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戸田和幸さんが示した解説者としての矜持:『解説者の流儀』中間記

現役時代は清水エスパルスをはじめ日本代表でも守備陣の要として活躍された戸田和幸さんの著書

『解説者の流儀』を読み始めて終章を含めて全12章あるうち第6章まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

興味を持ったのは、TV中継のアングルに関して独特なコメントを発せられた記事を見た覚えがあった経緯から。

第3章の「18年のプロサッカー人生」で、

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福田正博さんが語った、ワールドカップの展望とチームが機能する組織論:『ロシアワールドカップ 観戦ガイド 直前版』刊行記念トークショー 参加記

2018 FIFA ワールドカップ ロシア開幕直前、現役時代は浦和レッドダイヤモンズ日本代表で活躍された

会場は、紀伊國屋書店新宿本店

福田正博さんのトークショーに参加。

『ロシアワールドカップ  観戦ガイド  直前版』刊行記念として開催されたもので、

まず、会がスタートしてから福田正博さんが、ノンストップで喋り続けられる姿が印象的で、

トークの相手方を務められた西岡明彦さんによると、控室でスタンバイされている時から喋り通しであったそうな  ^0^;

ハリルホジッチ監督解任評 etc

冒頭はハリルホジッチ監督解任に関して、理由として掲げられた「コミュニケーション不足」について

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:オーストラリアの著名人 ㉒ 〜 スティーブ・プレイン

オーストラリアの著名人 ㉒ 〜 スティーブ・プレイン

” オーストラリアの登山家、スティーブ・プレイン氏(36)が14日午前7時に世界最高峰のエベレスト(ネパール&中国=8,848メートル)に2人のガイドとともに登頂。

同氏は1月16日に登りきった南極大陸のビンソンマシフ(4,892メートル)を皮切りに、南米のアコンガグア(アルゼンチン=6,959メートル)→アフリカのキリマンジャロ(タンザニア=5,895メートル)→オセアニアのカルステンツ・ピラミッド(インドネシア=4,884メートル)→欧州のエルブルス(ロシア=5,642メートル)→北米大陸のデナリ(米国=6,194メートル)のピークを極めたあとにエベレストを制覇し、史上最速となる117日で世界7大陸の最高峰を登り切った。

従来の記録は昨年にポーランドの登山家、ヤヌス・コチャンスキー氏が記録していた126日。

なおオーストラリア大陸の最高峰はコジオスコ(2,228メートル)だが、頂上付近までスキーのリフトがあるために、登山家にとっては登山の「対象外」となっている。”(出典:スポニチアネックス

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:混迷を深めるイズラエル・フォラウの発言

混迷を深めるイズラエル・フォラウの発言

” ラグビーオーストラリア代表のスター選手であるイズラエル・フォラウ(Israel Folau)が、同性婚を「筆舌に尽くしがたいほどの性的倒錯」と呼ぶ動画を投稿し、またしても波紋を呼んでいる。

敬けんなクリスチャンで、オーストラリアでも特に商品価値の高い選手として知られるフォラウは、先月にもゲイは地獄に落ちる運命だと発言して大きな物議を醸し、

他の有名選手からも批判を浴びたが、オーストラリアラグビー協会(Rugby Australia)は包括性の方針を掲げているにもかかわらず、フォラウに処分を下さなかった。

本人も前週、発言に後悔はなく、同性愛者に対する考えは揺らがないと言い放っていた。

そしてフォラウは8日遅く、自身のツイッター(Twitter)に伝道者の故デイビッド・ウィルカーソン(David Wilkerson)氏が説教を行っている11分の動画を投稿。

その中で同氏は、同性婚に「寛容」であることへの危険性を警告し、「われわれはかつてないほどの強欲と不平等のまん延、そして筆舌に尽くしがたいほどの性的倒錯の時代に生きている」と語っており、動画では虹色の旗を振る人々や、わなにかかるネズミなどが映されている。

この投稿にフォラウは「大いなる愛とともに、この動画をシェアする。みんながこれを見て、考えてくれればうれしい」などとするメッセージを添えた。

オーストラリアラグビー協会は、2018年いっぱいで切れるフォラウとの契約を更新したい思いと、

同選手の投稿への不快感を示しているカンタス航空(Qantas Airways)など主要スポンサーの要求とのバランス取りに苦慮している。”(出典:AFPBB News)

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ジョーダン・マイラタ、NFLドラフトで指名を受ける

ジョーダン・マイラタ、NFLドラフトで指名を受ける

” 28日に米テキサス州アーリントンで開催された米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)のドラフト会議で、

今年2月のスーパーボウルを制したイーグルスがオーストラリアのラグビーリーグで活躍したジョーダン・マイラタ(20)を7巡目、全体233番目で指名した。

マイラタは身長203センチ、体重157キロの巨漢で、40ヤード(約37メートル)走で5秒12をマーク。

最近数カ月は米フロリダ州でアメフットの練習を積んでいた。”(出典:AFP時事

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:物議を醸す、イズラエル・フォラウの発言

物議を醸す、イズラエル・フォラウの発言

” オーストラリアの年間最優秀選手に3回輝いたことのあるラグビー・同国代表のイズラエル・フォラウ(Israel Folau)が、ゲイの人たちは地獄に落ちる運命だと発言したことが波紋を呼んでいる。

敬けんなクリスチャンであるフォラウは今週、自身のインスタグラム(Instagram)でファンから「ゲイの人々に対する神のご意思は?」と聞かれ、「地獄さ…悔い改めて神の方を向かない限りは」と答えていた。

このやり取りは、差別と同性愛者への偏見の撲滅を目指すオーストラリアラグビー協会(Rugby Australia)の包括性方針に違反しているように見える。

協会はこの件から距離を置き、広報を通じて「イズラエル・フォラウ個人の考え方は、ラグビー・オーストラリアの価値観を反映したものではない。

人種、セクシュアリティー、ジェンダーにかかわらず、ラグビーはあらゆる形の包括性を支持し、われわれはそれを方針として示している」と話した。

一方、シドニー初のゲイラグビーチームであるシドニー・コンビクツ(Sydney Convicts)は、フォラウの発言に失望感を示し、「イズラエルの発言は残念だが、協会のゲイに対する姿勢を映したものではない」とコメントした。

ツイッターユーザーは、発言が「憎悪を助長する」とフォラウを非難している。

フォラウが同性愛に対する意見を表明して批判を浴びるのは初めてではなく、昨年にはオーストラリアで同性婚が合法化されるのに先立ち、反対意見をツイッターに投稿した。

しかしワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)の主要スポンサーであるカンタス航空(Qantas Airways)は、アラン・ジョイス(Alan Joyce)最高経営責任者(CEO)が同性婚支持の姿勢を明らかにしている。

そのためあるユーザーは「ワラビーズの大スポンサーとして、フォラウの反同性愛的な暴言を見過ごせるのか?」と同社に呼びかけ、別のユーザーはスポンサーを降りるべきだと促している。”(出典:AFP BB NEWS

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川﨑宗則選手の福岡ソフトバンクホークス退団/自由契約報道に触れ感じたこと

今週始まって早々にびっくりしたのが、

最初に経緯を知ったYahoo!ヘッドライン

川崎宗則選手の福岡ソフトバンクホークス退団(自由契約)の知らせ。

出典:福岡ソフトバンクホークス公式サイト(画像は記事にリンク)

昨シーズン終了後から動静が伝えられることが殆どなく、先週取材に応じた(川崎宗則選手の)お父さまが

出典:NEWS ポストセブン(画像は記事にリンク)

「生きてますよ」「時期が来たらあの子なり球団なりから発表があると思いますから」といった前フリ?から

週明け早々に、この展開と、、。

まず何よりも願うこと

福岡ソフトバンクホークスファンでないがゆえ、大リーグ挑戦を終えた時点で自分の中では一区切りといった感はありましたが、

<< 2017年4月2日投稿:画像は記事にリンク >> 川崎宗則選手、6年ぶりに日本球界復帰/福岡ソフトバンクホークス入りを決断。

特別に声援をおくりたい選手であることに変わりなく、

今回の報道に、ご本人の「自律神経の病気にもなり・・」のコメントは衝撃的で、

出典:Sponichi Annex(画像は記事にリンク)

内幕に迫った記事↑もさっそく出ていましたが、

ファンとしては何より今は体調を快方に向かわせるだけを願い、また、元気な姿を我々ファンの前に表してほしいと切に願うところです。

オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:「おかえり、ファーディー」スコット・ファーディー 6年半ぶりの釜石帰還

「おかえり、ファーディー」スコット・ファーディー 6年半ぶりの釜石帰還

” 「ファーディー!ファーディー!」

小さな体育館に子どもたちの愛らしい掛け声が響く。被災地・岩手県釜石市の小佐野小学校。

歓声の先では、あごひげ、坊主頭の197cmのオーストラリア人が楕円のボールを追いかけていた。

3月12日の月曜日の午前。震災時、釜石のラグビーチーム、釜石シーウェイブス(SW)に所属していたスコット・ファーディー選手が6年半ぶりに”里帰り”した。

『復興「ありがとう」ホストタウン事業』の一環だ。小学校では、6年生の子どもたちと交流し、タグラグビーを一緒に楽しんだ。

「子どもたちが元気で疲れました」と、ファーディーは顔をほころばせた。

33歳のラグビーワールドカップ2015年大会の豪州代表選手。まじめな性格は相変わらずで、子ども相手でも必死に走り回った。

「最高の時間を過ごせました。ずっと釜石のことを想っていました。懐かしい。まちの復興の様子も見ることができて、うれしかったです」

あの日、この日参加した子どもたちはまだ、4歳か5歳だった。2011年3月11日。ファーディーは釜石に来て3年目だった。「人生を変えるような瞬間」を体験した。

練習後、山側の自宅に戻った時に大きな揺れが始まった。まちの海側は津波に襲われた。釜石では1,000人を超える死者・行方不明者を出した。混乱、絶望、失意……。

震災直後、釜石を訪ねた際、ファーディーは怪力を生かし、元ニュージーランド代表のピタ・アラティニらチームメイトと一緒に救援物資センターで大きな荷物を運んでいた。ボランティア活動だった。

当時、ファーディーは26歳。オーストラリア大使館の車が釜石にやってきて帰国を勧めたが、その申し出を断り、釜石に残って救援活動に奔走していた。彼は「ここに仲間がいるから」と理由を説明した。

「だって、ラグビーはワン・フォア・オール、オール・フォア・ワン(ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために)でしょ」

東日本大震災から7年を迎えた11日、ファーディーは釜石に戻ってきた。

いま、アイルランドのクラブチームに所属している。優しく、思いやりのあるファーディーは所属クラブのウェアやグッズの土産をわんさとスポーツバッグに詰めて、釜石に帰ってきた。

その日の夜は釜石SWの松倉グラウンドそばの酒・雑貨屋の隅っこでラグビー仲間と缶ビールを口にした。笑い、語らい、人生の不思議さを思った。「運」と「縁」である。

ファーディーと同じく2009年に釜石入りした長田剛コーチは顔をくしゃくしゃにする。3年間、一緒にプレーした。ふたりは大の仲良しだった。

「彼(ファーディー)とは、よく一緒に飲んでいました。ずっと釜石を忘れずにいてくれたのはうれしいですね。誇りにもしてくれているのかな」

ラグビーワールドカップ2019アンバサダーも務める釜石SWの桜庭吉彦ゼネラルマネジャーはこう、漏らした。

「心強いですね。ええ、彼の思いが。釜石に戻ってきて、昔のように振る舞ってくれる。心強いです」

12日朝、ファーディーはひとり、ホテルの周りを散歩した。震災当時、瓦礫(がれき)の山だった川、海沿いの市街地を歩いた。

まちはほとんど復旧している。でも、プレハブの仮設住宅はまだ、釜石市内には残っている。

復興はまだ、道半ばであろう。その過程において、来年秋、釜石でも開催されるラグビーワールドカップが復興を促進させる「希望」となっている。

ファーディーは、小学校訪問のあと、震災で津波に飲み込まれた鵜住居(うのすまい)地区に建設中の釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)も見に行った。

鉄骨で組み立てられた櫓(やぐら)の上まで上がった。気温7度。潮風は冷たく、櫓の上はちょっぴり怖かった。

青空の下、北西の大槌湾に向かって翼を広げているように見える白色のメインスタンドの屋根がキラキラ光っている。観客席の設置や塗装工事、芝張りなどはこれからだが、土台部分はほぼできあがっている。

スタンドの屋根は新たな釜石の船出を象徴するかのごとく、白鳥が羽ばたいているようにも見える。ファーディーは漏らした。

「いいスタジアムだな。小さなラグビーのまちに小さなラグビーのスタジアム。でも、大きく、未来に向かって飛び立つみたいだ」

釜石でのワールドカップはお祭りみたいな大会にしてほしい、と言葉を足した。

「釜石の祭りを見て、熱い人が多いなと思っていました。ハートフルな人が多い。試合も祭りみたいになるんじゃないでしょうか。釜石ソング(釜石SW応援歌)も、釜石のフラッグ(大漁旗)も。にぎやかになる」

ファーディーはこのあと、松倉グラウンドに車で戻り、釜石商工高校と釜石高校のラグビー部員にラグビーを指導した。

夜は、野田武則市長らと共にタウンミーティングに参加した。一日中、釜石市民との交流を楽しんだ。

「おかえり、ファーディー!」と銘打ち、来年のラグビーワールドカップへの期待などを語り合った。

そういえば、冒頭の小佐野小学校のタグラグビー交流のあと、ラグビーワールドカップのことを聞くと、ラグビーチームのキャプテン、小学校6年の及川勝太くんは目をキラキラと輝かせながら、こう言った。

「釜石のみんなが元気で明るくなれるような大会になってほしい。これだけ、まちが復興したんだというのを、みんなに見せられるような大会にしたいんだ」

小佐野小学校の2階の校長室。壁にはひとつの白い色紙が飾ってある。真ん中には大きな黒い文字でこう書かれている。”(出典:web Sportiva

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