「book」カテゴリーアーカイブ

井戸田潤さんに学ぶ趣味を極めていくことで得られしこと:『ハンバーグ師匠のモトライフ』読了

ハンバーグ師匠でお馴染み井戸田潤さんの『ハンバーグ師匠のMoto Life』読了。

読了といってもヴィジュアル主体70ページ程度のフォトエッセイで、読み始めから最終頁までサクッと。

「水曜日のダウンタウン」出演で話題になった直後のイベント開催。

(2023年)11月初旬に開催された井戸田潤さん/ハンバーグ師匠に会える本書発売記念イベントで入手していた経緯。

内容は、タイトルに掲げられたモトライフの通り、

続きを読む 井戸田潤さんに学ぶ趣味を極めていくことで得られしこと:『ハンバーグ師匠のモトライフ』読了

くりぃむしちゅー上田晋也さんが振り返った若さ迸った20代、恥ずかしさと向き合った日々:『赤面 一生懸命だからこそ恥ずかしかった20代のこと』読了

くりぃむしちゅー 上田晋也さんが、親元の熊本を離れ上京したあたりの頃からお笑いの道に身を投じた20代の日々を綴った『赤面  一生懸命だからこそ恥ずかしかった20代のこと』を読了。

本書は、直近10年(2021年2月 出版)に焦点を当てた

<< 2021年3月20日投稿:画像は記事にリンク >> くりぃむしちゅー 上田晋也さんが振り返った非成長の?!40代:『経験 この10年くらいのこと』読了

『経験  この10年くらいのこと』、そこから遡り

<< 2022年5月14日投稿:画像は記事にリンク >> くりぃむしちゅー上田晋也さんが振り返った「あっ」という間に過ぎ去った密度濃過ぎの30代:『激変 めまぐるしく動いた30代のこと』読了

30代を振り返った『激変  めまぐるしく動いた30代のこと』に次ぐ第3弾.-

タイトルに偽りなしの笑撃

序盤はさら〜っと読み進めていった感じが、

” 21歳の5月、芸人活動を始めた。高校時代に芸人になろうと決めていた。ただその頃は「笑わせたいんであって、笑われるのはまっぴらゴメンだぜ」と考えていた。

じゃあどうすれば笑われないか?  偏差値の高い大学に行って、元来はインテリであることを証明すれば、笑われないのではないか、と考え、ならば早稲田に行こう、と決めた。”(p27)

と進学した早稲田大学入学直後、

” 最初に言ってみたサークルの新歓コンパ。私はかましにかました。新歓コンパの幹事や進行を務める3年生や4年生を次から次にイジりまくり、その場の笑いをかっさらっていった。

最初は「全身にギブスでもしてんの?」というくらいカタくなっていた新人たちも、同級生の私が自由に振る舞い、ガンガン笑いを取っているさまを見て、「東京最高!」という表情で、明るい大学生活を描き始めたように思われた。

2時間近く経ってそろそろお開き、一人2000円ほどの会費を徴収し始めた頃、幹事の3年生が「ちょっと来てくれる?」と私を手招きした。”(p31)

と元来人見知りを自認する上田晋也さんを待ち受けていた衝撃の展開(ループ)から俄然本文に引き込まれる力が強まり、以降

続きを読む くりぃむしちゅー上田晋也さんが振り返った若さ迸った20代、恥ずかしさと向き合った日々:『赤面 一生懸命だからこそ恥ずかしかった20代のこと』読了

泉麻人さんが振り返った懐かしき熱かったあの頃:『昭和50年代東京日記 CITY BOYSの時代』読了

一週間前に、中間記 ↓

<< 2024年1月15日投稿:画像は記事にリンク >> 泉麻人さんが振り返った懐かしき熱かったあの頃:『昭和50年代東京日記 CITY BOYSの時代』中間記

をアップロードした泉麻人さんの『昭和50年代東京日記 CITY BOYSの時代』を読了。

中間記後に読み進めた後半で印象的であったところは、

” ♬A地点からB地点まで〜

ロックンロールのリズムにのせて始まるこの歌は、ぼんちが定番にしていたテレビ朝日の昼のワイドショー「アフタヌーンショー」(「笑ってる場合ですよ!」の裏番組でもある)の「事件ルポ」のコーナーのパロディをベースにしたものなのだ。

彼らのネタの歌に出てくる「川崎さん」と「山本さん」は、司会の川崎敬三とレポーターの山本耕一のことで、始終険しい顔つきをして「そうなんですよ、川崎さん」「犯人はこのA地点からB地点へ移動して・・・」なんてことをボードの地図をペンで指しながら受け手の川崎に開設する山本の語り口が評判を呼んだ。”(p213)

の一文に、ヒットした当時のことは覚えていたけれども背景は入っていなかったザ・ぼんち「恋のぼんちシート」に、

続きを読む 泉麻人さんが振り返った懐かしき熱かったあの頃:『昭和50年代東京日記 CITY BOYSの時代』読了

泉麻人さんが振り返った懐かしき熱かったあの頃:『昭和50年代東京日記 city boysの時代』中間記

昭和に、街歩きに、サブカルチャー等々、多数の専門を持つ泉麻人さんが

” 昭和30年代とか40年代とか、あるいは西暦の1960年代、70年代・・・と、10年区切りの時代風俗論のようなものはこれまでにも書いてきたけれど、「昭和50年代」という括りのものはまだやっていない。

