高城剛さんが見た国家破綻した国々から学ぶべき未来とは:『世界はすでに破綻しているのか?』読了

高城剛さんの『世界はすでに破綻しているのか?』を読了。

『2035年の世界』で多分に好奇心を掻き立てられた事がキッカケとなり、

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先日のオーストラリア行きの際に、「何か良さそうなのないかな?」で選んだ一冊(電子書籍)。

国家破綻した国々が歩んだ道のりに学ぶ

高城剛さんが世界各国を渡り歩かれている中で、財政破綻に直面した国々(都市を含む)で感じられた事を一冊にまとめられたもので、

取り上げられているのはソヴィエト連邦、アルゼンチン、スペイン、ギリシャ、キプロス、デトロイトなど。

高城さんは本書について、

” 本書は、国家破綻が起きるかどうか、を検証する本ではない。「国家が破綻すると(その多くは経済的問題が理由だ)、

いったい、何がどのように変わるのか」を、過去25年にわたって、僕がこの目で見てきたことを、書き記した本である。” (14% /百分率は紙の本でいうところのページ数に相当 / 以下同様)

と、説明。

総括的なところでは、高城さんの上記ご経験から

” 「我々が疑いもせずに信じてきた社会システムや資本主義は、いつか必ず崩壊する。」”  (7%)

” 国家は破綻する。もしくは、それに近い状態に陥り、社会が大きく揺らぐ。そして、それは誰もが知る国で確実に起こることなのである。” (14%)

というもの。世界の中の日本という視点では

” 実際には多くの人たちの目に見えない取り決めによって、世界は一変することを忘れてはならない。

経済大国と持ち上げられていても、世界のパワーバランスを見れば小国に過ぎない日本を含む世界の小さな国々が、

どんなに「好調だ」「安定的だ」と自ら話していても、一瞬にしてそこが地獄絵図と化すことは、忘れてはならない歴史の教えだ。” (30%)

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日本が、国家破綻した国から学ぶべき事

そこで、私を含む多くの読者にとって財政破綻なり、社会システムの流動化が

日本を含む話しなのか、蚊帳の外であるのか、という事になると思います。

現政権の経済政策(いわゆるアベノミクス)により、貨幣が大量に刷られ、市場に出回っているのは周知の事ですが

この状況をかつてのソ連を引き合いに

” マネーサプライの急増は、ソ連国内に大量のルーブルが出回り、ルーブルという通貨自体の信頼性を低下させる結果を招き、

まさにソ連崩壊の引き金になっていった。危機を乗り越えるための安易な解決策として、

現物でもマネタリーベースでも、通貨を増やすことは、破綻への第一歩であることを、ソ連は教えてくれている。

今から、わずか20年前少し前の話である。” (20%)

参考までに、僅か前の国の懐具合については下記の通り・・

” 日本はバブル崩壊後、景気対策のための企業減税措置や景気低迷による税収の減少、

高齢化による社会保障費の増大のため、歳出超過が続き、製造業も衰退の一途をたどっているのは周知の事実。

日本政府は、こうした財政赤字を国債に発行によって賄っているわけで、その公債残高は、2013年度末にはおよそ750兆円に達している。

これは日本の税収17年分に匹敵する大きさだ。” (20%)

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韓国国民、デトロイト市民に学ぶケーススタディ

1997年に一旦、財政破綻を来たしている隣国韓国から学べる教訓として

” 韓国が国家破綻した後、多くの韓国人は活路を海外へと見いだすしかなかった。英語力を徹底的に身につけ、

いかなる場所であろうと、国家に頼らずひとりで暮らしていく力を備え、今や成人のおよそ10人に1人の韓国人は海外で暮らしている。” (36%)

なお、財政破綻した行政デトロイト市のケースでは

” デトロイトでいえば、自動車産業、道路建設業、および古いフレームを維持できなくなってしまった地域のあらゆる職種の人々すべてが、

時代変化の大波に呑まれることになる。助かったのは「移動できた人々」だけとなったのが、デトロイトの教訓だ。” (85%)

因みに、財政破綻は日本も経験済みで、2月にNHKで預金封鎖に関する番組がオンエアされたように聞いていますが・・

” 日本では1946年2月に、旧円→新円への切り替えと、預金封鎖が行われた。

預金の引き出しは、一ヵ月に世帯主300円、その他家族は100円に制限された。

終戦と同時に、戦時中に発行された国債の償還、終戦に伴う兵士たちへの恩給などを賄うため、

大量に紙幣増発をしたために起きたハイパーインフレ対策として行われた。” (16%)

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定住に捉われないライフスタイルこそ

私個人では学生時代を振り返っても、数学的センスを求められる経済は苦手分野で

先日も下記の映像を見ながら、脳に刺激を与えてみましたが(笑)

▪️30分で判る 経済の仕組み Ray Dalio

本書を通じて、生き残れたのが韓国やデトロイトの事例から

” 移動できた人々”

という事をポイントとして捉えています。国の危うさは古くは住専問題然り、近年では年金問題然り。

日本経済が自国で完結しているのではなく、リーマンショック時の状況を振り返っても

何が起因して、自分たちの生活が脅かされる事には予測し切れないのが、本当であろうと。

そこで、本書を通じて自分が対策を講じられる事となると、場所に捉われず、仕事が出来る(価値を提供出来る)事ですね。

ノマドと称される方々をはじめ、場所を問わず、それらのライフスタイルを実践されている方々が身の回りにちらほらいらして

実は身近で起こっている気付くべき、見逃がさざるトレンドと認識を改めました。

 


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