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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:人口2,700万人突破

人口2,700万人突破

” オーストラリアの人口が24日午後3時45分(オーストラリア東部標準時)ごろ、2,700万人を突破したことがオーストラリア統計局(ABS)による調べで分かった。予想を約18年上回る早さでの記録となった。

ハワード政権が2002年に発表した予想によると、国の人口が2,530万人に達するのは2042年だった。その後、出生が1分42秒に1人、死亡が2分25秒に1人となり、人口成長の要因を背景に、昨年6月30日にはすでにこの予想に到達していた。

国内では、過去12か月の人口増加が62万4,100人と、TAS州の人口57万2,800人を上回る人数が一年間で増加したことになる。この年間増加は、2009年に記録した44万2,500人を41%上回っている。海外からの移民は73万7,200人、海外へ出国した人は21万9,100人で結果として80%の増加となった。

調査会社マクリンドル・リサーチのマクリンドル主席人口学者兼未来学者は、「この記録的な人口増加は試算を超えており、住宅問題の悪化を意味する可能性もある」と述べた。同氏はまた、「インフラがボトルネックになっている、まさにそのタイミングで起きている」と懸念を示した。”(出典:JAMS.TV

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:2023年12月 企業信頼感 改善、景況感は下落継続

2023年12月 企業信頼感 改善、景況感は下落継続

” ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)が23日に発表したオーストラリアの2023年12月の企業信頼感(business confidence)指数はマイナス1と前月から7ポイントと大きく改善した。小売業界の見通し改善が全体を底上げした。

一方、企業景況感(business conditions)指数は、前月から続落して2ポイント下落の7だった。

NABは非農業部門の約500社を対象に、1月3~15日に調査を実施。同指数は、ゼロポイントを超えた場合は「楽観」が「悲観」を上回っており、ゼロポイント未満は「悲観」が「楽観」を上回っていることを示す。景況感指数は、現在の景況に対する満足度を示している。

向こう3カ月間の景況見通しを示す信頼感は依然としてマイナス領域に留まり、長期平均を下回った。一方、景況感は製造と建設の業況が響いて下落し、長期平均に近づいている。

主要指数は、◇売上高:10(前月比3ポイント下落)◇利益:6(横ばい)◇雇用:7(1ポイント下落)◇在庫:2(2ポイント上昇)◇新規受注:マイナス3(1ポイント上昇)◇輸出:0(1ポイント上昇)――だった。

設備稼働率は82.7%と、前月から0.9ポイント下落した。

■産業別景況感はすべてプラス領域

産業別の景況感は、製造業が16ポイント下落し、建設も12ポイント下がった。一方、娯楽・パーソナルサービスと交通・公益がそれぞれ10ポイント上昇と9ポイント上昇となった。景況感は全産業でプラス領域だった。一方、信頼感は、資源が28ポイント上昇し、小売りも24ポイント上昇だった。プラス領域は資源と交通・公益のみで、他はマイナス領域だった。

■「経済の減速を反映」

州別の景況感は、タスマニア(TAS)州が前月に続き低調で、11ポイント下落。南オーストラリア州と西オーストラリア州は、それぞれ9ポイント下落と4ポイント下落した。その他の州は比較的安定していた。ただ、いずれの州もプラス領域を維持した。信頼感は、TAS州だけが0ポイントを上回った。

NABのアラン・オスター首席エコノミストは昨年を振り返り、景況感は年初こそ高い水準だったが、その後の経済の減速とともに下落したと指摘。製造業は景況感も信頼感も低調だが、小売りが示した12月の信頼感の上昇は今後に期待を抱かせるものだとした。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:先住民の平均寿命、非先住民と比べ短命で遠隔地ほど顕著

先住民の平均寿命、非先住民と比べ短命で遠隔地ほど顕著

” オーストラリアの先住民「アボリジナル・トレス海峡島しょ民」と非先住民の格差解消は、遠隔地の医療や健康の分野でとりわけ急務となっている。オーストラリア統計局(ABS)が29日に発表した先住民の平均寿命に関する統計で、改めて浮き彫りになった。

これによると、2020〜22年の0歳児の平均余命(平均寿命)は全国平均で、男性が先住民71.9歳、非先住民80.6歳。女性が先住民75.6歳、非先住民83.8歳だった。先住民は非先住民と比べて、男性が8.8年、女性が8.1年それぞれ短命だった。

