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高城剛さんに学ぶ、本気で日々を楽しみ、心身が喜んでいることを実感する生き方:続『白本 参』読了

先週、読了記をアップロードした

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<< 2016年12月1日投稿:画像は投稿にリンク >> 高城剛さんに学ぶ、本気で日々を楽しみ、心身が喜んでいることを実感する生き方:『白本 参』読了

高城剛さんの『白本  参』で印象に残り、書き切れなかったところを今回。

メールマガジン「高城未来研究所フューチャーリポート」の読者から届いた

” どんな時に生きていることを実感されますか?私は漠然としていますが、日本を出た時に生きていることを強く感じます。

高城さんはこれまで結構危険な経験もしてこられたようですが、どんな時に/どんな場所で生を実感されますか?”(位置No.800/数値は電子書籍のページ数/以下同様)

↑という質問に対して、高城剛さんは

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高城剛さんに学ぶ、本気で日々を楽しみ、心身が喜んでいることを実感する生き方:『白本 参』読了

高城剛さん発行のメールマガジン「高城未来研究所フューチャーリポート」で読者とのQAコーナーを再編集した

『白本  参』を読了。

シリーズ最初の『白本』を最初読んだのが、2014年8月であったことから

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<< 2014年8月23日投稿:画像は記事にリンク >> 高城剛さんのライフスタイルから導かれた答えに感じる生き方:『白本』その弐

裏『白本』とも云うべき『黒本』シリーズを含め、2年余の付き合いと。

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<< 2016年1月28日投稿:画像は記事にリンク >> 高城剛さんが明かす、出版が憚かられる扉の向こうの真実の世界:『黒本 弐』読了記 その弐

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高城剛さんが明かす、出版が憚かられる扉の向こうの真実の世界:『黒本 弐』読了記 その弐

高城剛さんの『黒本  弐』読了記の続編。

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<< 2016年1月27日投稿:画像は記事にリンク >> 高城剛さんが明かす、出版が憚られる扉の向こうの真実の世界:『黒本 弐』読了記 その弐

本の中、後半からメールマガジン:高城未来研究所の読者と発行者:高城剛さんのやり取り(QA)で印象的な箇所を抜粋したいと思います。

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高城剛さんが明かす、出版が憚かられる扉の向こうの真実の世界:『黒本 弐』読了記 その壱

高城剛さんの『黒本  弐』を読了。先日の福岡行きの旅のお供に選んだ一冊(電子書籍)

10日ほど前に読了した、同じくメルマガのQAコーナーを抜粋した『白本  弐』でやり取りされている内容を建前とするなら

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<< 2016年1月16日投稿:画像は記事にリンク >> 高城剛さんに学ぶ、未来を切り拓く生き方:『白本 弐』読了記 その壱

高城さんの包み隠さぬ本音が綴られた書といえ、紙の本の出版はなく、電子書籍だからこそといえる内容と思います。

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高城剛さんに学ぶ、未来を切り拓く生き方:『白本 弐』読了記 その弐

先日アップロードした読了記 ⤵︎

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<< 2016年1月16日投稿:画像は記事にリンク >> 高城剛さんに学ぶ、未来を切り拓く生き方:『白本 弐』読了記 その壱

で、完了出来なかった 高城剛さんの『白本  弐』から印象的であったQA(メルマガ読者からの質問コーナー)の抜き出し(抜粋)の続編です。

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高城剛さんに学ぶ、未来を切り拓く生き方:『白本 弐』読了記 その壱

高城剛さんが発行されているご自身のメールマガジン「高城未来研究所フューチャーリポート」で

読者からの質問に答えているQAコーナーを再編集した『白本 弐』(刊行は電子書籍のみ)を読了。

前作となる『白本』は2014年8月に読了しており、

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『白本』読了記  ① << 2014年8月22日投稿:画像は記事にリンク >> 高城剛さんのライフスタイルから導かれた答えに感じる生き方:『白本』その壱

2015年2月に上梓された本書(電子書籍)を約1年後に入手。

今回は、全部で76あるQAのうち印象的であった3つを取り上げたいと思います。何れも、要約(抜粋)しています。

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高城剛さんがオブラート無しで語る日本の未来って?:『黒本』読了

