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イメージした未来を現実と認識し続ける事で願いは叶う:『イメージは物質化する』読了

『イメージは物質化する』を読了。4日にわたって断続的な読みでしたが、先が楽しみで根を詰めて読んだ感じになり、読了後は寂寥感のような感覚も(笑)

>> イメージし、信念を宿し、ブレない事:『イメージは物質化する』その弐  <<

>> 心の目で見るものが現実になると知るビジョナリーパーソンの時代:『イメージは物質化する』その参  <<

では、昨日の続きで「第8の法則」から・・

第8の法則

紙一重の差、と題され、「紙一重」とは失敗と成功の事。「差」とは・・

” ある人は計画を立てるだけで終わりますが、ある人はその計画を実行します。

ある人は目標達成にあと一歩のところであきらめ、ある人は達成します。

ある人はチャンスを認識するだけで、ある人はそのチャンスをものにします。” (p215)

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” あなたの知る成功者たちとあなたは、与えられているもの、備わっているものすべてが平等です。唯一違いがあるとすれば、それは何を成したかにすぎません。” (p217)

” 成功するためにしなければならないことは、必ずしも今あなたが考えているものであるとはかぎりません。ただ、それが何であろうと、あなたには何事をも実行に移す能力が備わっています。

ただ、人それぞれが置かれている環境は異なるので、その人ごとにやるべきことが異なるのは事実です。

あなたがやるべきことは、いずれあなたにも分かる日がやってきます。

重要なのは、その日が訪れ、人生の成否を分ける紙一重の違いが判明したとき、自分がそれを必ずやり遂げてみせると、今この場でコミットすることです。 ” (p218)

で、ここで試されるのが・・

” あなたに成功をもたらす鍵は、あなた自身の「忍耐力」です。何かをはじめて、困難にぶつかったときには、忍耐強くあきらめずに乗り切ること、それが紙一重の差となります。 ” (p233)

章の締め括りは、読者への問いかけで・・

” あなたの人生と仕事で、「紙一重の差」をもたらすものは、何があるでしょう? ” (p236)

第9の法則

プラス思考と章で、冒頭で・・

” 車のバックミラーを見るように過去を振り返る人生を送っているかぎり、決して物質的な富を手に入れることはできません。

しかしかし、多くの人がこの過ちを犯してしまっているのも事実です。

わたしたちは現在に生きているのですから、過去のことなど忘れるべきです。 ”  ⇒  “(これまで偉業を成した人たちは皆、将来のビジョンを持っていました) すでに起こってしまった過去ではなく、これから起きることに目を向けて、そのビジョンを実現したのです。” (p241)

” 現状はいかなる状態であろうと、あなたはこれまでに経験したことがないようなすばらしいことを想像することはできます。

そして、イメージできればこそ、そのイメージを未来に実現させることが可能になるのです。” (p243)

ここで、読者の人生に対しての問いかけがあり・・

” あなたはこれまで、自分を含め周りの人たちの人生をよりよくするために、自分が持つ本来の潜在能力をどれくらい活用してきたでしょうか?” (p244)

出来ていなかったとすれば、まず・・

” もともと備わっていた真の能力を生かして、すばらしいイメージで心のスクリーンを満たすのです。それらのイメージが、あたかもすでに実現しているものとして確信し、期待するのです。” (p247)

多くの人が過去にとらわれて生活しているように見受けられるとして・・

” ある意味、過去はあらゆる生命の終わりの場所といっていいでしょう。しかし、残念なことに九五%の人が九五パーセントの時間を、過去にとらわれて過ごしています。” (p248)

” 過去(実績・経験)を重んじる思考パターンでは、他者がすでにやったことにしか目がいかず、視点が限定されるため、人生で得られるものも限られたものになってしまうのです。” (p258)

あるべき姿は・・

” まっすぐ前を向き、自分に何ができるか、どんな人間になりたいのかをのびのびとイメージし、、それらの壮大な思念で意識を満たしましょう。

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そして、意識が向けられている方向にしっかりと注意を向けてください。そうすれば自動的にあなたの人生は、そこに向かって進んでいくのです。” (p249-250)

” 人生のパターンを変えるには、明るい未来を心に描き、それが実現した後の状態を明確にイメージすることです。” (p251)

第10の法則

いよいよ最後となる章は「捨てる」。何が述べられているかというと・・

” あなたの身の回りに、気に入らないものがあるのであれば、それを手放してください。そうすれば、あなたの欲しいもののためのスペースができます。

この「空白の法則」は、あなたの人生のいろいろな面に適用できることです。” (p276)

” あなたが心から欲しいもののためにスペースをつくることです。豊かになるための空白の法則のポイントは、新しいものを受け入れる前に、そのためのスペースを用意すること。

もう一つ注意するポイントがあります。不要のものを処分するときに、それを売却せずに、ただ手放すようにしてください。古本を買い取ってもらうのではなく、そのまま破棄または寄付するということです。”(p277)

” 古い物を売ってしまえば、それであなたが手にするのは、古くなった物に対するわずかなお金です。それを受け取ってしまえば、もう他に受け取るものはなくなり「空白の法則」の効力も消えます。” (p278)

この事は何が説明されているかというと・・

” 「与えることは、実は受け取ること」” (p277)

であるから。更に重要な事として・・

” どんなに与えすぎても、与えすぎるということはありません。そして、与えると、必ずその見返りとして何かを受け取ることになります。

同じ相手からその見返りを受け取ることはめったにありませんが、水が上から下に流れるがごとく、それは確実に起こります。” (p278)

この事は物質に限らず、精神面でも同じとの事で

” 新しいアイデアを求めるのなら、古いアイデア(考え・価値観)を捨てる必要がある ・・中略・・

(新旧のアイデア) 二つの考えの間で常に揺れ動きながら一生を過ごします。このような精神状態を「優柔不断」と呼ぶわけですが、これがときに精神的苦痛や混乱の元となっています。

この「優柔不断」と「迷い」こそが、人生において大きなことを成すのを妨げている大きな要因の一つにほかなりません。” (p279)

ここで、章のまとめとなる

” あなたが何かを手に入れたいと心から望んでいるなら、古いものを捨ててその何かを受け入れるためのスペースをつくる必要があります。これは、揺るがすことのできない人生の絶対法則(=空白の法則)です。” (p281-282)

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著者のボブ・プロクター Bob Proctor

まとめ

と、本の内容については3回に分けて、軽く10,000字を超える分量。先日出た成毛眞さんの書評講座で

>> 成毛眞さんに書評を学ぶ <<

「あらすじ」を書けとの指摘があり、解釈は極力控えて引用を心掛けましたが、

自分が要約すると人間には2種類いて、1つは

目に見えている世界を現実と捉える大多数の人と、

他方は、

心に描いたイメージを現実と捉える人。この本で「ビジョナリーパーソン」と称されています。

作家の浅田次郎さんは、兼業しなければ生計を立てられない時代、コンクール等で落選が続いても「現実の方がおかしい」と一切、その事実を頑として受け容れなかったとのエピソードや

Apple 創業者の故スティーヴ・ジョブスやVirginグループ総帥のリチャード・ブランソンも、目の前の世界は決して現実として捉えていないから、多大な価値を提供したり、夢を与えているのだと思います。

この本を読んだ読者の多くが再読の必要性について言及していて、実際、自分も読めば読むほど理解が深まる事と考えますが

Reaching for Star

要は「心になりたい未来をしっかり描く事」、つまり成功とは、ビジョナリーパーソンになる事ですね。

最後に、この本の素晴らしいところは、書いてある内容を実践する事で、結果が約束されている事です。

 

心の目で見るものが現実になると知るビジョナリーパーソンの時代:『イメージは物質化する』その参

3日連続で『イメージは物質化する』。本日は、「第5の法則」から「第8の法則」まで。

>> 『思考は現実化する』を読んで成功出来なかった人たちへ <<

>>  イメージし、信念を宿し、ブレない事:『イメージは物質化する』その弐  <<

第5の法則

「期待する」と題され、今までのところで・・

” 望んでいるすばらしいものをすでに手に入れた自分(心の中で裕福であることを)イメージする事の重要性 “

について記しましたが、そうすると、心が本来在るべき状態の「豊かさ」が宿る事になる。

この状態が整った状態で、望むものを実現するのに必要なのは二つ・・

1.願望(=その実現を求めていながらも、まだそのための行動をしていないために、実現していない状態のこと)と、2.期待

この部分、エンジンとガソリンの関係と捉えると理解が進みますかね。願望を抱いただけで目標が達成される事はなく、

” 望んでいるものが手に入ることを期待しないかぎり、それは実現しません。” (p137)

” 根拠などなくても実現するという思い(期待)がなければ、願望はただの夢に終わってしまいます。” (p138)

つまり、

” 一見、前向きな願望を抱いていると同時に、うまくいかないのではないか?うまくいかなかったらどうしようといった考えを抱くため、目標を達成できずに終わることが多いのです。” (p138)

願望は強く、しっかり抱く事。裏返しで、移ろいやすい特徴を持つ事が、経験談的にも分かります(笑)

ここで、重要なことは・・

” 真実は目に見えるものがすべてではないということも、覚えておいてください。” (p140)