地域別で見ると、先住民の人口が多い北部準州では、先住民と非先住民の平均寿命の差は男性が13.5年、女性が13.8年と全国平均を大幅に上回った。同じく先住民が多い西オーストラリア州も、平均寿命の差は男性が12.3年、女性が11.7年と2桁以上となった。

また、都市部と遠隔地の比較では、大都市圏の先住民と非先住民の平均寿命の差は男性が8.5年、女性が7.5年だったのに対して、遠隔地の差は男性が12.4年、女性も12.4年と大きかった。

遠隔地の先住民の平均寿命は男性が67.3歳、女性が71.3歳だった。オーストラリアの平均寿命は先進国の中でも日本などと並んでトップクラスにある。しかし、先住民に限れば、途上国の平均(男女で69.6歳=2021年=英データベース「アワ・ワールド・イン・データ」)とおおむね同水準にとどまっている。

先住民の居住区の多くは、医療サービスが行き届きにくい遠隔地に点在している。オーストラリアでは、欧州人が先住民の土地を侵略し、迫害したとの歴史認識が広まり、先住民の権利回復や和解が進んでいる。しかし、両者間の社会的格差は依然として大きく、経済的繁栄の影に隠れた形となっている。”(出典:NICHIGO PRESS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:C-SEED 折畳み巨大137インち大画面4Kテレビ発表。価格約2,900万円

C-SEED 折畳み巨大137インち大画面4Kテレビ発表。価格約2,900万円

” 米ラスベガスで開催された「テクノロジー見本市(CES)」で、オーストリア企業C-SEEDの“折り畳み”巨大4Kテレビが発表された。

パネルは5枚あって、折り畳まれてできており、全面で137インチの大画面を形成する。価格は20万ドル(約2,900万円)。

まるで近未来の映画やテレビドラマに登場しそうな最先端のスクリーン。販売担当ディレクター、ジョン・コモン氏は「10年以上前から折り畳み式テレビを手掛けており、それに合った蝶番(ちょうつがい)を開発してきた」と説明した。

テレビを広げきったところを見ても、全く継ぎ目を感じない1つの画面になる。もちろん、使用してないときは、テレビ画面を折り畳むことが可能だ。

コモン氏は「『アダプティブ・ギャップ・コラボレーション』と呼ばれるプロセスも必要。折り畳むパーツの後部に光センサーが内蔵されている。このセンサーは、ヘアライン状の隙間の周りの明るさを自動的に上げる。肉眼では気づかないけれど、このようなシームレスなイメージを作り出すことができる」”(出典:よろず〜ニュース via livedoor News

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:消費者、生活費増加でバーゲン品選好強まる 

消費者、生活費増加でバーゲン品選好強まる

” 豪ウエストパック銀行のデータによると、オーストラリアの消費者は住宅ローン返済や生活費負担増から支出を抑制し、特売品のみに資金を費やす傾向が強まっている。

1月13日までの週のウエストパック・カード・トラッカー・インデックスは137.2となり、昨年12月中旬から3ポイント上昇したものの、四半期ベースでは支出減少を示した。旅行や外食などのサービスに支出手控えが見られた。

インデックスは100が2019年の平均的な活動を示す。ウエストパックのシニアエコノミスト、マシュー・ハッサン氏は「クリスマスから新年にかけての消費者関連カードの利用動向は散発的で、主要なセール週の前後に活発化し、その後急減速するというものだった」と指摘。
「消費者が生活コスト高に対処するため、より積極的に割引を求めている状況とおおむね一致する」と語った。
オーストラリア統計局が30日発表する12月小売売上高は、11月に急増後に再び軟化する見通しで、オーストラリア準備銀行(中央銀行)が2月に追加利上げを実施する必要はないとの見方が強まるとみられる。”(出典:REUTERS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:失業率 − 2023年12月

失業率 − 2023年12月

” 豪連邦統計局が18日発表した昨年12月の雇用統計は、就業者数が増加予想に反して大幅に減少した。失業率は約1年半ぶりの高水準にとどまった。

労働市場の逼迫緩和に伴い、金利がピークに達しているとの見方を支持する内容となった。

就業者数は前月比6万5,100人減少。市場予想は約1万7,600人増、11月(改定値)は7万2,600人増だった。
失業率は前月と同じ3.9%で、2022年5月以来の高水準。
12月はフルタイムの就業者数が10万6,600人減少。労働参加率は66.8%と、過去最高だった前月の67.3%から低下した。
市場では世界的な金融緩和を巡る楽観的な見方が後退しており、統計を受けた反応は限定的となっている。
豪ドルは統計発表を受けて1豪ドル=0.6538米ドルに下落。その後は0.6558米ドル近辺で推移している。
統計局は昨年終盤の採用パターンの変化が10月と11月の就業者数の予想外の大幅増加と12月の大幅減少につながったと指摘した。
RBCキャピタル・マーケッツのチーフエコノミスト、スーリン・オン氏は「一歩引いて変動を通して見れば、状況は明確でそれほど大きく変わっていない」と指摘。市場の逼迫緩和が進んでいるということでオーストラリア準備銀行(中央銀行)にとって安心材料だとの見方を示した。
これまでのところ、労働市場はおおむね中銀の予想通りに推移しており、堅調を維持しながら、移民急増による労働力の供給拡大で賃金インフレが抑制されている。
実際、四半期ベースでは就業者数が9月期から5万2,000人増と、月間約1万7,000人のペースで増えたが、移民急増による労働力の供給拡大を吸収するには至らず、失業率は9月期の3.6%から3.9%に上昇した。
労働時間の伸びは鈍化が続き、12月は1.2%と11月の1.5%を下回った。不完全雇用率は6.5%で変わらずだった。”(出典: REUTERS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラビーズ、ジョー・シュミット新ヘッドコーチ就任

ワラビーズ、ジョー・シュミット新ヘッドコーチ就任

” オーストラリアラグビー協会(Rugby Australia)は19日、エディー・ジョーンズ(Eddie Jones)前ヘッドコーチ(HC)の後任に、元アイルランド代表指揮官のジョー・シュミット(Joe Schmidt)氏が就任すると発表した。

協会の発表によると、シュミット氏は今年3月1日から少なくともブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム)の豪遠征が行われる25年7月まで、ワラビーズ(Wallabies、オーストラリア代表の愛称)の指揮を執る。

前任のジョーンズ氏は昨年1月に5年契約を結んだものの、W杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)での惨敗を受けてわずか10か月で退任。その期間のテストマッチ成績は9戦2勝7敗だった。その後ジョーンズ氏は、日本代表のHCに就任している。

ニュージーランド生まれのシュミット氏は就任記者会見で、W杯でのワラビーズは「私の認識しているオーストラリアではなかった」とし、「懸命に仕事をして、オーストラリアを立ち直らせるのにいい機会だと思った」と語った。

「再建には少し時間がかかるだろうし、私自身はおそらく現実主義者だ。可能な限りの成功を収めるために、懸命に努力すること以外は何も約束できない」

シュミット氏は2013年から2019年までアイルランド代表を率い、同国を世界ランク1位にまで引き上げた。また、フランスW杯ではニュージーランド代表のアシスタントコーチを務めた。”(出典:AFPBB News

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:訪日外国人消費動向調査2023、1人当たり34万円で2位

訪日外国人消費動向調査2023、1人当たり34万円で2位

” 日本の観光庁が18日までに発表した2023年(暦年)に日本を訪れた外国人の消費動向調査(速報値)で、オーストラリア人1人当たりの旅行支出は34万1,000円となり、新型コロナウイルス流行前の19年比で37.4%増加した。

スペイン人と約1,000円の僅差で2位となった。費目別では、オーストラリアは宿泊費や娯楽等サービス費で高水準となった。

オーストラリア人の旅行者数は61万300人で、19年から0.3%増加した。平均泊数は13.7泊で、0.8泊増えた。

1人当たり費目別旅行支出は、◇宿泊費:13万8,895円◇飲食費:7万6,456円◇交通費:4万9,366円◇娯楽等サービス費:2万1,786円◇買い物代:5万4,071円――となった。娯楽等サービス費は中国に次いで2番目に高かったほか、宿泊費は欧米とともに高い傾向がみられた。

オーストラリアの旅行消費額は合計2,088億円となり、全体の3.9%を占めた。19年の1,519億円から37.5%増加し、旅行者数の伸びを大きく上回った。金額が最大となったのは台湾で7,786億円となり、構成比は14.7%だった。

訪日外国人旅行消費額は全体で5兆2,923億円となり、19年比で9.9%増加し過去最高となった。 1人当たり旅行支出は21万2,000円で、同33.8%増えた。”(出典:NNA ASIA

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