「高城剛」カテゴリーアーカイブ

高城剛さんが誘う直感に従う至高の生き方:『SOUL RESET 魂の再起動』読了 ①

高城剛さんの『SOUL RESET  魂の再起動』(電子版)を読了。

この本を知ったのは、2年前に受講したプロブロガー立花岳志さんの『人生を劇的に変える!超実践2daysワークショップ』のお勧め本として紹介されており

その時は、「あの(芸能ネタになっていた)高城剛かー」なんて琴線に触れる事はなかったものの昨夏、初の高城本『白本』を読んで以来、

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>> 高城剛さんのライフスタイルから導かれた答えに感じる生き方:『白本』その弐 <<

その世界観、コンテンツに魅了され、挙句、このブログでカテゴリーとして独立出来るまでに高まって、

そして、巡ってきたこのタイミングでの本書と。

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高城剛さんが見た国家破綻した国々から学ぶべき未来とは:『世界はすでに破綻しているのか?』読了

高城剛さんの『世界はすでに破綻しているのか?』を読了。

『2035年の世界』で多分に好奇心を掻き立てられた事がキッカケとなり、

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先日のオーストラリア行きの際に、「何か良さそうなのないかな?」で選んだ一冊(電子書籍)。

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中原圭介さんが明かす、やがて語学を学ぶ必要がなくなるワケ:『2025年の世界予測』

先日、読了した高城剛さんの『2035年の世界』にインスパイアされ、

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近未来に対する渇望の念に駆られ、図書館で同種と思わしき本を物色・・

その過程で『2025年の世界予測』というタイトルに惹かれ、

とりあえず、「終章 2025年に生き残れる人材の条件」だけを、下記の通り、つまみ喰い。

なお、著者の中原圭介さんは、

経営・金融のコンサルティング会社の経営アドバイザー・経済アナリストとして活動。

という肩書き(著者プロフィールから抜粋)で、本の帯には

「予測的中の人気エコノミストが解き明かす10年後の世界」

とのコピーが掲載。

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高城剛さんが描く100の近未来に考えさせられた:『2035年の世界』読了

図書館の蔵書で気になった高城剛さんの『2035年の世界』を一気に(1日で)読了。

「身体科学」「科学」「移動」「スタイル」「リスク」「政治」「経済」「環境」の各分野で、高城さんが予想する未来について書かれた一冊。

「はじめに」で

” 本書は、およそ8から9年に一度出版している私見的な未来予測の本である。” (p4)

とあり、同様の事は以前にも上梓されている模様。

8分野で、100の未来予想が成されており、以下では特に印象的であったところを3つ。

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高城剛さんは説く、自分の可能性を、どんなに大変でも追求する事:『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』読了

 

高城剛さんの『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』を読了。

『白本』『黒本』と同様、Q&A主体の構成で、読みやすくサクサクといきました。

>> 高城剛さんが説く、1日10分自分と向き合う事の大切さ:『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』中間報告 <<

楽しむ事も、ピンチとの付き合い方も、基準が明確な高城流

後半も高城さん流儀らしい回答が並び・・ Q. 問題が起きたときに、どのように対応しますか?」との問いに

” 解決しようとは思わない。理解する、納得することが大事。” (68%)

Q. 失敗したときの対処方法は?

” 悪いことほど、早めにオープンする。失敗をごまかしたり隠したりすればするほど、経験上ですが物事は悪化します。” (68%)

Q. すべてをリセットしたいと思ったことはありませんか?

” リセットとは、なにも解決になっていない場から逃げているだけだと思います。日々、変化していくことがポイントだと思います。” (73%)

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Q. ピンチのとき、どうしますか?

” ピンチこそ、人生の醍醐味ではないでしょうか?そのピンチをどう捉えるかで人生変わってくると思います。

変に自分を守ったり、ピンチを脱しようとしないことが僕にとっては大事で、まずは自然に流れるように流れて、客観的にピンチを見ます。

その流れを感じ、できれば同化しながら機会を待つことでしょうか。実際、同化した時点でピンチではなくなります。焦ると、ピンチはより一層大変なものになります。” (73%)

” 困難は自分の中にある答を見つける機会に過ぎません。もし、その道を見つけられなければ、ひとりで旅に出なさい。解答は必ず見つかります。” (74%)

(Twitter、Facebook等の)SNSを距離を置いている理由については

” いまの僕は自分自身と向き合って、自分の中から涌き上がってくるものを大事にしたい。” (87%)

高城剛からのエール

本の締め括りの「あとがき」では・・

” 僕は、誰でもひとつだけ世界一になれる可能性を持っていると信じている。それを、自分で知っているか、知らないのか、が大きな違いだ。

僕もあなたも世界に一人しかいないし、僕もあなたも世界一になれる「なにか」を必ず持っている。だが、それを探し出す内面への旅は、とてもハードだ。” (92%)

” 他者との関係で、自分を作ってはならない。自分の可能性を、どんなに大変でも追求しなければいけない。なぜなら、すべての必要なことは、必ず自分の中にあるからだ。” (92%)

と、読者へのエールで結ばれています。

この本で、高城さんの本は立て続けに3冊読んだ事になりますが、著作の中から一番強力に伝わってきたメッセージは『黒本』に出てくる件(くだり)

” 日々の「寂しさ」や「虚しさ」を忘れるために、なにかに「依存」する「現代社会の罠」は、あらゆるところに潜んでいると思います。 ・・中略・・

日々社会が「愛」も「お金」も「友情」も「モノ」も「情報」も「つながり」も、「あなたは不足してますよ!」と訴える仕組みでできているからです。

ですので、真面目な人たちほど、「不足しているので補わなければ」と思います。

そして現在、多くの人は「自分は不足している」と感じている上に「もう補えない」と思っているので疲弊しているのです。

この仕組みから抜け出すには、まず「自分は不足してない」と本当に思えるかどうかだけだと思います。” (86%)

の部分。この事は、アンソニー・ロビンズをはじめ多くの人のメッセージと符合しますが

まずは「ない」ものではなく、「ある」もの、享受出来ている事柄に感謝し、そこに焦点を合わせる事。

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この事を礎に、高城さんらしく世界を駆け巡るも良し、自分の生き方を突き詰めるも良し、考え方さえしっかり出来ていれば、より深く高城さんの著作を理解出来るように実感しました。

 

高城剛さんが説く、1日10分自分と向き合う事の大切さ:『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』中間報告

 

3回振りの高城剛さんは、3冊目の購入(全て電子書籍)となった『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』から。

 

この1週間で4回目の取り上げで、

>>  高城剛さんのライフスタイルから導かれた答えに感じる生き方:『白本』その壱  <<

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>>  高城剛さんがオブラート無しで語る日本の未来って?:『黒本』読了 <<

さながらプチ高城ブームかの如くですが・・『白本』『黒本』と同じく読者からのQ&A主体ながら切り口は高城さんの生い立ちに沿った目次立て。

本書の紹介として・・

” はじめての「高城剛」についての本である。” (1%/百分率は紙の本でいうところのページ数に相当。以下同様)

と。

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電子書籍の使い勝手も徐々に心得てきました

自分の現在地を知る事で、航路が開ける

冒頭の「まえがき」に、

” 自分の居場所も地図の見方もわからずに、行き先だけを設定して、さらに言えば、行き先に向かう「やる気」ばかり先行してしまうと、迷走することは必至だ。” (1%)

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とあり、ブレない生き方についての原則の提示があり、

” 周りの情報に左右されずに、いかにして、自分と徹底的に向き合うか?深く向き合えれば向き合えるほど、

目的地へと向かう人生の地図は、より明確なものになる。その時間を、毎日10分持っているかどうかが、とても大事だと思う。” (1%)

この部分は意識の向け方、習慣の大事さについて説かれています。それらが実践された暁には・・

” 人生はギャンブルというか、常に選択の連続だと思うが、どんなときも自己を見失わずに楽しく暮らしていれば、いつか必ず光は射すものだ。” (26%)