↑ この言葉は強烈ですね。特に未来を既知の事実として捉える習慣を持っている人は稀有であろうと。

” 現代の人は、「目に見えるものがすべて」という考えの下、五感で知覚できるものだけを信じる傾向にあります。しかし、一部のビジョナリーパーソンたちは、「心の目で見るものが現実になる」という原則に気づいています。”  (p151)

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ここで、注意点。

” 願望は、あなたを夢の方向へと突き動かす原動力であり、確信した期待は夢をあなたのほうに引き寄せる力をとなります。” (p142)

この段階で、いわゆる「引き寄せの法則」が登場。

” イメージが現実になるには一定の期間が必要だということ。なぜ、一定期間が必要とするかといえば、それが「生命の法則」だから ” (p142)

” 生命の法則には、すべての種子が顕現するのに懐胎期間を必要とすることが定められています。” (p142)

脳があるべき状態にセットされたら、維持と忍耐力が必要になってくるという事で、ここが正念場ですね。

第6の法則

「振動と誘引の法則」との標題から、まず「振動の法則」についての説明があり、

” あらゆるものが振動しているか運動しており、じっとしているものはないとされます。” (p160)

この事が何を意味するかというと・・

” わたしたちは人のタイプを大きく二つに分けて考える傾向があります。その人にとって ①プラスになることを考える楽観主義者 ②マイナス思考の悲観主義者 ・・中略・・ 前向きな人の周りには、同じくプラス思考のの人たちが集まってきます。・・中略・・ 悲観的な人の周りには、マイナス思考の人が集い、彼らはお互いに傷をなめ合ってしまうのです。” (p162-163)

つまり、人もそれぞれ振動していて、似た振動を起こしている人を身近に引き寄せているのだと。

telepathy

次の言葉は自分でまだ租借出来ていませんが、

” 振動の法則によると、自ら自覚して変わろうとすれば、そのきっかけとなる気づきが起こる。” (p164)

ことは留意事項になるとの事です。と同時に、振動の発信源は自分である事も忘れてはならない点であると。

で、ここから高度ですが、

” あなたが欲しいものを手に入れるためには、その望んでいる状態の振動に、自分の振動を同調させること ” (p176)

この状態が、願望が叶う状態を表すようで、多かれ少なかれ我々が(無意識のうちに)行っていた事のようです。

章のまとめでは・・

” 偶然に起きることなど一つもありません。あなたが心に抱いたイメージは、それに誘引の法則(世に言う、引き寄せの法則)が働き、その実現に必要なものを引き寄せます。 ”

” あなたが望んでいるものは、すべてあなたの周りに存在しています。ただし、それと調和できるかどうかはあなた次第です。心に不足感や限界を感じていては、当然ながら繁栄と調和することはできません。あなたは絶えず何かに引き寄せられています。 ” (p182)

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と、心の向かう先が前向きなものであるか、後ろ向きであるか、ここに大きな分かれ目があるということですね。

第7の法則

タイトルは「リスクを冒す」。

” リスクを一度も負っていない成功者はいない “

の見出しに始まり、思考の在り様として

” 「もし……になってしまったら……」と考えるのではなく、「こうしていく」という考えを前面に押し出していくこと ” (p187)

” 自分のやりたいことをどのように行うか ” /  ” それらの実現には、それなりのリスクもあります。しかしながら、そのための第一歩を踏み出しさえすれば、必ずそれを達成できる大きな流れに乗ることになります。”

” リスクを冒すことに慣れてくれば、あなたはこれまで気づくことのなかった自分の隠れた驚くべき才能があることを知ることになります。”

=(イコール)

” あなたの中に眠る本来の能力を発揮するためには、そうしたリスクを負って行動する経験が必要なのです。リスクを負わずに、あなたが心から達成感を感じる成功などありえないということを知ってください。石橋を叩いて渡っているかぎり、退屈で面白みのない人生が延々と続くということも、また知っておいてほしい。” (p188)

なお、

” リスクを冒すとは、勇気を持って行動することであり、勇気を持って行動することは、無謀な行為とは違います。” (p196)

” 誰もが、心の奥底にすばらしいことや成功のイメージやアイデアを持っているものです。” (p206)

“(あなたはその夢を実現できます。 ・・中略・・ そのためには)それなりに思い切った行動をしなければいけません。・・中略・・自分がしたいことや手に入れたいもの、なりたいものを紙に書き出すことで、それは可能になります。”(p206-207)

” 心に抱いている願望を、できるだけ詳細に、現在それが実現しているかのように書いてください。将来の「計画」ではなく、今起こっていることとして書くのがポイントです。” (p207)

