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池松耕次プラチナパスポート その参:「成功せざる得ない」生き方

 

前回の続き。

>>  池松耕次プラチナパスポート その弐:成功は科学、だから再現性がある <<

 

高確率で、年収を上げる方法

年収を上げたいと思っている人は世の中に多いが、それには人間関係が大事。その人の年収は親友5人の年収平均と言われており、

年収を上げたければ、出来るだけ成功者と言われている人たちとの時間を多く取るようにする。

仮に成功者のコミュニティに入る事が出来れば、自分の年収だけ落ち込んでいる事があっても、仲間が引き上げてくれる。

 

パートナーには求めず、徹底的に尽くす

また、パートナーに関しては、自分が相手に対して求めているうちは理想のパートナーは現れない。

何より、自分が相手の理想のパートナーとなる事が大事。世の中で人間関係がおかしくなるのは、相手に求める事に起因する。

全ての物事は自分の期待が現実と一致しない時に不平、不満が残るので、

「期待を感謝に変える習慣」を持つ事が大事。

これは幸せのフォーミュラと呼ばれ、幸せを感じる大原則であるそうな。

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成功するために、大事なこと5つ

成功と呼ばれるには5項目有り、

1. 経済の豊かさ:今の仕事を辞めても、何もしないで1年間今の生活レベルを維持出来る状態。出来れば20年。

2. 健康:体調管理、身体を鍛えている人は、成功している人が多い。これは決めた事が出来ると自信になる他、

身体の機能が1日で大きく3分類されるそうで・・

午前  4−12時  〜 身体に入った物を外に出す(負担になる物は口にしない)

午後12−20時 〜  摂取のタイミング

午後20−   4時 〜  吸収の時間

これらの事を知っているだけでも、身体に負担を掛ける事を取り除く事が出来る。

また、朝日を浴びる事。週2、3回の有酸素運動(最大心拍数の70%前後 / 苦しくなるまでやると筋肉を分解してしまうので効果的でなくなる)を定期的に行なう事で、半年以内に毛細血管が30〜50倍になる。

3.  時間のゆとり:やりたい事を、いつでも出来る状態。やりたい事から先に予定を埋める。

得られる時間で何をしたいのかは明確にしておく必要性有り。

4.  人間関係:人間の幸せの大半を占める。これは既述の通り、まず自分が相手にとって最善の関係を築く事。

ギブ&テイクという言葉があるが、ギブが先に来ている事が本質をよく物語っている。

なお、家庭でのパートナーシップは価値観が近い事が望ましいが、ビジネスになると違わないとなかなか上手くいかない。この傾向は抑えておくべき必要有り。

5.  人生の目的・ヴィジョン・使命:世の中で大成功者と言われている(こんな方向と決めている)人は 3%程度。

これが明確な目標を持って生きている人となると、10,000人に1人と言われており、このレベルに来ると成功せざる得ない。

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これは、自分の人生の目的を明確にしている人のもとには、応援してくれる人が次々と現れる法則があるため。

人生の目的とは、自分が人生の最期を迎えた時に、何と言ってこの世から送り出されたいか。

自分の心臓が鼓動しているのは、自分の意思に拠るものではなく、何か意義のある事を成し遂げるため、生かされていると考えるべき。

ここに、我々の人生の最大のテーマ、存在意義、命の使い方=使命がある。

人生の価値は経験に有り、自分の経験は、社会に役立てる事が出来、とてつもない価値を提供出来る事にもなり得る。

人生には、人それぞれキーワードがあり、自分の進むべき方向性を見付ける手がかりとなる。

大切なのは、その方向に向かって歩み始める事。人は思い込みによって押し込められており、何の恐れもなければ、人それぞれとてつもない事を出来る力を秘めている。

自分のヴィジョンを明確にする事によって、その恐れを振り切る事が出来る。

ヴィジョンは、自分の最期の瞬間を思い浮かべる事が見えてくる。

まだ、初日分が終わってないですが(笑)今日はここまで。

 

池松耕次プラチナパスポート その弐:成功は科学、だから再現性がある

 

前回記載の通り、金、土、日と池松耕次さんのプラチナパスポートというセミナーを受講していました。

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>>  池松耕次さんに学んだ2日半  <<

私が池松さんの事を知ったのは、4月アンソニー・ロビンズ(マザー・テレサ、ネルソン・マンデラ等のコーチを務めた世界No.1コーチ)が来日したセミナーズ・フェスタの初日に池松さんが登壇され・・

 

生まれてきた人それぞれに「使命」あり

今、ここに来ている皆さんの心臓は鼓動しているが、いつか自分の意思でなく、全員、この鼓動が止まる時が来る。

それまで自分に与えられた命に使命を感じて生きていきましょう、といった話しに心揺さぶられ(実際の表現力は上記の格段上)

4月に無料で参加出来るアンソニー・ロビンズのフォローアップ・セミナーを受講して、その際に本講座を知った次第。

>> アンソニー・ロビンズのフォローアップ BY 池松耕次さん <<

>> 池松耕次さんのフォローアップ その弐:アンソニー・ロビンズと認知科学  <<

 

成功は科学、だから再現性がある

初日は昼12時から始まり、途中、夕食休憩などを挟み、確か23時近くまで。約150名、皆、同じホテルに滞在していたゆえの遅くまでの盛り上がりでした。

その日に何を学んだかというと・・

” 世の中にはパターン、法則があって、人は間違いなく自分の中にあるものを活用していう事だけで、思い通りの人生を生きられるようになっている。大概の人は(パターン、法則を知らないため)脱線してしまっている。”

つまり、成功は科学で再現性がある。

 

人生の成功者と言えるためには、人が喜ぶ事、人の事を考えられるように、成功者のように振る舞う事が大事。

この心掛けを実践する事で、思考の中の周波数が変わってくる。

一般の人が成功者と言われる人たちを遠巻きに見て、近付いていけないのは、思考の周波数が合っていない状態。”

 

” 人はそれぞれの価値観によって生きており、今までの価値観が自分を作っている。

一例に年収を上げると、「これくらい稼げて当たり前」という価値観によって決められている。

成功者を身近に感じる事で、価値観(周波数)が変わる。”

 

まずは、身体を最高の状態に

また、その人が最高のパフォーマンスを発揮するためには、まず身体を最高の状態に維持していく必要が有り

” 最高の状態とは、脳に酸素が供給されている状態。

姿勢を正し深呼吸し、肺の機能の最大限を意識し、水を飲む事、身体を動かす事(ダンスがベスト/ 上手である必要無し)が大切。”

 

焦点を変えれば、人生が変わる

映像の主は Sean Stevenson/ショーン・スティーブンソン。彼は生まれてから咳をしただけでも骨が折れてしまうという難病の持ち主。

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寿命の短さを悟り、そういった境遇にある子供の願い事を叶えて上げようという団体( Make a Wish )があり、

ショーンは生前に叶えたい願いとして「アンソニー・ロビンズに会いたい」として・・  やがて実現。

対面したアンソニー・ロビンズは、何とショーンに「体を鍛えろ」とアドヴァイスしたとの事。

死期を意識していたショーンはさぞ当惑したであろうと思いますが、

彼はその教えを守り、体を鍛え始めたところ・・  以降、骨が折れる事は一本として無かったとの事(!)

これは、ショーンが自分を骨が折れてしまう難病に苛まれている自分の焦点を従来から180° 転換させた事で、

体の状態が劇的に変わっていった事。つまり、人間は何に意識を向けるかが非常に重要。

コップに水が半分入っていて、水に意識を向ける人もいれば、空いたスペースに意識を向ける人も居るわけで、

どこに焦点を合わせるかで、大きく得られる成果が変わる事の好例と言えるでしょう。

 

で、この映像で伝えられようとしている事は、体を鍛えたショーンが「人生は楽しむもの」として、音楽に合わせてダンスを踊るシーン。

体を鍛えても車椅子に座った生活は変わらないのですが、この経緯、映像から多くを感じ取れる方もいらっしゃると思います。

この話題、まだ夕方頃だったと思いますが(笑)長くなったので、今日はここまで。また続けます。

 

