「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」カテゴリーアーカイブ

オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:AC/DCヤング兄弟の子供の頃の家が取り壊された件で開発業者が謝罪

AC/DCヤング兄弟の子供の頃の家が取り壊された件で開発業者が謝罪

” AC/DCのアンガス、マルコムのヤング兄弟が子供の頃に住んでいた家が突如取り壊された件で、開発業者が声明で謝罪しました。

この建物が文化的に重要なものであることを知らなかったと主張。彼らは解体現場から資材を回収し、AC/DCのファンが集まるバーやカフェのような特別な場所を建設する計画を発表しています。

取り壊されたことはオーストラリアのニュース・サイトnews.com.auが最初に報じました。

ヤング兄弟はスコットランドのグラスゴー生まれですが、ヤング一家は1963年にオーストラリアのシドニーに移住しました。

いくつかの家を転々とした後、1965年にシドニー西部の町バーウッドのバーレイ・ストリート4番地にあるこの家に引っ越し、兄弟は幼少期をこの家で過ごしました。兄弟はこの家から学校に通い、その制服はバンドのステージ衣装のインスピレーションともなりました。

news.com.auによると、この家は2023年2月に580万ドルで売却され、ここ数週間の間で取り壊されました。

この建物は2013年にオーストラリアのナショナルトラスト(※歴史的建築物の保護を目的として設立されたボランティア団体)の歴史的建造物登録簿に登録されていましたが、開発業者のバーウッド・スクエア社は取り壊す前に、その文化的な重要性について知らされていなかったと主張しています。

バーウッド・スクエア社のゼネラルマネージャー、レオン・キミタは公式声明で謝罪しました。

「バーウッド・スクエアのチームを代表して、心からの遺憾の意をお伝えしたいと思います。私たちは今、この場所が世界中のAC/DCのコミュニティやファンにとって、どれだけ深い意味を持つかを認識しています。

このスペースの計画を立てる際、私たちは遺産登録を調べたり、その分野の専門家と協力したりするなど、適切なデューデリジェンス(適正評価手続き)を行いました。

残念ながら、AC/DCとの歴史的なつながりは、その段階では特定されていませんでした。以前の長期にわたる所有者が、この物件の背景における重要な部分を私たちと共有していなかったことを残念に思います。

計画がすでに進行中であった後に、このつながりを知ったことは私たちにとって衝撃的な出来事でした。この見落としについて、心よりお詫び申し上げます。

AC/DCのレガシーを称え、このバンドを非常に高く評価しているすべてのファンに償いをすることが、私たちの強い責任だと感じています。

過去を変えることはできませんが、私たちは彼らの物語のこの重要な部分を祝うことに専念しています。AC/DCの世界中なファンの皆さん、私たちは皆さんの声に耳を傾けており、この伝説的なバンドへの深い敬意に感謝しています。私たちは、この問題の解決に全力を尽くします」

声明では、解体現場から資材を回収し、AC/DCのファンが「バンドの不朽のレガシーを祝うために集まる」バーやカフェのような「特別な場所」を建設することで、その歴史的な重要性を尊重する計画を立てているとも述べています。

また、地元の市議会は、今回の取り壊しとファンの反発を受けて声明を発表。この建物がナショナル・トラストの歴史的建造物登録簿に記載されていたにもかかわらず、地方や州の法律では保護されていないことを強調しています。

「この建物は文化遺産として登録されておらず、地元や州法で保護されていません。また、ナショナルトラストは地域に根ざした非政府組織であり、法的権限を持たないため、この建物には強制力のある保護がありませんでした。バーウッド市議会は、ヤング家とこの地域の豊かな音楽遺産を祝う新しい方法を見つけることに引き続き尽力していきます」”(出典:amass

続きを読む オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:AC/DCヤング兄弟の子供の頃の家が取り壊された件で開発業者が謝罪

オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:夏の旅行シーズンに宿泊料高騰

夏の旅行シーズンに宿泊料高騰

” オーストラリアで旅行に必要な関連コストが急上昇している。地方のカフェでは朝食の値段が高額となっている上、キャラバンパークやホステルのような簡易宿泊施設など、安価とされてきた宿泊費も高騰しているようだ。8日付オーストラリアンが報じた。

連邦政府機関ツーリズム・リサーチ・オーストラリアの調べによると、国内旅行の1泊の平均支出額は昨年に326豪ドル(約3万2,000円)となり、新型コロナウイルス感染流行前の同218豪ドルから大幅に増加した。

ニューサウスウェールズ州北部沿岸部のコフスハーバーでは、電気の使えないキャラバンパークのテント宿泊費が1泊71豪ドル、西オーストラリア州ロットネスト島では、簡易宿泊施設の宿泊料が4月下旬まで1泊143豪ドルとなっている。

業界団体の観光・運輸フォーラム(TTF)のオズモンド代表は、コロナ禍以降、世界中で旅行関連費が上昇しているとし、旅行者は短期の旅を優先するようになっていると分析。

しかし、オーストラリア人は中期的な旅行を好む傾向が強く、生活費の高騰で家計が圧迫されているにもかかわらず、夏季シーズンに旅行を計画する人が多いと指摘した。

ただ、多くの旅行者は予算を抑える方法を模索しており、割引された旅行パッケージやキャラバンパークなどの安価な宿泊を活用している。キャラバンパークやキャンプ場の利用者は急増しており、2023年の利用者数は1,530万人、支出総額は143億豪ドルに上った。”(出典:NNA ASIA

続きを読む オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:夏の旅行シーズンに宿泊料高騰

オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:人口、34年間で1,000万人増加

人口、34年間で1,000万人増加

” オーストラリアの2024年6月末時点の人口は推計で2,720万4,809人となり、前年比で55万2,000人(2.1%)増えた。

伸び率は鈍化傾向にあるものの、コロナ禍前の水準を依然として大きく上回っている。オーストラリア統計局(ABS)がこのほど発表した四半期の人口統計で明らかにした。

ABSによると、人口増加率は2010年代を通して1%台で推移していたが、20年のコロナ感染拡大によるロックダウン(都市封鎖)で、外国人留学生など多くの長期滞在者が母国に帰国し、移住者の受け入れを停止したことから急低下。21年3月末時点で0.1%と大きく落ち込んだ。

その後、経済再開に伴って移住者が急増したため23年9月末時点で2.54%まで上昇した。しかし、移住者の急増でインフレや住宅不足が深刻化。連邦政府は23年末以降、学生ビザの審査を厳格化するなど、移住者の受け入れ縮小に舵を切ったことから、伸び率はスピードダウンしている。

6月末までの1年間で増えた人口のうち、純増数(出生者数と死亡者数の差)は10万6,400人と3.4%増加した。一方、移住者の純増数(入国した移住者と出国した移住者の差)は44万5,600人と16.8%減少した。

ABSの統計をさかのぼると、オーストラリアの人口が1,700万人を超えたのは1990年3月。それから34年間で1,000万人増えた。

2004年12月に2,000万人を突破し、18年9月に2,500万人を超えてから約6年で200万人拡大した。おおむね3年間で100万人のペースで増加を続けている。

もっとも、オーストラリアの人口は世界54位(米中央情報局=CIAワールドファクトブック調べ)と台湾やシリアを少し上回る程度。一定の国土を持つ先進国の中では、まだ小規模な水準にとどまっていると言える。”(出典:NICHIGO PRESS

続きを読む オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:人口、34年間で1,000万人増加

オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:映画「クロコダイル・ダンディー」出演のクロコダイル死亡

映画「クロコダイル・ダンディー」出演のクロコダイル死亡

” 先週末、オーストラリアの人気映画「クロコダイル・ダンディー」に出演したクロコダイルの“バート”が死亡した。

バートは体長5メートル超、体重およそ700キログラムで、90歳を超えていたとみられる。1986年に映画出演後、過去16年はダーウィンの「クロコサウルス・コーブ」に住んでいた。

同アトラクションの広報官は23日、「時代の終わりを象徴し、バートは安らかに永眠した」「1980年にレノルズ川で捕獲された後、バートは世界で最も有名なクロコダイルになった。映画に出演し、美しい自然と驚嘆させるワイルドライフとしてオーストラリアのイメージを形成した」「1人が好きなことから、独身男性だった」「世界中の訪問者がバートの大きさと存在に驚嘆した」と語った。

バートを知る飼育員たちは、バートについて「比類がない」「自然児」「素晴らしい生き物の力と威厳を彷彿させる存在」と話した。

クロコサウルス・コーブは国内最大の爬虫類展示施設。バートを偲ぶ記念額が設置される予定だ。観光客は透明なシリンダーの中から、クロコダイルが泳ぎ、餌を食べる様子を間近で観察できる。”(出典:JAMS.TV

続きを読む オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:映画「クロコダイル・ダンディー」出演のクロコダイル死亡

オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:JAPAN EXPO 2024 シドニーで開催し盛況

JAPAN EXPO 2024 シドニーで開催し盛況

” 12月14日、シドニー・タウンホールで「JAPAN EXPO 2024」が行われた。同イベントは、「観光、物産、芸術文化、教育、先端技術など、日本が誇る多様な魅力をオーストラリア全土に向けて発信する総合プロモーション」をコンセプトに開催され、4度目の開催となる今回は3,000人ほどの来場者が集まった。会場は、日本からの出展も含め60以上の企業と団体によるブースで埋め尽くされ、どのブースも盛況となった。

会場規模に対してちょうどストレスなく歩けるくらいの混雑度ということもあり、来場者からは「例年より歩きやすくゆっくり見られてうれしい」と好意的なコメントが多くみられた。また、物販のブースからは「昨年より売れている」などの声も聞かれた。

会場前方のステージでは、日本の吟詠家・剣詩舞道家である荒井龍鳳氏による剣舞、若手人気ピアニストの亀井聖矢氏によるピアノ演奏、日本国外務大臣賞受賞経験もある料理研究家・出倉秀男氏らによる四条流包丁式、大規模な着物コンテストなど豪華なイベントが行われ、多くの来場者が楽しんだ。

主催団体「J Culture Sydney」の平野由紀子代表は「日本から来られた出展者やステージでのパフォーマーが7割を占めていたので、かなり本格的な日本のコンテンツを紹介できたと思います。来年はJAPAN EXPO5周年なので、更にパワーアップしていきます」とコメントを残した。”(出典:NICHIGO PRESS

続きを読む オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:JAPAN EXPO 2024 シドニーで開催し盛況

オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:失業率 − 2024年11月

失業率 − 2024年11月

” オーストラリア統計局が12日発表した11月の雇用統計は、就業者数が予想以上に増加し、失業率は予想に反して低下、8カ月ぶりの低水準となった。労働市場が当局者の想定よりはるかに底堅いことを示した。

オーストラリア準備銀行(中央銀行)が10日にハト派的な姿勢を示したことから来年2月にも利下げが実施されるとの見方が出ていたが、統計を受けて後退した。
豪ドルは対米ドルで0.6%上昇し、0.6409米ドルを付けた。3年債先物は7ティック安の96.192ドル。スワップ市場では2月の利下げ確率が68%から55%に低下した。
就業者数は前月比3万5,600人増で、市場予想の2万5,000人増を上回った。前年比の伸びは2.4%にやや鈍化した。10月は1万2,200人増(改定値)だった。
11月の失業率は前月の4.1%から3.9%に低下。アナリストは4.2%への上昇を見込んでいた。労働参加率は67.1%から67.0%にやや低下し、労働時間は横ばいだった。不完全雇用率は0.1%ポイント低下し、6.1%となった。
オーストラリア・ニュージーランド銀行の上級エコノミスト、アデレード・ティンブレル氏は「最近発表された経済指標が軟調だったため、2月の利下げリスクが高まったが、今回の雇用統計の結果はそのリスクをいくらか相殺する」と述べた。
統計局の労働統計責任者、デビッド・テイラー氏は「11月には、10月に就職を待っていた失業者が、例年より多く就職した」とし、これが雇用増加と失業率低下につながったと説明した。
雇用統計は中銀のブロック総裁が次回2月の会合までに注視するとしている指標の一つ。第3・四半期の国内総生産(GDP)は予想よりも弱く、賃金の伸びも鈍化しており、インフレを抑制するために失業率がこれ以上上昇する必要がない可能性を示唆している。”(出典:Reuters

続きを読む オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:失業率 − 2024年11月

オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:SNS禁止法案、7割が実効性に疑問

SNS禁止法案、7割が実効性に疑問

” オーストラリアで来年施行される16歳未満のSNS利用禁止について、約7割の人が実効性に疑問を抱いていることが、16日公表されたシドニー・モーニング・ヘラルド紙の世論調査結果で分かった。

年齢確認のために公的な身分証明書(ID)を提示することにも、半数近くが消極的姿勢を示した。

調査には豪州の成人約1600人が回答。子供のSNS禁止への「賛成」は58%、「反対」は18%、「分からない」が24%だった。しかし、「実効性がある」との見方は25%にとどまり、68%が「実効性はない」と答えた。

SNS利用の年齢確認でパスポートなどの公的ID提示を求められた場合の対応については、「提示しない」が45%と、「提示する」の42%を上回った。

11月に豪議会で可決された法案は、16歳未満の子供がSNSに接続できないようにすることを運営企業に義務付け、違反行為には罰金が科される。子供や保護者への罰則はない。また、年齢確認で公的ID提示を強制しないことも定めている。”(出典:JIJI.com

続きを読む オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:SNS禁止法案、7割が実効性に疑問

オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラビーズ、アイルランドに惜敗し2024年を終える

ワラビーズ、アイルランドに惜敗し2024年を終える

” ラグビーテストマッチは30日、アイルランド・ダブリンのアビバ・スタジアムで行われ、アイルランドが22-19でオーストラリアに競り勝った。

アイルランドはトライ数で3本対1本とオーストラリアを上回り、来年ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ(英国とアイルランドの選抜チーム)の指揮を執るアンディ・ファレル・ヘッドコーチ(HC)は、その前の最後の試合を白星で飾った。

シアン・ヒーリーにとっても記念すべき日となり、アイルランドラグビーとして対外戦150周年を記念する試合で、歴代単独最多の134キャップ目を刻んだ。

アイルランドはこれで、1960年代以来となる対ワラビーズ(オーストラリア代表の愛称)戦4連勝を記録している。”(出典:AFPBB News

続きを読む オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラビーズ、アイルランドに惜敗し2024年を終える