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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所: 小泉純一郎元首相が語ったオーストラリア軍と武士道

小泉純一郎元首相が語ったオーストラリア軍と武士道

” 昔、オーストラリアではこんなことがありました。

第二次世界大戦中、旧日本軍は真珠湾奇襲とは別に、ふたり乗りの特殊潜航艇をオーストラリアのシドニー湾内に潜航させて、魚雷で攻撃し、現地で犠牲者を出しました。

そんななか、捕らえられた潜航艇内で自決した日本人兵士に対して、オーストラリア海軍はなんと、海軍葬をもって葬りました。

普通、自国を攻撃した兵士をそのように礼を尽くして弔わないでしょう。

執行したオーストラリアの海軍少将は、「これら日本海軍軍人によって示された勇気は、誰によっても認められ、かつ一様に推賞されるべきものだ」と述べた。

彼らの棺は日章旗にくるまれ、その後、遺骨は戦時交換船で日本に届けられました。

さらに、戦後20年ほどたってから、その日本人兵士の母親が慰霊のためにオーストラリアに行くと、ときの首相らが温かく迎えてくれました。

地元の新聞は「勇者の母来る」と報じて歓待した。私は総理のとき、オーストラリアを訪問した際、この逸話をハワード首相を前にスピーチし、感謝の意を伝えました。

そんな話は現地の日本人もはじめて聞いたと言っていた。まさに、日本で言うところの武士道に通ずるエピソードです。”(出典:現代ビジネス

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所: オーストラリアン・ベースボールリーグ ABL シーズン閉幕(後編)

オーストラリアン・ベースボールリーグ ABL シーズン閉幕(後編)

 ” 国際戦は「就活」の場

ふたりの名は、日本の野球ファンにはほとんどなじみのないものだろう。しかし、彼らはオーストラリアのトップ選手で、WBCをはじめとする国際大会での代表チームの常連だ。

打率.282、8ホーマー、33打点、10盗塁と打線の核となった元ツインズのマイナーリーガー、ローガン・ウェイドは、「本当にいいシーズンだった」と3度目の栄冠を勝ち取ったシーズンを振り返る。

彼もまた、代表チームのメンバーで、昨年のWBCでも東京ドームでプレーした。

そんな彼でも、現在は、オーストラリアのオフシーズン、野球のメインシーズンになる北半球の夏は、プレーするプロチームはなく、一市井人として働いているという。

「日本行きが待ちきれないよ。大阪や名古屋ではすごい数のファンがスタンドを埋めるんだろ?」とウェイドは言う。

国内リーグが終わり、代表チームが結成されるオーストラリアでは、選手の気持ちはもう侍ジャパンとの戦いに向いている。

彼らが日本戦を楽しみにしているのは、ただ単に大観衆を前にプレーすることができるからだけではない。

一旦アメリカのマイナーやアジアのプロ球界から去ったあと、数年後に復帰するオーストラリア人は珍しくない。

彼らは、北半球で「クビ」になっても、自国のウィンターリーグやアマチュアのローカルリーグで現役を続け、北半球での「再就職」を虎視眈々と狙っているのだ。

実はバンディッツには、台湾を代表するスラッガー、林智勝(リン・ジセン)も在籍し、優勝を決めた試合でもツーベースを放っている。

ABLはアジア各国のプロリーグとの連携も強めており、近い将来、台湾リーグに代表チームを参加させようというプランも立てている。

ABLの発足により、タレントは十分に育っている。彼らにとって必要なのはさらなるプレーの場だ。3月の侍ジャパン戦は、彼らにとって最大のショーケースになる。

次なる契約を求めて、目の色を変えて立ち向かってくるオーストラリア代表を侍ジャパンはどう受けて立つのか。今から楽しみである。”(出典:阿佐智の「アサスポワールド・ベースボール」 via Yahoo! JAPANニュース

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所: オーストラリアン・ベースボールリーグ ABL シーズン閉幕(前編)

オーストラリアン・ベースボールリーグ ABL シーズン閉幕(前編)

” 11日、オーストラリアのウィンターリーグ、オーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)のファイナルシリーズが幕を閉じ、今シーズンの冬のプロ野球はすべて終了した。

カリビアンシリーズと同じく、シーズン終了後、所属選手は各々夏の働き場所を求めて北半球へ旅立つが、その前に彼らはナショナルチームを組み、侍ジャパンとのテストマッチに臨む。

2020年の東京オリンピックに向けてオーストラリア野球連盟は強化を急いでいるが、選手たちにとっては、このテストマッチは、もうひとつ、「就活」の場という重要な意味をもつ。

オーストラリアのウィンターリーグ、ABL

2010年に発足したこのリーグは6球団制。上位4チームがポストシーズンに進出し、1位対4位と2位対3位の対戦の勝者がファイナルシリーズに進む。

今年のファイナルシリーズは、ここ2シーズン優勝のブリスベン・バンディッツとキャンベラ・キャバルリーとの間で争われ、

最終の第3戦を制したブリスベンが3連覇を果たした。ちなみにブリスベンには、年明けの一時期だが、日本ハムファイターズの杉谷拳士が参加していた。

ブリスベンの監督はデーブ・ニルソン。2000年のシドニーオリンピックに出場するため、メジャー契約を蹴って中日入りしたディンゴの名で覚えている人も多いだろう。

日本では思うような活躍ができなかったが、銀メダルを取った2004年のアテネオリンピックの時は、そのうっぷんを晴らすかのように「長嶋ジャパン」を苦しめた。

ファイナルシリーズで活躍した元助っ人たち

1勝1敗の後の最終戦、ブリスベンが先発投手として送ったのは、トラビス・ブラックリー。2014年シーズンを楽天で送った左腕だ。

日本の一軍ではたった3度の先発マウンドで1勝2敗防御率5.54と、腕いっぱいに彫り刻まれたタトゥーくらいしか印象に残らなかったが、かつてはメジャーの舞台にも立ち、4シーズンで9勝を挙げている。

5か国でプレーするなど究極のジャーニーマンと言っていい彼は、現ABLが復活した2010年にはなんと都合8チームのユニフォームに袖を通している。

週末にしかゲームがなく、兼業の選手も多いABLでは、基本選手は自分の住居のある地元球団でプレーすることが多いが、この男は、母国でもジャーニーマンで、メルボルン・エーシズから昨シーズンからブリスベンに移籍している。

2016年の夏シーズンはメキシカンリーグに挑戦、8勝を挙げ、プエブラ・ペリーコスを優勝に導いたが、昨シーズンは1勝3敗とスタートダッシュに失敗すると、

あっさり解雇され、アメリカ独立リーグ最底辺のパシフィック・アソシエーションに移籍し、2勝4敗の星を挙げた。

ブラックリーが6回1安打無失点と試合を作ると、バンディッツ打線はその間に着実に加点し4点をもぎ取った。

キャンベラもその後2点を取り追いすがったが、最後は、日本の独立リーグ、ルートインBCリーグの石川ミリオンスターズで2015年に8勝を挙げたライアン・シールが試合を締めくくり、

バンディッツは、3年連続でクラストン・シールド(オーストラリア野球の年間チャンピオンに手渡される盾)を手にした。(出典:阿佐智の「アサスポワールド・ベースボール」via YahooJAPANニュース

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所: オーストラリアの貝礁、事実上すべて消滅 の衝撃

オーストラリアの貝礁、事実上すべて消滅 の衝撃

” カキ礁やイガイ礁など、オーストラリアの貝礁が事実上すべて消滅したとする研究結果が15日、発表された。同国の海洋生態系の中でも貝礁が最大の危機に立たされたとして、研究者らは貝礁再生のため、さらなる資金援助を求めている。

近年、オーストラリアにおけるサンゴ礁の減少が世界的な注目を集めているが、米科学誌「プロスワン(PLOS ONE)」に掲載された研究論文によると、英国が入植を開始した230年前以降、貝礁の90~99%が消滅したことが分かったという。

たくさんのカキやイガイが寄り集まって形成される貝礁は、熱帯性気候と温帯性気候の地域両方の湾や河口、沿岸などで発生していた。

貝礁は複雑な生体構造で、さまざまな無脊椎動物や魚に餌や生息地を提供するとともに、水質の改善や海岸線の保護にも寄与している。

研究を主導した自然保護団体ネイチャー・コンサーバンシー(Nature Conservancy)の海洋担当責任者で、研究主任のクリス・ジリーズ(Chris Gillies)氏は「世界中で貝礁の状態が良くないことはすでに分かっていたことで、全体の85%が消滅、もしくは深刻な劣化を招いている」と指摘。

さらに「われわれの研究によってオーストラリアの重要な海洋生息地の状況が特にひどいことが判明している。ロックオイスターは10%以下、ヒラガキは1%以下の生息地しか残っていない」と明らかにした。

研究者らは貝礁の劣化が、蓄積されていた炭素の放出の一因となり、気候変動の激化や暴風雨襲来の頻発化、海面上昇、海洋の酸性化など沿岸部のリスクを高めていると指摘している。

一方で、貝礁の減少につながる脅威を除去すれば、貝礁の再生も可能だとし、貝礁生態系の機能や価値についての啓発の重要性と、再生プロジェクトへの資金提供を訴えている。”(出典:JIJI.COM

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所: ホリデー疲れでリハビリ患者急増

ホリデー疲れでリハビリ患者急増

” オーストラリアでは、ホリデーシーズンを終えたこの時期、何らかのリハビリサービスを受ける人の数が急増すると、専門家が指摘している。

クリスマス、新年、オーストラリアデーとイベントが続くこの時期に、多くの人が精神的なストレスを抱える傾向があるという。

メルボルンのリハビリ施設、デイハブ(Dayhab)のホールCEOは、「ホリデーシーズンは、家族をはじめとする人間関係にまつわる多くの精神的な問題を抱える時期」だとして、施設を訪れる人が現在、急増していると説明した。

NSW州が発表した「ヘルススタッツ」の統計によると、州内の86か所の病院で2011年~2016年にアルコールに関連する症状で救急外来を訪れた人の数は、12月が最高となっている。

専門家らは、アルコールの摂取量に気を付けるほか、問題を自覚している場合には見て見ぬふりをしないことが重要と忠告している。”(出典:JAMS.TV

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所: ターンブル首相訪米に多数の政財界のトップ随行

ターンブル首相訪米に多数の政財界のトップ随行

” オーストラリアのターンブル首相の来週の訪米には、政財界のトップが多数随行する。

インフラ投資が訪米使節団の主要な目的になる見込みという。12日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

ターンブル首相に随行する訪米使節団には、各州政府の首相のほか、包装大手ビジー・インダストリーズ、民放セブン・ウエスト・メディア、コモンウェルス銀行(CBA)やカンタス航空、英豪系資源大手リオ・ティント、不動産開発大手レンドリース、化学大手オリカ、複合企業ウェスファーマーズ、インフラ投資IFMインベスターズ、オンライン人材サービス会社シークなど大手企業20社以上のトップが参加する。

訪米使節団は、トランプ米政権の担当者のほか、40州の知事らと話し合いの場を持つ予定。

トランプ政権は今後10年間のインフラ投資の目標を1兆5,000億米ドル(約163兆円)に設定している。

トランプ大統領の友人であるビジー・インダストリーズのアンソニー・プラット会長は、両国間の投資が1兆豪ドル(約85億円)以上に上り、互いに最も重要な同盟国で、重要な経済パートナーだと強調した。

トランプ大統領は先週末、約1年半にわたって空席になっている駐オーストラリア米国大使に、日系米国人であるハリー・ハリス米太平洋軍司令官(海軍大将)が就任することが確定したと明らかにしている。

ターンブル首相は今回の訪米で、第1次世界大戦中の1918年7月4日の「アメルの戦い」で米軍とオーストラリア軍が共に戦ってから100周年を記念する式典「100 years of mateship」に参加する予定という。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所: シドニー大学(ラグビー部)、56-38で明治大学を下す

 シドニー大学(ラグビー部)、56-38で明治大学を下す

” ラグビー・親善試合(11日、明大八幡山G)1月の大学選手権で準優勝した明大がシドニー大と対戦。

38-56で敗れ、勇退する丹羽政彦監督(49)への、はなむけはできなかった。

シドニー大は14日にU-20(20歳以下)日本代表、17日にOBも加わる全明大と対戦する。

3年生以下の布陣で挑んだ明大は、スクラム、モールで重圧をかけながら、相手の個人技に8トライを許して敗れた。

「ラグビーへの熱い気持ちがある相手だった。オフロードパスなども、日本とは違う技術やサポートを学べました」

ゲーム主将のSO忽那(くつな)鐘太(3年)が国際試合の収穫を語った。明大も日本では創部90年を超える伝統校。

しかし、相手は1863年創部と150年以上の歴史を誇る。一瞬の隙にパワーでボールを奪われ、トライを許す場面が多かった。

前半は2点差の接戦を演じた選手に丹羽監督は「こういう経験を今後も続けてほしい」。得がたい経験を糧にして、1カ月前に1点差で逃した大学選手権優勝を託した。”(出典:SANSPO.COM

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:東部沖合のホホジロザメ生息数5,460匹と推計

東部沖合のホホジロザメ生息数5,460匹と推計

” オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)は9日、同国東部沖合のホホジロザメの生息数を5,460匹と推計する調査結果を発表した。

遺伝子情報の解析技術を使った初めての調査で、正確な把握が難しかった生息数をはじき出した。

ホホジロザメは、映画「ジョーズ」(1975年)の人食いザメのモデル。

豪州では生息数減少の懸念から90年代終わりから保護対象となった一方、人間が襲われる事故もたびたび発生。有効な対策を講じるため、生息実態の把握が求められてきた。

調査では、東部沖に生息する若いホホジロザメ214匹から親に関する遺伝子情報を取り出した。

解析した結果、大人のサメの生息数を約750匹と推計。その上で、全体数を計算した。

同機構では「時間をかけて調査を繰り返す。全体の生息数の傾向を把握することで、増えているのか減っているのかが分かる」と指摘した。”(出典:時事通信社

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