 

高城剛さん第三弾、今回は『黒本』。

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『白本』は入門編といった感じですが、『黒本』になると、高城さんの覚悟が感じられて、惹き込まれます。

構成は『白本』と同じく、「高城未来研究所フューチャーリポート」のなかの読者とのQ&Aがもと。

>> 高城剛さんのライフスタイルから導かれた答えに感じる生き方:『白本』その壱  <<

>> 高城剛さんのライフスタイルから導かれた答えに感じる生き方:『白本』その弐  <<

しかし、『黒本の』の冒頭の紹介に・・

” 大手出版社ではとても出せない「日本の真実」についてまとめたものです。実際、大手出版社から「出せない」といわれた言説も多くあり、そのことがむしろ「日本の真実」を裏付けています。” (8%/紙の本でいうところのページ数の相当。以下同様。)

” かつてなら「発禁本」だったでしょうし、今も大手出版社からこのような本は出せない状況にあります。” (10%)

海の外から見ゆる「日本」って?

読者からの「最近(2013年)の日本をどのように見ていますか?」との問いに・・

”  今は、封建制度を守りながら新自由主義に移行しようとしているので、無理が生じています。その教えは儒教のままで、地位や年齢の高い人が絶対です。” (10%)

” 日本の儒教は「目上の権力者が築いたフレームを壊すな」という教えなのです。そして困った時には、上下関係を正そうとするのではなく、下のものたちだけで互いに工夫し助け合え、という思想です。後者は今日「絆」や「和」という言葉に置き換えられています。” (12%)

” 今も東京は世界一生活コストが高い街な上に、最低賃金が先進国でもっとも低いんですよ!” (10%)

” テレビは免許制度のために、常に体制側にたっています。” (12%) / ” 1%=基本的に大企業の一部が絶対であり、大企業が99%の人々から集金するのを手助けする装置がテレビなのです。” (13%)

” テレビと大手芸能事務所の大企業広告に依存する共犯関係は、日本の国益を大きく損ねています。” (24%)

” 日本のテレビは、広告主や政府の代弁者のようです。今テレビに出ているタレントも広告主や政府の代弁者ですので、素人はいじりますが、古参の政治家や官僚、企業家をいじることは滅多にありません。” (29%)

” 僕は現在の日本人の中にある「自ら変化を望まない気持ち」が、この国の最大の壁になっているように思います。それは、90年代後半からマスメディアによって決定的に育てられたものだと思っています。 ・・中略・・

実は誰でもすぐにでもできる「自ら変化すること」を実行できる人は少ないのではないでしょうか。” (90%)

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あるがままで「視て」「視通す」力の源泉

『黒本』で語られているマインドセットには、

” 人は手に入れるより、手放すことのほうが大変なんだと思います。 ・・中略・・ まず、「恐れ」を「手放す」のです。 ・・中略・・ 「手放す」ものを増やすことが、次の楽しさの秘密なのです。” (16%)

” インターネットを忘れて、もっとライフスタイルを追求することで、収入は見えてくるものです。まず大切なのは、「得る」ことを考えるより、「捨てる」ことだと思います。” (17%)

” 「こうしなければいけない」という固定概念にとらわれ、その固定観念からはみ出ないように、お互いがお互いを監視する社会になってしまったことがさらなる問題なんだと思います。

その監視社会の最大の装置が「マスメディア」です。恐らく、多くの方がお感じのいじめに対する気持ちは、マスメディアによるものです。

なにしろ、マスメディアの体質そのものが、いじめだからです。そのほとんどは「和を乱してはいけない」ということだと思いますし、それが国内ニュースばかりに偏重している最大の理由です。” (37%)

” すべての回答は、必ずご自身の中にあると思います。” (38%)

” 大切なことは、待遇でも外からの見た目でもありません。自分で今の仕事を楽しんでやっているのか、ということだけです。” (44%)

