前回↓
に続いて『プラチナ・ディスクはいかにして生まれたのか テッド・テンプルマンの音楽人生』の読了記(後編)。
大成功連鎖の反動
VAN HALENを不動の地位に押し上げた “1984 “に
” アルバムの売り上げは1000万枚を超えはしたが、私はこのアルバムは好きではない。<ホット・フォー・ティーチャー>と<パナマ>は素晴らしいが、未だに<ジャンプ>には惹きつけられない。
正確に言うと、曲自身と、レコーディング時の経験を切り離すことが出来なくて、あのアルバムに対してなかなか客観的になれないのだ。”(p439-440)
と表向きにはロック史に燦然とするアルバムながら制作時に生じていた容易ならざる亀裂に、
その後リリースしたDavid Lee Rothの” Crazy From The Heat “が
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先日、中間記↓を
アップロードしていた『プラチナ・ディスクはいかにして生まれたのか テッド・テンプルマンの音楽人生』をその後、
第10章 ホワット・ア・フール・ビリーヴス
第11章 ロックン・ロール・ベイビー
第12章 ジャンプ
第13章 分裂
第14章 5150への復帰
第15章 駆り立てるもの
第16章 兄弟
と読み進めて読了。当初は、一気に読了記と考えていたものの書き留めきれないので、2回に分けるうちの前編。
絶頂と崩壊への階段
章のタイトルの如く、第11章 ロックン・ロール・ベイビー に、第12章 ジャンプ 等、VAN HALENに関する記述が濃密となり、
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先週末、読み始め記 ↓
をアップロードした『プラチナ・ディスクはいかにして生まれたのか テッド・テンプルマンの音楽人生』を、その後、
第6章 リッスン・トゥ・ザ・ミュージック
第7章 ドゥービー・ストリート
第8章 叶わぬ賭け
第9章 溢れる愛
の4章を読み進め、ページ数でも全574ページ中337ページと半分を超えたので、ここでまたおさらい。
出逢いの衝撃、弱みから唯一無二への転機
本書購入の目当ては何といってもプロデューサーの立場から捉えたVAN HALENについて知りたくてのことですが、
続きを読む Greg Renoffが辿ったロック界の黄金期を築いたプロデューサーの軌跡:『プラチナ・ディスクはいかにして生まれたのか テッド・テンプルマンの音楽人生』中間記 →
今週は突如といった感じで、
Alex Van HalenとJason Newstedの名が連なった記事を見つけ(内容に目を通さず)、
その続報といった感じでJoe Satrianiの名も上がり、「いっ時話題に上がったトリビュート公演かぁ」と。
意外な感じ否めず
当事者であるDavid Lee Rothの
続きを読む VAN HALEN tribute tourで挙げられた意外な人選 →
(2021年)10月に、ガツ〜ンといった感じで喰らわされたDavid Lee Rothの音楽活動からの引退宣言、
その後、公演ポスターに踊った Unless It Isn’t の物言いに ↙️
実は辞めない?説
なども浮上。そこからはもっぱら絵画の発表が続き、本業での発信はありませんでしたが、
続きを読む David Lee Roth、2020-2021 Rocks Vegas 4公演追加 →
10月の声を聞き、
「もぅ、あの時から間もなく1年を迎えるのかぁ」という頃合い、土曜日の目覚めにFacebookから飛び込んできた ↙️
David Lee Roth、音楽活動から引退のニュース。
爆撃機の来訪、10月に再び
来日公演に足を運ぶことが現実的ではなくなってしまった昨今、
・・とはいえ、あえて宣言する必要性も感じられなかったことから、しんみりさせられたのと同時に更に時代(自分の好きな音楽の影響力が次第に失われていく)を先に送られてしまった感を。
宣言の直前には新曲発表があり ↓
続きを読む 今週(2021/9/27〜10/3)ちょっとしんみりさせられたこと:David Lee Roth、I’m Retiring:音楽活動からの引退宣言 →
今週、読み始め記に、中間記⬇︎と、
二度に及んで内容をおさらいしてきた『ヴァン・ヘイレン・ライジング 伝説への導火線 』を読了。
中間記後に読み進めたのは
第10章 まさに映画のような
第11章 「炎の導火線」
第12章 嵐の前の静けさ
第13章 そして世界へ
の4章に、あとがき等。
遂に迎えた輝きと衝撃が解き放たれる瞬間
いよいよVAN HALENのデヴューアルバム 邦題『炎の導火線』をプロデュースしたTed Templemanの名が本文に登場してくるようになり、
続きを読む Greg Renoffが辿った VAN HALEN伝説が築かれるまでの軌跡:『ヴァン・ヘイレン・ライジング 伝説への導火線』読了 →
前々回 ⬇︎
読み始め記をアップロードした『ヴァン・ヘイレン・ライジング 伝説の導火線』を、その後
第5章 画期的進展
第6章 パサデナの闘い
第7章 競争
第8章 ゴールデン・ウェスト
第9章 商業的将来性ゼロ
と読み進め、(全体の)3分の2程度まで来ました。
Michael Anthony加入、Gene Simmonsに見出され
今回、読み進めていった中に書かれていたことは
” (ヴァン・ヘイレンの)PAがサウンドチェックの最中に壊れてしまったんだ。で、俺の記憶では、エディが俺のところへ来て、俺達のPAを借りられないかと言ってきたんだよ」。気さくなアンソニーはこう返事をした。「もちろんいいよ」”(p195)
前任のベーシスト マーク・ストーンの素行にスタイルに不満を抱いていたメンバーが、
後任として目星をつけたMichael Anthonyとのきっかけは、David Lee Rothの場合と同じくPAが絡んでいたという史実に(!)
本分である音楽活動の方は、
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「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる