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伊東潤さんが描いた徳川家康の悲願と豊臣秀頼の生きざま:『家康と淀殿 一睡の夢』読了

作家 伊東潤さんの『家康と淀殿 一睡の夢』を読了。

年初(2023/1/10)開催された ↓

<< 2023年1月15日投稿:画像は記事にリンク >> 伊東潤さんの言葉から感じてきた徳川家康:『一睡の夢 家康と淀君』刊行記念 伊東潤さん トーク&サイン会 参加

本書刊行記念トーク&サイン会で入手していた著書。

悲願と生きざまと

満を持して手に取った本書の概要は

” 政治の中心が徳川家に移行したとはいえ、豊臣家中には淀殿(茶々)をはじめとして、復権を図ろうと、虎視眈々と時を待っている者が多くいる。

それを抑えていくためにも、家康は自らが権限を放さず、また長命を保っていかねばならないと思っていた。”(p111-112)

というご時世下、

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筒井康隆先生と蓮實重彦さんの対談、批評、書簡による交差:『笑犬楼vs.偽伯爵』読了

筒井康隆先生と蓮實重彦さんの共著『笑犬楼vs.偽伯爵』を先週末(2023/3/5)読了。

筒井康隆先生のサイン入りを入手出来る機会を捉え

購入時の画面をスクリーンショット *画像は一部加工

入手していた著書。

遠からずも近からずの距離感から

本書は

 まえがき 筒井康隆

 I  対 談  同時代の大江健三郎

  II 批評  『伯爵夫人』論/『時をかける少女』論

      筒井康隆  情欲と戦争

      蓮實重彦

 III 往復書簡    笑犬楼vs.偽伯爵

 あとがき   蓮實重彦

と章立てされ、

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明石市長・泉房穂『社会の変え方』刊行記念サイン本お渡し会 〜日本の政治をあきらめていたすべての人へ〜 参加記

(2023年)2月を迎え早々、紀伊國屋書店新宿本店で開催された

2022年12月に開催された落合陽一さん以来の紀伊國屋書店新宿本店イベント

「『社会の変え方』刊行記念 明石市長・泉房穂氏お渡し会 〜日本の政治をあきらめていたすべての人へ〜」に参加。

イベント対象書籍『社会の変え方』を出版された泉房穂市長については最初(2017年6月)職員への暴言が報じられその存在を知り、次第に背景が明らかとなり、取り組まれている改革に目が行くようになったことに、15年ほど前、明石市内に計2週間弱滞在してフィールドワークを行なっていた過去もあり、足を運ぼうと思った次第。

積み上げた実績と、注目されるこれから

集合時間に間に合わず、開演後お一人目の方と対応されている時に会場入り。

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【プロレス本大賞2022】『闘魂と王道 昭和プロレスの16年戦争』敢闘賞受賞記念スペシャルトークショー 鈴木みのるから見た昭和の「闘魂と王道」参加記

今週(2023/1/27)は秋葉原の書泉ブックタワーで開催された【プロレス本大賞2022】敢闘賞受賞記念イベント「闘魂と王道 昭和プロレスの16年戦争」敢闘賞受賞記念スペシャルトークショー 鈴木みのるから見た昭和の「闘魂と王道」と、題されたトークイベントに参加。

2023年2回目のイベントは久々で書泉ブックタワー9Fへ

スペシャルゲスト鈴木みのる選手の登壇を知り、期日が迫った中でイベント参加券を入手していた経緯。

アントニオ猪木 by 鈴木みのる

本イベントは、昨年9月に出版されたプロレス・格闘技ライター堀江ガンツさんの著書『闘魂と王道  昭和プロレスの16年戦争』が書泉のプロレス本大賞敢闘賞受賞を記念して開催。

イベントは盾の授与式からスタート

話しは、鈴木みのる選手が小学生の頃、最初は嫌っていたプロレスをテリー・ファンクきっかけで興味を抱くようになり、

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伊東潤さんの言葉から感じてきた徳川家康:『一睡の夢 家康と淀君』刊行記念 伊東潤さん トーク&サイン会 参加

今週(2023/1/10)は、八重洲ブックセンターで開催された

出典:八重洲ブックセンター ウェブサイト(画像はイベント情報にリンク)

