人工知能が発達していく時代、人はどう共存していくべきかを学ぶ一冊:『Harvard Business Review 人工知能』読了記

Harvard(ハーバード)と名の付く書籍は難解であったりして敬遠気味であったところ・・

書店で開いてみた感じが良く、何より人工知能について理解を深めたく、購入した『Harvard Business Review 人工知能』を先週読了.-

Harvard Business Reviewの日本語版として出版された『DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー』に掲載された六本の論文に、

二本の関連論文を収録して構成された一冊で、論文のタイトルはそれぞれ

第1章 オーグメンテーション:人工知能と共存する方法

第2章 人工知能はビジネスをどう変えるか

第3章 ビジネスの仮説を高速で検証する

第4章 ディープラーニングで日本のモノづくりは復権する

第5章 アリババの戦略はアルゴリズムに従う

第6章 あなたの上司がロボットに代わったら

第7章 グーグルは組織をデータで変える

第8章 【インタビュー】機械は我々を幸福にするのか

「人工知能」とともに生きる者たちの手引き

個人の容量の問題か、後半に進んでいくに従って理解度は低下していきましたが

ハーバード本に関して抱いていた先入観は、本を読み進めているうち程なく払拭され、

内容も整理分類された記載が分かり良く、例えば

” AIと人間の棲み分け

❶  AIには意思がない

❷  AIには人間のように知覚できない

❸  AIは事例が少ないと対応できない

❹  AIは問いを生み出せない

❺  AIは枠組みのデザインができない

❻  AIにはヒラメキがない

❼  AIは常識的判断ができない

❽  AIは人を動かす力、リーダーシップがない

” (p.50-56)

という分類のもと、各項目に解説が添えられ、人工知能に対して学び始めの初心者でも読んで分かるような配慮が感じられます。

例えば、上記分類が示されている論文(人工知能はビジネスをどう変えるか)では、

” AIとデータに得意なことはAIとデータに任せ、浮いた余力をこういうヒトにしか生み出せない価値の打ち出し、

ヒトにしかできないこだわりや温かみの実現をどうやって行っていくかがビジネスの勝負どころになっていく。”(p63)

と明確明瞭な形で記され、すっきりさせてくれます。

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人工知能、はじめの一歩

分野に対する興味あろうとなかろうと、AIに、ディープラーニングにビッグデータ等々、

耳にする機会に目にすることが多く、呼称は知っているものの内容については「?」というものが、だんだんと増えてきている印象ですが、

専門的過ぎず、アカデミックではなく、なんとなく興味を持っている人たちに対して、手を差し伸べてくれる一冊(但し、初心者に限定された内容でもないと思います)であるように感じました。

 


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