池間哲郎さんに日本の真実の歴史を学ぶ「日本塾」第3回

日本の真実の歴史を学び、「日本を愛し、日本人の誇りを持つ」とのコンセプトで開催されている池間哲郎さん主催の日本塾の講義に参加。

8月に初回を迎えた講座は、今回が2回目。8月は台風が直撃するかのタイミングでしたが、今回も迫り来るという状況・・

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インターネット配信(有料)用カメラの背後から臨んだ講義

 何となく?それともまったく?歴史観の確立を望んで

3回目のテーマは、「日本はなぜ大東亜戦争に突入したのか」。自分もそうでしたが、学生時代に日本史を学んだ多くの人は近現代に来るまでに、年度末となる3月を迎えてしまい

抜け落ちてしまったり、消化不良であったり、という人が多いと思います。自分の場合、進学用に学習塾で暗記中心で対策を講じた覚えがありますが、史実については、人に説明出来るような理解度にほど遠く。

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重いテーマであるがゆえ、講義後に感じる疲労も受講者それぞれのしかかるものがあったようです

懇親会の場で耳にした話しでは、カリキュラムの消化に関して、近現代はデリケートな部分であり、暗黙の了解といった側面もあるとか。

そのような前段階。頭、真っ白にして、池間さんの講義に約2時間、耳を傾け、ペンを走らせていました。

失われた日本人としての誇り

前半は池間さんの活動報告的に、タイで子どもたちが一家の生活を支えるために女子が13歳くらいで街に売られていってしまうという現実や

カンボジアで行なわれた大量虐殺による歴史や15歳まで生きられるのは3名に1名という過酷な現実について知らされました。

何れも日本との関係は良好で、タイは日本が国際連盟から脱退した時に投票を棄権して日本を支持する立場に回ってくれたり、

カンボジアは日本が戦争で敗れた際に、シアヌーク殿下が最も早く支援を打ち出してくれた。

両国をはじめ、実情として日本が感謝される事が多い。日本人が自信、誇りを失った事には、戦争で敗れた事に一因が有る。

迫られた国際社会入り、突きつけられた現実

戦争に至った背景を見る上で、現代の尺度で判断するのではなく、1945年以前の尺度で見る必要がある。

当時は白人帝国植民地主義の時代で、多くの有色人種が虐げられ、虐殺されていた。

1853年のペリー来航、1867年の大政奉還により、否が応でも日本は国際社会の中へ参画するようになった。

アジア諸国では日本とタイだけが独立国で、自国の力だけで独立国としていられたのは日本だけ。

国際社会への参画から日本は欧米列強の植民地政策に愕然とするに至り、特にロシアの脅威は凄く、植民地にならぬよう近代化を急いだ。

動かぬ現実

日清戦争や日露戦争で勝利を経て、世界の五大国としての地位を確立し、1919年のパリ講話会議で、世界で初めて国際会議の場で、人種差別撤廃を提案。

本来、圧倒的多数で可決されるところ、アメリカのウィルソン大統領が、今迄の慣例を無視して「全会一致」を主張したため、否決に追い込まれてしまった。

この事を契機としてアメリカとの間に溝が生じ、日本の満州進出、建国が行なわれるが、国際連盟の場で「単なる侵略行為」と断罪され、国際社会の中で孤立の道を歩む事になり、国際連盟を脱退。

欧米諸国と同様の事をしても、国際社会で理解を得られない事実を突きつけられた。

追い込まれた日本

資源のない日本は資源確保が重要な戦略となるが、このままだと「日本にやられる」、自国の権益が奪われると考えたイギリス、フランス、ロシア等の脅威が迫る。

日露戦争時、資金を拠出してくれた鉄道王ハリマンが満州鉄道の共同経営を持ちかけ、日本は一旦応諾するも

大使である小村寿太郎が拒否して、ハリマンは激怒。アメリカも対日攻撃に舵を切った。

1937年7月29日、通州事件で日本人が大量虐殺された事に日本国民が激怒し、戦線が拡大。日本は孤立無援の状況下、膨大な戦費に疲弊を強いられた。

アメリカの日本叩きは激しさを増す一方で、1941年「在米日米資産凍結」、到底受け入れられない提案「ハルノート」の提示を受ける。

誇りと未来を賭けた残された選択

この間、昭和天皇は幾度も戦争反対の立場で、軍部を諭す事を続けた。日本政府も戦争を回避するべく、譲歩に譲歩を重ね、平和交渉を重ねたが、

最後は日本の誇りと未来を賭けて、戦わざるを得ない決断をしなくてはならない状況を迎えるに至った。

この流れから真珠湾攻撃につながる事になるわけですが、「戦争をしない」公約をしていたF・ルーズベルト大統領が

「最初の一撃を日本に撃たせる」ための執拗ないじめが背後があった。

池間さんの結論は「人種戦争」であったとして、白人社会に立ち向かっていったのは日本だけであったと。

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約2時間の熱弁を振るわれた池間哲郎先生

立場は異なれども、史実の根幹は共有されていた

以上、日本側から見た史実と思いきや、アメリカ人女性学者へレン・ミアーズの「アメリカの鏡・日本」であったり

ハワイにある真珠湾記念館 の解説文「A Gathering Storm(迫りりくる嵐)」に・・

「双方とも戦争を避けたいと願っていたが、真珠湾で激突する事になってしまった」という一文を含む掲示があるようで、多くの日本人が史実と異なる歴史認識が行なわれている現状があるようです。

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A Gathering Storm : 原文と訳文

 先人の思い、受け継ぐべき者たち

以上、モニターに投射される内容を走り書きしたもので、理解が完全でなかったり、表現に配慮した部分はありますが、

今回初めて耳にする内容も多く、特に自分が住んでいる母国の重要な史実が欠落していたり、180℃転換させられるかの講義内容には、

この国で生を受けた者としての自覚が足りていない事実を突きつけられ、今一度、自分なりの歴史観を身につける必要性を実感させられました。

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講義後の懇親会では参加者全員で、池間さんが運営されているアジアチャイルドサポートのNPO法人認可のお祝いを

 


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