” 自然に生きることをただ学ぶ、というか思い出す必要性が出てくるでしょう。” (29%)

と、ここは高城さんの実証した人生観で一番の言いたい事であるものと。

もっとも高城さんの場合、

” 瞑想を毎日1、2時間している” (41%)

そうで、10分から始める事は大事と思いますが、混じり気無しの境地を目指すのなら、どこかの段階で正しい瞑想の仕方を学ばねばいけないところもあります。

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 つながるは外でなし、我となる

本書の特徴は、自分自身と向き合う事の大切さに力点が置かれていて

” できれば、皆さんもこの本と同じように、自問自答してみる機会があればいいと思います。「私の名前はXXXXX。職業XXXX。住所XXXXX。」など実際に書いてみるのです。

文章化することによって、自分と社会の隠された関係を発見し、あたらしい自分を見つけられる。自分の秘めた可能性も見つけられるかもしれない。” (24%)

” どんな問題も、解答は必ず自分の中にあります。どんな人でもその人の人生の主役は 「自分」だし、ブログやツイッターで、書く力は養われたはずですしね。

皆そろそろ、自分の中から知恵と勇気を見つけ出す本を書いてもいいのではないでしょうか。

人に嘘ついたり陥れたりしなければ、誰になんと言われようと、好きに生きればいいと思いますよ。” (24%)

” 頭で考えない。わかるまで待ちます。きっと答えは既にある、という前提で思い出すように待ちます。” (34%)

読者からの「自分のルーティンの中でもっとも大切にしていることはなんですか?」との問いに・・

” 自分と話すこと。例えば、人生の分岐点に立ったときに、情報を集めるのではなく、徹底的に自分と話すんです。・・中略・・

グーグルとか情報に頼りきっているけど、それは、二の次。あくまで直感の後に理屈を補強するための便宜的手段なんです。” (59%)

固定化された習慣に、風穴を通す

生きるコツについての享受もあり

” 多くの人が「現在」しか見ておらず、「未来」を見ません。このような発想が、もっとも人々に不安を生じさせます。” (27%)

” 失うことは、得ることへの第一歩だと思います。” (37%)

” ここでしかできない、これしかできないといった自己限定や恐れが、多くの人の人生を固定化し、つまらない日々を作り上げているのです。

自分自身の変わり方こそが、実は個人が持つ最大のクリエイティビティなのです。・・中略・・

誰もが自分が変わることをもっとも恐れているから。ただし期待を持って変わってはいけません。四季を持つ自然のように変わっていくのです。” (40%)

高城流アイデアの沸点

また、ご自身の生業であるクリエイターとしての一家言もあり

” アイデアと移動距離は比例します。日常から離れれば離れるだけ、俗と欲がなくなり、自身が活性化しアイデアが湧き出ます。・・中略・・

本当は持っている素晴らしいアイデアを邪魔しているのは、俗と欲なのです。そして、アイデア力が上がることは、実は自分のバージョンアップを意味するのです。

まずは、あたらしい視点が芽生えることから、はじまります。” (30%)

” 重要なインスピレーションは古いものを手放すことで得られます。だから、アイデアや新しいムーブメントとは、生み出すのではなく古いものを捨てることからはじまるのです。” (31%)

” 日々、どれくらい自分と向き合ったかが、アイデアそのものに出るのです。” (36%)

その壱:まず何より知るべきは自分自身なり

と、現在65%まで。高城さんの場合、意外にもFacebook、 Twitter等のSNSと距離を置いているそうですが、

過半を読んでの感想としては、安易に外側とつながろうとせず、しっかり自分自身とつながれと。

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社会では、そこを履き違えている人が多く、一日10分であるか、1〜2時間確保出来るか、個人差のあるところですが、

自分を知る事で、心の声に耳を傾ける事で、本来、始まるべきものが始まるのだと。といった中間報告です。

 

高城剛さんがオブラート無しで語る日本の未来って?:『黒本』読了

 

高城剛さん第三弾、今回は『黒本』。

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『白本』は入門編といった感じですが、『黒本』になると、高城さんの覚悟が感じられて、惹き込まれます。

構成は『白本』と同じく、「高城未来研究所フューチャーリポート」のなかの読者とのQ&Aがもと。

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しかし、『黒本の』の冒頭の紹介に・・

” 大手出版社ではとても出せない「日本の真実」についてまとめたものです。実際、大手出版社から「出せない」といわれた言説も多くあり、そのことがむしろ「日本の真実」を裏付けています。” (8%/紙の本でいうところのページ数の相当。以下同様。)

” かつてなら「発禁本」だったでしょうし、今も大手出版社からこのような本は出せない状況にあります。” (10%)

海の外から見ゆる「日本」って?

読者からの「最近(2013年)の日本をどのように見ていますか?」との問いに・・

”  今は、封建制度を守りながら新自由主義に移行しようとしているので、無理が生じています。その教えは儒教のままで、地位や年齢の高い人が絶対です。” (10%)

” 日本の儒教は「目上の権力者が築いたフレームを壊すな」という教えなのです。そして困った時には、上下関係を正そうとするのではなく、下のものたちだけで互いに工夫し助け合え、という思想です。後者は今日「絆」や「和」という言葉に置き換えられています。” (12%)

” 今も東京は世界一生活コストが高い街な上に、最低賃金が先進国でもっとも低いんですよ!” (10%)

” テレビは免許制度のために、常に体制側にたっています。” (12%) / ” 1%=基本的に大企業の一部が絶対であり、大企業が99%の人々から集金するのを手助けする装置がテレビなのです。” (13%)

” テレビと大手芸能事務所の大企業広告に依存する共犯関係は、日本の国益を大きく損ねています。” (24%)

” 日本のテレビは、広告主や政府の代弁者のようです。今テレビに出ているタレントも広告主や政府の代弁者ですので、素人はいじりますが、古参の政治家や官僚、企業家をいじることは滅多にありません。” (29%)

” 僕は現在の日本人の中にある「自ら変化を望まない気持ち」が、この国の最大の壁になっているように思います。それは、90年代後半からマスメディアによって決定的に育てられたものだと思っています。 ・・中略・・

実は誰でもすぐにでもできる「自ら変化すること」を実行できる人は少ないのではないでしょうか。” (90%)

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あるがままで「視て」「視通す」力の源泉

『黒本』で語られているマインドセットには、

” 人は手に入れるより、手放すことのほうが大変なんだと思います。 ・・中略・・ まず、「恐れ」を「手放す」のです。 ・・中略・・ 「手放す」ものを増やすことが、次の楽しさの秘密なのです。” (16%)

” インターネットを忘れて、もっとライフスタイルを追求することで、収入は見えてくるものです。まず大切なのは、「得る」ことを考えるより、「捨てる」ことだと思います。” (17%)

” 「こうしなければいけない」という固定概念にとらわれ、その固定観念からはみ出ないように、お互いがお互いを監視する社会になってしまったことがさらなる問題なんだと思います。

その監視社会の最大の装置が「マスメディア」です。恐らく、多くの方がお感じのいじめに対する気持ちは、マスメディアによるものです。

なにしろ、マスメディアの体質そのものが、いじめだからです。そのほとんどは「和を乱してはいけない」ということだと思いますし、それが国内ニュースばかりに偏重している最大の理由です。” (37%)

” すべての回答は、必ずご自身の中にあると思います。” (38%)

” 大切なことは、待遇でも外からの見た目でもありません。自分で今の仕事を楽しんでやっているのか、ということだけです。” (44%)

「すべての回答は・・」の回答は、アンソニー・ロビンズ、池松耕次さんのメッセージと一緒で、自分が抱く問題の解決策は常に自分自身の中にあるという事、高城剛さんも同様の考え。

