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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:消費者、旅行への支出意向が53%急上昇

消費者、旅行への支出意向が53%急上昇

” オーストラリアの消費者の旅行への支出意向が、10月に前月比で53%急上昇したことが分かった。

2大州のロックダウン(都市封鎖)が解除されて以降、消費者支出は感染力の強い新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」の流行以前の水準で堅調に推移しており、今後は旅行関連への支出の勢いが強まりそうだ。10日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の11月直近のクレジットカード利用データによると、旅行とエンターテインメントへの支出は全国的に回復が遅れているが、その他の多くの部門はデルタ株流行以前の支出水準となった。

一方コモンウェルス銀行(CBA)の家庭の支出意向に関する指標は、10月に108ポイントとなり、前月比と前年同月比でそれぞれ6.6%と4.4%上昇。

旅行代理店や航空券、クルーズ船などを含む旅行関連への支出意向が大きく伸び全体をけん引したほか、エンターテインメントも14.7%上昇と好調だった。

会計大手EYのシニアエコノミスト、マクメナミン氏は「支出指標のほかに企業景況感・信頼感も好調で、国内経済はデルタ株流行による低迷から回復していることが示唆されている」と評価。

ただ、需給のひっ迫や原料コストの高騰など、この先の復興に課題は多いとした。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:2021年10月の企業破綻、コロナ前下回るも今後増加か

2021年10月の企業破綻、コロナ前下回るも今後増加か

” オーストラリアで10月に破綻した企業は258社だったことが、オーストラリア証券投資委員会(ASIC)の暫定統計で分かった。

ロックダウン(都市封鎖)の影響を受けた東部州でも新型コロナウイルス流行前の水準を下回っており、政府支援が多くの企業の事業存続に貢献しているとみられるものの、破綻が増えるのは今後との見方も出ている。8日付オーストラリアンが伝えた。

州別の破綻件数はニューサウスウェールズ州が83件で最多だったが、前年同月の132件、2019年10月の346件を大きく下回っている。ビクトリア州は78件、クイーンズランド州は47件、西オーストラリア州は29件などとなった。

法律事務所クレイトン・ユッツの事業再建・破産部門を統括するサッカー氏は、企業の多くは依然新型コロナ関連の各種支援や優遇策の恩恵を受けているとし、来年1月頃から破綻が増える可能性があると述べた。

さらに政策金利の引き上げを念頭に、融資各社からの返済圧力が強まるとの見方も示している。

業界関係者らは、観光やホスピタリティー業界の破綻が目立つことや、管財人管理下に入らず事業を閉鎖する業者が増えていることも指摘している。

■優遇策や法改正が奏功=財相

財務省とオーストラリア国税局(ATO)の調べによれば、9月末までの1年間で管財人管理下に入った企業は4,219社と、2年前の同期間と比べ40%減少した。

また、昨年度の企業数は前年度比4%増加した一方、廃業した企業数は4.6%減少した。

フライデンバーグ財務相は、新型コロナ下での現金支援や各種優遇策、破綻法改正などにより、懸念された中小企業の破綻増が回避できたとしている。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラビーズ、スコットランド代表に競り負ける

ワラビーズ、スコットランド代表に競り負ける

” ラグビーテストマッチが7日、英エディンバラのマレーフィールド(Murrayfield)で行われ、スコットランドは15-13でオーストラリアに勝利。

途中出場で代表デビューを果たしたユアン・アッシュマン(Ewan Ashman)が見事なトライを決め、相手のテストマッチ連勝を5で止めた。

試合はハミッシュ・ワトソン(Hamish Watson)が前半唯一のトライを決めたスコットランドが7-3とリードして折り返したが、オーストラリアも後半開始すぐの一人少ない時間帯に、ロブ・レオタ(Rob Leota)のトライで逆転に成功した。

それでも、激しいぶつかり合いが頻発したシーソーゲームは、その後再びスコットランドに流れが行き、サイドで素早い動きを披露した交代出場のアッシュマンがコーナーへのトライを決めた。

その後はオーストラリアがジェームズ・オコーナー(James O’Connor)のペナルティーゴール(PG)で13-12と再逆転に成功したが、スコットランドも残り11分でフィン・ラッセル(Finn Russell)がPGを決めてまたしても試合をひっくり返し、満員の観客を沸かせた。

そのまま試合を締め、オーストラリアとの激戦を制したスコットランドは、次週末にW杯(Rugby World Cup 2019)王者の南アフリカとマレーフィールドで対戦する。

スコットランド主将のスチュアート・ホッグ(Stuart Hogg)は、動画配信サービスのアマゾン・プライム(Amazon Prime)に対して「満員のマレーフィールドは実に素晴らしかった。僕にとって、ここでの勝利ほど気持ちのいいものはない」とコメントした。

前週のトンガ戦にも60-14で大勝しているスコットランドだが、ホッグはこの後待つ南アフリカ戦と日本戦に向けて「みんなにも、仕事はまだ半分終わっただけだと言ってある」と話し、「2試合で2勝できたから、この勢いを来週につなげていきたい」と意気込んだ。”(出典:JIJI.COM, AFPBB News via Yahoo! JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:深刻な人手不足、給与跳ね上がり予想

深刻な人手不足、給与跳ね上がり予想

” 国内の技術者不足を背景に、雇用者は今後、労働者に対し給与の引き上げを行うか、新しい労働者を獲得するために巨額の給与パッケージを用意せざるを得ない状況であることが分かった。

特にテクノロジー、財務、ビジネスサポート、マーケティング業界で大幅な給与の引き上げが期待できるという。

給与が増額されるのはホワイトカラーだけでなく、ホスピタリティーやマクドナルドなどのファーストフード・チェーンでも期待できるようだ。

ウールワースやコールズ、ウェスファーマーズは、クリスマスの繁忙期を前に約2,500件の求人広告を出していることが分かっている。

一部の人事採用者によるとサイバーセキュリティ―、データ分析、経済犯罪などの分野で、給与額が6~8万ドルから28万~30万ドルに跳ね上がるという。

また、ホスピタリティー業界は向こう2週間で求人数が全国で10万件に急増し、時給が50ドルに達する場合もあると指摘している。”(出典:JAMS.TV

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:貴重な生態系を破壊する野生の馬1万頭以上の処分決定

貴重な生態系を破壊する野生の馬1万頭以上の処分決定

” オーストラリアは高山地帯の面積が大陸全体のわずか1%しかなく、他の地域では見られない固有種や絶滅危惧種が多く生息しています。

しかし、そんなオーストラリアの高山地帯では外来種である馬が急速に繁殖しており、高山地帯の生態系に大きなダメージを与えています。

そのため、オーストラリアでは野生の馬1万頭以上を殺処分するか別のエリアに移動させる計画が立てられていますが、この計画を巡って大きな議論が巻き起こっています。

Australian Alps National Parksによると、2014年から2019年までの5年間にわたって行われた航空調査で、オーストラリアには野生あるいは放し飼いの馬が2万5,000頭以上生息していることがわかったそうです。

これらの馬の大部分は、オーストラリアのニューサウスウェールズ州・ビクトリア州・オーストラリア首都特別地域の3州が交わる場所に広がる高山地帯に生息しているとのこと。

急速に繁殖する馬により、オーストラリアの高山地帯は自然破壊の脅威にさらされています。

特に被害が大きいのは1万4,000頭もの馬が生息するニューサウスウェールズ州のコジオスコ国立公園で、同国立公園の野生生物局が2021年10月1日に発表した計画案では、公園内に生息する野生馬の数を3,000頭まで減らすことを目標としています。”(出典:GiGAZINE via livedoor NEWS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:サンゴ保護へ排出削減を。温暖化の難逃れは2%だけ

サンゴ保護へ排出削減を。温暖化の難逃れは2%だけ

” オーストラリア研究機関のARCサンゴ礁研究所は5日、同国東岸に広がる世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフで、体内から藻類が抜ける「白化現象」の難を逃れたサンゴ礁が、過去二十数年間で全体の2%にすぎなかったとの研究成果を公表した。

地球温暖化に伴う異常気象が影響しているという。担当したテリー・ヒューズ教授は世界の気温上昇を産業革命前よりも1.5度に抑えることができれば「サンゴ礁として機能する」と説明。

英国で開催中の国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)を踏まえ、温室効果ガスの排出削減に向け「失う時間はない」と訴えた。

サンゴは海水温の上昇などで白化現象が起きると、体内から共生する藻類がいなくなり、長期化すれば死滅する恐れがある。

約35万平方キロと日本の国土に匹敵する広さがあるグレートバリアリーフでは、当時は「最も暑い1年」だった1998年に初めて白化現象が発生。

これまでに大規模な白化が5回発生したが、近年は頻発しており懸念が高まっている。

研究によると、2016、17、20年に起きた深刻な白化現象によって全体の8割のサンゴ礁が少なくとも一度は打撃を受けた。

過去に白化現象に見舞われたサンゴ礁は、白化への耐性が高まることも分かった。

ただ研究所は、白化からの回復には時間がかかるとし「気候変動を抑制する行動が重要だ」と分析している。”(出典:JIJI.COM via Yahoo! JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:2021年第3四半期の小売売上高、ロックダウンが響き前期比-4.4% 

2021年第3四半期の小売売上高、ロックダウンが響き前期比-4.4%

” オーストラリア統計局が4日発表した第3・四半期の小売売上高は、インフレ調整後で前期比4.4%減の853億豪ドル(636億5,000万ドル)だった。

新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)に伴い、シドニーとメルボルンで店舗が閉鎖されたことが響いた。

現在は、ワクチン接種が進展し、経済活動が再開している。 市場予想は4.6%減だった。

第3・四半期の豪経済は大幅なマイナス成長となった可能性が高いが、その後の行動制限解除を受け景気が急ピッチで回復する兆しが出ている。”(出典:REUTERS via Yahoo! JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:エマニュエル・マクロン大統領、スコット・モリソン首相に不満吐露

エマニュエル・マクロン大統領、スコット・モリソン首相に不満吐露

” フランスのマクロン大統領は31日、オーストラリアが米英の支援を受けて原子力潜水艦の配備を決め、フランスと進めていた潜水艦開発計画を破棄したことについて、モリソン豪首相が「嘘をついた」との認識を示した。

潜水艦問題を受けて冷え込んだ豪仏関係は、修復の糸口が見えないままだ。

マクロン氏は20カ国・地域首脳会議(G20サミット)が開かれたローマで、記者団から「モリソン氏が嘘をついたと思うか」と問われ、「思うのではない。私は知っている」と答えた。

また「主権に基づく選択は尊重するが、同盟国や友好国には敬意を払うべきだ。今回の交渉ではそうはならなかった」と豪側の対応に不満を示した。

モリソン氏はその後の記者会見で、仏企業が開発していた潜水艦は「我々の戦略的な利益とは合致しないと(仏側に)明確に示した」と反論した。噓をついたとのマクロン氏の主張は「受け入れない」と強調した。

2国間の関係改善は進んでいない。仏大統領府によると、マクロン氏とモリソン氏はG20直前の10月28日に電話協議した。

マクロン氏は「豪州の一方的な決定で2国間の信頼関係が崩れた」と指摘し、関係再構築のためには「豪側が具体的な行動を提案する必要がある」と述べた。”(出典:日本経済新聞

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