂しそう。約2週間半、日本を満喫したといいます。

そんな三姉妹が家族と一緒に日本旅行の最後に訪れたのが、東京の浅草。約1,400年の歴史を持つ都内最古の寺院である浅草寺をはじめ、表参道の入口にある雷門から続く仲見世通りは土産物店や菓子店などが並び、都内屈指の観光スポットになっています。

浅草観光は、次女のロージーさんたっての希望。以前から日本の歴史ある建造物に興味があったそうで、「ずっと浅草に来てみたかったの。日本は長い歴史があるから、古い建物とかがとても多いよね」と、来られたことを喜んでいました。”(出典:Hint-Pot

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:Socceroos FW ミッチェル・デューク選手が語るアジアカップ

Socceroos FW ミッチェル・デューク選手が語るアジアカップ

” 町田のオーストラリア代表FWミッチェル・デューク(33)が8日、宮崎で行われているチームのキャンプに合流した。

アジア杯のベスト8で韓国に敗れた試合ではチャンスを決めきることができず、SNSでは殺害予告など度を超えた非難も受けた。「フラストレーションがたまりました。

オーストラリアは少なくとも決勝まで行くべきチームだと思っていました。ただ韓国もいいチームですし、そういう意味ではよく戦ったところもあります。いい経験にもなりました。コンディションは整っていますので、私自身はこれからです」と町田で挑む新シーズンを見据えた。

オーストラリア、日本はベスト8、韓国もベスト4で敗退し、11日の決勝にはカタールとヨルダンが進んだアジア杯。デュークは「アジア各国の差は縮まってきています。本当にアジアは難しいエリアになってきている」と明かした。

「どの要素もてこ入れをしていると思う。たとえばいいコーチを連れてきている国もありますし、選手もそうですよね。(強化への)投資が行われているのではないかと思う。それによってレベルが上がり、各国の差が縮まっているのが現状ではないかと」と自身の考えを語った。

昨季は町田で10ゴール10アシストと活躍し、クラブ史上初のJ1昇格に貢献した。今季の目標については「本当に上位に食い込みたい。それだけの選手もそろっているし、去年は飛躍の年でしたけど、それを継続しないといけません。今年はもっといい選手も入りましたし、切磋琢磨して上位を狙いたい」と話した。

個人としても「2けた(ゴール)まで持って行きたいですね。得点はしたいですが、私だけじゃなくチームメートが得点できるように助けていきたいし、しっかり貢献したい」。失意のアジア杯から気持ちを切り替え、清水時代の18年以来となるJ1での活躍を誓っていた。”(出典:スポーツ報知

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:Socceroos、アジアで戦うことの是非論

Socceroos、アジアで戦うことの是非論

” オーストラリア代表がアジアサッカー連盟(AFC)=アジアの舞台で戦うことは是か非か。現在開催中のアジアカップ「文化展示会」におけるオーストラリアのブースがあまりに“雑”だとして、同国メディア『news.com.au』は論争の再燃を心配しているようだ。

イギリス連邦の一角をなすオセアニアの大国・オーストラリア。そのサッカー史を振り返ると、1882年に最初のサッカー連盟が設立され、1966年に隣国ニュージーランドと協力してオセアニアサッカー連盟(OFC)を設立。2006年にOFCを脱退し、アジアサッカー連盟(AFC)へと転籍する。

オーストラリア代表は同年のドイツ・ワールドカップ(W杯)にOFC(オセアニア)代表として出場するも、アジア杯2007予選からAFCの一員に。以後、W杯とアジア杯の本大会全てに出場。アジアを代表する強豪となった。

現在はアジア杯2023に参戦中だが、大会を記念して開催地カタールで催されている「文化展示会」におけるオーストラリアのブースがあまりに“雑”だとして、『news.com.au』が嘆きの論調を展開している。