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日本人の脳裏に刻まれている考え

日本の宗教観に関して・・

” かの山本七平は、日本の宗教すべて、たとえキリスト教だろうが、仏教だろうが、それらは「日本教」の中のキリスト教や仏教で、他国のそれとは違うと論じました。

日本における宗教は、すべて「日本教」と呼ばれるものの中に組み込まれているというのです。僕も概ね同意しますが、さらに日本最大の宗教は「消費活動」にあると思います。

クリスマスも正月もバレンタインも、「消費活動」がメインにあると言っても過言ではありません。神様を讃え、家族と家で質素に過ごすようなことはありません。” (72%)

「消費=豊かな生活」の図式が思い込みである点は、先日、取り上げた平秀信さん/仙人さんのウェビナーでも語られていた事で

>>  平秀信さんと仙人さんが紹介する45の方法を使って導き出す人生で最も大切な事って?  <<

確かにテレビを見ていると、多分に購買欲を誘発される側面がありますね。

日本の予測される未来として、米国を例に・・

” 100万人の富裕層と2000万人の食事を取れない貧困層に別れる事になります。その間の人々は、大企業に「生かされている」人々となります。それが、日本の未来なんですよ。もちろん、この話は公には内緒です。” (75%)

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そして、世の仕掛けから抜け出すマインドセットとして・・

” 日々の「寂しさ」や「虚しさ」を忘れるために、なにかに「依存」する「現代社会の罠」は、あらゆるところに潜んでいると思います。 ・・中略・・

日々社会が「愛」も「お金」も「友情」も「モノ」も「情報」も「つながり」も、「あなたは不足してますよ!」と訴える仕組みでできているからです。

ですので、真面目な人たちほど、「不足しているので補わなければ」と思います。

そして現在、多くの人は「自分は不足している」と感じている上に「もう補えない」と思っているので疲弊しているのです。

この仕組みから抜け出すには、まず「自分は不足してない」と本当に思えるかどうかだけだと思います。” (86%)

「非定住」が示唆する国の赤信号と希望

読み始めてほどなく、「白(本)」と「黒(本)」に込められた意味を解読し、俄然「高城剛」に対する人物評が変わる事になった一冊ですが

根底に流れる高城剛さんの人生観は

” 人生は、楽しむものです。” (95%)

という事に集約されているのだと思います。自分の場合、テレビと距離を置くようになって、数年といった時間軸ですが

何となくの習慣、考え方(マインドセット)の歪みによって、

本来あるべき姿が、それらによって変容させてしまっている事を気付かせてくれる内容と感じました。

実は、既に高城剛さんの次の著作を読み始めているところですが(笑)

そこに、

” 定住しないことが現代的ピンチを切り抜ける良い手だてのひとつであるのは、間違いありません。

また、フランスの才人ジャック・アタリは、今後地球人は動けない定住者と非定住者に大きく分かれていくだろうと言っています。”

と書かれており、高城剛さんのライフスタイル「非定住」から得られた学びに、我々の大多数「定住人」が多くをこれから学び、実践を問われる事になりそうです。

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高城剛さんのライフスタイルから導かれた答えに感じる生き方:『白本』その弐

 

前回、高城剛さんの『白本』の続き。

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>>  高城剛さんのライフスタイルから導かれた答えに感じる生き方:『白本』その壱  <<

その際、最後に「瞑想の習慣」と書きましたが、

” 朝早く起きて、走る前に走っているご自身をイメージし(これが大切)、その後短くても良いので走ってみると、今までとは違ったアイデアや気の進まない仕事にも手がつけられると思います。

それは、走ることで呼吸が変わり、身体が反応し、思考が変わるからです。30分で構いません。できれば、心拍計を付けて、210マイナス年齢の60%〜80%の数字を保つようにしてください。

そのうち走らなくてもそのような無心な状態に持っていくことができるようになります。そのひとつが瞑想です。” (87%/紙の本でいうところのページ数に相当/以降同様)

本の別パートでは・・

” 大切なことは、どんなときも発想を抜本的に変えること。” (69%)