ショーンは言う、あなたが「でも」の思いを断ち立ち上がれば幸せは皆に

ショーン・スティーブンソンの字幕入りの映像を探していたら講演映像が出て来て、内容が良かったので、お時間(約17分)ある方向けにシェアします。

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池松耕次さんに学んだ2日半

 

屋外から切り離された週末

金曜、土曜と、関東地方、風に雨に荒れ模様であったようですが、日曜までの3日間、約150名の方とホテルに缶詰になって

池松耕次さんの池松メソッド及び認知科学の分野を代表される山本雄一郎先生の講演で、学びを得てきました。

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土曜の朝食時に広がっていた景色

 

人生を面白くしたければ、それを体現している人から直に

池松さんは世間一般的な知名度は低いと思いますが、20代に香港でアパレルビジネスで大成功を収めるものの

詐欺に遭い、3億円を借金を負う事に。香港マフィアに生命を追い詰められる状況までいったものの

そこで出逢った一冊の本(下記)から、内容を忠実に実践し再起を遂げられ、崖っぷちから年商26億円までに拡大。

その後の紆余曲折を経ながらも、オタクを自認するほどの「成功法則」の分野に7,000万円を投資して得られた学び。

幼少期に遭った悲惨な出来事から、子供たちに夢を持てる社会を築きたいと

大人に子供に、池松さんの生き方、脳の特性、量子力学などについて約2日半。

 

感情でなく、人の価値観に訴える真髄

残りの半日は、人見知りでセールス、プレゼンテーションの勉強をした事のない経歴ながら

人の価値観を書き換えるメカニズムを駆使され、月10時間に満たない労働時間で

億単位の売上を叩き出すという稀有なノウハウを披露。1回聴いただけでは脳にゆらぎが生じている状況に直面しましたが

「物事の本質を学べ」との教えは強烈で、認知科学の分野であらゆる事を説明し切られる、今までにない視点からの切り口に圧倒されました。

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認知科学を図式化したチャート

 

脱日常のススメ

何より、普段の生活空間から切り離され、ネットに接続する時間もそこそこ。

こういった状況で、自分自身を振り返る機会に、ちょっと新鮮な感じを得られました。

今日のところは概括的な記載に止め、学びについては次回以降に。

神田昌典さん紹介の『おとひめカード』:自分の名前に秘められた意味、感じていますか?

前々回、前回と神田昌典さんのライブコンサルティングの話題を続けましたが、今回もう1本。

今夏開催される講座のお知らせがメール配信されていて、内容を確認すれば・・

平仮名に秘められた力から生まれる名前の力

講座名は、『おとひめカード』活用講座。右脳も積極的に活用される神田さんらしいといえば、らしいですが、耳慣れぬ言葉。

で、詳細に目をやったところ、平仮名一字ごとに秘められたエネルギーが込められているそうな。

上記、『おとひめカード』活用講座 をクリックしてスクロール頂くか、下の画像に五十音それぞれの注釈が記載されています。

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『おとひめカード』の事例 1.

因みに、神田昌典さんは(か・ん・た・ま・さ・の・り)で、それぞれ・・

*なお括弧書きは (E)エッセンス訳 (K)キーワード訳 (O)ワンワード訳、 を意味するとの事(語意不明)。

か:(E)力  (K) 見えない働き、深遠なもの、強きもの (O) Power/力

ん:(E)かかる音の意味を強める(K)宇宙意識、完成、集中、内なる優しさ、(O)Universe/宇宙

た:(E)分かれる(K)高くたくさん現れる、明るく積極的(O)Action/行動

ま:(E)受容、ゼロポイント(K)真理、真実、本質、本源、宇宙、時空、中心、真中(O)中心/Center

さ:(E)さえぎり、励起、活性会 (K)細やか、繊細、聖なるもの (O)Activation/活性化

り:(E)離れる(K)加速、飛翔、繊細、革新、飛散 (O)Fly/飛翔する

で、

「深遠な知性を凝縮し明るく発信する」そして「本質を活性化させて、人々へと繋ぎ、ともに変化し、飛翔する」との読み取り。

ここで凄いのは、この用法が正しいとすると、毎回、無意識でも名前を発する度にアファメーション(肯定的暗示)を唱えている効果があるという事。その人固有の呪文のような解釈になりますね。

『おとひめカード』の事例 2.

