「直観」はウソをつかない:『ソース』読了

前々回、取り上げた『ソース』を読了。

>> 「直観」に耳を澄ませていますか?:『ソース』読み途中の中間報告  <<

充実した人生を送るための4箇条

本書の一番の言いたい事である「ワクワク(ソース)」を人生の中心に据えるには・・

① 人生のあらゆる場面において自分が持つワクワクの「すべて」を見つける。

② 発見した「ワクワク」は、ひとつ残らず「すべて」、現在の生活に生かす。

③ 自分がワクワクすることを自分自身や人のために無条件に使う。人のために使うときは、なるべく人知れずこっそりと使う。

④ ①から③まで実行しながら、バランスの取れた生活を目指す。

この4つを実践すれば、充実した人生を送れることは確実です。 (p236)

充実した人生を送る上で・・

” あなたという人間の最高の部分を生かし、それを使って社会に貢献しようと思えば、最大限のリスクを冒す覚悟が必要です。” (p241)

最大限のリスクとは・・

” 自分の住み慣れた世界から少し飛び出してみることであり、慣れた環境の外へ出て冒険することです。

感情的にも、ときにも経済的にも冒険をして、自分にできることをすべて試すことです。自分の力をすべて出しきる覚悟で挑むことです。

そうしたチャレンジに立ち向かうとき、人はリスクを冒していると感じます。 ”

” どこまでやれば自分の最大限の力を出したことになるかは、あなたにしか決められません。そのときの自分にふさわしいリスクの程度を決めるのもあなたです。

自分の心に耳を傾けましょう。内なる声が教えてくれます。他の人に決めてもらうことはできません。あなたほどあなたのことを知っている人はいないからです。” (p242)

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「ワクワク」を生きる事の中心に据えて、最大限の力で立ち向かうと・・

  • 自分が何をしたいのかがわかっているので、まわりの人たちの意見に左右されない。

  • 自分がこの世に生きている意義がわかっているので、困難にぶつかっても大きな視野から問題を捉えることができ、くじけない。いつも平安な心でいられる。

  • 人生で進みたい方向が明確にわかっているので、自分の個性を生かしたユニークな生き方ができる。

  • 自分にぴったり合った仕事や伴侶に恵まれて、毎日が楽しく充実している。

  • ありのままの自分が自然な生き方をしているので、疲れず何の不安もない。

  • 自分の生き方を応援してくれる人たちが自然に集まってくるので毎日が楽しい。(p284-285)

     

ここで、本の結びの部分を迎え・・

” ソースを生きていると、人生そのものが自己発見の旅になります。ひとつのワクワクを実践すると、それが新たなワクワクへとつながり、どんどんと自分の枠が広がって未知の自分に出会います。

夢のまた夢を思っていたことが現実になります。自分の生き方がこれでよいのかと迷うこともありません。 ・・中略・・

進む方向が大切なのであって、どこに到達するかは問題ではないからです。「小さな一歩」があなたを前進させてくれます。 ” (p289)

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まとめ:直観に耳を澄ます心構えに、小さな一歩を踏み出す準備

ここから本の方では「訳者あとがき」(ヒューイ陽子さん)となり、著者のマイク・マクナマスが本が世に出される前の

1999年3月半ばに、病死してしまった事実に言及されており

葬儀では会場に入りきれないほどの人たちが集まって、故人の死を悼んだそうな。

この後に、本が出版された事を考え、また、私が購入した版数を確認すると 26版:2014年2月(初版:1999年10月)とあり、如何に長く読者の支持を得ているかが分かり、

内容の秀でた事は、上記の二点が良く物語っていると思います。

読んだ人それぞれが置かれている状況や最大限の力を発揮する事であったり、本で書かれている内容を実直に行動に移行する事にハードルの高さも感じますが

「心の声(直観)」に耳を澄ませて、「小さな一歩」を踏み出す事は、誰しも ” 決意 “一つですよね。

なお、タイトルに上げた「直観はウソをつかない」(p310) は、本書のプロデュースにあたられた喜多見龍一さんが巻末で寄せられた「ソースという名の列車は、あなたの人生を強力にドライブさせる。」から。


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