「AFCにおけるオーストラリアの立場は、長い間議論の的となってきた。2006年にオセアニアからアジアへ向かった最大の目的は、男子A代表がW杯に出やすくすることだったわけだが、他にはアジア杯などへの参加でオーストラリアの存在をポジティブにアピールすることでもあった」

現地カタールで取材中のオーストラリア人サッカージャーナリスト、スコット・マッキンタイア氏は「文化展示会」の写真をSNSに投稿。シリア・オマーン・パレスチナのブースが、それぞれ国の文化を知れるスペースとなっていたり、スタッフを配置しているのに対し、オーストラリアは「奇妙なことに、2本のボウリングピン、テニスボール1つ、そして茶色い紙袋、これだけが置かれていた」という。

これを受けて『news.com.au』がフットボール・オーストラリア(FFA/サッカー連盟)に問い合わせたところ、各国のサッカー連盟はブースに関与しておらず、FFAも自国のブースが雑な扱いを受けていることを把握していなかったとのこと。今度はFFAがAFCに説明を求めると、AFCも「把握してなかった」と返答したようだ。

FFAは『news.com.au』を通じ、「各所にヒヤリングしたところ、文化展示会は現地の民間が主体となった取り組みであることがわかりました。アジア杯のような国際イベントにおいてオーストラリアンフットボールを表現すること、そしてブランディングを行うことは非常に重要です。我々は今後も、国際舞台でオーストラリア代表の存在をポジティブに感じてもらえるよう努めていきます」と談話を発表している。

“国際舞台でオーストラリア代表の存在をポジティブに感じてもらえるよう…”

ことの発端となったマッキンタイア氏のSNS投稿には、オーストラリア代表のAFC在籍に対して否定的なコメントがちらほら。オーストラリアの文化そのものを揶揄するような悪質コメントも見受けられる。

なぜオーストラリアのブースだけあからさまに手を抜かれていたのか。この点は明らかになっていないが、『news.com.au』は「オーストラリアの文化の欠如が浮き彫りになったのかもしれないが、代表チームのAFC所属がこれまで悪口や冷笑の対象となってきたことは間違いない」と締めくくっている。”(出典:WORLD 超 サッカー

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:小売売上高 − 2023年12月

小売売上高 − 2023年12月

” 豪政府統計局(ABS)が30日に発表した2023年12月の小売売上高(季節調整値)は、351億8,720万豪ドル(約3兆4,290億円)となり、11月の増加から一転して前月比2.7%減少となった。好調だった11月の小売り商戦「ブラックフライデー」と「サイバーマンデー」の反動が表れた形だ。

前年同月比では0.8%増だった。また、昨年通年は4,253億豪ドルで、前年比3.3%増だった。

項目別(前月比、季節調整値)では、◇食品:141億7,730万豪ドル(0.1%増)◇家庭用品:56億3,360万豪ドル(8.5%減)◇衣服・靴・アクセサリー:28億5,700万豪ドル(5.7%減)◇デパート:18億2,540万豪ドル(8.1%減)◇カフェ・レストラン・持ち帰り食品サービス:52億8,910万豪ドル(1.1%減)◇その他:54億480万豪ドル(1.1%減)――と食品を除く項目で減少した。

地域別では、◇ニューサウスウェールズ州:113億8,370万豪ドル(2.1%減)◇ビクトリア州:94億1,190万豪ドル(3.2%減)◇クイーンズランド州:74億9,580万豪ドル(2.3%減)◇南オーストラリア州:23億6,880万豪ドル(2.9%減)◇西オーストラリア州:41億1,120万豪ドル(3.8%減)◇タスマニア州:7億1,910万豪ドル(0.3%減)◇北部準州(NT):3億3,150万豪ドル(3%減)◇首都圏特別区(ACT):6億8,990万豪ドル(3.8%減)――と全州・地域が減少した。