章の結びでは、紙の真ん中に、まっすぐ縦に線を引いて、左側にマイナス、右側にプラスを書いて、

それぞれに夢を追い求めて失敗した場合の最悪の場合と、夢を達成したことによるメリットを記載した「夢のバランスシート」の記載が推奨されていますが、

章の中では「リスクを冒した」人たちについての共通項が指摘されており、

” 不安を抱いていたにもかかわらず、それに負けずに行動した ” / ” 状況を慎重に分析し、準備を整えたうえで、成功のイメージを心に抱きつつ不安を乗り越えて行動する人は、真の意味でリスクを冒した人であるといえ ・・中略・・ このような人が失敗することはほとんどありません。たとえ失敗した場合でも、彼らはすぐに立ち直って再びチャレンジすることでしょう。”

” リスクを冒すことのできる人は、創造性あふれるワクワクする人生を送ることになります。そしてそれこそが、わたしたちの本来の生き方なのです。” (p203)

とあり、分析(=マーケティング)に、然るべき準備が成されれば、もはやそれはその人にとってリスクではないのでしょうね。

リスクが別の言葉(チャンス?)になる瞬間が見えるのでしょうね。この辺りで、力尽きたので(笑)第8の法則以降から最後までは、次回に!

 

イメージし、信念を宿し、ブレない事:『イメージは物質化する』その弐

 

今週末は特に決まった予定もなく、前日に続いて『イメージは物質化する』を読み進め。

>>『思考は現実化する』を読んで成功出来なかった人たちへ  <<

 

本で、10の法則が紹介されており、進んできたのは「第4の法則」まで・・

第1の法則

冒頭、エリック・バターワースの 「豊かさとは、物を持っている状態ではなく 物事を惹きつける意識のことである」 という言葉の引用(抜粋)があって

” お金はあなたの奴隷である!あなたがお金の主人なのだ ” (p32)

という大前提があり

” 真の経済的成功を収める法則は、人を愛し、そのためにお金を使うこと “

裏返すと

” 誤ってお金を愛し、そのために人を使ってしまうと不幸な結末を迎えることになる ” (p33)

お金の原則として

” 使って、楽しんで、循環させるもの ” (p35)

これらを踏まえた上で・・

” お金に対する不安は、現実のものとなる “

特性を持つため、決してやってはいけないことがあり、それは・・

” 自分が望むだけのお金を手に入れられるだろうか?または、そのお金を失うことはないだろうか?と心配すること” 。

” 収入を大幅にアップしたいのであれば、周囲の人の言葉に耳を傾けることをやめ、 代わりにあなたの「内なる声」に耳を傾けるようにする ” つまり ” 周囲の意見といった外の世界ではなく、自分の内側にある感覚や直感を信じてみる ”

” 自分が選択した人生で、十分なお金を手に入れていない人のほとんどは、他人の意見に左右されるタイプの人 ” (p41)

ここで大事なのは・・

” 顕在意識は常に思考することからはじまる ” つまり、” 今すぐ、頭を切り替えて新しい発想をしてみてみる。” (p46)

” すべてのことは、それが物理的に現実のものとなる前に、頭の中で、イメージができている(現実になっている)ーーー これは、すべてにあてはまる法則である ” (p51)

章の結びで、

” 潜在意識は、現実に起こっていることと想像したものとの区別ができない “

ため

” まずはゲーム感覚で大金持ちになった自分をイメージすることからはじめましょう。大金を使って何をしようかと考え、それを明確にビジュアル化してみる。”

この事の効果で、本来、人間が持っている

” 豊かさマインドが育まれていきます。” (p51) “人は誰もが自分とコミュニケーションをとっている ・・中略・・ 自分に語りかけるときには、裕福であることが気分がよいものであることを語るようにしましょう ” (p51-52)

この点、『ザ・シークレット』のDVDの中で「人が自分に接して欲しいように、自分にも接していますか」との問いがあった事を思い出しました。

第2の法則

ここは「明確にする」事がタイトルとして掲げられ、「豊かさマインド」が育まれ始めたら、次に成すべきが

” 自分がいったいどれだけのお金が欲しいのかを、できるだけ明確にすること ” (p63)

” 何のためにお金が欲しいのかを考える “

そして、 紙に「食費、家賃(住宅ローン)、衣料費、自動車ローン、光熱費、教育費、休暇、娯楽、保険代、貯金 」等、

各自で毎月支払う項目を書き出し、

” 将来望む生活を送るのに必要な金額の試算 “

を行う。そして・・

” 紙に太く大きな字で書き出して下さい。そのうえで、いったんその金額のことを忘れてください。” (p69) “自分にとって十分な額を知ることは、心を律することにつながります ” (p68)

WEALTHMANAGEMENT

なぜ、この作業が必要かというと、本人が望む以上の金額を望んでいる人が多く、脳に対して、なぜ、その金額が必要であるかを理解させられないと、脳への指示が曖昧になって伝わらないとの事。つまり「求める豊かさ」は、人それぞれ違うという事ですね。

