野村監督こと、野村克也さんの新著『野村克也からの手紙 野球と人生がわかる二十一通』を読了。
野村 克也 ベースボール・マガジン社 2018-06-19
先日開催された「サイン本お渡し会」で入手していたもの。
三省堂書店 神保町本店で開催された『野村克也からの手紙 野球と人生がわかる二十一通』サイン本お渡し会
リーダーへ 助言の手紙
挑戦者へ 激励の手紙
個性派へ 忠告の手紙
恩師、友へ 学んだことへのお礼の手紙
家族へ 愛の手紙
遺言
と章立てされ、
教え子といえる宮本慎也 東京ヤクルトスワローズヘッドコーチ、古田敦也さん、田中将大選手(ニューヨーク・ヤンキーズ)、リーグは違えどライバルとしてしのぎを削った長嶋茂雄さん、王貞治さんへの思いが手紙という形でしたためられています。
手紙に載せられた思い
読み物として面白かったのは「個性派へ」で
続きを読む 野村監督こと野村克也さんが、本当は書きたくなかったけれど伝えたかった二十一の思い:『野村克也からの手紙 野球と人生がわかる二十一通』読了 →
土曜日、責務から解放され、携帯でFacebookにアクセスすれば・・
出典:Classic Rock Magazine Facebookページ(画像は記事にリンク)
「1964-2018」の表記が、死亡(記事)を意味することは分かったものの
写真にあるVinnie Paulと結びつかず、頭の中での整理に時間を要すること。しばし。
続きを読む 追悼 Vinnie Paul。悲しいけど、弟(Dimebag Darrell)と再会の時を心ゆくまで →
ボスニア紛争の最中、当時 IRON MAIDENを離れソロ活動中であったBruce Dickinson:ブルース・ディッキンソン
上映館は何年振り?(改称前)20年越えではあったであろう新宿伊勢丹前のシネマート新宿。
の公演の模様をドキュメントで描いた『サラエボの叫び』を鑑賞。*サラエボはボスニア・ヘルツェゴビナの首都
1週間限りの(東京での)ロードショーは情報解禁時から承知していたものの
IRON MAIDENのライヴ鑑賞歴は2016年の↓一度切り、
<< 2016年4月22日投稿:画像は記事にリンク >> IRON MAIDENが創りだす世界観に魅了されてきた:THE BOOK OF SOULS WORLD TOUR 2016 IN JAPAN 観戦記(後編)
初めてジャケ買いした(カセット)テープが、Killers:キラーズだったり、
POWERSLAVE:パワースレイブ リリース時は聴きまくった時期があったり、
IRON MAIDENから引っ張り出される思い出は種々あるものの、即座に映画館に引き寄せられるまでの引力はなく。
但し、情報展開した九州の友人(→上京)に、他でも目に触れた鑑賞後のレビューとも、
IRON MAIDENの熱心なファンならずとも「観ておく価値有り」といった力の入りようで、
最終日、丁度(上映館のある)新宿界隈で居たこともあり、一連の流れに乗ってみようかと歩を劇場方面へ。
続きを読む ブルース・ディッキンソンが紛争勃発中のボスニアに乗り込んで実現させた伝説のライヴの軌跡:映画『サラエボの叫び』鑑賞記 →
先日、中間記↓をアップロードした
<< 2018年5月1日投稿:画像は記事にリンク >> 工藤美代子さんが迫った神格化された伝説の横綱 双葉山関の実像:『一人さみしき双葉山』中間記
『一人さみしき双葉山』を読了。
木鶏に込められた思い
まず、双葉山関が神格化されたのには
” 昭和十六年、日本は太平洋戦争に突入し、およそレジャーと名のつくものは禁止され国民は耐乏生活を強いられた。その中にあって、相撲だけは国技として大衆の人気を一身に集めた。”(p205)
という時代背景があった。
双葉山関についてまわる連勝記録が六十九で途絶えた際の「イマダモッケイニオヨバズ」の一文が発せられたのは、
続きを読む 工藤美代子さんが迫った神格化された伝説の横綱 双葉山関の実像:『一人さみしき双葉山』読了 →