「すべての回答は・・」の回答は、アンソニー・ロビンズ、池松耕次さんのメッセージと一緒で、自分が抱く問題の解決策は常に自分自身の中にあるという事、高城剛さんも同様の考え。

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日本人の脳裏に刻まれている考え

日本の宗教観に関して・・

” かの山本七平は、日本の宗教すべて、たとえキリスト教だろうが、仏教だろうが、それらは「日本教」の中のキリスト教や仏教で、他国のそれとは違うと論じました。

日本における宗教は、すべて「日本教」と呼ばれるものの中に組み込まれているというのです。僕も概ね同意しますが、さらに日本最大の宗教は「消費活動」にあると思います。

クリスマスも正月もバレンタインも、「消費活動」がメインにあると言っても過言ではありません。神様を讃え、家族と家で質素に過ごすようなことはありません。” (72%)

「消費=豊かな生活」の図式が思い込みである点は、先日、取り上げた平秀信さん/仙人さんのウェビナーでも語られていた事で

>>  平秀信さんと仙人さんが紹介する45の方法を使って導き出す人生で最も大切な事って?  <<

確かにテレビを見ていると、多分に購買欲を誘発される側面がありますね。

日本の予測される未来として、米国を例に・・

” 100万人の富裕層と2000万人の食事を取れない貧困層に別れる事になります。その間の人々は、大企業に「生かされている」人々となります。それが、日本の未来なんですよ。もちろん、この話は公には内緒です。” (75%)

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そして、世の仕掛けから抜け出すマインドセットとして・・

” 日々の「寂しさ」や「虚しさ」を忘れるために、なにかに「依存」する「現代社会の罠」は、あらゆるところに潜んでいると思います。 ・・中略・・

日々社会が「愛」も「お金」も「友情」も「モノ」も「情報」も「つながり」も、「あなたは不足してますよ!」と訴える仕組みでできているからです。

ですので、真面目な人たちほど、「不足しているので補わなければ」と思います。

そして現在、多くの人は「自分は不足している」と感じている上に「もう補えない」と思っているので疲弊しているのです。

この仕組みから抜け出すには、まず「自分は不足してない」と本当に思えるかどうかだけだと思います。” (86%)

「非定住」が示唆する国の赤信号と希望

読み始めてほどなく、「白(本)」と「黒(本)」に込められた意味を解読し、俄然「高城剛」に対する人物評が変わる事になった一冊ですが

根底に流れる高城剛さんの人生観は

” 人生は、楽しむものです。” (95%)

という事に集約されているのだと思います。自分の場合、テレビと距離を置くようになって、数年といった時間軸ですが

何となくの習慣、考え方(マインドセット)の歪みによって、

本来あるべき姿が、それらによって変容させてしまっている事を気付かせてくれる内容と感じました。

実は、既に高城剛さんの次の著作を読み始めているところですが(笑)

そこに、

” 定住しないことが現代的ピンチを切り抜ける良い手だてのひとつであるのは、間違いありません。

また、フランスの才人ジャック・アタリは、今後地球人は動けない定住者と非定住者に大きく分かれていくだろうと言っています。”

と書かれており、高城剛さんのライフスタイル「非定住」から得られた学びに、我々の大多数「定住人」が多くをこれから学び、実践を問われる事になりそうです。

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高城剛さんのライフスタイルから導かれた答えに感じる生き方:『白本』その弐

 

前回、高城剛さんの『白本』の続き。

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>>  高城剛さんのライフスタイルから導かれた答えに感じる生き方:『白本』その壱  <<

その際、最後に「瞑想の習慣」と書きましたが、

” 朝早く起きて、走る前に走っているご自身をイメージし(これが大切)、その後短くても良いので走ってみると、今までとは違ったアイデアや気の進まない仕事にも手がつけられると思います。

それは、走ることで呼吸が変わり、身体が反応し、思考が変わるからです。30分で構いません。できれば、心拍計を付けて、210マイナス年齢の60%〜80%の数字を保つようにしてください。

そのうち走らなくてもそのような無心な状態に持っていくことができるようになります。そのひとつが瞑想です。” (87%/紙の本でいうところのページ数に相当/以降同様)