この章の中では、もう1つ大事な事・・

” お金を生む活動は二つしかありません。人が働くか、お金に働かせるか。人が働いて収入を得るのは、不慮の事故が起こることを考えると、それだけに頼るのは賢いこととはいえません。そのために銀行預金や保険、株式投資、不動産投資といった不労所得を収入源として持っておくこと ” (p70)

が、述べられています。

第3の法則

「イメージの力を使う」と題され、” イメージには、人生に起こるあらゆることを思いどおりにする力が秘められている ” として

” 人生に現れているすべてのことは、心にイメージした結果として起こったものにほかならない ” (p82)

人間は・・

” まず考え、イメージし、それから行動している ” (p86)

つまり

” わたしたちが成し遂げてきたことのすべては、まず最初に心にイメージしてからはじまったのです。だからこそ、もしあなたが望むものを手にしたかったら、まずは心にそれをイメージすることです。それからそれは実現していきます。 ” (p88)

思い当たるフシありますでしょうか、皆さん ^^  章の後半で、

” 今より裕福な自分のイメージを意識の中心に流し込むだけでいいのです。あなたがやるべきことは、あなたの中にくすぶる願望を表現するだけ ” (p100)

と、誰しも心持ち次第で出来る事で、特別な事は要求されていません。

” 現実の世界で達成する前に、まず心の中で達成しておくこと ” (p104) が、ポイント。

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第4の法則

本日のラストパート。ふぅー、ここまで2,100字+(汗)「宇宙を味方にする」との見出しで

これまで学んできた、” 心に抱いたイメージが現実になるのは、一つの方法をおいてありません。その方法とは、「法則」と「信念」に則ること ” (p116)

” 目標を達成するのに必要なことは、必ずそれが起こるという信念があれば、実際にそれは起こる ” (p117)

信念とは・・

” 目に見えないものを見て、信じることができないことを信じる能力のこと。” (p118)

(著者のボブ・プロクターが)” 人が生涯で成し遂げられることは、つぎの二つに正比例すると断言します ” (p118)・・

“1.信念の強さ 2.信念を維持する力(忍耐力) 望んでいることを成し遂げられない人は、それを成し遂げる能力がないのではなく、信念が欠けているのです。”(p119)

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” 創造のプロセスの第一のステップは、心身をリラックスさせ、自分が望んでいるすばらしいものをすでに手に入れた自分をイメージすることです。その後は、(宇宙を創造した無限の力に)任せて委ねること ” (p120)

脳の特性として、

” 人は、潜在意識に刻み込んだ方向性にしか進むことができないようになっている ” (p125)

今までのプロセスを実践する事が求められる。

信念は気まぐれに抱いてもだめ ・・中略・・ 一時的にうまくいっているときだけ信念を持ち、少しでもうまくいかないとその信念が揺らぐというのでは、願望が現実になることはありません。” (p125)

ロバート・シュラー博士の言葉で

” 困難な状況は長くは続かない。打たれ強い人はしぶとく生き続ける ” (p127)

というのがあり、信念が揺らぎそうになったら回復させる事。それは、 ” 一人になって、力強く声に出して唱えること” (p127)

具体的には、自分を鼓舞する常套句を持っておくと良いようです。

章の締めで・・

 ” あなたの内側にある真の声に耳を傾けることを意識してやってみてください。あなたの周りの人の忠告や世間の風評よりも、あなたの内なる声に従うのです。” (p129)

と、序盤に出て来た内容の繰り返しがあり、ここまでのところでは、

「なりたい自分を、積算など具体的、明確にイメージして、それが達成される事にブレない信念を持つ。

そして、自分の心の声に素直に耳を傾け、行動する」

こんなところです。心の声に関しては、日本語で「自問自答」ってな表現がありますが、そこに至るプロセスに鍵がありそうです。

 

『思考は現実化する』を読んで成功出来なかった人たちへ

 

 

前日に、買ってきたばかりの『イメージは物質化する』を読み始め。

>> 本を買う時、中古でも気にしないタイプですか? <<

目を通したところは「推薦のことば」「監訳者まえがき」「序文」。

 

「成功は、既にあるものをアレンジする」ことで得られる

「推薦のことば」は、元ブッシュ大統領特別補佐官ダグ・ウィードさんの執筆で

著者のボブ・プロクターを・・

“アンソニー・ロビンズが自己啓発のマスターであるとするならば、ボブ・プロクターは思考の師” (p1)

と紹介。本書の概略を・・

“成功とは必ずしもゼロから創り出すものではなく、すでにあるものを手にして、それらをアレンジするだけでよいという事実に目を開かせてくれます。” (p1)

と説明。

 