昨今の昭和の偉人たちへの関心の高まり、その中の一人、双葉山関に対する興味から『一人さみしき双葉山』を読み始めて
242ページ(別途、解説)あるうち136ページ(12/20)まで読み終えたので、
そこまでのおさらい。
本書は著書の工藤美代子さんが、ともに旅行に出られたお母さまから
” 「双葉山ってお相撲さんが死んだ時ね、焼場に恋人が現れたの。そして、そっと係りの人にお金をつつんで、お骨を分けてもらって帰ったんですって。
ママはその話を、鏡里のおばあちゃんから聞いたんだけど、あの頃、『骨まで愛して』っていう歌謡曲が流行っていてね、骨まで愛した女が本当にいたんだねえって、おばあちゃんがしみじみ言ったのを、今でも覚えているわ」”(p9)
という話しを耳にした後、幾つかの偶然が重なり、
” スポーツの世界を、普通の人よりはよく知っているはずの両親が、揃いも揃って、双葉山のこととなると、とたんにロマンチックになってしまう。
これは、つまり、双葉山という力士が、完全に神格化されてしまっているからだろうと私は解釈した。”(p15)
との仮説に至り、
謎に包まれた双葉山関の実像への関心が高まり、現役時の文献を参照したり、生前の双葉山関と親交のあった人たちなどへ取材が行われ、等身大の姿を浮かび上がらせようと意図されたもの。
先日、読了した『横綱の品格』↓が、
続きを読む 工藤美代子さんが迫った神格化された伝説の横綱 双葉山関の実像:『一人さみしき双葉山』中間記 →
先日、中間記↓をアップロードした
<< 2018年4月26日投稿:画像は記事にリンク >> 大下英治先生が描いた力道山の生涯:『力道山の真実』中間記
大下英治先生の『力道山の真実』を読了。
プロレス界に止まることのなかった影響力
(中間記で触れた後の)本の中〜後半は、
力道山のキャリアを良くも悪くも大きく左右することになった「柔道の鬼」と称された木村政彦さんとの一戦に、
そこから命を狙われるようになったり、或いは極真空手創設者の故大山倍達館長に敵討ちを画策され、実に一年半に及んで付け狙われたり・・、
時代を背負って光を浴びた分、その裏側での陰の部分も色濃く伝わってきます。
また、日本国内でのプロレスリング発展、定着のためにさまざまな尽力する傍、先見の明があり、
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作家 大下英治先生が、昭和のレジェンド力道山の生涯を描いた
『力道山の真実』を読み始めて全388ページあるうち、半分程度(〜p192)読み終えたので、そこまでのおさらい。
先日記事にした↓通り、
<< 2018年4月19日投稿:画像は記事にリンク >> 双葉山、力道山もろもろ昭和の巨人に惹かれる この頃
力道山について知っていることは、名前くらいといったレベルでしたが・・
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大横綱 第三十五代横綱双葉山の著書『新版 横綱の品格」を読了。
双葉山 時津風 定次 ベースボール・マガジン社 2018-03-05
(著者名は執筆時/親方時の時津風定次)
昭和二十九年に引退され、当然、双葉山関の現役時の姿は知らないものの、不倒の記録六十九連勝であったり、
同記録が途絶えた際に残した「我、いまだ木鶏たりえず」であったり、
伝説の人物として長く脳裏に刻まれており、「実際、どんな人だったんだろう?」の思いを抱いており、
つい先日、著書(本書)が出版されていることを知り、入手した経緯。
逆境を逆手に
淡々と双葉山関が生涯をふり返っておられる印象で、体格に恵まれているわけでもなく、
大横綱として地位を確立するまでは
続きを読む 大横綱 双葉山関が振り返った「木鶏」の域を追求した相撲求道の日々:『新版 横綱の品格』読了 →
「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる