高城剛さんに学ぶ、未来を切り拓く生き方:『白本 弐』読了記 その弐

先日アップロードした読了記 ⤵︎

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<< 2016年1月16日投稿:画像は記事にリンク >> 高城剛さんに学ぶ、未来を切り拓く生き方:『白本 弐』読了記 その壱

で、完了出来なかった 高城剛さんの『白本  弐』から印象的であったQA(メルマガ読者からの質問コーナー)の抜き出し(抜粋)の続編です。

経験こそが、情報の価値を定める

” 質問:情報(収集の時間)を減らすことに関して質問なのですが、私は認識は情報と経験によって形が変わると思っています。

高城さんは既に日本の消費社会、バブルを体験し、更に多くの情報を精査せざるを得ない環境の中で生き抜いてこられた、

ある程度成熟された(情報も蓄えられた)方なので、情報を減らしても逆に新たな視点が浮かぶと思うのですが、

私(註:質問者)はまだ20代で未熟で無知なことばかり、知らないと物事自体を「見えない(認識すらしない)」可能性があります。

こんな私の場合、どう情報収集、もしくは情報と付き合えばいいと思いますか?

回答(=高城剛さん、以下同様):百聞は一見にしかず、とは言い得て妙だと思いますが、経験に勝る情報はありません。今なら万聞は一見にしかず、ぐらいでしょうか。

僕にとっての情報とは、インターネットにのらず、「実際の体験」に基づき、「ふたつ」以上の場所とジャンルにまたがって冷静に判断をされたものだけで十分で、その他はあまり重要ではありません。

ということは、このようなインターネット上にのらない情報をいかに入手できる立場になるか?に尽きるのです。

情報とはただの素材であり、たとえインターネットにのっていないおいしい素材を入手できても、その素材の調理法とも言うべき「経験による見方」や「独自の勘」がなければ、素材は活かせません。

また、情報を多く得ることは、失敗しないための防波堤にはなりますが、成長をすることや生き抜く力を磨くことは妨げます。

ですので、できる限り情報を捨て、恐れず、失敗を重ねてください。死なない程度に。”(No.874、883/数値は電子書籍のページ数、以下同様)

年初に、読了記をアップロードした藤原和博さんの最新作で

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<< 2016年1月3日投稿:画像は記事にリンク >> 藤原和博さんに学ぶ希少性の作り方:『藤原先生、これからの働き方について教えてください。100万人に1人の存在になる21世紀の働き方』読了記

自分の専門分野を「ふたつ」以上持ち、10,000人に1人の人になることとメッセージが重なり、本質的な内容と実感しました。

また、一概に情報を減らすといっても、入手する情報についての言及があり、つまり「経験」ということになりますが、心得ておくべき要諦と言えるでしょう。

アイデアの捕まえ方

” 質問:高城さんはなぜ次々に、しかも短期間で、大きな視点のアイデアを出せるのだろうか?と思いました。

もし私がそのようになりたければ、やはり移動することがポイントですか?

あまり移動できない場合でも、アイデアをたくさん出せるようになるコツはありますか?

回答:どこかに行くこともアイデアの源泉につながると思いますが、何より「何かを求めない気持ち」が、一番大切なんだと思います。

日々、素直に感動するようなことを増やすと、アイデアの源泉につながると経験上思います。

そして、短くても旅行はその最良の手段であると僕は考えています。多くの人は、常に何かを得ようとしています。

お金だったり、幸せだったり、異性だったり、旅行に行った際に元を取ろうとしたり、またはアイデアであったり。

しかし、求めたり、理由を考えずに、ただ楽しむべく進むと、ある日大きな感動に出会い、その過程のなかから必然と、必要なアイデアは生まれるものなのです。

良いアイデアとは、どこかに見つけに行くものではありません。

いつも心の中からふわっと浮き上がるものだと思いますよ。”(No.950、958)

今回はアイデアが切り口となっていますが、人間関係にも当てはまることと考え、今、この瞬間に最善を尽くすことが、在るべき方向性、より良き未来に進む最良の在り方と思うところです。

現実は、一人一人の認識が創り出している

” 質問:私は、人が意識して感じる「この世」は人の分だけある認識が作ると思っています。

その認識は1秒前までに得た、情報と経験したことによって形作られるので、ある意味地球上すべての人間がそれぞれの色眼鏡(認識)を通して世界を見ていると思います。

だから人の数だけ世界の景色があり、戦争も差別も、この人それぞれある認識のギャップが生んでいるため、なくなりません。

高城さんは大局観と多様性をとても大切にしていらっしゃるとお見受けします。

ある一定のレベルまですべての人の認識の大局性と多様性のレベルを上げることができたら世界は平和になると思うのですがいかがでしょうか?

高城さんの「認識」について、またどうやってバイアスがかかるのかを予防しているのか、お聞かせください。

回答:量子力学も認知科学の最前線も、おっしゃいますように「人が意識して感じる『この世』は人の分だけ認識が作る」としています。

実際、僕もその通りだと思っています。すなわち、世界は自分が作り出しているのです。ですので、誰でも「世界を変えること」が瞬時にできることになります。

しかし、多くの人はこのことを知りませんし、認めません。なぜなら、世界は世界で、自分は自分だと「分断して」思いこんでいるからです。

ということは、ご質問にあります「ある一定のレベルまですべての人の認識の大局性と多様性のレベルを上げることができたら世界は平和になる」ことは第一歩として大切ではなく

まずは「自分の認識の大局性と多様性のレベルを上げ自らが平和になる」ことが大切であると僕は考えます。

これが、僕の「認識」であり、また「バイアス」そのものの存在を「認識」しておりませんので、予防もありません。

それも含めて「世界」であり、すべてが自己ですから。”(No.1157、1164)

やり取りの中に出てくる言葉の中には難解なものも含まれますが、人がそれぞれが見ている(感じている)現実は

人それぞれが信じていることに基づいて創られていることを示しているとのやり取りで、とても根源的なことで重要な視点であると思います。

どのような環境に身を置いても幸せになれる認識があれば、どこにいても幸せになれない認識もあり、この考え方(マインドセット)は今一度、心に留めておきたいことです。

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御礼

2013年12月1日から原則、日次で更新してきた本ブログの記事数が、今回で累計1,000に達しました。

ここまで来れたのは、ご来訪頂ける皆さまあってこそと、言葉として表現せずとも、その事実を確認する度に、その都度、感謝しております。有難うございます。

今後もコツコツと日々の私自身の学び、成長の過程、是非これはお伝えしたい!といったことをお伝え出来ればと考えておりますので、

今後とも、何とぞお付合いのほど宜しくお願い致します。

 


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