成功のバイブル『思考は現実化する』を読んで成功出来なかった人たちへの援護射撃

続いて「監訳者まえがき」は岩元貴久さん。成功哲学書のバイブルとも称される『思考は現実化する』を読んで

“本に書いてあることを実践すれば、自分の経済状態がずっと改善され、自分が望んでいる成功を実現できると知りながら、それをしていない”  (p5)

岩元さんは、その事に対して二つの点を指摘されていて、

“一つは、実は成功を心から願っているわけではないということ。・・中略・・二つ目の理由は、本に書いてある内容が、真の意味で腑に落ちていないから” (p6)

であるとして、本書を

“『思考は現実化する』をはじめ、世の中にあるすべての成功哲学書にこれまで欠けていた部分を補足しているのが特徴” (p7)

と説明。読了した時点で

” 読者が、「なるほど、やっぱりそうだ。そうなんだね」とうなり、「自分にもできる!」と確信し、「よーし、まずはこれからはじめよう」”とやるべきことが明確になる本を書き上げた” (p7)

と紹介。なお、amazonのレヴューでも複数の方が書かれており、著者のボブ・プロクターが日本の読者に寄せた「ボブから日本の読者へ」の中へで言及していますが

” 本書に書いてある考え・知恵について、どうぞ納得いくまで何度も繰り返し読んでください。そして理解したら、本書で提示していることをぜひ実行に移してください。”  (p8)

と一読しただけでは十分でない事は、注意書き的に記されています。

 

行動する事こそ「なりたい」を引き寄せるすべて

で、ここから著者のボブ・プロクターのパートとなり、冒頭に「序文」。

” 人は誰でも本来豊かな存在です。ただ、多くの人が一時的にお金が少々足りない状態にあるというだけのこと。” (p10)

と、本のサブタイトルが「富」を無限に引き寄せる10法則 となっているだけに、のっけからお金に関する話題ですが、

経済的な苦境は、多くの人にとって直面する一般的な事象とあると定義。

” 本書の目的は、現在のあなたの状態と、あなたが望む状態との橋渡しをすることです。” (p10)

であるとして

” 人生はいわばルービックキューブのようなもの。必要なパーツと色は、実は最初から揃っています。ただ問題は、それらを正しく組み合わせる作業がわずらわしく、永遠に続くかのように思えてしまうことです。どんなにがんばっても、最後の一つ二つがどうしても揃ってくれないような気がしてしまうものです。” (p10-11)

経済的な困窮の解決を宝くじを買う人たちに向けて・・

” 人生の真の喜びは、誰かから富がもたらされることではなく、自ら行動することで富を得ることであることを知らないようです。何の努力もなく手にした富によって、真の喜びを得ることはできないのです。”(p11)

” 真理を悟るとき、自分の望みをすべて実現する力が、実はすでにあなたには備わっているのだと気づきます。” (p11)

本書を読むに当たって・・

” 大事なのは、本書の考えを正しく理解し、実践することです。それはあなた自身が試すことを意味します。” (p13)

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” あなたが人生において手に入れるものは、物質的なものであれ、精神的なものであれ、能力ではなく、あなたの行動によって結果がもたらされるということです。” (p13-14)

と「内容の理解」と並んで「行動する事の絶対性」に言及。ここを起点に、285ページ(+行動)の興味深い旅路です。

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立花岳志さん推奨本の『ザ・ミッション』が、やっぱり素晴らしかった

2014年の 私的テーマ

年の35%ほどを消化した2014年は、主に神田昌典さんとジェイ・エイブラハムからマーケティングの勉強に

アンソニー・ロビンズに、池松耕次さんに、Dr.(ドクター)ディマティーニに「ザ・シークレット」のDVDも加えた、壮大な事もと

大小の事柄に関心を寄せていますが、今回は後者の方で、さきほど「ザ・ミッション」を読了。

続きを読む 立花岳志さん推奨本の『ザ・ミッション』が、やっぱり素晴らしかった

引き寄せの法則の呼び寄せ方:その弐(ジョン・ディマティーニ講演会の復習)