■ブラックフライデー人気が定着

ABSで小売り統計を統括するベン・ドーバー氏は、これまで例年みられた12月の消費拡大がなかったと説明し、ブラックフライデーの消費拡大と生活費増大の圧力が背景だとした。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のエコノミストも、定着してきた消費パターンの変化を挙げた。ただ、外食の落ち込みも認められることから、ブラックフライデー人気だけでは12月の減少を説明できないとした。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:オーストラリア・デイ 2024

オーストラリア・デイ 2024

” 英国の第一船団(ファースト・フリート)が1788年1月26日にポート・ジャクソン(シドニー湾)で入植を開始した記念日で、国民の祝日「オーストラリア・デイ」を祝う式典が26日、全国各地で開催された。

一方、先住民に対する「侵略の日」だとして、オーストラリア・デイに反対する抗議集会が今年も主要都市で開かれた。

公共放送ABC(電子版)によると、最大都市の東部シドニーでは夜明けとともにオペラ・ハウスの壁面が先住民をデザインしたアートでライトアップされ、東郊のボンダイ・ビーチなどでは先住民の伝統的なセレモニーと踊りが披露された。

首都キャンベラではこの日にオーストラリア国籍を取得した人を祝福する式典が催された。出席したアンソニー・アルバニージー首相は「今日、世界中からやって来た多様な信条と背景を持つ1万5,000人以上の人々がオーストラリア人となり、民主主義、私たちの法律、私たちの価値観、国民に忠誠を誓った」と述べた。

一方、シドニーやメルボルン、ブリスベンなど全豪の主要都市では、オーストラリア・デイの廃止や日付の変更を求める市民の抗議集会が開かれた。

この日は日本の建国記念日や米国の独立記念日に相当し、愛国心が高揚する祝日となっているが、近年では欧州人によるオーストラリア大陸の侵略と先住民への迫害が始まった日との認識が浸透しており、リベラル勢力を中心に反対論が広がっている。

こうした歴史認識の変化を背景に、中道左派の連邦労働党政権は昨年、オーストラリア国籍取得者を祝福するオーストラリア・デイの式典の日付を前後3日以内に変更できるよう法改正した。

ABCによると、今年は少なくとも81の自治体が別の日に式典を開催するという。”(出典:NICHIGO PRESS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:人口2,700万人突破

人口2,700万人突破

” オーストラリアの人口が24日午後3時45分(オーストラリア東部標準時)ごろ、2,700万人を突破したことがオーストラリア統計局(ABS)による調べで分かった。予想を約18年上回る早さでの記録となった。

ハワード政権が2002年に発表した予想によると、国の人口が2,530万人に達するのは2042年だった。その後、出生が1分42秒に1人、死亡が2分25秒に1人となり、人口成長の要因を背景に、昨年6月30日にはすでにこの予想に到達していた。

国内では、過去12か月の人口増加が62万4,100人と、TAS州の人口57万2,800人を上回る人数が一年間で増加したことになる。この年間増加は、2009年に記録した44万2,500人を41%上回っている。海外からの移民は73万7,200人、海外へ出国した人は21万9,100人で結果として80%の増加となった。

調査会社マクリンドル・リサーチのマクリンドル主席人口学者兼未来学者は、「この記録的な人口増加は試算を超えており、住宅問題の悪化を意味する可能性もある」と述べた。同氏はまた、「インフラがボトルネックになっている、まさにそのタイミングで起きている」と懸念を示した。”(出典:JAMS.TV

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:2023年12月 企業信頼感 改善、景況感は下落継続

2023年12月 企業信頼感 改善、景況感は下落継続

” ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が23日に発表したオーストラリアの2023年12月の企業信頼感(business confidence)指数はマイナス1と前月から7ポイントと大きく改善した。小売業界の見通し改善が全体を底上げした。

一方、企業景況感(business conditions)指数は、前月から続落して2ポイント下落の7だった。

NABは非農業部門の約500社を対象に、1月3~15日に調査を実施。同指数は、ゼロポイントを超えた場合は「楽観」が「悲観」を上回っており、ゼロポイント未満は「悲観」が「楽観」を上回っていることを示す。景況感指数は、現在の景況に対する満足度を示している。