因みに、自分の名前でやってみたところ

く:(E)引き寄る  (K) 統合  (O) Tie Up/くくる

わ:(E)調和  (K) 円満、充足、和、環、地、愛の具現化  (O) Harmony/調和

た:(E)分かれる  (K) 高くたくさん現れる、明るく積極的  (O) Action/活性化

や:(E)飽和、穴に入る(出る)(K)強い発動、たくさん安定、打破   (O) Full/満たされた

す:(E)一方方向に進む(K)通信、根源、素の響き (O) Origin/根源

し:(E)示し、止  (K) 静けさ、静める、統一、指し示すもの  (O) Unity/統一

となります。さぁ、ここからどう結び付けますかねぇ〜(笑)たとえば・・

“引き寄る活性化した強い発動を示し、通信する事によって愛の具現化を行なう”、難解?

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名前に宿命を感じる生き方

因みに、海外でよく聞く名前は一つ一つ意味があるそうで、日本だと漢字から込められた意味を読み解いていくパターンが多いでしょうか。

その場合、平仮名はどうするのであろう・・ 『おとひめカード』は有効と。

人それぞれ、名前に特別な意味を持っている訳ですが、今回の見地から名前に込められた力を考えてみるのも面白いですね。

1人1分野、エキスパートのススメ:『人助け起業』前半のおさらい

約350ページに及ぶ『人助け起業』が半分程度のところまで来たので、軽くまとめ。

自分の知っている事を、人は過小評価しがちである

サブタイトル「自分の価値を無限大にする仕組み」「1人で1億円稼いで感謝される暮らし」と掲げられ、

人は人生をの最期を迎えるに当たって

” 人生の最後に、人はかならず知りたがる。自分は人生を精いっぱい存分に生きたのか、ということを。” (p33)

” 不幸なことに、ほとんどの人が自分の知っていることを過小評価し、それについて真面目に考えたことなど一度だってなく、

それが他の人にとってどれほど貴重か想像したこともない、というのが本当のところなのである。” (p52)

として・・

” わたし(著者:ブレントン・バーチャード)は自分のメッセージを発信するだけで100万ドル稼げる仕組みをお教えするが、あなたはその実現の容易さに唖然とするだけである。” (p21)

と本書の役割が記され、

それを実現する方法として、本書では「エキスパート」という表現が用いられています。

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エキスパートの資質?

” だれもがたえず、公私にわたって助けとアドバイスを必要としているのだ ” (p54)

という今の時代背景があり、

” あなたはいまのところまだ自分をエキスパートともグルとも思えないかもしれない。だが実はだれもがそういう存在になれるのだ。心配ご無用。・・中略・・

本書で用いるエキスパート、グルは「人々の成功を手助けする者」、それ以外の何者でもない。・・中略・・

エキスパートになるには、ターゲット客の最大多数を手助けできるように「自分という人間」と「自分が知っていること」を位置づけ、まとめ上げるだけでよい。

そうするだけで、ほぼどのようなことについても、高額報酬をもらえる影響力絶大なエキスパートになれる。” (p19)

と本の対象読者が限定されない事は、本書の大きな魅力といえるものと思います。

分野は異なれど、通る道は変わらない

どのような分野のことであれ、エキスパートとしてのキャリアを歩み出すには、通る道は共通しているとして・・

” まず、人々の人生・生活の価値を高める無料の情報を配信し、次いで、適当なところでこう言う。

「さて、この無料の情報が気に入ったかたは、もっとずっと深く切り込んだプロダクト(またはプログラム)がありますので、よろしかったらお買い求めください」。”  (p66)

この部分、数日前に取り上げた  ・・

>> ラーニングエッジさんで学んだセミナービジネスの極意(初級)<<

の内容と完全に符号しますが、エキスパートを志す入り口として・・

” お金を稼ぐ方法をあれこれ考えるのと同じくらい時間をかけて、世の中を良くする方法を真剣に考えたら、あなたはすぐに信じられないほどの大金持ちになれるだろう ” (p91)