前日に続いて、ノートを見てのDr.ディマティー二のセミナーの振り返り。

>> 引き寄せの法則の呼び寄せ方:その弐(DR.ディマティーニ講演会の復習) <<

心の声に従い、リーダーとして生きる覚悟を持つ

人はそれぞれリーダーとしての資質を備えており、他の人に追従する生き方を選択すると、引き寄せの法則を自分を惑わせる方向に作用してしまう。

最高の価値観に基づいてリーダーシップを執る事でインスピレーションに溢れる生き方を、まず自分に認める(決意)必要がある。

素晴らしいゴールを設定すると、素晴らしいリーダーとなる。

人は心の奥底では運命に従って生きたいと思っており、心の声に従って生きているか?他人が設定したゴールを真似ても満足する事は出来ない。

自分が周りの人に従ってしまったら最後、内なる声が聞こえなくなってしまい、自分の存在理由が分からなくなってしまう。

自分の最高の価値観が分かれば、人生の目的が分かるようになる。目的が明確であればあるほど、人は生き生きとしてくる。

他人が持っていないものを使って生きる始めると、そこから小さなゲームが始まり、前に進んで行くに従って、ゴールがどんどん大きなものになっていく。

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価値観の設定に基づいて、自問自答の陰陽が決められる

自分の内側の支配的な思考:誰に言われなくても必ずやる事、これだけは譲れない、その事ばかり考えている、考えるなと言われなくても必ず頭に出てくる事。

目標を自分の価値観の高いものに設定するほど自分自身の中での対話が力強いものとなるが、低くなればなるほどネガティヴな内容になる。

脳では自分の人生設計が行われており、高い価値観に従えば達成出来る事は分かっているので、設計をする事が楽しくなる。

低い場合は達成出来るか分からないので、設計が楽しい作業ではなくなってしまう。

フォロワーとして生きている人は何も達成する事が無いが、高い価値観に沿って生きている人は、他の人がついて来るような設計も自然と行っている。

愛と感謝に溢れるようになり、エネルギーに満ち、行動し終わった時の方が元気でいる事が多い。

Concetto di dubbio e certezza

憧れ、引き寄せられる人は、自分にナイものでなく、自分の持っているモノがある

人にはそれぞれ憧れの人がいるが、それは自分自身の中にその要素がある事を知っているから引き寄せられる。

人はそれぞれ自分の中に磁石のような機能を有しており、心の声に従うと、最高の価値観が表出してくる。

逆に、周りの人と比べたり、羨ましく思うと磁石は機能しなくなる。

リーダーシップを担う決意し、使命に生きる

自分の心の声に従って、自分にもっと大きなゲームをさせよう。

そうすれば、例えば「どんなスポーツチームのファンになりたいか?」ではなく、「どんなスポーツチームのオーナーになりたいか?」と自らに問いかける内容が進化する。

人に支持されているものではなく、人を率いていく覚悟を持つ。

人はそれぞれ天才性を備えていて、偉大になる事で段々と人から理解されにくくなるが

内側にある自分の中に眠っている巨人を目覚めさせ、それが外に表出して良いと許可を与える。

そうすれば日々、単なる仕事ではなく、ミッション(使命)を帯びた仕事をしたくなる。

Unknown

引き寄せの法則は、Dr.ディマティー二の体験談でもある

Dr.ディマティーニ自身は17の時、学習障害で、天才という言葉すら知らない中で、「私は天才で、自分の英知を活かす」という事を繰り返し自分に言い続け、

世界中で講演している姿を頭に描き続けて、やがてそれを現実の状況として引き寄せた。

Las Vegasで、講演を行った後、14歳の少女がDr.ディマティーニの元を訪れ「非常に感銘を受けた」と御礼の言葉を伝えに来た。

彼女は歌う事で他人を勇気付ける生き方を選択する事を誓い、その彼女の動画が ⇩ ⇩

Victoria Amaral “Shining Star”

この確信を持った姿が最高の価値観に従った生き方で、夢が叶っている状態。

最後、Dr.ディマティーニから参加者の言葉で、

「自分の中には偉大な事を成し遂げる全てのモノが揃っている。全ては価値観の要因に基づいて動いている。」

その前向きなる

といったまとめになりますね。2時間書きまくっていたわりに、全然疲れを感じなかったのは、

やはりメッセージの前向きさ。人は信じたものを現実と捉えるワケですが、まずははじめの一歩から。

因みに、この3日間の内容に興味を持った方、Dr.ディマティーニが講演の中で、下記の自著を推奨されていましたので、正確で深い学びを得られる事になると思います。

3日に及ぶ長文のお付き合い、有難うございました。

引き寄せの法則の呼び寄せ方:その壱(ジョン・ディマティーニ講演会の復習)