『一睡の夢 家康と淀君』刊行記念 伊東潤さん トーク&サイン会 に参加。

伊東潤さんの書籍は、直近では昨年(2022年)夏に ↓

<< 2022年8月3日投稿:画像は記事にリンク >> 伊東潤さんが描いたねぶた祭に魂込めた兄妹の軌跡:『修羅奔る夜』読了

『修羅奔る夜』を読んだところまでで、これまで計7冊。

1冊目の ↓

<< 2021年4月24日投稿:画像は記事にリンク >> 伊東潤さんが描いた、古代日本に理想国を造り上げた者たちの軌跡:『覇王の神殿 日本を造った男・蘇我馬子』読了

『覇王の神殿 日本を造った男・蘇我馬子』を手に取った時期が感染症拡大の最中で、冊数を重ねる過程で「あれば行きたい」と思っていた伊東潤さん登壇イベントに初参加。

1頁目に入る前の助走

当日の展開から時間のやり繰りが効かず、無念ながら出だし15分ほど遅れましたが・・

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青山繁晴議員が覚悟を持って四半世紀の封印を解いた『夜想交叉路』刊行記念 ミニトーク&サイン会 参加記

曇天の冴えない空模様下、正午前から八重洲ブックセンターを目指し、

日曜午後から開催の青山繁晴議員ミニトーク&サイン会

青山繁晴議員の『夜想交叉路』刊行記念 ミニトーク&サイン会へ。

情報解禁に出遅れ、残り数席で察知し滑り込めたイベントでしたが、青山繁晴議員登壇イベントへの参加は

<< 2022年7月24日投稿:画像は記事にリンク>> 『ぼくらの選択』雄志篇、虎穴篇、天命篇 刊行記念 青山繁晴議員サイン会 参加記

↑(2022年)7月以来。

並々ならぬ覚悟で世に放たれた作品

今回の対象書籍『夜想交叉路』は、『平成紀』『わたしは灰猫』に続く小説で、完成当時は文学新人賞の候補作に上げられたそうな。

約25年間眠っていた作品を、編集者の扶桑社 田中亨(すすむ)さんの求めに応じ、

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京極夏彦さん、多田克己さん、村上健司さん、黒史郎さんが焦点を当てた数々の仰天民話『ひどい民話を語る会』読了

京極夏彦さん、多田克己さん、村上健司さん、黒史郎さんによる共著『ひどい民話を語る会』を読了。

先月(2022年11月)初めに参加したイベントで↓

<< 2022年11月3日投稿:画像は記事にリンク >> 京極夏彦さん、多田克己さん、村上健司さん、黒史郎さん登壇イベント「帰ってきた、ひどい民話を語る会」参加記

会場売りされサイン目当てに購入していた著書。

文学にならざるに分類された・・

本書は

” よくできた話は文書化され、さまざまな文学になりました。

そうでもない話 ー 爺ちゃん婆ちゃんの適当な話は、民俗学者に採集され、分類されました。

・・中略・・

聞き手を喜ばせるためなら、爺婆のサービス精神はどんどんエスカレートしていくんです。

結果的に取り返しのつかないものが生まれたりもします。囲炉裏端にはコンプライアンスもポリティカル・コレクトネスもないんです。そしてー。

ひどい民話が誕生するんです。”(p10-11)

という背景から、民話に精通されている?既述の四方によって不可思議、意図不能といった民話の数々が紹介されているもの。

「ひどい」の文言がタイトルに冠されたのは

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深川お化け縁日 2022秋の陣に行って深川で思い出に残るひと時を過ごしてきた

11月最後のよく晴れた日曜日、月初目の頃にTwitterであれやこれやと検索をかけている際、「こんなのあるんだ〜」と

出典:世界妖怪ショップ目目連 店長。Twitter(画像はTweetにリンク)

興味を持った、深川お化け縁日にお出掛け。

土地勘ないエリアながら「天気が良いし」と錦糸町駅からてくてくと歩いていき、途中、道に迷いながらも、やがてお祭りらしき雰囲気醸している場所に到達。

よ〜やくたどり着いた深川資料館通り商店街沿いで開催の 深川お化け縁日会場

足を踏み入れていけば、内心期待していた京極夏彦さんのご来場に & 参加者向けイベントに順番待ちの列が・・

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