オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:マルコム・ターンブル首相訪日

下記の記事は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」12月17日付の記事を転記したものです。

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マルコム・ターンブル首相訪日

” オーストラリアのターンブル首相は16日、首相に就任後初めてとなる東アジア訪問で、まず18日に日本を訪問すると発表した。

日本を「洗練された特別な戦略的なパートナー」と位置づけ、安倍晋三首相との会談では、焦点となるオーストラリアの次期潜水艦建造や捕鯨問題のほか、日豪経済連携協定(EPA)やアジア太平洋地域の域内支援などでの協力が協議される予定。

また、日本訪問中に、オーストラリアの食品とワインのPRやイノベーション分野での連携など、広い分野で日豪関係の強化を目指す。16日付地元メディアが報じた。

次期潜水艦建造計画にドイツ、フランスと並び応札する日本にとって、捕鯨問題はオーストラリア国内で反日感情を起こしかねないため、両首相の協議に注目が集まっている。

ターンブル首相は、首相就任後20カ国・地域(G20)首脳会合や国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)などで安倍首相と会談を行っているが、今回の訪問で潜水艦建造と捕鯨問題という重要な問題を正式に協議することを重視したとみられる。

アナリストらは、極端に中国寄りだったラッド元首相や日本寄りだったアボット前首相と異なり、中国に対する軍事面における立場を明らかにしつつも自由貿易協定を推進し、その中国より日本を先に訪問することで日本とのパートナー関係を強調するなど、ターンブル首相の公平な外交姿勢を評価している。

今回の訪問では、イノベーション分野での協力強化で、宇宙飛行士の毛利衛氏が館長を務める日本科学未来館も訪れる予定だ。”(NNA.ASIAの記事から抜粋)

首相訪日とは聞いていたものの、公式発表は昨日だったのですね。1日の滞在とすると結構な議題数でデリケートな問題も含まれていますが、趨勢は事務方同士の協議で決まっているのでしょう。

オーストラリア自由党オーストラリア国民党政権の枠組みが変わった訳ではないので、日本寄りとの前任のトニー・アボット首相にノスタルジーを感じるようなことはなさそうです。

政治ニュース的な切り口で言うと、最初の訪問国が日本である点、二国間関係が良好であることの証左といえるでしょう。

 


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