と述べ、現実は

” 世の中で活躍している有名ではないエキスパートも何万といる ” (p59)、

その分野は・・

” 子育て、不動産、マーケティング、人間関係、ビジネス、恋愛、資金運用、キャリア、テクノロジー、精神、信仰・・・・・・ ” (p54)

と様々な分野に及ぶ事。これらのエキスパートにはクライアントが問題に直面した時に現れるとしています。

つまり、自分が直面していない問題にそれぞれエキスパートが居て、自分が直面した問題によっては自分がエキスパートになるチャンスがあると言えますね。

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ポイントは、

” あなたがエキスパートとしていちばん助けたいと思っている人々はだれなのか ” (p123) という事。

また、入り口として誤っていけない事に、

” まずは、ひとつの分野だけに狙いを定め、それをマスターし、人々に分け与えること。”

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つまり、「なんでも屋は目指してはいけない」という事。

「読んで、学んで、やってみましょう」本

と、まぁ本の前半は上記のような具合。ここではキーとなるフレーズを取り上げて自分の理解に準えましたが、

実際、本では実例を交えた多岐にわたるアプローチ法であったり、読者へ向けられた質問から、学びが深化するような仕掛けが成されています。

実践的といえますが、前半だけでも重量感あっただけに、高度化するであろう後半は・・(笑)

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立花岳志さん推奨本『ザ・ミッション』を読んで、原作者から翻訳者へと発展するご縁

2013年4月にプロフェッショナル・ブロガー、作家の立場でご活躍されている立花岳志さんの2日間に及ぶワークショップ(「人生を劇的に変える!2daysワークショップ」)に出た際、

2冊の本を課題本として指定され、そのうちの1冊がジョン・ディマティーニ著の『ザ・ミッション』。直後に一回読了して本の存在は忘れていて・・

今年3月頃であったか、youtubeの無料動画で『ザ・シークレット』を知り、

『ザ・シークレット』の始めの20分間

そこにジョン・ディマティーニが出演していて、クールな語り口で印象に残る指摘が頭に残る。

続きを読む 立花岳志さん推奨本『ザ・ミッション』を読んで、原作者から翻訳者へと発展するご縁

ラーニングエッジさんで学んだセミナービジネスの極意(初級)

 

過日、参加した「これからの時代の成功の秘訣とは?」に関して。主催は「セミナーズ・フェスタ」でアンソニー・ロビンズの初来日で 7,000人弱を集客し、イベントを成功裡に終えた ラーニングエッジ (さん)。

お招きを頂いた段階のメールではアンソニー・ロビンズの舞台裏に焦点を当てたものと思いきや、セミナー開催者向けのコンテンツ紹介で

当初、場違い感を抱きつつも3時間、未知の領域に関して学びを得る事が出来ました。

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セミナーで大事なのはコンテンツと集客

まず、業界の売上調査を行い、セミナー主催者の5社で売上構成比91%を占める優勝劣敗が鮮明な構造。

セミナービジネスにおいてコンテンツ力は大事な事は言うまでもないが、それ以上に大切なのが集客力。

セミナーを運営する上では、集客と収益を分けて考える事が必要。

セミナーで集客を図る上で2つのポイントがあり

1.コンセプト(Unique Value Proposition)

2.マーケティング(αとβ)

因みにセミナーズ・フェスタでは、最終集客数のうち4,365名は募集開始から2週間で捌いたもので、最高額98万円のVIP 30席は10分以内で売り切った。

 

基本に忠実に、細部に魂を込める

もっとも入場料が3,000円であっても、300万円であっても、やる事に変わりはなく、

企画書に下記の12項目を落とし込んでいくのだが・・

1. テーマ

2. タイトル、サブ・タイトル

3. 講師

4. 日程、時間、タイムテーブル

5. 場所(会場)

6.  主催、共催、後援、協賛、協力

7.  想定参加者

8.  告知媒体

9. 中心的なコンセプト(届ける価値、キーワード)

