近田春夫さんが振り返った、その痛快なる半生:『調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝』読み始め

音楽界をはじめ多方面で才能を発揮されている近田春夫さんの『調子悪くてあたりまえ  近田春夫自伝』が、

 1 NASU-KYURI 1951-57誕生

 2 先生がんばってください 1957-63 小学校にて

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 22 調子わるくてあたりまえ  1989-2017 癌闘病

 23 世界で一番いけない男 2017- 300へ向けて

と23に及び項目立てされているうち、9  COME ON, LET’S GO  1975-77 レコードデビュー まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

サイン本入手機会を捉えて、

340p+αの厚みに及び腰になりつつ ^〜^; サイン本をget.-

手許に引き寄せてた著書。

枠に収まりきらない才能

自伝の類、たいがい幼少期の頃は退屈だったりしますが、本書は

” 当時、世の中ではIQ、つまり知能指数を測定することがブームになっていた。それに興味を持ったうちの親が、俺を連れてIQを測りにいってみたわけ。

そしたら、もう書類が残っていないから信じてもらえないかもしれないけど、その数値が169を記録してしまった。これ、天才ってことなんだよ。”(p010-011)

に、

” 先生は、『プライド教育  こんな子をあんな子にする』という著書を90年に光文社から出しているんだけど、そこには、「明夫君」という仮名で、僕がどれだけひどい児童だったかということが書いてある(笑)。”(p014-015)

といった具合、読む姿勢を前のめりにさせられるエピソードが続々 ^^

内田裕也さんとの出逢いから

既述のとおり、辿り着いたのはレコードデビューの頃合いですが、そこに至る過程には

” 出番が終わってステージの袖にはけると、誰かがツカツカと俺の方に歩み寄ってきた。それが、かまやつひろしさん。

「君のキーボード、すごくいいねえ。今度、僕は九州でツアーをやるんだけど、参加してくれない?」と言う。

俺はスパイダースのファンだったから、天にも昇る心持ちになっちゃってさ。すぐ、きっかけを作ってくれた裕也さんに報告したわけ。

さぞかし喜んでくれるかと思いきや、返ってきた答えは「てめぇ、ムッシュと俺とどっち取るんだよ、馬鹿野郎!」。

烈火のごとくという言葉はこういう時に使うんだなとしみじみ感じ入るほど怒られて、かまやつさんには「すみません。これこれこういういきさつでかまやつさんとご一緒することは一生無理だと思いますので」と電話で丁重に謝ったんだ。”(p066-p067)

とトホホな舞台裏あり、既に内田裕也さんに良かれ悪かれ?振り回される状況再三、

当初は340ページに及ぶ厚みに腰が引け気味でしたが、いざ読み始めるとエンジンかかり ^^

これからプロとしてミュージシャンの活動が本格化していく展開(など)を楽しみに読み進めたく思います。


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