本の別パートでは・・

” 大切なことは、どんなときも発想を抜本的に変えること。” (69%)

とあり、日々のちょっとした心掛け、習慣で、今までにない自分を形作っていくことができそうです。

優先順位をしっかり頭に描く

高城さんの人生訓として・・

” 僕にとって「豊かである」ことは、自由な時間です。” (25%)

” 過剰な消費を必要としなければ、過剰な労働は必要なくなりました。これも極めて当たり前ですが、バランスこそがもっとも大事であり、お金よりも時間こそが取り返しがきかないことは事実です。・・中略・・

目的は時代によって違えど、自分が面白いと思ったことをずっとやり続けているだけなんだと思います。” (26%)

“「自分にとって面白いこと」→「自由な時間」→「収入」や「他者からの評価」が優先順位になります。” (26%)

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” 絶対に選ぶべきは「自分が好きで選んできた道」しかありません。ぜひ、ご自身の道を進んでください。” (31%)

因みに高城さんが定義する「自由」とは・・

” 自由とは決意だと思います。ある時から「自由に生きる!」と決断することだけだと思いますね。” (100%)

「思いやり」と「感謝」が人を包む時代

今の時代に大切な事・・

” 僕は、この時代にもっとも大切なことは「コミュニケーション」だと思ってます。自著にも書いていますが、僕にとって「コミュニケーション」は「思いやり」と訳すべきものです。” (58%)

” なにより、相手のことを思う気持ちがなければ、伝わっても伝わらなくてもうまく行きません。” (58%)

” すべての人と人とのふれあいの根底に「感謝」の気持ちを本当に持っているのか、がとても大切だと個人的にはいつも思っています。” (70%)

正しい「ポジティブ」を作る方法

” 心と身体はつながっています。 ・・中略・・ 心と身体が話し合わないようになると、たちまち身体に不調が出てきます。

・・中略・・ 身体に聞くのです。そのアプローチのひとつに、僕はキネオロジーをを使っています。

世界保健機構(WTO)は、健康であることを、「身体的」「精神的」「社会的」そして「霊的」であるとしました。” (63%)

” 現在の多くの人たちの問題は(時には社会の問題は)、「身体的」「精神的」「社会的」そして「霊的」なバランスが悪いことにあります。

人間は、本来全員が前向きであるようにできています。ですので、前向きになることを考えるのではなく、是非、バランスを取ることをお考えください。

アンバランスなまま、前向きになろうとすると「間違ったポジティブ」に陥ります。

バランスを整える。そうすると、人は自然に前向きになるのです。” (64%)

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時期を創る

” 僕は「運」というより、この世のすべては「タイミング」だと考えています。” (79%)

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この考え方に「高城剛」の大きな源があるように読み取りました。

思いのほか、筋が通っている高城流

といったところ。結構、文にマーカーをつけ、高城流を様々学べ、本を読む前に抱いていたマスコミを通じての先入観がだいぶ払拭されました。

因みに、高城さんが紹介される際に付される「ハイパーメディアクリエイター」の称号に関しても、読者から質問があり・・

” 学生時代に、取材に来た新聞記者がつけてくれたものです。当時、僕が通っていた大学は、「映画」「放送」「音楽」「写真」「文芸」など学科が縦に分かれ、

僕は常に「全部やるのがこれからの時代の流儀なのに、縦割りしてここは職人養成所?」と、学内だけでなく、雑誌や新聞でも悪態をついていました。

その悪態が面白いと思って取材にきた新聞記者の命名で、メディアを「超える=ハイパー」から来ていると思います。” (99%)

といった経緯のようで、因みに高城さんご自身は「今も昔も肩書きが好きではありません。」との事。

確かに、私自身もこの肩書きを最初耳にした際、(失礼ながら)何やら面倒な感じがして、先般の芸能情報での取り上げられ方があり、自然と距離を置いていましたが

特に明日以降で取り上げようと考えている『黒本』では、覚悟の決め方も見事で、報道を通じて受動的に浴びる情報と、

自分で目的を持って得られる情報の感じ方は大きく異なるものですね。といった事を今更ながらに実感しました。