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宮本慎也さん、廣瀬俊朗さんが語ったチームを率いて得られたもの:『キャプテンの言葉』読了

プロ野球 ヤクルトスワローズ(東京ヤクルトスワローズ)の黄金期を担った宮本慎也さんと、ラグビー 東芝ブレイブルーパスに日本代表でも活躍された廣瀬俊朗さんの対談本『キャプテンの言葉』を読了。

(2025年)5月、ゴールデンウィーク明け、ぷら〜っと立ち寄った書店内で

残り2冊となっていたうちの1冊を確保.-

サイン本を見つけ購入していた著書。

はじめに

 第1章  それぞれのルーツ

 第2章  キャプテンの苦悩

 第3章  言葉の力

 第4章  名将たちの教え

 第5章  日本代表

 第6章  令和の指導論

 第7章  今後のビジョン

の章立てに論が展開。

冒頭 「はじめに」で

” こうしたチームスポーツにおいては、プレーヤー(選手)は指揮官である監督(ヘッドコーチ)によってコントロールされるが、チームの指揮系統は必ずしもその一本の縦のラインだけで成立するものではなく、選手間における優秀な「リーダー」の存在は、チームが勝利を目指すうえで不可欠とされている。「チームリーダー」が選手のまとめ役として、そして監督と選手のつなぎ役として有機的に機能することで、強られていくのだ。”(p3)

という前段を受け、それぞれのプロフェッショナルまで上り詰めた競技でキャプテンのイメージ強いお二人、7ー3程度の割合で宮本慎也さんがお話しをリードされている印象で

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齋藤隆さんがメジャーリーグに挑戦し体現した進化:『37歳で日本人最速投手になれた理由  これからの日本野球』読了

NPBでは横浜大洋ホエールズ(現 横浜DeNAベイスターズ)を振り出しに、海を渡りMLBではLos Angels Dodgersなどで活躍された齋藤隆さんの『37歳で日本人最速投手になれた理由  これからの日本野球』読了。

(2025年)3月に開催された

<< 2025年3月23日投稿:画像は記事にリンク >> 元メジャーリーガー齋藤隆さんのクールで熱いハートを直に感じてきた:『37歳で日本人最速投手になれた理由』発売記念イベント 参加記

発売記念で入手していた著書。

この本は

” 野球人生の終わり方に悩んだ日本人プロ野球投手が、メジャー行きを決断し、今日が最後になるかもしれないと歩み続ける中で、野球という競技を通してしか起き得なかった奇跡の連続を綴ったものだ。”(p11)

という重み伝わる一文が冒頭に記された齋藤隆さんの回想録。

全238ページに

 第1章  36歳のメジャーリーグ挑戦

 第2章  37歳で日本人最速投手になれたトレーニング

 第3章  パドレスのインターンになる

 第4章  アメリカで学んだ野球ビジネス

 第5章  日本野球の未来を考える

 第6章  NPBでの戦い ー 選手、コーチとして

 第7章  齋藤隆ができあがるまで

の章立てに沿って、多岐に渡る内容が密度濃く綴られているのが印象的。

特に刺さってきた箇所を以下に抜粋すると

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荒木雅博さんの真摯さに2年連続で触れてきた:プロ野球温故知新 〜 オレ流に鍛えられたアライバは誰もが認めるプロ野球界の宝!! 〜 荒木雅博 トークイベント 参加記

先週末(2025/5/18)は中日ドラゴンズで落合博満監督の下、主力としてチームを牽引した

月曜日の正田耕三さん&前田智徳さんに続いて週2度目の紀尾井町サロンホール。運営はシャイニング

荒木雅博さん登壇イベント(トーク+希望者はサイン&ツーショット撮影)へ。

最初のトークでは同じ週に(荒木雅博さんの)熊本工業高校の先輩

<< 2025年5月17日投稿:画像は記事にリンク >> 正田耕三さん、前田智徳さんの先輩後輩トークに三度惹き込まれてきた:プロ野球温故知新 〜 努力と才能が結集した赤ヘル軍団の肝は達人と侍!! 〜 正田耕三 前田智徳 トークイベント 参加記

前田智徳さんイベントに参加していた流れもあり、お二人の関係性について少なからず関心を持っていたところ

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正田耕三さん、前田智徳さんの先輩後輩トークに三度惹き込まれてきた:プロ野球温故知新 〜 努力と才能が結集した赤ヘル軍団の肝は達人と侍!! 〜 正田耕三 前田智徳 トークイベント 参加記

今週(2025/5/12)は、元広島東洋カープ正田耕三さん、前田智徳さん登壇のトークイベントに参加。

ご両名の組み合わせ、昨年二度に渡り参加していて何れも大阪まで足を運んでいたこともあり

<< 2024年10月27日投稿:画像は記事にリンク >> 前田智徳氏、正田耕三氏 FAN MEETING SECOND トークショー&サイン・撮影会 参加記

告知当初は「もういいかなぁ・・」なんて思っていましたが、後日部屋の片付けをしていた際、前田智徳さんもので「これは〜」といった掘り出し物があり、「当日の状況次第では・・」なんて考え始め、時間的猶予が生じたことがあり急遽参加。

