歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリが迫った人類が辿り得るさまざまな未来:『ホモ・デウス テクノロジーとサピエンスの未来(下)』読み始め

歴史学者 Yuval Noah Harari:ユヴァル・ノア・ハラリ『ホモ・デウス  テクノロジーとサピエンスの未来(下)』を読み始めて

第2部  ホモ・サピエンスが世界に意味を与える

 第6章  現代の契約

 第7章  人間至上主義革命

第3部 ホモ・サピエンスによる制御が不能になる

 第8章  研究室の時限爆弾

 第9章  知識と意識の大いなる分離

 第10章  意識の大海

 第11章  データ教 

と収録されているうちの第2部を読み終えたので、そこまでのおさらい。

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二一世紀の乗り遅れるべからざる

世界史実からの引用が目立ち、相変わらず難しいですが(苦笑)

そんな中で、

” 二一世紀初頭の今、進歩の列車は再び駅を出ようとしている。そしてこればおそらく、ホモ・サピエンスと呼ばれる駅を離れる最後の列車となるだろう。

これに乗りそこねた人には、二度とチャンスは巡ってこない。この列車に席を確保するためには、二一世紀のテクノロジー、それもとくにバイオテクノロジーとコンピュータアルゴリズムの力を理解する必要がある。”(位置 No.1428)

との指摘に、

「第2部」結びの

“人間至上主義の夢を実現しようとすれば、新しいポスト人間至上主義のテクノロジーを解き放ち、それによって、ほかならぬその夢の基盤を損なうだろうと主張することになる。

人間至上主義に従って感情を信頼したおかげで、私たちは代償を払うことなく現代の契約の果実の恩恵にあずかることができた。”(位置 No.1504)

というユヴァル・ノア・ハラリの見解は重みを伴って伝わってきた次第。

いよいよ最終の第3部に突入し、結論なり、蓋然性の高い近未来或いは警鐘が示されるものと予想しますが、

どのような着地点が記されているのか、興味津々です。


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