10. 開催の目的

11. 価格

12. オファー、特典

特に、大事なのが「中心的なコンセプト」で、表現一つで売上に大きな変化が生じてしまうデリケートな世界で、同社でも様々な試行錯誤があって現在に至ったとの事。

セミナーズ・フェスタでは、アンソニー・ロビンズを広く一般的に紹介するキャッチコピーの「世界の指導者たちのメンター」の一語を考えるのに4ヶ月の苦しみがあったそうな。

また、値決めに関しても微妙な違い、値ごろ感を出すのは難しく、例えば98万円の席がすぐに売り切れてしまったからといって、更に高い金額で出せば良かったのか?というとそれは違うそうで

この辺りは様々なセミナーに出席して、価格帯に応じた感覚を掴む事が出来ないと内容を数値に落とし込む事は実質的には困難であるとの事。

 

求められる一貫性

セミナー開催の上で、

1.  明確なターゲット

(誰に対して告知するのか?人は「私」にとって価値のある事にしか投資しない。)

2.  圧倒的なバリュー

3.  ベネフィットの証明

(人は、なぜセミナーに参加するのか?というと、どう良くなる?何が得られる?何がなくなる?等のベネフィットがあるから。)

4.  ベネフィットの補強

(今の時代、ベネフィットはコモディティ化しており、ベネフィットを支える特徴が必要。具体的には世界観 / 何の資格があって語れるのか、何であなたじゃなきゃいけないのか、何が特別なのか)

5.  ビジョン、証明

6. 秒殺メッセージ

この6つの一貫性が取れているかが大事。セミナーの参加者は、内容よりも、主催者に共感出来るビジョン、使命、世界観を見ている。

 

表側に在るノウハウ

ここまでが前半で、後半は実践編的な内容に移行し、例えばメルマガを募集媒体として用いた場合、

10万人の購読者が居て、URLがクリックされるのは一般的に0.5%程度(=500人)。そこから3%の申し込みが入って15人の参加者を集めるのが割合的に通常であるそうな。

ここに、ターゲットに合うリストを持っているメルマガ発行者とジョイントしたり、バーター取引をしたり、

或いは、見込み客の獲得(ご興味のある方は優先的に情報をお知らせしますので登録下さい、といった案内)を行なうなど

申し込み率を10倍に高める手法は存在するようで、プロ向けにカリキュラムも用意されているようです。

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「いきなり告白してはいけない」の大原則

もっとも手法そのものの前に、潜在顧客との関係作りが大事で、恋愛に準えて「いきなり告白するような事はしてはいけない」という事で

しっかり時間を掛けて、興味、関心のある人のリストを地道に作っていく事が常道。

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まずは、徹底的に尽くしましょう

こういった事を考えておられる人は情報発信されている方が多い事と推察されますが

まず、無料で出し惜しみなく情報を開示する事。

それを読んでいる人は「タダでこれだけの事を学ばせてくれる」のだからと、そこで、お金を払って得られる情報に興味を抱く事になる。

また、商品に段階(例、①Free: 集客商品 ⇒ ②フロント: 集客期間 ⇒ ③ミドル: 収益商品 ⇒ ④バック: 収益期間)がないと人は申し込めないとして、

最初から儲けようとしないで、バックエンドでモデルを設計するという発想も必要。

 

人は”Give”(与えている事) の質で問われる

というのが、大まかな流れ。セミナー中は概念図、フローチャートが踏んだんに用いられ、体系的理解を得る上で助けられましたが

個人的には日々ブログを書き綴っているものとして、発信している情報の内容に ” Give(ギブ) ” が成立しているか?の視点。

Give は、もともと Give & Take(ギブ&テイク)に相当する前段で使われる事が多かったですが、出版プロデューサーの長倉顕太さんによると

今の時代、Give & Take の発想でいるやつはダメで、とにかくまず相手を勝たせる Give! Give! Give! の精神でいないといった事を力説されており

 

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何より、 Give の質について広く考えを及ばされる機会となりました。

 

