スティーヴ・ルカサーが赤裸々に振り返った光と影:『スティーヴ・ルカサー自伝 福音書ーTOTOと時代の「音」を作った男たち』中間記 ①

『スティーヴ・ルカサー自伝  福音書ーTOTOと時代の「音」を作った男たち』を読み始めて

27章(+α)あるうち第10章(幼少期から「ロザーナ」がスマッシュヒットする手前)まで読み終えたので、一旦整理。

先月(2月)に出たトーク&サイン会👇の

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イベント対象書籍として入手していた一冊で、

その際「人生はいいことばかりじゃないし、無茶も散々してきたし、ダークなことも含めて正直に書いた」といった発言をスティーヴ・ルカサーがしていましたが、

その通り!赤裸々。見事、口述筆記が分かる語り口調(笑)で、

大概、自伝の類、最初の方(無名時のエピソード)はつまらなかったりしますが、

プロローグから

” 俺たちは史上最も売れたアルバム、マイケル・ジャクソンの『スリラー(Thriller)』の専属バンドのようなものだった。

実際、地元ロサンゼルスで1975年から95年に作られたレコードのほぼすべてで、俺たちの誰かはプレイしている。”(p3)

と栄光の一端が示される一方で

” ぶっちゃけて言えば、ツアーに続くツアーで体にガタが来ちまってるし、レコードが売れなくなって稼ぎがなくなったのも特にイタい。

レコードの売り上げで、俺は家族を食べさせて、離婚の慰謝料を払ったんだし、俺たちでジェフ・ボーカロの妻子に金を送ることもできたんだからな。”(p20)

と影の部分も言及されていて、スティーヴ・ルカサーのざっくばらんなキャラ(クター)が存分に伝わってきます ^^

また、

” ある日、珍しく家にいるおやじをつかまえて、おもちゃ屋へ連れていってもらう代わりに、ハリウッドのギター・センターへ行きたいとねだった。

俺にとっては、そここそがおもちゃ屋だったんだ。

・・中略・・

その日は、マジでクールなレスポール・デラックス(今はナッシュヴィルにあるミュージシャンの殿堂博物館に飾られている)を持って部屋に入り、アンペグのVT-22アンプにつないだ。

いつもどおり弾き終わって、そろそろ帰ろうとした時、おやじが言った。「お前にこいつを持ってほしいんだ ー あのギターとアンプをな」

今考えても、涙が出てくる。あれはおやじが今までにくれた最高の贈り物で、俺の人生を変えてくれた。突然、プロの機材のオーナーになったんだ。決定的な瞬間だった。

おやじはその前から新車を買いたいと言っていた。・・中略・・

それ以来、おふくろは俺に繰り返し言って聞かせた。「お父さんはあなたにあのギターをあげるために車をあきらめたのよ。だから親切にしてあげなさい。」”(p33)

と、ミュージックシーンに名を残すことになった一人の人間の生きざまに触れることのできる読み物としても興味深いつくりとなっています。

また、ロック好きとしては

” ギター・センターでの忘れられない思い出がもう一つある。その時もバックルームでギターを弾いていると、店員のひとりが入ってきて演奏を聴いていた。

弾き終えると、彼は言った。「もうひとり、君に同じようにこの部屋に来る子がいるんだ。パサデナの出身で、やっぱりすごくうまくて ー 彼に会うべきだよ」。

実際に俺たちふたりが会ったのは何年もあとのことだ。その「もうひとりの子」ってのが、エディ・ヴァン・ヘイレンだったのさ。”(p34)

と、Eddie Van Halen:エディ・ヴァン・ヘイレンにMichael Landau:マイケル・ランドウ等、

自分に馴染深いアーティストとの交流録も魅力的で、興味津々読み進められており、

1ページ 1,000字(50字x20行) 濃密な文字量

1ページ20行と濃厚な情報量で、良い意味でスピード上がりませんが ^〜^; 今後の展開が楽しみです。


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