向こう3カ月間の景況見通しを示す信頼感は依然としてマイナス領域に留まり、長期平均を下回った。一方、景況感は製造と建設の業況が響いて下落し、長期平均に近づいている。

主要指数は、◇売上高:10(前月比3ポイント下落)◇利益:6(横ばい)◇雇用:7(1ポイント下落)◇在庫:2(2ポイント上昇)◇新規受注:マイナス3(1ポイント上昇)◇輸出:0(1ポイント上昇)――だった。

設備稼働率は82.7%と、前月から0.9ポイント下落した。

■産業別景況感はすべてプラス領域

産業別の景況感は、製造業が16ポイント下落し、建設も12ポイント下がった。一方、娯楽・パーソナルサービスと交通・公益がそれぞれ10ポイント上昇と9ポイント上昇となった。景況感は全産業でプラス領域だった。一方、信頼感は、資源が28ポイント上昇し、小売りも24ポイント上昇だった。プラス領域は資源と交通・公益のみで、他はマイナス領域だった。

■「経済の減速を反映」

州別の景況感は、タスマニア(TAS)州が前月に続き低調で、11ポイント下落。南オーストラリア州と西オーストラリア州は、それぞれ9ポイント下落と4ポイント下落した。その他の州は比較的安定していた。ただ、いずれの州もプラス領域を維持した。信頼感は、TAS州だけが0ポイントを上回った。

NABのアラン・オスター首席エコノミストは昨年を振り返り、景況感は年初こそ高い水準だったが、その後の経済の減速とともに下落したと指摘。製造業は景況感も信頼感も低調だが、小売りが示した12月の信頼感の上昇は今後に期待を抱かせるものだとした。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:先住民の平均寿命、非先住民と比べ短命で遠隔地ほど顕著

先住民の平均寿命、非先住民と比べ短命で遠隔地ほど顕著

” オーストラリアの先住民「アボリジナル・トレス海峡島しょ民」と非先住民の格差解消は、遠隔地の医療や健康の分野でとりわけ急務となっている。オーストラリア統計局(ABS)が29日に発表した先住民の平均寿命に関する統計で、改めて浮き彫りになった。

これによると、2020〜22年の0歳児の平均余命(平均寿命)は全国平均で、男性が先住民71.9歳、非先住民80.6歳。女性が先住民75.6歳、非先住民83.8歳だった。先住民は非先住民と比べて、男性が8.8年、女性が8.1年それぞれ短命だった。

地域別で見ると、先住民の人口が多い北部準州では、先住民と非先住民の平均寿命の差は男性が13.5年、女性が13.8年と全国平均を大幅に上回った。同じく先住民が多い西オーストラリア州も、平均寿命の差は男性が12.3年、女性が11.7年と2桁以上となった。

また、都市部と遠隔地の比較では、大都市圏の先住民と非先住民の平均寿命の差は男性が8.5年、女性が7.5年だったのに対して、遠隔地の差は男性が12.4年、女性も12.4年と大きかった。

遠隔地の先住民の平均寿命は男性が67.3歳、女性が71.3歳だった。オーストラリアの平均寿命は先進国の中でも日本などと並んでトップクラスにある。しかし、先住民に限れば、途上国の平均(男女で69.6歳=2021年=英データベース「アワ・ワールド・イン・データ」)とおおむね同水準にとどまっている。

先住民の居住区の多くは、医療サービスが行き届きにくい遠隔地に点在している。オーストラリアでは、欧州人が先住民の土地を侵略し、迫害したとの歴史認識が広まり、先住民の権利回復や和解が進んでいる。しかし、両者間の社会的格差は依然として大きく、経済的繁栄の影に隠れた形となっている。”(出典:NICHIGO PRESS

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