とあり、日々のちょっとした心掛け、習慣で、今までにない自分を形作っていくことができそうです。

優先順位をしっかり頭に描く

高城さんの人生訓として・・

” 僕にとって「豊かである」ことは、自由な時間です。” (25%)

” 過剰な消費を必要としなければ、過剰な労働は必要なくなりました。これも極めて当たり前ですが、バランスこそがもっとも大事であり、お金よりも時間こそが取り返しがきかないことは事実です。・・中略・・

目的は時代によって違えど、自分が面白いと思ったことをずっとやり続けているだけなんだと思います。” (26%)

“「自分にとって面白いこと」→「自由な時間」→「収入」や「他者からの評価」が優先順位になります。” (26%)

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” 絶対に選ぶべきは「自分が好きで選んできた道」しかありません。ぜひ、ご自身の道を進んでください。” (31%)

因みに高城さんが定義する「自由」とは・・

” 自由とは決意だと思います。ある時から「自由に生きる!」と決断することだけだと思いますね。” (100%)

「思いやり」と「感謝」が人を包む時代

今の時代に大切な事・・

” 僕は、この時代にもっとも大切なことは「コミュニケーション」だと思ってます。自著にも書いていますが、僕にとって「コミュニケーション」は「思いやり」と訳すべきものです。” (58%)

” なにより、相手のことを思う気持ちがなければ、伝わっても伝わらなくてもうまく行きません。” (58%)

” すべての人と人とのふれあいの根底に「感謝」の気持ちを本当に持っているのか、がとても大切だと個人的にはいつも思っています。” (70%)

正しい「ポジティブ」を作る方法

” 心と身体はつながっています。 ・・中略・・ 心と身体が話し合わないようになると、たちまち身体に不調が出てきます。

・・中略・・ 身体に聞くのです。そのアプローチのひとつに、僕はキネオロジーをを使っています。

世界保健機構(WTO)は、健康であることを、「身体的」「精神的」「社会的」そして「霊的」であるとしました。” (63%)

” 現在の多くの人たちの問題は(時には社会の問題は)、「身体的」「精神的」「社会的」そして「霊的」なバランスが悪いことにあります。

人間は、本来全員が前向きであるようにできています。ですので、前向きになることを考えるのではなく、是非、バランスを取ることをお考えください。

アンバランスなまま、前向きになろうとすると「間違ったポジティブ」に陥ります。

バランスを整える。そうすると、人は自然に前向きになるのです。” (64%)

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時期を創る

” 僕は「運」というより、この世のすべては「タイミング」だと考えています。” (79%)

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この考え方に「高城剛」の大きな源があるように読み取りました。

思いのほか、筋が通っている高城流

といったところ。結構、文にマーカーをつけ、高城流を様々学べ、本を読む前に抱いていたマスコミを通じての先入観がだいぶ払拭されました。

因みに、高城さんが紹介される際に付される「ハイパーメディアクリエイター」の称号に関しても、読者から質問があり・・

” 学生時代に、取材に来た新聞記者がつけてくれたものです。当時、僕が通っていた大学は、「映画」「放送」「音楽」「写真」「文芸」など学科が縦に分かれ、

僕は常に「全部やるのがこれからの時代の流儀なのに、縦割りしてここは職人養成所?」と、学内だけでなく、雑誌や新聞でも悪態をついていました。

その悪態が面白いと思って取材にきた新聞記者の命名で、メディアを「超える=ハイパー」から来ていると思います。” (99%)

といった経緯のようで、因みに高城さんご自身は「今も昔も肩書きが好きではありません。」との事。

確かに、私自身もこの肩書きを最初耳にした際、(失礼ながら)何やら面倒な感じがして、先般の芸能情報での取り上げられ方があり、自然と距離を置いていましたが

特に明日以降で取り上げようと考えている『黒本』では、覚悟の決め方も見事で、報道を通じて受動的に浴びる情報と、

自分で目的を持って得られる情報の感じ方は大きく異なるものですね。といった事を今更ながらに実感しました。