池間哲郎さんに日本の真実の歴史を学ぶ「日本塾」第5回

8月から月一で受講していたアジアチャイルドサポートで代表理事を務めれておられる、池間哲郎さんの真実の日本の歴史を学ぶとの目的が掲げられた日本塾の第五講。

プログラムは年明けの修了式を残すのみで、約2時間の講義は今回が最終。

暑い夏に始まり、台風絡みの天候が複数回に及ぶなど、気象条件に恵まれない事多かったですが、今回初めての晴天。

通い慣れてきた場所、顔馴染みとなりつつあるメンバーに、来て感じる雰囲気等々、程よい感じに包まれての2時間。

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5ヶ月に渡って通った飯田橋駅近くの貸会議室のあるオフィスビルIMG_6556

スリランカについて知っておくべき、忘れ得ざる史実

今回のテーマは、日本の偉人たちとマスコミ報道。講義前半は、いつもの通り、池間さんの活動報告で

舞台はスリランカとインド。両国についての日本の二国間の歴史について語れる人は恐らく少数と思いますが

スリランカは、日本が現在の姿にある事に多大な貢献をした実績を持つ。

それは日本が終戦を迎え、アメリカ、オランダ、フランスなどにより分割統治の形で話が進められていく中、

スリランカの(当時)ジャヤワルダナ大統領(リンク先の内容は講義内容と一致するものではありません)が国連で、

「憎しみは愛で受け容れる」旨の演説を行い、統治の在り方が見直されたという経緯。

当時の吉田茂首相が、スリランカに対して「未来永劫、この恩を忘れない」旨の謝意を伝えたものの

不幸にも、日本人の多くがその史実を知らない状況を招いてしまった。

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学生時代、殆ど学んだ記憶がない日本の近現代史の学びがA4ノートで30ページ超に

インド独立に大きく貢献していた日本

インドはイギリスの植民地時代に長く苦しめられていた折、ガンジーの陰に隠れて、殆どその人物について知られていない

スバス・チャンドラ・ボーズ(リンク先の内容は講義内容と一致するものではありません)と日本の藤原少佐の多大なる功績により、インド独立の道筋を付けたというもの。

これも殆ど報道されなかったものの、9月に日本にインドのモディ首相が来日した際に、

インド国民軍と戦った三隅佐一郎さんを訪問した経緯があったそうで、

普段、身近に感じる事のない両国との間に、忘れる事のない史実があったという真実。

特にスリランカに対する意識は、多くの日本人が変える必要(若しくは各自の歴史認識を確立する必要)がありそうです。

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主催のリアルインサイト代表の鳥内さんと塾長の池間さん

受け身では得られない、導き出すべくの解

後半は、日本史の偉人たちであったり、歴史報道などをはじめとするマスコミの特質であったりについて、池間さんの見解から考える機会を提示して頂く形に。

日本の偉人たちとは坂本龍馬であったり、勝海舟であったり、宮本武蔵であったり。

マスコミの特質については、国民の4分の3が報道を報道の通りに信じてしまう傾向が指摘され、

マスコミの立場を考えて、真実を追求していく事の重要性について言及。

そこに「こうあるべき」といった押し付けは一切なく、あくまで、講義を耳にした各個人の判断に委ねられる姿勢が前提でしたが

確かに話を聞けば、自分で真実について関心を持つ、自分で多面的な立場から真相を突き止めていく事の重要性に意識を及ばされました。

マスコミ報道に引っ張られず、自分で調べた事から結論を出すことは容易ではないですけどね。

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扱うテーマは重かったですが、講義終了後の懇親会を含め雰囲気は和やかに半日

事実に潜む多面性

2時間の講義では、上記が史実、出典と紐付けられ、日本の先人たちが成してきた普段知る事のなかった事柄について、学ぶ機会となりました。

報道に身を委ね、受け身でいるとつい、伝えられたままを事実として認識してしまいがちですが、これは歴史に限った事でなく、伝える人の立場、思惑。

更に踏み込むと、権力を持ったものの意向で、その見解が伝えられてしまうわけですが

常に物事には常に相反する側面があり、一方の立場だけで結論を出してしまう事の危うさは誰もが認識できる事と思います。

当然ではない、多大なる代償の上に築かれた感謝すべき事

講義の最後では、今と時代が違うだけで、農家や商人の普通の人たちが、見返りを求めず、

日本が勝てない事は分かっていながらも、国の未来のために命を捧げた人たちが居た事を忘れてはならない、

といった内容の池間さんの言葉で講座が締め括られ、今、我々が享受している平和は、

先日たちの思いと行動によって与れている事を、今一度、胸に刻まないといけない思いに強く駈られました。

塾開講のの目的の一つに、真実の歴史を学ぶと共に、日本人としての誇りを持って生きる事が上げられていますが、

その意味では学び多き、目を見開かされ他5ヶ月間。

日本人として生を受けた者としては、学んだ事をしっかり消化し、自身の研鑽を積み重ね、伝えていく責務も与えられました。

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