おいでやす小田さんの捨てられないモノあれこれに、生涯忘れ得ぬ大事なモノ:『僕はどうしても捨てられない。』読了

おいでやす小田さんの『僕はどうしても捨てられない。』を読了。

サイン本販売のタイミングに乗り遅れそうになったものの

取り置きが出来なかったため電話確認後、ドキドキしながら電車移動〜売場を訪れ、残り2冊となっていたうちの1冊を無事keepの瞬間

検索結果頼りに連絡を入れた所で、残り2冊という在庫状況で入手叶っていた一冊。

本書は

” この本では、家にずっとあるモノについて、僕が「なぜ捨てないのか」をひたすら語っています。”(p.002)

とタイトルから想起される通りの内容で、

” 折りたたみ傘は、10年以上前に鉄道忘れ物市で買ったものをいまだに使ってます。300円でしたね。家の近くでやってたんで、フラッとのぞいたときにケータイの充電コードなんかといっしょに買ったんだと思います。”(p130)

といった具合に数々の小田家に長く鎮座するアイテムが紹介されていきます。因みに、この傘は

” カバーもないし、錆びてきて、ボタンも留められなくなったんで、ホンマはもう捨てたいんです。

・・中略・・

そしたら1年ぐらい前、大阪で仕事をしたときに忘れてきてしまったんです。・・中略・・ もう、めっちゃうれしかったです。「やった!  これでお別れできた!」言うて。

わざと忘れたわけじゃないから、自分の中の言い訳としても成立してる。これはOK、いままでありがとうって、新しい折りたたみ傘を買ったんです。

ところが、新しい傘を買った3日後に、マネージャーから「大阪からお荷物が届いています」ってプチプチに梱包されたものを渡されて。中を見たら、この傘が入ってたんですよ。”(p.130-131)

といった小噺し的な展開があれば、別アイテムでは

” 2013年ごろ、大阪のテレビ番組で朝のコーナーを帯で担当させてもらってたんですけど、その番組が終わってしまって、収入がなくなってしまうということがあって。そんなときに、吉本のある社員がパチンコ営業の司会をやらせてくれたんです。

・・中略・・

僕は1日に2〜3ステージを40〜50回、たぶん100ステージくらいやらせてもらったと思います。それが収入源になったので、当時はホンマにありがたくて。

その司会をするときに、もっと派手なほうがお客さんも集まると社員に言われて、自腹で買ったのがこの金ピカのジャケットなんです。”(p212-213)

というおいでやす小田さんのライフストーリーに絡むお話しも点在。

購入本に書かれていたサイン

フォローしているまでではないものの好きな芸人さんであるおいでやす小田さんの著書、収集癖を持ち捨てられない自覚症状を持つ私としては共感する部分あり、ライフストーリーの断片とも楽しく読み切りました〜


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