前日はノートを見ないで、Dr.ディマティーニのセミナーを振り返ったので、

>> 引き寄せの法則「ザ・シークレット」で、願いが叶わなかった人たちへの贈り物  <<

今日はそれを見ながらのおさらい。

「夢は叶う」と教わった17歳の時

Dr.ディマティーニに17の時に教えを説いたポール・ブラッグなる指導者が居て

人間には身体、意識、魂があり、それに気付く瞬間があると教えられ、人生では視覚化出来るものが現実となる事を教えられた。

当時、Dr.ディマティーニは学習障害であったが、自分が先生となって世界中を飛び回っている姿を視覚化させ、猛勉強を経て、視覚化した未来の自分を現実化させた。

つまり、夢を見る事が出来れば実現出来る。

「最高の価値観」の正体

前日、人それぞれ価値観があって、その人の最高の価値観に従って目標を立てた人が、引き寄せの法則を得られる話しを書きましたが

最高の価値観とは「自然に達成しよう」と動いてしまう(何も言われずともやっている)事=使命感を持つ。

Dr.ディマティーニ場合、調べる事と教える事で、この2つについては、一切、外的要因によって動いた事はない。

裏返すと、その人にとって価値観の低い事柄は外的要因によって動かされる事。動機付けは解決法ではなく、症状といえる。

チャンスは誰にでも平等に訪れるが、価値観の低い事柄を設定していも気付かない。

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お金が最高の価値観の人は、そのチャンスを見逃さない

例えば、経済的な成功を目標に据える人が多いが、多くの人は達成出来ない。それは、その人にとって経済的成功が最高の価値観と合致していないため、誰しも平等に訪れているチャンスが巡ってくるが、それを見逃してしまう。

方や、自分の最高の価値観と目標が一致していると、インスピレーションに溢れた状態で、引き寄せの法則が姿を表してくる。

具体的にはシンクロニシティであったり、助けてくれる人が表れるなどの場合が、これに当たる。

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試練に直面した時、最高の価値観と目標が一致しているかの答えが出る

また、試練に直面した時に、それでも目標に向って突き進む事が出来れば、目標設定は正しいといえる。(価値観が低いと、諦めてしまう。)

試練を受け容れれば、また、大きな目標に挑む事が出来、この繰り返しによって成功がもたらされる。

自分自身を知り、最高の価値観を把握し、それを自分が表に出る事を認める事が、引き寄せの法則を呼び起こす。

 

と最後まで一気に書くつもりが・・ まだ、分量があるので次回またお付き合い下さい。

 

引き寄せの法則「ザ・シークレット」で、願いが叶わなかった人たちへの贈り物

「ザ・シークレット」は、ざっくり編集されていた

「引き寄せの法則」を一躍有名にした「ザ・シークレット」(本、DVD)に出演されていたDr.ディマティーニが来日し、講演されるとの情報から聞きに行ってきました。

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2006年に「ザ・シークレット」著者のロンダ・バーンから連絡を受け、Dr.ディマティーニは7時間半の取材を受けたものの

実際に世に出たのはごく一部。当初はTV等で予定されていたものが、一本の映像作品(91分)として発売される事になった。

 

「ザ・シークレット」で封印されたシークレット

そんな事情から肝心な事が編集されてしまい、本日はその内容などが語られるもの。

用意された160席は満席。「ザ・シークレット」がリリースされて8年経っても、そのインパクトも大きいですかね。

因みに、自分は知って2ヶ月程度の新参者。

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で、多くの人が「ザ・シークレット」で紹介された方法を実践しても、願いが叶わない事には理由があって、

そこがカットされてしまった部分になるわけですが・・それは、人それぞれ固有の価値観に基づいて生きているとの事。

今日の会場を例にすると、160人で2人として同じ価値観で生きている人は居ない。

場内で、Dr.ディマティーニが「経済的に独立したい人」との質問で挙手を募り、

ほぼ全員の手が挙がったものの、実際、それを成し遂げられている人は人類の1%程度との説明。

「それは多くの人にとって富を築く事が最上位の価値観になっていないからだ」との事。

頭の中に眠る巨人

最上位の価値観(Dr.ディマティー二の表現は、Highest Value)とは、その人が周りから考えるのを止めろ、と言われても、それが出来ないような常に頭の中にある事。

英語表現で、Awakening the giantと「巨人の目を覚ませ」との表現から

人は誰しもリーダーになる資質が備わっており、最上位の価値観に自分のやりたい事を掛け合わす事で

外側からの力に一切頼らず主体的に動き続ける事が出来るようになり、そこに引き寄せの法則(周囲の応援等)も働いてくる。

逆に下位の価値観に従うと、人の夢に従うフォロワーとなってしまい、幾らそこに力を注いでも、自分自身の夢、目標でない事が自分で分かっているため

内面で否定的な言葉が駆け巡ってしまい、どんどん自分自身を矮小化した存在にしてしまう事に繋がる。

答えは我に在り

約2時間の講演でしたが、終演後「なぜ、こんな重要な話しが編集されてしまったのだろう」というのが率直なところですが・・

人は価値観に従って行動するとの話しは先週の認知科学の見地から山本雄一郎さんもお話しされており、

>> 池松耕次さんフォローアップその弐:アンソニー・ロビンズと行動科学 <<

自分の頭の中を常に支配(存在)している事に、大いに「これから」の鍵が潜んでいるようです。

と、今回は一切ノートを確認する事なく書き上げました。分かりやすかったです。