2月の大野豊さんイベント以来の紀尾井町サロンホール。運営はシャイニング

前半はトークイベント、後半は質疑応答(2問)に、希望者はサイン&撮影会に参加出来るという建付け。

トークに関しては当初、今シーズンの広島東洋カープと戦いぶりといった「今どきの話題中心だとなぁ・・」と思っていたところ

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ミスタータイガース田淵幸一さんの大らかなお人柄に惹き込まれてきた:田淵幸一氏 FAN MEETING 参加記

大型連休、いわゆるゴールデンウィーク初日は(2024/10/27以来)半年ぶりで大阪を目指し、

B-CRAZY店主さんの3年に及ぶオファーを経て実現に至った 2025.4.26 出典:ビーグレイジー X(画像は post にリンク)

ミスタータイガースの看板を背負った田淵幸一氏 FAN MEETING へ。

連休突入したての開放感に、新幹線の車窓から降り注ぐ日差しからワクワク感を増幅させられ、

早めの現地入りの成果から最前列中央席を確保

開演2時間30分前に現地入り。

年頃的に田淵幸一さんといえば阪神タイガースというより、西武ライオンズ在籍時の印象強いながら阪神タイガース史に欠かせぬ存在感に、稀代のスラッガー落合博満さんをして

落合博満の盟友・田淵幸一さんが登場!二人きりで語った秘話【博満の部屋 1/4】

唯一認めたホームランバッターを眼前に出来る恐らく最後の機会になるであろうとの予感から時刻のチラ見を繰り返して迎えた開演。

ミスタータイガース降臨

万雷の拍手に迎えられ満面の笑みで田淵幸一さん入場。前日には甲子園球場で、盟友の江夏豊さんに、後継のミスタータイガース掛布雅之さんと試合前のセレモニーに参加され、

出典:スポーツ報知(画像は記事にリンク)

画像等を通じて伝わったお姿眩しかったですが、マイクを握られ開口一番「阪神に入って良かった」としみじみ、「(当初の希望であった)巨人に入っていたら、こんなことやってもらえないもん」と満席の会場の参加者へ挨拶、

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工藤公康さんが説くデータを超越する野球の醍醐味:『数字じゃ、野球はわからない』読了

現役選手は西武ライオンズ(現 埼玉西武ライオンズ)を振出しに四球団、監督として福岡ソフトバンクホークスで幾度も日本一を含め数々の記録を残された工藤公康さんの『数字じゃ、野球はわからない』を読了。

書店にふら〜っと立ち寄った際、サイン本を見つけ

タイミング良くサイン本に遭遇〜

即反応していた経緯。

この本は

” 当たり前の話だが、野球の主役はあくまでも「今、ここでプレーしている人間」だ。そうである以上、野球のことは「数字」だけではわからない。だからこそ野球は面白い。

もちろん、チームが試合に勝つために、選手が成長するためにデータは重要である。しかし、より重要なのは「そのデータをどう活用するか」という、やはり人間の思考と行動のほうだろう。

本書では、そんな数字には表れない野球の面白さ、あるいは奥深さについて、今と昔の野球を比較しながら、思いつくままに私の野球観を記した。また、「今の科学的な野球が正しくて、昔の根性論的な野球は間違っていた」と思われがちな風潮、ある意味、短絡的な野球の見方に対する違和感も執筆の動機の一つになっている。”(p6)

といった思いから上梓された著書。

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元広島東洋カープ大野豊さんの飾らぬ人柄に再び惹き込まれてきた:プロ野球温故知新 〜 不屈のサウスポーの魂の叫びがここに!! 〜 大野豊トークイベント 参加記

(2025年)2月最後の日曜日は、昨年5月以来で

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広島東洋カープ 大野豊さん登壇イベントへ。

前回は広島東洋カープ対讀賣ジャイアンツ戦の模様をTV観戦しながらの生解説主体でしたが、今回は

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『栗山英樹の思考』『監督の財産』出版記念 栗山英樹トークショー&サイン会 参加記

昨年(2024年)末、講演されている映像は見たことはあったけど、イベントイメージ乏しい栗山英樹侍ジャパン監督の出版記念トークショー&サイン会情報に接し、

会場は3ヶ月前(2024/10/15)の竹内由恵さんイベント以来のジュンク堂書店池袋本店9F

「これは〜!」と後日の発売時刻に合わせスタンバイして確保叶い、楽しみに迎えた1月の折返し日での2025年のイベント始め。

開場約20分前に会場入りし最前列サイドを確保 *イベント中の撮影は禁止

参加者と報道陣半々といった会場内で定刻を迎え栗山英樹さんが登壇。

一目で受けた印象ではアスリート然というより、一般人と変わらぬ体格で颯爽と登壇され、雰囲気は抱いていた通りソフトそのもので社交性溢れる語り口から瞬時に親しみやすさを ^^

トークでは就任されて1年になろうかという日本ハムファイターズでのCBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)で取り組まれていること(ex. フロント業務が多岐に及ぶ中で選手の細かい要望に耳を傾ける等)に、

対象書籍2冊 ー 監督在任中に出版された5冊と加筆で構成された『監督の財産』と、日本ハムファイターズ及び侍ジャパンの監督として発せられた言葉をもとにまとめられた『栗山英樹の思考』

イベントの中心である出版された著書に関してのエピソード(ex.ご自身では栗山レポートと捉えていて、時間が経つと事実認識が変わったしまうところ当時の思いをそのまま書き留めた )や

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