オーストラリア英語も日豪関係に40年以上携わる田中豊裕さんに学べる一冊:『豪州読本:オーストラリアをまるごと読む』おさらい ③

先日、未了となっていた・・

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『豪州読本:オーストラリアをまるごと読む』で学ぶ、オーストラリア独特といった感じでクセのある英語(各箇所、抜粋)についてのつづき。

Thank youではなく、Thank mateで表現する親愛の情

” オーストラリアの国民性である、同朋意識(メイトシップ)の基になっているmateは日常会話の挨拶などで頻繁に使用される。

たとえば、友達に礼をいうとき、Thanks mateという。その時、Thank youといえばオーストラリア人にとってはかしこまった言い方となる。

ごくごく一般的な挨拶は、グッディ・メイト(G’day mate)である。もちろんかしこまったときには使わない。

mateは友達を表すのによく使われる。たとえば、He is my mate. We are mates. He is my best mate. などである。

つまり、He is my friend.  We are friends. He is my best friend. ということなのであるが、

mateを使うと単に友達というより、広くて深く一連托生の含蓄がある。

男性同士の会話の中には頻繁に出てくるが、女性はほとんど使わない。

しかし、女性も住んでいるところによっては同じような意味で、メイティー(matey)という言葉を使うことがある。” ( 18%)

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州への愛着、他州への裏返し

” それぞれの州に住む人は、他州の人びとを軽蔑の念で呼ぶ。たとえば、クイーンズランドはオーストラリアの中でもバナナの主産地で

そこに住む人をバナナ・ベンダー(banana bender)と呼び、ビクトリア州の人をガーボ(garbage collector)、ごみ収集野郎と呼ぶ。

南オーストラリアにはマグパィ(パイピング・シュライク)という白黒まだらのカラスの仲間がやたらに多い。

州の鳥にも指定され、州旗にも登場する。それで、南オーストラリア州の人をクロウ・イーター(crow eater)、

カラスを食べる奴らと呼んでいる。

タスマニアはりんごの主産地でアップル・アイランダー(apple islander)、西オーストラリアはサンド・グロッパー(sand gropers)などである。

それぞれの州の特徴をよく表している。また他の国の人を、オーストラリア人(オージー、aussie)は次のように呼ぶ。

ニュージーランド人をキーウィー(kiwi)、アメリカ人をヤンク(yank)、イギリス人をポミー、ポム(pommy、pon)、中国人をジョンやチンク(johnやchink)などである。” (18%)

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項目の締めくくりでは・・

” オーストラリア独特の俗語は大変多い。俗語やその表現だけについて立派な辞書が多く出版されている。

現地で長く生活しなければ、なかなか理解するのが難しい。

日本で学ぶ英語は一般的に米語、あるいはキングス・イングリッシュが主体なので、最初はオーストラリア英語を理解するのに骨が折れる。”(18%)

と、同じ英語と言えども「郷に入れば郷に従え」とばかり、英語上級者でも相応の洗礼はあるようです。

更に、単語の使い方に違いもあるとの事で、後日、引用します。


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