作家・演出家 鴻上尚史さんの『「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる』を読了。
本書を開いたところの「はじめに」で、
” この本は、あなたの生き苦しさのヒミツをあばき、楽になるための方法を書いたものです。”(p iv)
と定義されており、本編で論旨の骨格を成すのは
続きを読む 鴻上尚史さんに学ぶ、その場の空気に縛られない楽になる生き方:『「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる』読了
作家・演出家 鴻上尚史さんの『「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる』を読了。
本書を開いたところの「はじめに」で、
” この本は、あなたの生き苦しさのヒミツをあばき、楽になるための方法を書いたものです。”(p iv)
と定義されており、本編で論旨の骨格を成すのは
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筒井康隆さんの『おれに関する噂』を読了。
一度耳にしたら(恐らく)忘れないであろうタイトルのインパクトに惹かれ
内容が気になって入手。もっとも内容については承知しておらず、「もしやエッセー集か?」と思いきや
・蟻
・おれに関する噂
・養豚の実際
・熊の木本線
・怪奇たたみ男
・だばだば杉
・幸福の限界
・YAH!
・講演旅行
・通いの軍隊
・心臓に悪い
なるタイトルが収録された短編集。
例によって主に移動時に読み進めることになったため、作品によってはバックグランドが頭にしっかり描き切れなかったものもありますが、
短編集のタイトルに掲げられた『おれに関する噂』は
作家 重松清さんの『ニワトリは一度だけ飛べる』
を読了。
3月上旬、ふらっと立ち寄った書店でサイン本を見つけたことがきっかけで購入。
冒頭、
” この物語は、平成の半ば頃、とある冷凍食品会社で起きた内部告発事件をめぐる。ささやかなゲリラ戦の記録である ー。
筆者はこの物語を事件の直後、二〇〇二年から翌年にかけて、いったん週刊誌連載で発表したものの、
諸般の「事情」があって(小説と銘打ち、戦記というよりむしろ寓話に仕立てあげたつもりでも、やはり少なからぬ関係筋を刺激することになってしまったのだ)、単行本化を見送った。
しかし、平成が終わろうとする頃になって状況が大きく変わった。 (以下省略)”
と只ならぬ但書き?を受けて始まる本編は
カンニング竹山さんが、福島県内に20回現地入りしたことを通じて上梓された
『福島のことなんて、誰もしらねぇじゃねえかよ!』を読了.-
書店に「何か、出てるかな・・」と立ち寄った際サイン本の販売を見つけ、また、福島の現状に承知していなかったことから
「日本人としては知っておくべきであろう」との使命感も刺激され購入。
本書は、
” この本は全く福島県に興味がない方々でも楽に簡単に読めるように制作しよう、かつその中でも取材等々をした中から、正しい情報を載せよう、嘘はやめよう、正直に丁寧に作り上げよう!と決めました。
ですので今の東京電力福島第一原子力発電所の現状も取材し始めて訪問した2年半前とどう変わったか、今後どうなって行くのかなどもなるべく分かりやすく載せております。”(p8)
というコンセプトのもと、フィールドワークが土台となって文字に読みやすくまとめられています。
具体的にどのようなことが書かれているのかというと・・
続きを読む カンニング竹山さんが明かす、イメージを180°覆される福島の今:『福島のことなんて、誰もしらねぇじゃねえかよ!』読了
筒井康隆さんの『アフリカの爆弾』を読了。
数多ある筒井作品の中でも代表作に数えられることを承知していて、
しばし、頭の読みたいリストに載っていて巡ってきたこのタイミング。
最初、長編かと思いきや
・ 台所にいたスパイ
・ 脱出
・ 露出症文明
・ メンズ・マガジン一九七七
・ 月へ飛ぶ思い
・ 活性アポロイド
・ 東京諜報地図
・ ヒストレスヴィラからの脱出
・ 環状線
・ 窓の外の戦争
・ 寒い星から帰ってこないスパイ
・ アフリカの爆弾
の12作収録。
どのような話しが収録されているか、巻末の平岡正明さんの「解説」から拾うと