「直観」はウソをつかない:『ソース』読了

前々回、取り上げた『ソース』を読了。

>> 「直観」に耳を澄ませていますか?:『ソース』読み途中の中間報告  <<

充実した人生を送るための4箇条

本書の一番の言いたい事である「ワクワク(ソース)」を人生の中心に据えるには・・

① 人生のあらゆる場面において自分が持つワクワクの「すべて」を見つける。

② 発見した「ワクワク」は、ひとつ残らず「すべて」、現在の生活に生かす。

③ 自分がワクワクすることを自分自身や人のために無条件に使う。人のために使うときは、なるべく人知れずこっそりと使う。

④ ①から③まで実行しながら、バランスの取れた生活を目指す。

この4つを実践すれば、充実した人生を送れることは確実です。 (p236)

充実した人生を送る上で・・

” あなたという人間の最高の部分を生かし、それを使って社会に貢献しようと思えば、最大限のリスクを冒す覚悟が必要です。” (p241)

最大限のリスクとは・・

” 自分の住み慣れた世界から少し飛び出してみることであり、慣れた環境の外へ出て冒険することです。

感情的にも、ときにも経済的にも冒険をして、自分にできることをすべて試すことです。自分の力をすべて出しきる覚悟で挑むことです。

そうしたチャレンジに立ち向かうとき、人はリスクを冒していると感じます。 ”

” どこまでやれば自分の最大限の力を出したことになるかは、あなたにしか決められません。そのときの自分にふさわしいリスクの程度を決めるのもあなたです。

自分の心に耳を傾けましょう。内なる声が教えてくれます。他の人に決めてもらうことはできません。あなたほどあなたのことを知っている人はいないからです。” (p242)

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「ワクワク」を生きる事の中心に据えて、最大限の力で立ち向かうと・・

  • 自分が何をしたいのかがわかっているので、まわりの人たちの意見に左右されない。

  • 自分がこの世に生きている意義がわかっているので、困難にぶつかっても大きな視野から問題を捉えることができ、くじけない。いつも平安な心でいられる。

  • 人生で進みたい方向が明確にわかっているので、自分の個性を生かしたユニークな生き方ができる。

  • 自分にぴったり合った仕事や伴侶に恵まれて、毎日が楽しく充実している。

  • ありのままの自分が自然な生き方をしているので、疲れず何の不安もない。

  • 自分の生き方を応援してくれる人たちが自然に集まってくるので毎日が楽しい。(p284-285)

     

ここで、本の結びの部分を迎え・・

” ソースを生きていると、人生そのものが自己発見の旅になります。ひとつのワクワクを実践すると、それが新たなワクワクへとつながり、どんどんと自分の枠が広がって未知の自分に出会います。

夢のまた夢を思っていたことが現実になります。自分の生き方がこれでよいのかと迷うこともありません。 ・・中略・・

進む方向が大切なのであって、どこに到達するかは問題ではないからです。「小さな一歩」があなたを前進させてくれます。 ” (p289)

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まとめ:直観に耳を澄ます心構えに、小さな一歩を踏み出す準備

ここから本の方では「訳者あとがき」(ヒューイ陽子さん)となり、著者のマイク・マクナマスが本が世に出される前の

1999年3月半ばに、病死してしまった事実に言及されており

葬儀では会場に入りきれないほどの人たちが集まって、故人の死を悼んだそうな。

この後に、本が出版された事を考え、また、私が購入した版数を確認すると 26版:2014年2月(初版:1999年10月)とあり、如何に長く読者の支持を得ているかが分かり、

内容の秀でた事は、上記の二点が良く物語っていると思います。

読んだ人それぞれが置かれている状況や最大限の力を発揮する事であったり、本で書かれている内容を実直に行動に移行する事にハードルの高さも感じますが

「心の声(直観)」に耳を澄ませて、「小さな一歩」を踏み出す事は、誰しも ” 決意 “一つですよね。

なお、タイトルに上げた「直観はウソをつかない」(p310) は、本書のプロデュースにあたられた喜多見龍一さんが巻末で寄せられた「ソースという名の列車は、あなたの人生を強力にドライブさせる。」から。