昭和も40年代後半になると、西暦の70年代で切る方がぐっと優勢になって、次は80年代に行ってしまうので、昭和50年からの10年を「こういう時代でした」とまとめる機会は少ない。

とはいえ、個人的に昭和50年代の幕開けは鮮やかな変わり目の感がある。”(p6)

といった着想からまとめられた『昭和50年代東京日記 city boysの時代』を読み始め、全40回あるうちの  22 「クリスタル」の衝撃とミーハーチックの連載コラム まで読み終えたので、今回は前半(1〜20)のおさらい。

(2023年)11月開催の田村淳さん『超コミュ力』発売記念イベント芳林堂書店を訪れた際、イベント開始までの時間潰しで店内を回遊していた際、

通算11冊目となる泉麻人さん本

本書サイン本に遭遇し購入に至っていた次第。

既述の泉麻人さんの一文にある通り、私自身多感な時期を過ごしていながら昭和50年代という区切り方はせず、もっぱら(括る機会あれば)80年代という意識でいて

続きを読む 泉麻人さんが振り返った懐かしき熱かったあの頃:『昭和50年代東京日記 city boysの時代』中間記

田村淳さんが説く好きな人だけに好かれるコミュニケーション:『超コミュ力』読了

お笑い界にとどまらず幅広いジャンル、メディアで存在感を発揮されている田村淳さんの『超コミュ力』を読了。

タイトル末尾に「力」と入った著書はあまり気乗りがしないものの購入に至ったのは

2023年11月に高田馬場駅前の芳林堂書店で開催された『超コミュ力』サイン本お渡し会&ツーショット撮影会

(2023年)11月上旬に開催された本書発売記念イベントに参加したく思ってのこと。

本書は、

“「自分はコミュニケーションが苦手」は単なる誤解だった。

そのことを、あなたに気づいてもらうためにこの本は生まれました。”(p5)

と本を開いたところの「はじめに」で出版経緯について説明があり、本編では

続きを読む 田村淳さんが説く好きな人だけに好かれるコミュニケーション:『超コミュ力』読了

徐々に穏やかさを取り戻している年始に並びし、2023年11月購入積読4冊

(2023年)12月下旬に積み上がっていた2冊

(画像右端、京極夏彦『鵼の碑』は一旦、購買記録)を感じ良く年初に読み終え、新たに積み上がりし

l to r(上段):田村淳『超コミュ力』, 上田晋也『赤面』, 井戸田潤『ハンバーグ師匠のMoto Life』(下段)泉麻人『昭和50年代東京日記:city boysの時代』

2023年11月購入積読4冊。

お笑い度高き書籍群、すべてサイン本でイベント参加で2冊、参加時の余波で1冊、ネット通販で1冊という購買経緯。

11月月初に開催されたハンバーグ師匠ことスピードワゴン井戸田潤さんの『ハンバーグ師匠のMoto Life』は70ページ程度のムック本につき、軽やかな向き合いになるものと思いますが

続きを読む 徐々に穏やかさを取り戻している年始に並びし、2023年11月購入積読4冊

村上健司さん、多田克己さん、編集Rさんのイライラと楽しさ伝わる痛快妖怪探訪記:『それいけ! 妖怪旅おやじ』読了

ライターでお化け友の会世話役 村上健司さんと、作家&妖怪研究家 多田克己さんによる共著『それいけ!  妖怪旅おやじ』を年末年始を跨いで読了。

昨年(2023年)10月末に開催された刊行記念トークショー時、

<< 2023年11月3日投稿:画像は記事にリンク >> 京極夏彦さんの進行で多田克己さん、村上健司さんのお化け/妖怪の痕跡を辿る話しを和やかに聞いてきた:刊行記念トークショー『それいけ! 妖怪旅おやじ』舞台裏を語る!参加記

購入していた著書。

内容は、

” 本書を簡潔に表すと、妖怪好きな三人のおやじが妖怪にまつわる場所を訪ね、そこで怒ったり驚いたり喜んだりしている様子を記録したもの ー といえるだろうか。”(p. 二)

というもので、『怪と幽』誌での連載が加筆修正され全十四回に及び

続きを読む 村上健司さん、多田克己さん、編集Rさんのイライラと楽しさ伝わる痛快妖怪探訪記:『それいけ! 妖怪旅おやじ』読了

夏井いつきさんと奥田瑛二さんが語った正岡子規の世界観、そして俳句の醍醐味:『よもだ俳人子規の艶』読了

俳人 夏井いつきさんと俳優であり映画監督である奥田瑛二さんが

” 俳句を愛する愛する者同士、子規について語り合おうという企画 “(p6)

から三夜に及ぶ対談が書籍化された『よもだ俳人子規の艶』を読了。

(2023年)10月に開催された

<< 2023年10月16日投稿:画像は記事にリンク >> 俳句の奥深さの一片を感じてきた 夏井いつきさん&奥田瑛二さん『よもだ俳人子規の艶』発売記念トーク&サイン本お渡し会 参加記

発売記念イベントの対象書籍として入手していた著書。

当初、

続きを読む 夏井いつきさんと奥田瑛二さんが語った正岡子規の世界観、そして俳句の醍醐味:『よもだ俳人子規の艶』読了